日誌

2020年1月の記事一覧

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

1月30日
実習生受けする大物を当てられず苦戦中ですが、今日も元気に操業実習です。
揚縄BGMは某ロックバンドが歌う『島国DNA』というお魚臭全開パンク。
珠玉の公式PVをYoutubeでどうぞ。

1月31日
『お刺身が食べたい!』実習生(三等機関士も含む)の声が恵比寿様に届いたの
か昨日は魚のサイズが上向きました。近々、司厨長が食育の日を実施してくれる
でしょう。3mを超えるウネリはそのままに、今日も貿易風が強く吹いています。



たった今、大きなメバチマグロ(154センチ)が釣れました!珠玉の画像をどうぞ!!


近々、マグロのお刺身ですか?! 包丁を研いで待ってます。お刺身準備OK!!

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

1月28日
昨深夜は、やっとマグロといえるサイズのメバチが2本揚がり、実習生
も喜びました。天敵のシャチ(オキゴンドウクジラ)の気配を感じつつ、
今日も波しぶきを浴びて操業実習を続けています。


1月29日
操業海域に実習船が増えています。
本船南側水域には実習船2隻、日本民間船1隻、台湾?中国籍?3隻と
混戦模様になりました。潮流早く、漁具トラブルに見舞われながらも
総員奮闘中です。


私たちは夜間操業の担当班。深夜近くになる「揚切り」までやり遂げるぞ!



夜間の操業実習風景。波しぶきを浴びながら今日もマグロを狙います。



凪の良い日でも時化の日でも、食当班(食事当番)に休みはありません。



機関室での機器整備実習風景より。今日は「燃料油清浄機」の整備実習。
この機器は燃料油(A重油)の不純物を除去する、いわば「船の腎臓」です。

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。


1月25日
4回目揚縄作業は風波強く(max16m/s)なり、実習生には波しぶきを被る
初の試練となりましたが、深夜の揚げ終わりまで落ち着いて対応していました。
本日は先行した実習船に続いて南東に適水しています。


1月26日
荒れる日付変更線を東に越して操業再開しました。
実習生幾人かは経度時の考え方に興味あるらしく、自主的に航海士から時刻
改正を学んでいます。(機関系は必須学習項目外)
東の風強く波高いままですが、今後の海況回復に期待しています。


1月27日
この時期この水域らしい風力5-6の東風で安定しました。
実習生は常時揺れっぱなしの船上生活に適応し、食当も余裕の笑顔でこなして
います。残るは漁模様です。


ギャレー(厨房)の窓をのぞくと・・・、今日はちょっと時化てない?!



東の風強く、波高いままですが操業再開! 時化の中の作業でも自分の役割
に責任を持ってできるようになりました。実習生の成長がうかがえます。



実習生は海洋観測も行います。専用の機器で水深ごとの水温や塩分濃度を
計測したり、気象観測や海の透明度も調査します。



深夜におよぶ操業実習も無事に揚げ終わりました。明日も頑張るぞ!!

2B長期乗船実習

進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

1月23日
福ノ神:髭クジラ(ミンク&イワシ)が近くを泳ぐので移動を控えて
魚影を期待しています。
出港以来、船酔いで食欲のない実習生1名も「マグロなら食べられそう」
ということなので、近々、食育お刺身DAYの予定です。
少し長引いた船酔いも、これを機に持ち直してくれることでしょう。


1月24日
メバチの魚影薄く、南下しました。付近実習船は兆しなく適水南下。
近年競合関係になった中国系鮪延縄漁船の気配なく安心な一方、魚影の
薄さが否めません。
実習生は投縄前の食当を短い時間内で協力しながら要領よくできています。
成長の跡が見られます。


まだ夜明け前ですが、漁具を仕掛ける「投縄作業」の準備が整いました。



夜が明けました。投縄作業継続中。実習生一人一人に役割があります。



揚縄作業の様子。実習生は乗組員・指導教官と共に安全に実習を行います。



大きなマグロが揚がりました!素早く計測と魚体処理を済ませて冷凍します。



操業中の投縄・揚縄作業は体力勝負。今日の食事は私たちにお任せ!!

2B長期乗船実習

進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

1月21日

準備を整え、操業実習を開始しました。投縄班実習生は往路中の起床時間を
大幅に繰り上げ、張り切って日の出前から配置に着きました(含船酔1)。
今日から2月末までの長丁場を総員力を合わせ頑張ります。


1月22日

天候海況に恵まれた初縄を昨深夜無事に揚げ終え、魚を探して大きく移動
しました。昨年の様なビンナガマグロの群れに期待しています。
実習生は事前にレクチャーを受けたとはいえ、実地作業は初めてなので投縄
作業から緊張の連続です。指導をよく聞いて頑張っています。


操業実習中でも機関当直や学習時間は継続して実施されます。



腹が減っては戦(操業実習)はできぬ。今日は大人気メニューの “カレー” です。



食事後の洗い物から片付けまでしっかりやります。(航海後は家でもやります!)

