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2023年5月の記事一覧

結団式

 第77回体育大会は、5月20日(土)に開催します。その結団式が行われました。今年のスローガンは、「力戦奮闘~己の可能性を最大限に引き出せ~」です。体育大会実行委員長の佐藤蝶華さんが力強く披露してくれました。

 ・・・スローガン中の『力戦奮闘』には、「全校生徒で力いっぱい、勇気を奮って体育大会に臨みたい」という意味があります。そして、令和4年度生徒会スローガン「虹~一人一人が基礎を築き 輝く未来のかけ橋へ~」を達成するための集大成の学校行事であり、中学校生活で築いた一人一人の基礎を力に可能性を最大限に発揮できるような体育大会にしたいと思っています・・・。

 各団長が自己紹介をした後、団色を決めました。今回はゲームをするのではなく、ステージ上のはちまきが入った封筒をいっせいに選び、色を決めるという、単純明快な方法でした。

避難訓練(地震)

 災害時の状況に応じて、教職員及び生徒の的確な判断のもと、自らの安全を確保するための行動ができるようにする。これが今回の避難訓練の主たる目的です。本校は海抜300m弱の高台(町内では低い方かも知れません)にあるため、津波対策は必要ないと考えられますが、急傾斜地崩壊危険箇所に指定されています。したがって、今回のように地震を想定した避難訓練の場合は、崩落の危険を想定して、この場から避難することが求められます。避難場所は、町立武道館及び自然休養村管理センターが指定されていますが、今回の訓練では高千穂高校のグラウンドをお借りして訓練しました。まず、各クラスで行動3原則を説明し、避難経路を確認(本日の避難場所は高千穂高校グラウンドであること)しました。その後、教頭先生が地震発生の合図放送を入れ、生徒たちは、まず、机の下に身を隠しました。集団行動がしっかり訓練されている本校では、ふざけている生徒はいません。避難指示後、本校グラウンドへの移動は、2分55秒で完了しました。それから、高千穂高校への移動を開始しました。要した時間は、およそ、18分。最初に出発した3年生の移動完了報告が22分10秒後、2年生が22分25秒後、1年生が23分27秒後、そして全体報告が23分43秒後でした。距離にして1㎞前後ですが、移動時の安全を重視したため少々時間がかかりました。集団行動がしっかりできているため、途中の事故もなく無事に高千穂高校グラウンドに到着しました。移動経路の各場所で安全指導を行った職員からも「移動態度が良かった」という報告を受けました。グラウンドで、生徒に避難訓練の目的を尋ねたところ、3年生の興梠樂紳さんが、「生き延びること」と答えてくれました。さすが3年生です。避難訓練は、何より身の安全を確保することが最優先ですからね。そして、災害時における避難の際の心構えとして「想定外を想定する」ということを話しました。災害発生等の緊急時には、訓練どおりにいかないことが多いからこそ、その場の的確な判断がとても重要になるということです。この日の訓練では、新たな課題が見つかりましたので、今後も、避難訓練を含めた危機管理マニュアルを定期的に見直し、より安全な対応や行動ができるようにしていきます。次回は2学期に火災発生時における避難訓練を実施する予定です。

 

心肺蘇生法・熱中症講習会(教職員向け)

 生徒及び教職員の事故発生時に、迅速な判断と適切な初期対応を行うことができるよう、必要な知識や技術を身に付けるための「心肺蘇生法・熱中症講習会」を実施しました。

 西臼杵広域行政事務組合の消防本部職員の方々を講師として招聘し、詳しく指導をしていただきました。本校では、昨年度から5月に体育大会を実施しています。それまでの9月実施と比較して、平均気温は5度以上低くなりますが、人間には至適温度というものがあり、季節によって「暑い」と感じる温度は違います。からだのオーバーヒート状態と言われる熱中症が発生した場合でも、適切な初期対応が施せるよう、教職員も真剣に学びました。周囲の方々への協力の求め方、AEDの使い方、心肺蘇生法の説明と実施、優先順位の確認、119への連絡の仕方(訓練として、実際に電話をしました。)等、本番さながらの訓練でした。そして、最後に質問コーナーもありました。毎年実施していることではありますが、より技術を磨いていくためには必要な講習です。できれば事故が発生しないことが最も望ましいことですね。

