日誌

ひと月分の新聞と格闘する授業~3年国語

6月3日(月)2時間目3年生国語の授業でひと月分(約30日)の新聞にひと班4人で全て目を通し、記事を探しました。「つくられた『物語』」といえるような記事はないか、一生懸命に探していました。この時間の前の授業まで、「つくられた『物語』を超えて」という教科書教材で「『ゴリラは凶暴で危険な動物』であると人間が都合がいいように解釈した『物語』をつくり伝えてきた」という具体例と筆者の主張を捉える学習をしていました。今回の授業は、「つくられた『物語』」は今の世の中にもあるのではないか、ということで、各班が分担してそれぞれひと月分の新聞を調べ、記事を見つけ、どのような点が「つくられた『物語』」と言えるのか、そしてそれに対する自分たちの見解を発表する、という授業の流れの中でのひとこまです。普段、あまり新聞を手にすることのない生徒も多くいます。新聞を広げながら、その情報量の多さと、さまざまな分野にわたって広がる知に対峙しながら、真剣な態度で臨んでいました。