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by 校長

by校「雨の日の魔法のリズム」015

雨の日

児童玄関から聞こえてくる、不思議な音楽あり。

何してますか?

校長先生、担任先生から教えてもらったのです。

傘トントン」です。

こうすると、お水が落ちて、傘立てにお水がたまらないのです。

そして。

クルクルって、傘を巻いて。

自分のお部屋に、傘を立てるのです。

なるほど、だから、人数が多くても、祝吉っ子の傘立ては綺麗なんだね。

こちらでも、傘トントン

こちらでも、傘トントン

みんなで、傘トントン

そして、傘クルクル

みんなで、傘クルクル

トントン・クルクル。クルクル・トントン。

雨の日の祝吉小に響く、とても素敵な、

傘立てが綺麗になる、

魔法のリズムなのです。

by  校長

 

 

by校「とても珍しい普通の風景」014

登校すると。

多くのボランティアの中で、一際目立つ人たちがいます。

生活委員会の挨拶運動です。

早朝から、タスキをかけて。

登校した子どもたちを「おはようございます!」と元気づけます。

登校が少なくなり、校長が、「もう終わっていいよ」と言っても。

ほぼ最後の一人まで、見守ってくれます。

だって、遠くから歩いて来てくれているから。

元気の良い声で、頑張ったね、と、お出迎えしたいんです。

 

校長が好きなのは。

その後。

一仕事終えて。

タスキを外して。

誰ともなく、友達が集め始めて。

6年生が、自然に、5年生のタスキを貰い受け。

5年生は、自然に「よろしくお願いします。」とタスキを預け。

6年生が、全員分を持って。

教室に向かいます。

 

友達のために、

自分が動いて、

手を差し伸べる。

 

そんなことを、普通に思う祝吉っ子。

 

校長の目から見ると、

それは、とても珍しい風景であり、

だから、とても素敵な子供達だと思うのです。

 

by 校長

 

 

by校「ミクロ視点で見えるもの」013

マクロ(巨視的)視点:物事を大局的に大雑把に見ること。

ミクロ(微視的):物事を細かいところまで丁寧に見ること。

マクロ的に見つめると何も見えないことが、ミクロ的に見つめるとすごい秘密が分かることが、あります。

 

ある日の運動場。

そろそろボランティアが動き始めます。

生活委員さん。

一人でも頑張り始めます。

運動場に、ポツンと、人影が。

5年生の担任先生です。

祝吉手では、5年生には、ボランティアは呼び掛けられていません

なのに。

なぜか、5年生ボランティア、草むしり。

じわじわと増えていくのです。

一人、また一人。

おはよう!と挨拶して。

黙々と、草をむしりを始めます。

登校班を引率して、学校に到着した子どもさん。

残り時間が少ないと感じると。

みんなダッシュで、仲間のところへ、駆けていきます。

みんな、みんな、駆けていくのです。

待っててね。遅れてごめんね。今行くからね。

そんなふうに、校長には見えました。

今では、5年生ボランティア、全学級から参加。

40名ほどが、毎日頑張ってくれています。

 校長が、5年生に、声をかけます。

「ありがとうね、5年生!」

すると、5年生は、元気よく。

「どういたしまして!」

と答えてくれます。

涙が出るような、素敵な反応です。

そして。

たくさん溜まった草を。

はい、集めるよ。

お疲れさん、入れて!

という回収作業のあと。

彼は、走って、草捨て場に持っていってくれるのです。

仲間と、嬉しそうに、仲間が集めた草を背負って、走り出す、

その子どもたちの後ろ姿が。

校長には、とても眩しくて。

祝吉っ子って、すごいな、と心から感心させられるのでした。

 

マクロ(巨視的)視点で見ていては、

決して見えない、

5年生の、ボランティア活動に隠された、

担任先生のある思い

 

