2014年6月の記事一覧

授業公開(3・4年生)

 今日の3時間目に「分かる授業」を目指した3・4年生の授業公開がありました。3年生は「買えますか、買えませんか」、4年生は「式と計算のじゅんじょ(3)」の学習でした。
【導入の部分:3年生は直接指導、4年生はドリルの問題を解きます】
 
 本校は複式学級であるため、授業の中ではガイド学習という部分も出てきます。ガイド学習とは、担任の先生が他の学年に直接指導をしている時に、「今から○○をします。時間は○分です。」等と進行をしていく学習のことです。何度もその学習を取り入れている成果もあり、スムーズにガイド学習を行っていました。
 特に印象に残った場面は、子どもたちが間違えを恐れず自分の意見を堂々と発表していたところでした。それが間違いであっても、自分の考えをはっきりと述べていました。そして、なぜ自分の答えが間違っているのか、どのように考えたらよいのか納得がいくまで先生に質問をしていました。学ぼうとする意欲、ひしひしと感じましたよ。
 
【自分の考えた答えを発表し合いました】
 
 普段、授業をしている姿を見ることがあまりないですが、今回このように授業風景を見て子どもたちの真剣な姿、悩む姿、分かった時の喜ぶ姿を見ることが出来ました。一生懸命な姿はいつも以上に輝いて見えるものだなぁと感じました。

しいたけ博士の「しいたけ勉強会」

 今日の2校時に1・2年生が「しいたけ博士」である荒谷小の保護者の方をお招きして、勉強会を開催しました。しいたけ博士が教室に入って来られる時、しいたけ博士の頭にはしいたけが!!子どもたちは、とっても喜んでいました。
 
【子どもたちの視線の先には・・・】    【しいたけ博士がいらっしゃいました】
 
 そして、しいたけのこまうちをするクヌギの木の紹介から、しいたけができるまでの過程を写真を用いながら分かりやすく説明してくださいました。しいたけを置く「ほた場」では荒谷小校区の場所が写っていたり、しいたけの選別場の写真には2年生の保護者の方が働いておられる姿が写っていたりして、「あ!!お母さんじゃ!!」と驚いていました。
 他にも、宮崎県品評会の写真で、荒谷校区にお住まいの方が表彰されている写真を見せていただいたり、全国品評会で1位になったしいたけの写真を見せていただいたりしました。全国1位のしいたけはかさの部分が白くなっていて「お菓子みたーい!」、「食べたーい!」と口々に言っていました。なぜ、かさの部分が白いのか・・・。それは、しいたけが乾燥して、しいたけの肉が盛り上がっているからだそうです。高値で取引をされるようで、その額に子どもたちは目を丸くしていました。
 しいたけ博士が用意してくださった写真の中には、「諸塚ウッドジョブ」で見学をした林業の現場の写真も出てきました。子どもたちは、「あ!!これ見たことある!!」と嬉しそうに話していました。以前に学習したことが子どもたちの中でつながった瞬間でした。
 
 また、子どもたちが事前に考えていた16個の質問にも時間が許す限り答えてくださいました。例えば、「なぜしいたけの原木はくぬぎなの?」という質問には、「桜の木でも栗の木でもしいたけのこまうちをすればしいたけが生えてくるけれども、くぬぎが一番多く生えるんだよ」と答えてくださったり、「しいたけが取れる時期はなぜ春と秋なんですか?」との質問には、「品種の違いがあるよ。学校は290号という品種で、気温が18℃以下でないと生えないから春と秋にしかしいたけが取れない。290号より高い温度で生えるしいたけもあって、それは校区内でも作られているよ」と答えてくださったりしました。
 
【生のしいたけと乾燥しいたけも持ってきてださいました】
 
 荒谷小校区、そして諸塚村にはたくさんの教育資源があります。学校の先生だけではなく地域の方々も子どもたちにとっては先生です。諸塚はそういう素晴らしい場所なのだということを子どもたちには教えていきたいと思います。
 講師の先生におかれましては、お忙しい中、子どもたちのために色々と準備をしてくださり、そして指導をしてくださりありがとうございました。子どもたちは、しいたけの謎を解く糸口を見つけ、これからももっと意欲的に学習していくことと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

第3回もろつか学校給食の日

 今日は、今年度3回目のもろつか学校給食の日でした。今日のメニューは「牛乳、ごはん、じゃがいもとベーコンのにもの、ごまじゃこサラダ」でした。今日は、じゃがいもとにんじん、たまねぎ、こんにゃくが荒谷小校区の南川という地区で生産されたものでした。じゃがいもはホクホクとしてやわらかく、こんにゃくは歯ごたえがありとてもおいしかったです。
 子どもたちは、「じゃがいもとベーコンの煮物の中にベーコンが入っていません」と話していました。しかし、その他の子どもがよくよく見ると、小さく切っているベーコンを発見していました。大きいおかずには豚肉もたくさん入っていたのですが、ベーコンと豚肉を見極める鋭い眼をもつ子どもが荒谷小にはいました。
 
