出来事

出来事

子どもたちの体験不足

7月2日・火曜日
  現在小林市では、児童生徒の学力向上に取り組んでいます。そのために、ICTを導入し、各教室等にエアコンを設置しました。より学習しやすい環境が整いました。小林市の子どもたちは本当に恵まれています。これほど手を掛けなければならないのは、子どもたちの「生活体験不足」という1つの実態があると思います。刃物を扱ったり、生き物を捕まえたり、森や川で遊んだり等の体験が十分ではありません。森や川に行ったらいけません、刃物は危ない、木に登ってはいけません等できないことが多いし、思い切り遊べる広場がありません。夏場外で遊ばないので暑さに耐えることができません。このような体験不足をICTやエアコン等で補っているといえます。子どもたちは、夏場は涼しい環境で、冬場は暖かい環境で、ICTを使い分かりやすい授業を受けています。ご家庭で、自然の中で遊ぶ体験や日常の生活体験等夏休みに工夫してみてはどうでしょう。海や山でのキャンプとかいいですね。

学力を向上させるには!

7月3日・水曜日
  本日は、先生方による指導案検討会(7月17日の研究授業のための)があります。学校では、先生方の授業力向上を図るために全員研究授業を行うことになっています。授業力を高め、児童の学力向上を図ることが目的です。学力を向上させるために必要なことの1つに家庭学習の習慣化があります。高校(進学校)では1日5時間勉強しなさいといわれていました。高校で5時間ですから中学校(3年生)では3時間ぐらいはできていないと高校で5時間はできないでしょう。中学校で3時間ですから、小学校高学年では2時間ぐらいはできないと中学校3時間はできないでしょう。小学校高学年で家で2時間勉強しているでしょうか。2時間もつでしょうか。ここが、ポイントです。ここで頑張る子は、中学3年生時に進みたい高校に行ける可能性が高まります。頑張れない子は、進学先が限られてきます。家庭学習の時間が将来を左右すると言えます。親としての役目は、家庭学習高校5時間か中学3時間を目標に小学校高学年2時間の勉強を習慣化することです。褒めて、習慣化させることです。叱ってとか罰を与えてとかいう方法では、2時間勉強しても身につきません。一辺には無理ですから、3月までに2時間できることをめざして、あせらず、褒めながら頑張らせてください。必ずできます。

学力テスト結果から

7月4日・木曜日
  5月にNRT標準学力テストをしました。その個人結果については、夏休みの個別面談で説明があると思います。全体に言えることは、「読む」力や「考える」力が十分ではないということです。「読む」力については、まず「文章を読む」力をつけなければいけません。平仮名、片仮名、漢字、熟語など知識を身に付け、文章をすらすらと読み、書いてあることを理解する力を高める必要があります。「考える」力は、まず「自分の考えをもつ」ことです。問題や課題に対して、もっている経験知や学んだ知識をつかって、自分の考えや意見をもつことが大切です。「人が言ったから」とか「みんなが言ったから」では、「考える」力は高まりません。家庭でできることとして、「読む力」をつけるには「読書」、「考える力」をつけるには「自分の考えや意見をもたせる機会や場を作る」や「自分の考えに基づいて行動させる」があります。そして、常に「何のために」しているのか、振り返させることも大事です。

参観日

7月5日・金曜日
  今日は参観日です。午後1時10分から参観授業、午後2時から学校保健委員会「救急蘇生法」(消防署)、午後3時10分から学級懇談会です。夏休みまで、後9日(実質の登校日)となりました。「終わりよければ全てよし」という諺があります。4月からこれまでいろいろなことがあったことでしょう。そのいろいろなこと一つ一つが学びであり、成長だったことでしょう。人として「頭脳明晰」や「運動番能」、「人格者」等でありたいと思いますが、全てそろえること、そろっている人はそうはいません。これらに到達するには、努力や才能、幸運等諸条件がそろわないと叶わないことでしょうが、挑戦することは誰にでもできます。「挑戦し続ける」ことは「生きる力」でもあります。「挑戦する」ということは、「目標、目的」を達成しようとすることです。あと少しで夏休み!夏休みに何か挑戦できるものを見つけてほしいです。挑戦し達成する喜びを体験してほしいと思います。