ミクロ視点で見つめると、

こんなに素敵な

5年生の姿が見えてくるのです。

 

by 校長

by校「勇者お二人」012

なぜか、シーズン前のプールに人影が・・・。

体育主任先生が、熱く語っています。

結構キツく回さないといけません。

ふむふむ。

お二人は、実は、今年初めて生まれた、

プールボランティアのお二人なのです。

実は、プールの水入れは、深夜10時からしか開栓できません。

日中に放水すると、ご近所の水が出なくなるからです。

これまで、体育主任先生は、毎週深夜に学校に来て、開栓作業を行っていたのです。

とても負担感の強い作業だったのです。

校長、どうにか、地域の方のお助けができないものか、PTA会長に相談しました。

「誰かボランティアで開栓してくださる方はおられないでしょうか?」

すると、

会長の呼びかけに、

ご近所のこのお二人の方が、

「いいですよ。子供たちのためにやりますよ。」

と、手を挙げてくださったのです。

(°_°)

これは、祝吉小にとって、奇跡的な出来事でした。

史上初のプールボランティアの誕生です!

大きなハンドルを回す作業は、力も必要です。

豪快に放水!

開栓の説明・練習は熱く続けられました。

まさか見つかるとは思えなかった、プールボランティア。

祝吉という地区の皆様の、子どもを大切に思う、お志の高さを実感しています。

祝吉小の歴史を塗り替えた、プールボランティアの勇者お二人。

どうぞ、

祝吉っ子の笑顔のために、

よろしくお願いします!

了解です!

頼もしいお二人の後ろ姿に、校長は、涙が浮かびました。

 

さて。

深夜10時。水入れ開始の連絡が入りました。

そして。

翌日。

早朝6:00。

なんてことでしょう!

まるで、測って止めたかのような。

見事な、水量。

プールの上限、ぴったしに溜まっていました。

そして、その3時間後。

プールに1年ぶりに歓声が上がりました。

祝吉っ子は、みんな、プールが大好き!

冷たいお水で、プール開き。

この子どもたちの幸せの全ては。

この

お二人の勇者!

プールボランティアのお陰

なのです。

 

祝吉地区には、

皆さんが唱える、

大切な言葉があります。

それは、

「地域の子どもは、地域で育てる」

という言葉なのです。

 

祝吉地区。ありがたや。ありがたや。

٩( 'ω' )و

 

by 校長

by校「祝吉小の二刀流プレーヤー」011

祝吉小の給食準備の時間

400名を超える給食当番が、訪れるコンテナ室前。

ここも、「ザ無言の場

 

徹底して決められた見事な動線

徹底された、右一静歩

重たい物を持っても、黙礼

この約束事の中、400人超えの当番、整然と動きます。

この当番の動線は、長い歴史の中で構築されたものです。

部分的に子供が偏っても、綺麗に、滑らかに、はけていくよう、考慮されています。

しかし。

最近、この動きを仕切るのは、給食委員会のメンバーであることに気づきました。

毎日、準備時間終了後には、担当先生から、「今日もありがとう。君たちのおかげで、準備が滑らかに進みました。」と、慰労の言葉掛けがあります。

なんとも誇らし気な、給食委員会です。

彼らは、教えてくれます。

無言指導実現のためには、

無言指導が必要であることを。

これらの指示を声を出して言う子供はいません

だから、みな、静かに動けるのです。

だから。

帽子から髪がはみ出す子供さんもいないのです。

 

さて。

さらに、校長は、あることに気づきました。

これだけ溜まった、入り口前。

しかし、これ以上の渋滞は発生しません

自然に流れます。

???(°_°)???

実は、この入り口には、門番当番さんがいます。

門番さんは、無言で、入場の指示を出します。

コンテナ室のはけ具合を確認し。

頷くとともに、ポンプスイッチを押し、消毒薬を噴出

それが合図で、一気に、給食当番は前え進みます。

その流れが、素晴らしいのです。

左右に子供さんがいたら、

両方から噴射。

左のみだったら、左のみ、噴射。

その速さたるや、まさしく、新幹線のよう。

基(もとい)。

大谷翔平さんの、打球速度のよう!

そう。

この門番さん、こそ。

祝吉小の、二刀流プレーヤー!

♪( ´θ`)ノノ

 

だったのです。

by 校長