対面式・部活動紹介

 4月14日(金) 対面式・部活動紹介

 恒例の行事。特に後半の部活動紹介には、毎年、普段以上に力が入っています。おそらくどの学校でも同じ傾向が見られるのではないでしょうか。本校もなかなか見応えがありました。生徒会が中心となって運営されたこの行事。1年生を迎える2、3年生の集団行動はさすがでした。

 

 

 

 

 

 

 はじめに生徒会の全体説明と専門委員会について、話がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて、部活動紹介が行われました。本校は、10団体の部活動と3団体の社会体育部があります。

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どの部活動も趣向を凝らした紹介ができました。なお、GW中に開催された県北大会で多くの部活動が活躍してくれたようです。あらためて紹介させていただきます。

入学式

 4月11日(火) 新たに89名の新入生が入学し、全校生徒241名が揃いました。いよいよ、令和5年度高千穂中学校のスタートです。

 

校長式辞

 やわらなか陽ざしと、草木の瑞々しい香りから、春の心地よさが感じられるこの良き日に、町長をはじめ、多くのご来賓の皆様のご臨席のもと、第77回高千穂町立高千穂中学校の入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。心より感謝と御礼を申し上げます。

 新入生89名のみなさん、ご入学おめでとうございます。みなさんと出会える日を、教職員及び先輩たち一同、心待ちしていました。中学校というまったく新しい環境、新しい仲間、そして感染症に関する新しい生活様式のさらなる確立等、心配や不安がたくさんあると思いますが、焦らず一歩ずつ前進してほしいと願っています。

 みなさんには、はじめに本校の教育目標を覚えていただきます。

 「心豊かで知性にあふれ、たくましく伸びる生徒の育成」です。

 自他を大切にし、主体的に学習や行動をしながら、成長し続ける生徒になってほしいと願っています。次に、めざす生徒像ですが、礼儀正しく覇気のある生徒、目標をもち、生き生きと活動する生徒、GLOCAL精神をもち地域に根差す生徒、です。

 具体的な例をあげると、1年生の頃、学習に対して消極的だったという反省を生かし、2年生では積極的に勉強するという向上心の高い生徒、「1年生の模範となる行動がとれる先輩になりたい」という高見をめざす生徒、3年生として様々な行事でみんなをまとめ、成功に導くというリーダー性の高い生徒、最後の中学総体で、みんなで県大会に行くという目標を掲げる連帯感の高い生徒、受験対策にしっかり取り組む等、中学校のゴールを見据えることができる生徒、生徒会役員として各学年の課題を把握し、その解決に向けて問題提起をし、解決に取り組む責任感をもつ生徒、地域との交流を深めるとともに国際的な視野に立って地域を見直そうとうする生徒などです。

 もう、みなさんも気付かれたと思いますが、ただ今例に挙げた生徒は、先週7日金曜日に行われた新任式や始業式で、本校の2,3年生が今年度の抱負として述べてくれた内容です。

 子供には可能性があります。その可能性を引き出すのは、先輩たちや地域、保護者の方々、そして、我々教職員です。ですから、みなさんは良かれと思ったことはどんどん実践してみてください。時には「失敗するかも知れない」という不安が出てくることがあるかも知れませんが、先生方にはその失敗を許すことができる広い心をもつよう、お願いしてありますので、安心してください。

 新入生の保護者の皆様、お子様の中学校ご入学、誠におめでとうございます。喜びもひとしおのことと存じます。新しい環境での友達関係や学習、そして感染症対策など 、心配や不安も多くあるのではないでしょうか。将来のある大切なお子様をお預かりいたします。子供たちにとって安心・安全な学校、楽しい学校、地域発展の基盤をなす学校を目指して、本校教職員一同全力を尽くして参ります。日々めまぐるしく変化する現代社会に、柔軟に対応できる生徒を育てていくための土台は、本校の先輩たちはしっかりと身に付けています。新入生のもつさらに新しい感覚を融合させ、令和5年度の高千穂スタイルの構築に向けて、どうか力をお貸しください。