【サラダはゴマ油の風味がよかったです】   【ベーコンみいつけた!】

5・6年生のいない水泳学習

 今日は、5・6年生が諸塚小での水泳学習に参加しました。そのため、3校時の全校体育は1~4年生で行いました。全校児童14名のうち1~4年生は7名です。いつもの半分の人数での水泳学習でしたが、みんな元気よく学習をしました。
 今日は、バブリングという技法を学びました。これは、命を守る泳ぎ方です。「ぶくぶく ぱー」というリズムで「ぶくぶく」の時に頭を沈め、「ぱー」で水上に頭を出して息を吸います。これができれば、川などで深い所にいっても溺れません。この泳ぎ方を身に付ければ長い距離を泳げるようになるでしょう。
  
  【最初は水の中を走りました】    【バブリングの練習。ぶくぶく ぱー!!】
【今日は、教頭先生が水中に浮いているごみをきれいにしてくださいました。いつもはプールの中で泳ぎ方を教えてくださいます。】

全校宿泊学習inむかばき(2日目編)

 さて、2日目になりました。朝6時起床でしたが、子どもたちは昨日の疲れもなんのその、ばっちり目が覚めていました。
 そして、外で朝のつどいが行われました。外はとても涼しく、すがすがしい空気で気持ちの良い朝でした。そこで、国旗や県旗、校旗を掲揚し、ラジオ体操をして身体をほぐしました。
【ラジオ体操では荒谷小からは3年生児童が代表で出ました】
 
 その後、朝食です。今日もモリモリ食べる子どもたち。一体どこにそんなに入っていくのだろうかと思うくらい食べます。朝の献立は、ごはん、お味噌汁、春巻き、スクランブルエッグ、レンコンの煮物、フレンチトースト、キャベツ、のりでした。今回はフレンチトーストが人気で、おかわりをする子が続出しました。
 
  【春巻きがパリパリでした】     【汁物の配膳は先生が手伝いました】
 
【とってもおいしい朝食でした】      【今回もおかわり隊出動!!】
 
 お腹いっぱいになった子どもたちは、門川小と合同で追跡ハイキングをしました。むかばき青少年自然の家周辺にクイズが隠されていて、それを門川小と荒谷小合同チームで探してクイズに解答していくものです。昨日のキャンドルのつどいでも、少しだけゲームをしましたが、今日はそれ以上にたくさんの時間を門川小の子どもたちと過ごします。仲良くなれるかな?おしゃべりはできるかな?協力してできるかな?と心配はありましたが、楽しそうに追跡ハイキングをしていました。途中で、別の班にいる荒谷小の児童とすれ違うと「○○ちゃーん」と言って抱き合う姿がみられました。少し離れるだけで恋しくなるのでしょうね。
 
 【さあ、あと少しでゴールだよ!】
 
 追跡ハイキングが終わると、むかばき最後の食事です。朝もたくさん食べたけど、お昼にはお腹がぺっこぺこの子どもたち。今回もたーくさん食べました。昼食は、ごはん、スープ、白身魚のフライ、麻婆豆腐、野菜の和え物、千切りキャベツでした。今回はスープが人気でした。一口スープを飲んだだけで「これおかわり決定です」と話す児童もいました。
 
  【最後の食事、かみしめます】  【いつもバランスの良い食事をありがとうございました】
 
  【恒例となったおかわり風景】
 
 「ごちそうさま」をした後は、2日間おいしい食事を作ってくださった調理員の方々にお礼を言いました。朝早くから子どもたちのために調理をしてくださってありがとうございました。この食事のおかげで子どもたちは力いっぱい活動することができました。
 
【元気の源をありがとうございました】
 
 そして最後に奉仕活動をして、むかばき山をバックに記念写真撮影を行いました。
 
【むかばきはたのし~!!】
 
 最後に終わりのつどいがありました。そこで、追跡ハイキングの表彰が行われました。第1位には、ムササビのムーンのバッチがプレゼントされました。
 
【1位のチームには、荒谷小の児童2名も入っていました】
 
 そして研修生代表あいさつで、荒谷小からは6年生児童があいさつをしました。「10分前行動5分前集合ができた」や、「滝トレッキングでは転んだりしたけれど、助け合うことができた」などと感想を発表していました。「規律」「共同」「友愛」「奉仕」の4つのキーワードを考えながら過ごしたこの2日間、子どもたちにはかけがえのない2日間となったのではないでしょうか。この2日間の活動を通して、荒谷小の児童同士のつながりが強くなったように思います。今回の経験を、これからの学校生活に生かしていけるようにしていきましょうね。
 
【ここでしか学べないものがありましたね】
 
 保護者の皆さま、お忙しい中ご参加くださったり、様子を見に来てくださったりしてありがとうございました。