国登録有形文化財「旧岩瀬橋」
○国登録有形文化財「旧岩瀬橋」(きゅういわぜばし) (小林市堤字池ノ平)

 旧岩瀬橋は、明治25年に宮崎~人吉間の道路整備事業で建設されたのが始まりで、当時は切石積みの橋脚と木製の橋桁でした。その後大正14年に上部構造を当時としては最新技術として用いた「鉄骨トラス」と呼ばれる構造に建替えが行われ、昭和に入って路面が舗装され現在の状態として残っています。
 現在の岩瀬橋は旧岩瀬橋の下流に国道268号線に架かる橋として供用されていますが、今でも旧岩瀬橋は人々が主に徒歩で渡る橋として利用しているとともに、歴史的にも建築史的にも貴重な文化財としてその役割を担っています。