 本校の生徒と初めてであったとき、こんな学校があったのかと驚きを隠せませんでした。今自分が何をすべきか、しっかり考え実践する。言われた時間に対し、時計を見て行動できる。整然と集団行動ができる。かけた褒め言葉に素直に「ありがとうございます」と言うことができる。子供たちだけでなく、高千穂中学校そのものにも無限の可能性を感じております。しかしながら、教育は学校だけでできるものではありません。学校と家庭、地域がそれぞれの役割を認識しつつ、手を取り合ってこそ、子供たちにとって実りある教育ができると思います。子供たちの成長をともに確かめ合いながら、確実に進んで参りたいと思いますので、保護者の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 結びに、本校の教育に多大なご支援をいただいておりますご来賓の皆様にあらためて感謝申し上げますとともに、今後ともこの素晴らしい子供たちのために、厳しい中にも温もりのあるお力添えを賜りますことを重ねてお願い申し上げ、式辞といたします。

令和5年4月11日 高千穂町立高千穂中学校 校長 金丸智弘

 

生徒代表歓迎の言葉

 うららかな春の光が、眩しい季節となりました。今日新たな一歩を踏み出す新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 2年前、私も慣れない制服を着て、緊張しながら高千穂中学校の門をくぐりました。今皆さんの心は期待と不安でいっぱいでしょう。

 中学校は、小学校と大きく異なる点がいくつかあります。学習面では、各教科の先生から、より詳しく、より丁寧に勉強を学ぶことができます。内容も少しずつ難しくなっていきますが、分からないことがあれば気軽に私たちに質問してきてくださいね。

 また、中学校には部活動があります。それぞれ自分の目標に向かって、日々練習に励んでいます。私は陸上部ですが、目標タイムに近づけるように練習しています。そのおかげで、大会で上位に入賞することができました。

 競技面だけでなく、目上の方に対する言葉遣いや礼儀作法など、部活動を通して学ぶこともたくさんあり、そのすべてが、将来一般社会に出た時に必要なことばかりです。ぜひ、部活動に入部して心身共に鍛えてほしいと思います。

 さて、高千穂中学校には「語先後礼」という大切に受け継がれている伝統があります。この言葉は、相手に対して先に言葉を届けてから礼をするというものです。心を込めて挨拶をするために、このようにしています。私たちもまだまだ勉強中ですが、時と場に応じた挨拶ができるよう、一緒に心掛けていきましょう。

 これから、高千穂中学校で過ごす3年間は楽しいことばかりではなく、辛いことや苦しいことがあるかも知れません。しかし、そんなときは一人で抱え込まないで、友達や先輩、先生方に何でも相談してください。そして私たちと力を合わせて、77年目の新たな歴史を一緒に築いていきましょう。

 皆さんのこれからの中学校生活が充実したものとなることを祈念して、歓迎の言葉といたします。

令和5年4月11日 生徒代表 佐藤 璃空

 

新入生代表あいさつ

 あたたかな春の訪れとともに、私たち89名の新入生は無事に高千穂中学校の入学式をむかえることができました。思い返すと、先月まで私たちはランドセルを背負い、それぞれの小学校に通っていました。今日からは、この新しい制服を着て通学することになり、高千穂中学校の一員となったことを実感しています。

 本日は素晴らしい式を開いていただき、本当にありがとうございます。これから、中学校生活が始まり、勉強や部活動など新たな環境に不安もありますが、楽しみにしていることもあります。それは、学年の人数が増えることです。小学校の時は人数が少なくて1クラスしかなかったけれど、中学校では3クラスになります。小学校ではなかったクラス替えがあるので、気の合う友だちを見つけたいです。

 また、中学校では小学校で学んだことを生かして頑張っていきたいと思います。私は、小学校で積極的に学ぶ姿勢、常に前向きに考えることを学びました。そのおかげで、苦手意識があった学習や難しくて諦めそうになった場面でも、自分の気持ちを切り替えることができるようになりました。

 中学校の学習は、教科ごとで先生方が変わり、今までよりも内容が難しくなり、期末テストなど小学校ではなかったことも増えます。5分長くなる授業時間も集中して話を聞き、家庭学習でもこれまで以上に復習をして力をつけていきたいです。

 校長先生や先生方、来賓の方々、先輩方、今日は励ましの言葉をかけていただき、本当にありがとうございました。高千穂中学校に入学できたことを誇りに思いながら、それぞれの目標や夢に向かって全力で取り組んでいきたいと思います。ご指導よろしくお願いいたします。

 私たちは、今日の感謝の気持ちを忘れずに、仲間と共に学び、励まし合いながら実りある学校生活が送れるように、精一杯努力することをここに誓います。

令和5年4月11日 新入生代表 藤野 由依