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2018年8月の記事一覧

第42回 九州地区難聴・言語障害教育研究大会 佐賀大会

 7月31日(火)に、佐賀県武雄市文化会館にて、標記の研究大会が行われました。

 7月30日(月)に予定されていた大会1日目(開会行事、総会、代表者会等)は、台風12号接近のため中止になり、2日目のみの開催となりました。2日目については、当初は分科会のみの予定でしたが、講師の先生のご厚意により、日程を変更し、1日目に行われる予定であった記念講演も行われることになりました。
 宮崎県からは14名の参加でした。

 大会主題は、「これからの難聴・言語障害教育のあり方を考える~子どもや保護者のニーズに応える支援や連携をめざして~」でした。

 記念講演では、東京都杉並区立済美教育センター指導教授と早稲田大学教育・総合科学学術院非常勤講師を兼任されている月森久江先生より
「つまずきのある子どもたち(発達障害)への指導・支援の在り方~認知の偏りと子どもの特性について~」を演題としたお話を伺いました。
 ボーダーラインの子どもたちも含め、つまずきのある子どもたちに対する見取り方や関わり方、指導・支援方法を具体的に提示していただく中に、月森先生の温かい眼差しや熱い思いを感じるお話でした。

 分科会は、「構音」「吃音」「言語発達」「聴覚」「連携」の5つに分かれて行われました。
 そのうち、第1分科会「構音」において、本県の高鍋町立高鍋東小学校の三角由美教諭が「構音に歪み音がある児童に対して、どのように指導・支援していけばよいか~主体的に練習する中で、改善の定着を促し、日常の会話につなげる工夫を通して~」をテーマに報告しました。司会は、宮崎市立赤江小学校の吉本聖子教諭でした。助言者である佐賀整肢学園からつ医療福祉センター診療部リハビリテーション課技術監の橋本紀子先生のミニレクチャーもあり、充実した研修となりました。