PTA活動

活動の様子

第2回家庭教育学級

 7月17日(水)の夜に、第2回家庭教育学級を行いました。

 今回は、ファイナンシャルプランナーなど様々な資格をお持ちである黒木様を講師に迎え、「キッズマネー教室」を1時間15分ほど開催していただきました。そのため、参加された家庭教育学級生のほとんどがお子さんと一緒でした。

 内容は、大きく分けて2つでした。1つ目は「みんなでマネークイズ大会」、2つ目は「おこづかい帳を書いてみよう」でした。

1 みんなでマネークイズ

 子どもたちがお金に興味をもつような問題が10問出題されました。例えば、A「昔、貝殻やお米や塩などは、今のお金のような働きをしていたでしょうか。」、B「今の1000円札は、外国でもそのまま使えるでしょうか。」、C「5円玉にはどんな模様が描かれているでしょうか。」等です。

 Aについては〇でした。Bについては×で、それぞれの国ごとに独自のお金が発行されているということでした。そして、外国の透けるようなお札やきらきら光るお札を見せていただき、「きれいだね。」「つるつるしているね。」と感動しました。Cについては、農業を表す稲、水産業を表す海、工業を表す歯車、林業を表す植物の芽が描かれていて、「みんなが、仲良く暮らせますように。みんなが、楽しくお仕事ができますように。」という願いが込められているということでした。

 子どもたちは、用意された〇×の札を上げたり、ホワイトボードに書いて提示したり、とても楽しそうでした。正解のときには、ガッツポーズも見られました。

 2 おこづかい帳を書いてみよう

 子どもたちは、保護者や大人からおこづかいやお年玉をもらうことがあると思います。そのお金を3つに分けて管理しよう、ということでした。「貯めるお金(貯金)」「人のために使うお金(ありがとうのお金:例えば、祖父母の誕生日プレゼントを買うお金)」「自分で使うお金(使えるお金)」の3種類でした。

 次に、「自分で使うお金(使えるお金)」で、おもちゃのお金でお菓子を買う疑似体験をしました。疑似体験といっても、お菓子は本物でしたので、子どもたちはウキウキでした。そして、1回買うごとにおこづかい帳に、買った品目と代金、使えるお金が今どれだけになってしまったか等を記入していきました。

3 まとめ

 最後に、まとめのお話がありました。

 親子で顔を合わせて、「どうかな?」と笑みを浮かべたり、「お父さん(お母さん)に感謝しているかな?」と我が子に尋ねたりする、微笑ましい場面が見られました。また、1000円札は軽いけど、1円玉を1000枚集めた重さを体感してもらい、お金の価値を重さで感じることもしました。

 ⑴ おこづかいの種類は《保護者向け》

  ① 定額タイプ

   週単位や月単位など一定の期間に、一定の金額を渡すもの。

   お金の管理を学ぶことができる!

  ② 報酬タイプ

   お手伝いなどの働きに応じて、おこづかいの金額が決まるもの。

   お金は、仕事の対価だということがわかる!

  ③ ミックスタイプ

   定額制と報酬制を合わせたもの

 ⑵ 小学生のおこづかいルールの注意点3つ《保護者向け》

   ルールを決めたら、口出しや手助けはせず、見守るのが鉄則です!

  ① 使い道や使う頻度に口出ししない。

    子ども自身で考えてお金を使う経験をさせることが、経済的自立への第一歩である。

  ② お手伝いは強制しない。

    「面倒くさいけど、お怒られるからやらなければならない。」等、お金の教育につながらない。

  ③ おこづかいが不足した時に、お金や物を与えない。

    「お金は、なくなってもまたもらえるから、貯める必要はない。」という誤った価値観をもたせない。 

 ⑶ おこづかいについて意識していること《保護者向け》

  ① 一度渡したおこづかいには口を出さない。

  ② キャッシュレスの場合、現金と交換するところを子どもに見せる。

  ③ 1円足りなくても、手助けしない(出してやらない)。

 ⑷ 3つの大切なこと《お子さん向け》

  ① お金は、お仕事をしてもらえる。

    お金を稼ぐのは大変!一生懸命にお仕事をしてもらえるもの。

  ② 見えないお金にも限りはある。

    目に見えるものだけがお金ではない。電子マネーや賞品券も大事なお金!

    1円足りなくても買い物はできません。

  ③ お金を使うときは考えるようになろう。

    本当にずっと使う??、今すぐ買う必要がある??

    みんなの大切なお金。使うときは、本当にほしいものかを考えて使おう。

 ⑸ 覚えて帰ってほしいこと《お子さん向け》

   みんなは誰からお金をもらってる?

   お家の人に、「ありがとう!!」の気持ちを伝えることもとても大事!

   お金は「ありがとう」と交換するもの。毎日の生活の中で、「ありがとう」

  ちゃんと言える子になって、お金を大切に使える子になってください!

 

 黒木様の語り口調や資料(プレゼン)に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。また、子どもたちには買い物疑似体験で購入したお菓子のお土産まであって、すてきな時間でした。黒木様、ご指導くださりありがとうございました。