学校の様子

学校の様子

スクールコンサート響座公演

 今日の2~3校時に響座の方々が学校にお越しくださり、公演をしてくださいました。太鼓の演奏に始まり、太鼓の紹介、そして太鼓を叩く体験もさせていただきました。
 太鼓の演奏では、軽やかなリズムだけれども重厚感のある音が体育館中に響き渡りました。学校から少し離れた所にいても、その太鼓の音はしっかりと聞こえていましたので、間近で聞いている子どもたちには大迫力の演奏だったと思います。子どもたちは、汗をポタポタ落としながら力いっぱい太鼓を叩く響座の方々の姿から目を離すことができないような状態でした。
 太鼓の紹介では、神社(お宮さん)で使う太鼓だから「宮だいこ」、おけのような形をしているから「おけだいこ」等、太鼓の名称の由来も教えてくださいました。一番大きな太鼓は、樹齢400年のケヤキをくり抜いて作っている太鼓で「大だいこ」というそうです。直径60㎝以上ある太鼓は全て大だいこというそうです。そして、今回持って来てくださった大だいこは、なんと直径1m以上あるとのことでした。とっても大きくて、存在感のある太鼓でした。
【外国では豚の皮や羊の皮を使って太鼓を作る国もあるそうです。日本はの牛の皮のようです。】
 
 その後、太鼓を叩く体験をさせていただきました。6年生3名と5年生1名、職員2名が、その貴重な体験をしました。太鼓を叩く時は腰を落として叩くこと、きびきびと動くこと、大きな声を出すこと等を教えていただき、汗びっしょりになるくらい叩かせていただきました。
【6年生3名、一生懸命叩きます】    【運のよい5年生、太鼓を叩けるなんて嬉しいな】
 
【男性職員枠1名の狭き門、立候補しました】【女性職員1名枠、ラッキーでした】
 
【見ている児童は掛け声をかけて盛り上げてくれました】
 
 それから、響座の方々が再び演奏をしてくださいました。響座の方々の熱・気迫のこもった演奏は圧巻でした。きっと、子どもたちも胸に残る何かがあったのではないでしょうか。
【演奏しているお姿、感動しました】
 
 また、響座の方々は太鼓の演奏だけでなく、響座の方々の思いを語る時間も作ってくださっていました。どのような思いで演奏しているのか、この太鼓の演奏を通して子どもたちに伝えたいことを分かりやすくていねいにお話をしてくださいました。その中で「今は夢を叶えるための準備をする時なんだよ」と話してくださいました。子どもたちの可能性は無限にあります。その可能性を子どもたちの夢につなげるためにも、学校でも精一杯子どもたちのために取り組んでいきたいと考えています。
 
 
   【お礼のことば:5年生女子】   【心が動くような体験でした。ありがとうございました】
 
 
 最後に、後片付けをされている響座の方々とお話をする機会がありました。そこで「荒谷小の子どもたちのあいさつはいいですね~。うちの子たちにも教えてやりたい」と、とても誉めてくださっていました。「あいさつ日本一」を掲げている荒谷小学校。こんなふうに誉めていただけると、とても嬉しいです。あいさつは人として大切なものですし、コミュニケーションを図るための第一歩でもあります。これからも、あいさつを通して荒谷小の子どもたちのよさ・素晴らしさを伝えていけるといいなと思います。
 

「ぐっ ぽん す~」

 本校は、7月1日から水泳特別練習(通称:特練)を行っています。今日はあいにくの雷雨により、体育館での特練となりました。
 今日は、平泳ぎの足の練習をしました。まず、かかとをつけてつま先を上げて歩く練習をしました。この足の形が平泳ぎの時の足になります。すねに力が入っている状態です。「かかとが痛ーい!」と言いながら歩く児童もいました。この足で体育館に書かれている線の上を歩き、友達とぶつかったらじゃんけんをし、じゃんけんに勝ったら10秒休めるというゲームをして足の形を身体にしみ込ませました。
   【かかとを上げるんだよ~】               【こうかな?】
 次に、ステージを使って蹴る練習をしました。先生の力に負けないくらいの力を出して蹴りました。
     【この蹴りが重要ですよ】
 
 それから、平泳ぎの足の一連の流れを練習しました。先ほどのつま先を上げてすねに力が入る状態で足を曲げ、真っすぐ伸ばします。そしてつま先を伸ばすという動きです。
  【片方の足だけでも練習してみました】
 
 その後、立って足の動きを確認しました。「ぐっ ぽん す~」とリズムに合わせて練習をしました。「ぐっ」はすねに力を入れて足を身体に引き付ける動き、「ぽん」は蹴る動き、「す~」はつま先を伸ばして足を揃える動きです。このリズムに合わせて練習をすると、不思議なことにみんなの動きが揃い、きれいな平泳ぎの足の形になってきました。
 そして最後にうつぶせになって平泳ぎの足を最終確認しました。コツをつかんだ子どもたち、美しい足の形でした。
 
