学校の様子

学校の様子

荒谷の味覚

 今日の4時間目、家庭科室で3・4年生が何かをしていました。家庭科室の前を通ると「誰か来た!」と言って、何をしているか見られたくない様子です。給食の時間「家庭科室で何をしてたの?」と聞きたい気持ちを抑え、午後職員室にいると3・4年生がおにぎりを持ってやってきました。「登下校中に拾った栗で栗ごはんを作りました!」と嬉しそうに話していました。3・4年生で20個以上の栗を拾ったそうです。きれいな黄色い栗がところどころに見えるおにぎり、全校児童分あるようです。
 秋の味覚、荒谷の味覚をいただきますね。ありがとうございました。


【栗ごはん いただきまーす】

宮崎大学の先生と大学生が荒谷小に!

 昨日、1年生の国語の研究授業が行われました。その研究授業やその後の研修に参加してくださるため、宮崎大学の先生と大学生3名が荒谷小にお越しくださいました。
 4時間目は、3・4年生の複式指導を参観されました。大学生の方々は複式指導を初めて参観するとのことでした。人数の多い学校とは違う雰囲気や指導法を見ていただいたと思います。


【大学生のみなさんも熱心に参観されていました】

 給食は子どもたちと一緒に食べてくださいました。「大学の先生って教科で違うんですか?」との質問に「例えば国語だったら、国語の先生だけでも4人くらいはいらっしゃるよ」と話してくださったり、子ども同士で「どこの大学に行きたい?」と話したりしていました。大学というまだ見ぬ世界に憧れを抱いているようでした。

 そして5校時、研究授業が始まりました。「サラダでげんき」という物語文の学習でした。めあては「ありが でてきたときのようすを よみとろう」でした。一つ一つの言葉にこだわり、言葉の意味を確認しながら、場面の様子を読み取っていました。例えば、「こそこそ」という言葉の意味を捉える時には、一度ろうかに出て「こそこそ」教室に入ってくるよう指示がありました。2名の1年生はにっこりトーク(話合い活動)をしながら、実際にそろりそろりと歩いて「こそこそ」を表現するために、何度も何度も静かに歩いていました。その他にも「ずらり」や「ちょっぴり」の意味を押さえ、どのような読み方をすればよいかを考えました。2人の息の合ったにっこりトークに思わず顔がほころびました。


【はじめは緊張していた1年生】  【「こそこそ」ってどんな歩き方?】


【砂糖を使ってちょっぴりを表現】 【言葉の意味を理解した後の音読は工夫がいっぱい!】
 
 1学期の国語の授業の時と比べると、大きく成長していた1年生。その姿から、私たちが学ぶことがたくさんありました。1年生よくがんばりましたね。ありがとうございました。


【大学の先生の貴重なご意見をいただき、また大学生の積極的な発言も勉強になりました】

今日は学校評議員さんも参観日

 今日は参観日でした。3校時に参観授業、4校時に懇談が行われました。いつもと違うのは、今日は学校評議員さんがお越しくださっていることです。3時間目の参観授業には、保護者の皆様と一緒に各クラスの授業の様子を見ていただきました。


【10時前からお越しいただき、校長先生や教頭先生のお話を聞いていただきました】


       【2年生はにっこりトーク(話合い活動)をしているところです。】


               【3・4年生 いつもやるき満々です】


               【5・6年生 学び方を心得ています】

 おうちの方々が来られるだけでも緊張すると思いますが、今日はそれよりもたくさんの方々に学習している様子を見ていただきました。いつものように、熱心に学習に取り組んでいましたね。

 そして、給食の時間になりました。今日は給食を評議員の皆様と一緒に食べました。評議員さんは、「パンは週に何回あると?」、「席替えは月に何回あると?」等と子どもたちに話しかけてくださっていました。また、授業を見て「複式やと、片方の授業をしていても、もう片方がどんなことを話しているか聞いとかんといかんよね。こっちで授業をしているのに、向こうで話し合っていたことをちゃんと聞いてたからすごいなぁと思ったよ」と感想も話してくださいました。また、「子どもたちがやる気があるのが分かる!」とお褒めの言葉もいただきました。


               【色々な話ができてよかったですね】

 学校評議員さんは朝早くから、保護者の皆様も午前中、学校にお越しくださりありがとうございました。日頃から子どもたちは、勉強に運動に遊びに全力投球です。いつも生き生きとした表情で学校生活を送っています。これも、皆様のお力添えの賜物だと思っております。これからも学校評議員さんや地域の方々、保護者の皆様には色々とご協力をお願いするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

ようこそ荒谷小へ(M2学習)

