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2022年11月の記事一覧

令和4年度 宮崎県難聴・言語障がい教育研究会第3回研修会

 令和4年10月27日(木)、宮崎県教育研修センターにて、第3回研修会が開催しました。今回は、言語聴覚士の西田先生を講師に迎えての講義が行われ、とても実りある研修会となりました。

 

①    講義  「きこえ・ことばの教室の指導について」

   初心(はじめ)のいっぽ、もういっぽ  ~心を育てる構音指導~

        講師  元埼玉県白岡市立篠津小学校教諭  言語聴覚士  西田 立郎先生

    講義では、指導者としての心の在り方や音作りの指導法について、実際の指導の映像を交えながら、とても分かりやすくお話してくださり大変勉強になりました。事前のアンケートにも、ユーモアを交え一つ一つ丁寧に答えてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。 西田先生が繰り返し仰られていたしっかりと定着するまでは「進まない勇気」、定着しないと感じたら「戻る潔さ」の合い言葉が心に残りました。何とか改善したいと気持ちが焦り、ついつい先々に進みたくなってしまいますが、一音ずつしっかり練習していくことの大切さを痛感しました。また、正しい構音を導くテクニックや舌の操作をしっかり見ることなど指導者としての技能や技術を高めることの必要性も実感しました。この講義で学んだことを生かし、今後の指導・支援に励んでいきたいと思います。

   講義の続きを動画で挙げてくださるとのこと、とても有難いです。しっかり勉強させていただきたいと思います。

 

②    発表者検討会

 ・全難言埼玉大会発表者: 明道小学校  春山 咲希子先生

 春山先生は、初任の時の迷いや悩み、Aさんとの出会いを通して学んだことについてまとめた内容を発表されました。 Aさんに対して、段階を追って丁寧に指導された内容や様子を詳しくまとめられていました。

 

 

 

 ・九難言長崎大会発表者: 小林小学校  三浦 弘子先生

 三浦先生は、子どもや保護者が安心できる支援体制づくりと関係機関との連携について発表されました。検討会では、通級教室担当と特別支援教育コーディネーターの立場での支援の在り方が話題に挙がりました。

 

 

 

 お二人の先生方、大変お疲れさまです。次回は、お二人の先生方の発表検討会が主な研修内容となります。

 

 ③    専門部会、全体会、情報交換

 最後に、各専門部で話し合い、これまでの活動や今後の動きなど必要な事項を確認しました。

 

 今回の研修では、今後に生かせる多くの学びがありました。きこえ及びことばの教室担当者として、今後の指導・支援につなげていきたいと思います。