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

1月18日

波に向かってピッチングを繰り返しながら全速前進中です。
米国EEZを早く抜けるよう先を急いでいます。実習生は次第に船の生活
サイクルに慣れ落ち着いて実習中です。機関士からの評価も上々です。


1月19日

終日、風波強く日付変更線が遠く感じられます。
行程の遅れはそのままに、今日は操業前の最終打ち合わせを終えて
各種操練(非常時の訓練)を実施。夕食は恒例の甲板上BBQ親睦会です。
肉が良く焼ける様に針路反転しますので米EEZ内となりますが、米国産
なので大目にみてもらえるでしょう。


1月20日

東からのうねりは高いままですが、安定した貿易風帯に入った感があります。
昨夕、実習生待望の甲板上BBQは夕焼けの水平線を背景に盛況でした。
船酔いの二名も乗組員の手厚い指導により、栄養補給しましたので、背筋
を伸ばしてもらいたいところです。総員元気です。


まもなくはじまる操業実習(漁業実習)で使用する漁具の準備も大詰めです。



操業実習に向けてブラン(枝縄)の巻き方を何度も繰り返し練習します。



操業実習は夜中まで続きます。デッキの照明機器も実習生が取り付けます。



操練にて、イマーションスーツの着用訓練の様子。規定の時間内に着用できたかな?



非常時に使用する「信号紅炎」のデモンストレーション。これも貴重な実習です。



乗組員さんと囲む夕食会は格別です。太平洋上での焼き肉もこれまた格別です。



食べ放題に飲み放題!気分は豪華客船?! 



焼き肉食べて栄養補給。まもなくはじまる操業実習も頑張ります!

2B長期乗船実習

進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られて
きましたので紹介いたします。

1月15日
次第に強くなる向かい風と逆潮の中を東に進んでいます。
南鳥島を北に見て通過しましたが、実習生は水平線を眺める余裕なく
俯き加減です。昨夜から船体動揺強くなり、数名は船酔い再開しつつ、
今日もブラン組立作業と当直に励んでいます。

1月16日
東の風波高くなり、未明より減速しています。船酔い中の実習生には
試練が続いています。昨夜は船長講和の時間をいただきましたので、
航海全体の設計と高校生が実習航海をする意味・付加価値について
説明しました。船酔い中の者も最後まで熱心に耳を傾けていました。

1月17日
東のうねりは高いままですが、波長が延びて速力を戻せる海況に回復
しつつあります。今夜遅く米Wake島EEZに入域しますので、海洋観測
と漁具を流すブラン繰り練習を中断します。船酔い患者はゆっくり適応中、
操業準備を予定通り進めています。


大きな波も船酔いも、乗り越えながらブラン組み立て作業を頑張ります。


機関系の生徒は機関当直や機器類の点検に余念がありません。


毎食の食事当番も大切な実習です。

2B長期乗船実習


進洋丸船長より長期乗船実習の様子や、指導教官より写真が送られてきましたので紹介いたします。

1月11日
昨日、燃油補給を完了し 1550油津出港しました。
日本近海の冷たい北西風を避け、一気に南下する進路を取っています。
海況安定し気温も上昇中。実習生は船酔いと戦いながら漁具作り作業と
当直に取り組んでいます。


1月12日
凪よく波高2mのうねりを乗り越えながら船足が伸びています。
13時頃には西ノ島(絶賛噴火中)最接近の予定です。
実習生は作業の要領よく、釣り付けが順調に進んでいます。


1月13日
昨日通過した西ノ島は島全体が燃えているような大噴火状態でした。
教官から送付される写真をご覧ください。引き縄の釣果にも恵まれ、
実習生は釣りたてキハダマグロと大サワラの刺身を大食していました。


1月14日
弱い停滞前線が通過しましたが、海況は大きく崩れず平穏な航海が続いています。
ブラン組立、海洋観測と予定通りの作業を進めています。
船酔い中の実習生も確実に食欲を取り戻し、目線が上向きになってきました。


油津港での退船操練(避難訓練)の様子。


油津港ではハワイ往復分の燃料補給(A重油)もしました。


実習生は作業の要領もよく、釣り付けが順調に進んでいます。


小笠原近海の「西ノ島」は島全体が燃えているような大噴火状態でした。

2年B組 長期乗船実習出港式

本日、2年B組29名の長期乗船実習出港式が宮崎港で開かれました。
待ちに待った73日間の長期乗船実習。
厳かな雰囲気の中、実習生達は不安と期待が入り交じった表情をしています。



船長・生徒会長からの激励の言葉があり、実習生代表の前田君からは、
辛いときもクラスの皆と協力して乗り越える意気込みを語っていました。




いよいよ出港のとき。




実習生も、在校生も、見送りにきてくださった保護者も、
涙ぐむ場面が見られました。
たくさんの人たちの想いを胸に、大きく成長して宮崎に帰ってきて下さい。



海洋国家日本を背負って立つ存在として、立派に成長を遂げて帰ってくること、
学校一同待っています。
それでは、いってらっしゃい!

本日お見送りに来て下さった保護者の皆様、本当にありがとうございました。