 10月8日(木)~10月9日(金)は、第4回M2学習(集合学習)です。低学年は七ツ山小、高学年は諸塚小、そして中学年は荒谷小に集合します。
 3・4年生は荒谷小で諸塚小や七ツ山小の友達を迎えることを楽しみにしていました。昨日の8時過ぎに、諸塚小・七ツ山小の子どもたちを乗せたバスが到着すると大きな声で「おはようございまーす」とあいさつをしていました。


    【待ってました~!!】

 昨日は、2~3時間目にミニ運動会を行いました。教頭先生から「運動会で身に付けた力が発揮されるのはこのような時です」とお話がありました。運動会当日は何度も何度も練習をしてきた成果を発表するため、どのような動きをすればよいか分かっているでしょう。しかし、場所が変わり、周りの友達が変わった時に、自分がどのような行動をとればよいかは、子どもたち一人一人が考えなければなりません。その時に運動会で培った力を生かせばよいとのお話でした。
 団長は、赤団・白団ともに諸塚小の子どもでした。その団長の指示のもと、応援も元気にしていました。荒谷小の子どもたちも、周りの子どもたちの動きを真似ながら、一生懸命応援します。他の学校の応援を知り、次年度の運動会の参考になるいい機会だと思いました。


 【団長をした子どもたちは、運動会でリーダーを経験した子どもたちのようです】

 それから、徒競走や台風の目、綱引きに全員リレーなどを行いました。綱引きの綱はやっと子どもたちが入りきる長さでした。どちらも全く譲らない勝負に、見学にきていた保育所生たちも一生懸命応援していました。


【台風の目 大逆転の末、白団が勝ちました】【徒競走:荒小の運動会では使わなかった3コースも使いました】

 秋晴れの下、無事にミニ運動会は終わりました。競技の部は赤団の優勝、応援の部は白団が優勝しました。最後に、赤団の団長からふりかえりの言葉がありました。「今日初めてみんなでミニ運動会をしたのに、動きが揃っていてびっくりしました」と話していました。それが、はじめに教頭先生が話されていた、運動会に至るまでの練習や運動会を経験した子どもたちについた力なのだと思いました。子どもたちに、あきらめない心や協調性が育ち、体力もついてきていると感じたミニ運動会でした。

 本日もM2学習が行われています。いろいろな刺激を受けられる貴重な時間がもう少し続きます。

稲刈り

 今日の2~3校時は稲刈りが行われました。5・6年生が5月に田植えを行い、その稲が実り稲を刈る丁度よい時期になったのです。
 田んぼを貸してくださっている地域の方は、「今がちょうど稲刈りにいい頃です。ここの稲は育ちがよくて100点満点中70点です。農業に100点はありません。それくらい奥が深いものです」とお話しくださいました。子どもたちはそれぞれ目標を決めていて、「鎌を安全に使う」、「(田んぼを貸してくださった)○○さんに感謝の気持ちをもって稲を刈る」、「昨年はお米が田んぼに落ちていたので、今年は1粒も落とさないように落ちている一本一本の稲を拾う」等の発表をしていました。「安全」と「感謝」、「大切に扱う」という目標をもって、稲刈りのスタートです。
 「鎌は30度くらいに傾けて使うとよ~」、「刃物は引いて使うとよ」等と地域の方からアドバイスをいただき、まずは田んぼの端の方の稲を刈りました。それを聞くと、子どもたちの刈り方もスピードアップしました。その後、稲刈り機を使って稲を刈っていきます。この機械を使って稲を刈ると、お米が一定の量になるとヒモで括りつけ、ポンッと出てきます。


        【切れ味のいい鎌とそうでない鎌があるようです】

 稲刈り機で刈っている間、多くの子どもたちはそれを見ているだけになっていたので、地域の方が手で刈る部分を残してくださいました。おかげで稲刈り機を押す子どもと、手で刈る子どもに分かれたり、稲をあぜに置く子どもや、落ちている稲を拾う子どももいたりして、同じ時間に様々な活動をすることができました。特に6年生は、稲運びを率先してしていましたし、稲を1本も残さないように、地面に目を光らせていました。


        【カーブの時には少し力を入れるそうです】


  【小学校最後の稲刈りです】        【荒谷小での初稲刈りです】


【落ちている稲をていねいに拾いました】

 予定より早く終わり、子どもたちは稲刈りのふりかえりをしました。その中で、「鎌を下から上に向けて切ると切りやすかった」、「誰かが稲刈り機を使っている時は、稲を運んだり、拾ったりしている人がいてそれぞれ自分にできることができていた」との発表がありました。