やっと天気になりました

7月8日・月曜日
やっと天気になったかと思えば、とても暑くなりました。7日には熱中症と思われる症状で全国で約100名近くの人々が病院に運ばれたそうです。バレーの応援や野球の応援、マラソン等スポーツに関する方が多かったようです。50代の方が無くなっていました。スポーツは、30分に1回の割合で休息をとった方がいいそうです。暑かったせいでしょうか。6日(土曜日)に、紙屋小学校のプールに侵入し、遊んだ子どもがいたようです。地域の人の報告が教育委員会にありました。午前11時半ごろ通りかかった地域の人が「小学校のプールで遊んでいる数名の子どもを見かけた」という内容のものでした。関係職員が緊急に駆けつけましたが、誰もいませんでした。小学校のプールには柵があり外からは容易に入れないようしてあります。その柵を乗り越え、不法に侵入し遊んでことは、犯罪に当たります。目の前の快楽に善悪の判断ができなかったのでしょうか。罪の意識はなかったのでしょうか。「魔がさした」では許されない行為です。7日は関係職員が午前中監視しましたが、誰も来ませんでした。今後警察とも連携し、再発防止に尽力していきます。

みやざき学力学習状況調査の結果

7月10日・水曜日
宮崎日日新聞に「みやざき学力学習状況調査(小学5年生、中学2年生実施)の結果が、3教育事務所の比較で掲載されていました。小林市は「南部教育事務所」管轄です。南部教育事務所は、5年生では、国語、算数、社会、理科全てにおいて最下位でした。中学2年生では、理科が1位、国語、数学、社会、英語は2位でした。小中とも県平均を下回りました。現時点の「学力」は即、先の「進学」「進路」に関わることで、将来を展望する1つの判断基準になります。「入試」や「選抜」、「選考」等は、1つの「競争」です。「競争」に勝つか負けるかで、人生は変わります。大人になって「子どもの時、もっと勉強しておけばよかった。」と思ったことのある人はいると思います。特に義務教育の小学生・中学生は、勉強することが仕事です。基礎・基本を身につけなければいけません。そうしないと、先が伸びません。今回の結果を踏まえ、学力向上に一層の努力を注ぎたいと思います。子どもの将来のために!

家庭教育学級「栄養講座」

7月11日・木曜日
昨日、小中合同家庭教育学級学習講座「栄養講座」がありました。野尻学校給食センター栄養士「峰村  萌子」先生に講話をいただきました。演題は「子どもの食生活」でした。朝ごはんの重要性、基本的な生活習慣の定着等参考になりました。特に「手ばかり」という方法による1日に必要な食物の測り方は勉強になりました。峰村先生、ご講話ありがとうございました。8名の保護者の皆様に参加いただきました。ありがとうございました。

栄養講座

猛暑

7月12日・金曜日
猛暑が続いています。昨日群馬県では、39度台が出ました。宮崎県でも35度を超えています。環境省が出している「熱中症対策マニュアル(2011年改訂版)」では、35度を超える場合は、外での活動は危険であり、活動しないよう提示しています。また、30度を超える中での活動では、「30分に1回」の割合で、休憩をとり、水分を補給するよう勧めています。熱中症で亡くなっている方が出ています。特に乳幼児、高齢者の方は体力や抵抗力等が十分ではありません。十分に気をつける必要があります。学校では、「水筒持参」を勧めています。登下校や体育等で使用します。直射日光を避け、水分をこまめに取り、この暑い夏を元気で乗り切りましょう。

夏休み前4日

7月16日・火曜日
  いよいよ夏休みまで4日となりました。1学期前半のまとめや整理、夏休みの準備等しっかり整える4日間です。特に学習のまとめ(復習)と夏休みの計画はとても大切です。楽しく、充実した夏休みにしましょう。
  さて、明日(7/17・水)は小中合同家庭教育学級「研修視察」です。参加される皆様、よろしくお願いします。

