日誌

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命を大切にする教育~動物愛護センター

 県教育委員会では、「命を大切にする教育」を推進しています。これを受けて本校でも、全学年において性教育を初め、「命」について考える教育に取り組んでいます。

 今回4年生は、宮崎市の動物愛護センターの方を招いて、人と動物のつながりをとおして、命について考える学習をしました。子どもたちは動物愛護センターの仕事や役割等を知ることによって、改めて「命」の大切さについて考え、自分の存在はもちろん、友だちの存在もかけがえのないものであることを学ぶことができたようです。また、身の回りにいる動物に対する見方も変わったのではないでしょうか。

 今の子どもたちはオンラインゲーム等の発達により、自分がゲームのキャラクター(登場人物)となって敵をやっつけて楽しむゲームに触れる機会があるのではないかと思います。自分が操作するキャラクターが敵にやられても、リセットボタンを押せばすぐ生き返る、つまり再び命が与えられるので、ややもすると、「命」の重さが軽いものであるかのように思ってしまう子どもがいないとも限りません。ぜひ、家庭でも、与えられた「命」は一つしかなく、子どもが保護者の皆様にとってかけがえのない存在であることを伝えていただければ幸いです。

 今回の学習をとおして、4年生の子どもたち一人一人が自分や他の人のかけがえのない「命」を大切しようとする気持ちをもち、自他の命を最後まで大切にできる大人に成長していってくれることを願っています。