 最後に地域の方からは、「この電柵は先生たちにも手伝ってもらってつけました。みんなに感謝して、次はもちつきをしてください」とお話がありました。
 
 地域の方は、田植えの後から今まで、そして稲刈りの後も田んぼの管理をしてくださいます。また、昨日は学校から田んぼまでの道の草を刈ってくださったり、田んぼのあぜの草も刈ってくださったりしていました。今日の朝も草を刈ってくださっていたそうです。子どもたちは、とても幸せな環境で稲刈りができていると思います。たくさんの方々への感謝の気持ちをもって、今度はもちつき大会に力を注いでもらいたいです。

 今日の下校指導では、校長先生から「1粒もお米が落ちていなかったことに、みなさんのやる気を感じました」とお誉めの言葉をいただきました。米という字はその字が表す通り、88の手間がかかると言われているそうです。その中で子どもたちが携わったものは2つだけです。残り86は地域の方が担ってくれていたことを忘れないようにとお話がありました。

 地域の方、今日は朝早くから子どもたちのために準備をしてくださりありがとうございました。けがもなく無事に稲刈りを終えることができて本当によかったです。子どもたちは、今度はいもほりを楽しみにしています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


   【立派なお米をありがとうございました】


 

表現集会

 今日の朝の時間は表現集会が行われました。今日は3・4年生の発表でした。3・4年生は運動会の作文を書いていて、それぞれ「運動会の宝物」、「ゴールテープ」、「つらいときこそ忍」という題名をつけていました。
 それぞれの子どもたちの作文を聞いて、運動会で一番がんばりたいところ(目標)を決めていて、自分の思い描いた自分になれるように一所懸命努力していたことが分かりました。また、「空につきささるように」とか「雲がパッと晴れたように」等の表現が作文を聞いている私たちの想像を膨らませてくれました。

【運動会を通して、諦めない心や練習を続ける大切さを学んだようです】


【「つらいときこそ忍」これからも胸に置きたい言葉ですね】

 作文を聞いていた子どもたちは感想を発表しました。主に高学年が発表しましたが、高学年の発表の内容は「○○がぐっときました。○○さんが言っていた『一生懸命』とはどのようなことですか?」などと、感想の発表だけでなく質問も入っていました。それに答える3・4年生ですが、うまく答えられない時は「例えば○○のようなことです」などと、質問された人が答えやすいように5・6年生が付け加えました。3・4年生が質問に答えると5・6年生は「つまり○○さんは~ということですね」と3・4年生の答えを自分なりに解釈して伝えていました。

 荒谷小ではにっこりトーク(話合い活動)を充実させるために、日々子どもたちも職員も修行中です。今回の表現集会で3・4年生担任の先生のアドバイスを聞きながら、3・4年生が答えたり、5・6年生が質問の内容を分かりやすくしたりして、言葉のやりとりが続いていきました。そうすることで、一つの言葉の裏側にあったものが見えてきて、よりその児童が言いたいことが伝わってきたように思います。授業中だけでなく、1日の学校生活を通してにっこりトークをすることで、自然と子どもたちの中にそのスキルが身につき、話し合うことの楽しさも味わえることにつながることを感じました。


【質問された人が答えやすい表現を考えました】

 最後に、1・2年生担任の先生が講評を話されました。3・4年生の表現方法がとても素晴らしいということを誉めてくださいました。5・6年生もこのような表現方法で作文を書くそうです。1・2年生もたくさん勉強して、3・4年生のような表現ができるようにがんばるそうです。


【とっても充実した表現集会でしたね】

できたー!

 今日の1時間目から4時間目まで、とんとんとんとん金づちを打って、はてなひよこの基地や船を作っていた子どもたち。講師である3年生児童のおじいちゃんのご指導のおかげで、無事に出来上がりました。
 3・4年生教室に行ってみると、できあがった基地や船を使ってかくれんぼをしていました。「これは、はてなひよこの枕です」と見せてくれた枕は、ビニール袋の中に木のくずが入ったものでした。はてなひよこの大きさに合わせて、小さな枕でした。はてなひよこに関するグッズがたくさん出来上がっている3・4年生教室はテーマパークのようになっています。

         【学習したもので囲まれた教室になっていますね】


【船の先はちゃんととがっていました】

 講師の先生には、子どもたちと一緒に給食も食べていただきました。隣に座った子どもはとっても嬉しそうでした。
 今回の授業で、講師の先生をはじめ、朝早くから材料を準備してくださった保護者の方、ありがとうございました。おかげ様で、子どもたちの意欲は高まり、よい学びの時間になったと思います。本当にありがとうございました。