家庭教育学級小中合同研修視察

UMK

7月17日・水曜日
本日、家庭教育学級小中合同研修視察がありました。まず、UMKテレビ宮崎を訪問しました。南出アナウンサーがニュースのスタジオでいろいろ説明くださいました。その他のスタジオやモニター、照明等のある部屋等見学しました。次に、宮崎気象台を見学しました。各測量機器やテレビ会議の様子を見ることができました。昼食は、宮崎観光ホテルの「一木一草」でした。健康的でおいしい料理を堪能しました。最後に宮崎セントラルシネマに行きました。チケットカウンターやファストフードカウンターの説明を聞き、映画館のバックヤードを見学しました。個人で経営されていらっしゃるということで、盛況だということでした。よく整備された、立派な映画館でした。今回14名の保護者の方に参加いただきました。ありがとうございました。

気象台

わくわく農園

7月18日・木曜日
  3年生が育てている「わくわく農園」の作物が、実りの時期を迎えています。しかし、実を「猿」が食べて、一部台無しになってしいました。わずかに残った野菜で、今日調理して食べます。「猿」も実る時期を知っているのですね。野菜作りの苦労を1つ学びました。

わくわく農園

いよいよ明日から夏休み

7月19日・金曜日
  明日から夏休みです。きまりを守って、安全に楽しい夏休みにしてください。登校日は、8月7日です。授業開始は、8月26日です。夏休みの宿題や自由研究は計画的に進めましょう。夏休み終わりに近づいてから慌てないようにしましょう。健康で、充実した夏休みにするために「規則正しい生活」をしましょう。そして、日頃できない活動を計画するといいですね。この夏休みに大きく成長してほしいと思います。本日、9月1日の奉仕作業の文書を配付しました。保護者の皆様のご協力をお願いします。学校配信メールの登録もお願いします。

参議院選挙

7月22日・月曜日
  昨日、参議院選挙がありました。自民党が大勝しました。「ねじれ国会」が解消されました。憲法改正やTPP、消費税問題、経済政策(アベノミクス)など改革がスムーズに、迅速に推進されることでしょう。この政治の動きにより、学校教育はどのように変わるのでしょうか。学校の教員採用では、一定の研修期間を設ける制度の導入、学力向上では土曜日の授業等検討委員会から指針が出されています。現状では、経済格差による教育格差があります。発達障害のある児童生徒が増えています。DVやネグレクトの保護者がいます。精神的に病気になる教職員が増えています。様々な問題や課題があります。政府には、児童生徒がよりよく成長し、教職員が元気で働くことができ、家庭・社会が豊かで安心して暮らせる世の中を実現してほしいと願います。今後、政府の政策に注視していかなければいけません。

小体連水泳大会

7月23日・火曜日
  今日は、小体連水泳大会が小林市総合運動公園内プールで行われます。全員ではありませんが、5,6年生の中から選ばれた選手が参加します。スイミングに通っている子どもたちにはなかなか勝てませんが、自己ベストを目指して頑張ってほしいと思います。また、他の学校の子どもたちと友だちになれるといいです。頑張れ紙屋っ子!

コンプライアンス

7月24日・水曜日
  昨日、「コンプライアンス」推進について、職員研修を行いました。今年度は、教職員の不祥事が昨年度に比べ、激減しているという報告がありました。職員一人一人が、自覚し、コンプライアンスに努めている証といえます。さて、研修では、コンプライアンス推進委員会についてやコンプライアンス推進について協議しました。特に交通事故・違反については、8月がコンプライアンス強化月間ということもあり、「追い越さない」を実践事項に決めました。より具体的な実践を徹底することで、コンプライアンス全体をレベルアップすることがねらいです。当たり前のことを当たり前にする愚直な取組が、最も大切なことだと思います。その前提としては、①健康な体、②健康な精神、③向上心、④温かい家族、⑤信頼できる仲間等をもつことです。行動は、形として必ず結果に表れます。決まったら、決めたらすぐ行動です。今後の結果・成長が楽しみです。