【正しい動きを覚えるには、ていねいな練習が必要です】
 
 終わりに、振り返りをしました。6年生の児童が「『ぐっ ぽん す~』と言いながら練習をするという基本的なことが大切なんだということが分かりました」と話していました。これからも続く特練、一つひとつの動きを確実に自分のものにしていきましょう。
 
【振り返り、とても大切なことです】

大雨により体育館でのクラブ活動

 今日の6校時、クラブ活動で水球をする予定でした。しかし、残念ながら朝から降り続く雨が強くなり、ドーンと大きな雷も聞こえた荒谷小。やむなく体育館でクラブ活動を行いました。今日は、バドミントンと卓球です。2つのグループに分かれて行いました。
 
【クラブ活動は3年生以上が対象です】 【こうやって握るんだよと教えてあげています】
 
  【握り方一つでも難しいなぁ】            【壁打ちで猛練習】
 
 卓球は普段することがないためか、要領を得るまでが難しかったようです。でも、サーブを打つ時に「サー!!」と言いながら打ったり、最後までボールを追いかけたりして一生懸命でした。
 一方、バドミントンをしている子どもたちの様子を見てみると、スイングが上手だったりシャトルを拾うために飛び込んだりしていて、こちらもまた熱気を帯びていました。
     【負けないぞ~!!】               【それ!!】
 
     【いい汗をかきました】

3・4年生研究授業

 7月2日(水)にの5校時に3・4年生の国語の研究授業がありました。国語の複式指導の研究授業は今年度初めてで、今回は宮崎大学の先生方や研修センターの先生もお越しくださいました。いつもとは違う雰囲気に子どもたちは少し緊張気味でした。緊張をほぐすために、3・4年生の担任の先生が休み時間にミニゲームをしていました。すると、あっという間に子どもたちの表情が柔らかくなりました。
 今日は、3年生は「心にのこったことを書こう」、4年生は「わたしの考えたこと」という単元でした。4年生はガイド学習をしながら進め、3年生は個人で考えたことを先生と話し合いながら、答えを導いていっていました。
【先生のヒントをもとに考えます】【先生が3年生を指導している間、それぞれ発表しました】
 
 この授業で子どもたちの成長の様子がうかがえましたし、複式指導の課題も浮き彫りになりました。これから、より効果的な複式指導ができるように職員も努力をしていきます。子どもたちのがんばりに100点!!
 
  【まとめは必ず先生が抑えます】    【一人でも充実した授業が作り上げられました】
 
 放課後、宮大の先生方や研修センターの先生もご参加くださり事後研を行いました。学校の中にいる私たちからは考え出すことができない、斬新なご意見やとても参考になるご意見を多数いただき、これからの研究に生かしていけそうです。宮大の先生方、研修センターの先生、そして授業をしてくださった3・4年生の担任の先生、子どもたち、学びの機会を与えてくださりありがとうございました。
 
       【今回のアドバイスを授業に生かしていけるよう頑張ります】
 
 
 

校長先生の「諸塚ウッドジョブ」

 今日校長先生が、5・6年生の総合的な学習の時間(3~4校時)で「諸塚ウッドジョブ」の授業をしてくださいました。本校では、総合的な学習の時間で諸塚の林業についての学習を行っています。1・2年生はしいたけについて、3・4年生と5・6年生は林業についての学習です。これまで森林組合や地元の林業の会社の方々にご協力いただき、講話いただいたり、実際の仕事現場を見学させてもらったりしました。
 そして今回は新聞等を資料に、「諸塚の林業を発展させるには」ということを考えました。新聞資料によると、宮崎県のスギ丸太生産量は、23年連続日本一だそうです。(2013年156万4千m)この記事を読んで、宮崎県は林業が栄えている所だということを子どもたちは知りました。また木材の自給率が30%、この数字をどう捉えるか。10年前は何と自給率18%だったそうです。それから比べると自給率はグンとアップしています。また、林業に携わっている人も1980年には15万人いたそうですが、2010年には約5万人になっているそうです。ところが、その5万人は横ばいだそうで、林業に携わる若い方もでてきているようです。「そんな林業の世界は明るい」と子どもたちは自覚し、「木材を使う時代」となっている今、どのような使い道があるのかを考えました。
            【校長先生の特別授業、貴重な時間です】
 
 「諸塚の林業を発展させるには」という問いに、始めは「商品開発」、「家の形(デザイン)の工夫」、「生活と林業とのつながり(文化)を発展させる」等の意見がでました。みんなで意見を出し合った後、2次思考をさせ意見を出させました。すると今度は具体的になり、「木のにおいや香りを利用したリラックスした居間を作る」、「電化製品に木材を用いる」、「今まで木で作られていなかったものを木で作ってみる」、「地球温暖化防止を書いた絵本を作成して、保育所や小学校に配る」という面白い意見が出てきました。
 
【円になって、色々な意見を出し合いました】
 
 今回「諸塚の林業を発展させるには」というテーマでの学習でしたが、今回の学習が林業に限らず、日本をそして自分を豊かにしていくことにつながるということを校長先生が話してくださいました。林業の素晴らしさを通して諸塚の素晴らしさを実感し、諸塚を誇りに思う子どもたちに育って欲しいと思います。
 
   【林業、そして諸塚の未来は明るい】