【給食も一緒に食べてくださいました。ありがとうございました】

とんとんとんとん

 今日は3・4年生の図工の学習にスペシャルゲストが来てくださいました。それは、ウッジョブでもお世話になっている3年生児童のおじいちゃんです。今回は、はてなひよこ(3・4年生のウッジョブから生まれたひよこ)の船や基地を作るそうです。そのために、4年生の保護者の方がたくさんの木材を準備してくださいました。とってもきれいな板で、「家ができそうなきれいな木材です」と校長先生もおっしゃっていました。


              【様々な大きさの板がたーくさん】


【先生とギコギコ、奥では船の形を考える4年生】【尺目で測ると測りやすい!!】


【金づちが指に当たるけど、慎重にとんとん】【船の先をとがらせて、海賊船にしたい】

 「のこぎりはまっすぐ引くとよ」と教えてもらったり、とんとんとんとんと金づちの音が響くと「お!調子がでてきたな!!」と言葉をかけてもらったりして、はてなひよこの船や基地が少しずつ少しずつ形になっていました。
 さて、どんなものが出来上がるのでしょうか。完成が楽しみです。

ウッジョブ諸塚 中間報告会

 今日の1~2校時、5・6年生はウッジョブ諸塚(わくわく学習)を行いました。今日は、これまで考えてきた企画をプレゼンする時間です。めあては「計画(企画)をプレゼンを通して再構築しよう」です。自分の企画のアピールをして、それを聞いている子どもたちや先生方から質問や意見をもらいます。担任の先生は「自分がウッジョブの会社の社員として企画をプレゼンしてください」とお話がありました。

 子どもたちの多くが林業に携わる方々の人材確保というテーマですが、その切り口は様々です。ツアーを企画したり、パンフレットを作成したり、手軽に見られるものを考えていたり、CMを発信したりするという内容です。また、木のよさを発信する、木材がつなぐ人と人とのつながりを提案するという企画もありました。どれも子どもたちの思いの詰まったものばかりです。プレゼンをした後は、たくさんの質問もでました。具体的に考えなければならないところや、計画を練り直さなければならないところなど、発表者と対話をしながら一つ一つの計画を考えていくことで、次にするべきことが見えてきました。
 また、子どもたちは単に質問をするだけでなく、質問に答えた発表者の発表について自分なりに「つまり~ですね?」と聞き直していました。そして、発表者が考えている内容に対して、自分たちの経験から「○○のような方法はどうですか?」、「今日○○をしたので、方法は分かります」等、建設的な意見を述べていました。とても質の高い話合いでした。


     【場数をこなしている子どもたちは発表も堂々たるものでした】


【担当の先生方からも助言をいただきました】

 計画を綿密に作り方向性を示すことが、問題解決学習をする際の拠りどころになると思います。今は産みの苦しみがあるかもしれませんが、考え抜いて自分たちにできる林業への貢献・発信を見つけて欲しいと思います。

10月の全校朝会

 今日の朝の時間は10月の全校朝会が行われました。今日の校長先生のお話は「自然について考えよう」でした。秋になり、彼岸花が咲いたり、山々が少しずつ紅葉してきたりしています。これまでに撮った自然の写真を見せてくださり、四季のうつろいを感じました。
 また、宮沢賢治の「序」を読んで聞かせてくださいました。童話作家である宮沢賢治は自然や風景を心で感じ、それを物語の中で表しています。その一つである「いちょうの実」を読んでくださいました。そして、子どもたちにも手や肌、目、におい、息などで感じて想像して欲しいとお話がありました。学校にもいちょうがあります。いちょうの実やいちょうの木、物語と実際のいちょうが重なって、普段は何気なく見る学校のいちょうも違って見えきそうです。


          【秋は自然の変化を目にしやすい季節です】

 その後、生徒指導主事の先生から10月の目標についてお話がありました。10月は「物を大切にしよう」という目標です。特に記名と用具の後始末に重点をおきます。用具の後始末では6年生がぞうきんのかけ方について教えてくれました。ぞうきんの角を合わせてかける方法と、角を合わせずにかける方法のどちらがよいかを尋ねました。もちろん子どもたちは、ぞうきんの角を合わせてかける方法がいいと理解しています。
 角をそろえてかけると見た目もいいし、かけたところから落ちにくくなります。生徒指導主事の先生からは、「見た目の中には心が入ります。心は形です」とお話がありました。心を整えば、一つ一つの行動もていねいになると思います。運動会が終わって、静かな日常が戻って来ています。物を大切にする心をもって、1日1日をていねいに過ごしましょうね。


     【ぞうきんのかけ方一つをとっても、その人の心が表れますね】