夏休みの学校

7月25日・木曜日
  子どもたちは夏休み真っ最中です。先生たちは何をしているのだろうと疑問に思う子どももいることでしょう。先生たちは、①研修、②話合い、③授業の準備、④学校整備、⑤出張、⑥保護者との面談等いつもはできないことを夏休みの間に済ませます。時間が足りないくらいです。今日は①研修「財務マネジメントについて」、②研修「学力向上対策」、③「個別面談」、④初任者研修があります。明日は①研修「OJT研修」、②研修「通知表について」、③個別面談があります。1学期後半及び2学期前半に向けて、万全を期します。

学力向上対策

7月26日・金曜日
  昨日、「学力向上対策」について研修会を開きました。2年生と5年生で実施している知能検査を基に、学力テストとの相関を調べ、個に応じた指導の在り方を究明しました。人には、右脳と左脳があり、物事を理解するのにそのどちらか又は両方を使っているそうです。右脳を使う人は具体物や図などで、左脳を使う人は文字や言論などで理解するのが得意なのだそうです。どちらでもという人もいます。知能検査では、児童がどちらを使って理解しているかを診断することができます。したがって、授業において「言葉を使うか」「具体物を使うか」を判断する時、児童の特性によって使い分けすることができるのです。全体指導の時は、両方で指導しますが、個別指導の時はより有効な指導方法を採ることができます。高学年になるにつれて言葉で理解できるようになりますが、言葉をあまり知らない低学年では右脳なのか、左脳なのかがとても重要になります。また、発達障害等のある児童にとっても重要なことです。「理解できるようにする」ためには、低学年という学習のスタート時がとても大切で、つまずきがないようにすることが肝要です。ですので、特に低学年の指導について個に応じた指導方法を確立していかなければと研究しています。児童がよりよく、楽しく理解できる授業を構築していきます。

限界を超える

7月29日・月曜日
  成長するためには、自分の「限界」を超える必要があります。そのためには、まず「限界」を知る必要があります。「限界」を知ったときに採る行動は2つあります。1つはそれを越えようとする、2つは諦める、です。限界に来た時に悔しいと思えば、次につながります。悔しく思わなければ、そこで終わります。悔しさの度合いで成長の度合いが決まります。悔しければ悔しいほど克服するための努力をします。工夫をします。「挫折に強い」というのはまさにこのことです。成功体験だけでは、挫折に対する強さを身につけることはできんません。自分を克服した時に味わう達成感は、何物にも代えられません。小さい時からこのような経験を積むことが重要です。夏休み、このような経験を積んでほしいと思います。

人権教育研修

7月30日・火曜日
  昨日、校内人権教育研修会を行いました。小林市の上町教育集会所で中武先生(秀峰高校)に「教育集会所から見えてくるもの」を演題として講話いただきました。昨年度に続き2回目になります。特に「開放運動と教育集会所」、「同和教育と人権教育」について再認識することができ、とても有意義な研修となりました。私たちは人として、確固たる人権意識と鋭い人権感覚をもつことが重要です。差別やいじめのない社会になればと思います。

心配な水不足!

7月31日・水曜日
  まとまった雨が降らず、川の水量が減っています。既に農業用水は不足の様を呈しています。雨がほしいところです。雨や水についての学習は、4年生から始まります。水が水蒸気になることや雲になって雨がふること、川をつくり海に出て、また雲になり雨となって降ること等学習します。今は、水を買って飲む時代になりました。自然の水の味を知っている児童生徒は少ないかもしれません。そういう意味で、「湧水」豊富な小林市の子どもたちは、自然水にふれる機会や場があり恵まれています。そこに住む貴重な生物(ホタル等)にふれることもできます。美しい自然にふれることで、美しい心が育ちます。こんな質問があります。「人は、花を見て『きれい』と思う。なぜ『きれい』と思うのだろうか」。答えは「『きれい』と思う人は、そう思う『心がきれい』だから」です。美しい心をもった日本人を育てていきたいです。