学校の様子

公開授業(3・4年生)

 今日の1校時にいじめ対策方針行動計画に基づく公開授業が行われました。今回は、3・4年生の算数の授業です。3年生はひき算の筆算、4年生は垂直・平行と四角形を学習しました。3年生のめあては「ひかれる数の十の位が0でくり下げられない時の筆算の仕方を考えよう」、4年生は「直線の交わり方を調べよう」というめあてを設定していました。

 3年生は302-165の答えを筆算を用いて考えます。その時に手がかりとなるものは数え棒です。各自で考え、2人の解答はそれぞれ違う数字が出てきました。その時に担任の先生は、「間違いはざくざく出てきて欲しいんです。間違いは宝です」と話していました。それを聞いて子どもたちはにっこりしていました。


【数え棒を使って問題に挑戦中】

 4年生は1人ですが、集中力が途切れることなく熱心に学習に取り組んでいました。垂直という新しい言葉を学習し、その性質を学びました。1人でも、色々な発想が出てきてとても面白いなぁと思いました。3年生のまとめの時には、一緒に声を合わせて答えを言っていたり、ふりかえりの時にもしっかりと3年生の発言を聞いていたりして、前学年の復習もできている4年生でした。
 3年生も4年生の学習のふりかえりを聞いて、来年度の学習内容が少し分かりましたね。


【線と線がどのように交わっているかなぁ】

 3・4年生は、とても元気ではつらつと授業に臨んでいます。あっという間の1時間でした。楽しい授業をありがとうございました。

お誕生日給食そして歯みがき指導

 荒谷小には5月にお誕生日を迎える子どもも職員もいません。6月に入り約1ヶ月ぶりのお誕生日給食です。今日は5・6年生の担任の先生のお誕生日です。ほたきゅうの子どもが、声高らかに「かんぱーい!」と言うと、みんなで一斉に牛乳かんぱいをしに5・6年生担任の先生のところまでいきました。


【今日は食パン・コーンスープ・さつまいもとたらのオーロラソース和え、牛乳、りんご&マーガリンジャムでした】

 お誕生日給食の日は、いつもにも増してランチルームの中が明るくなり、楽しい給食になります。今日も食パンにジャムをはさんで「あ!これあまーい」と言っていたり、「ぼくはね、いちごとりんごとチョコレートとブルーベリーのジャムを食べたことあるよ」と話したりして笑顔いっぱい給食を食べていました。

 6月は給食調理員の先生と事務の先生のお誕生日がありますので、あと2回お誕生日給食が計画されています。普段は一緒に食べられない先生方との給食、楽しみにしていてくださいね。


 【お誕生日おめでとうございます】

 その後、ほたきゅうによる歯みがき指導が行われました。今日は前歯の裏側のみがき方を指導しました。「BGMは何にする?」と相談すると「昨日みたいに静かな曲じゃない方がいいです」と話していました。そこで、今日は明るい曲を選曲して元気にみがきました。
 前歯の裏側は歯ブラシのつま先とかかとを使って歯に沿ってかき出すようにみがきます。これを指導し、その後子どもたちの歯みがきがきちんとできているかをチェックしていきました。


【まずは一通りみがいて、その後前歯の裏側を念入りにみがきました】

 来週もほたきゅうによる歯みがき指導は続きます。

念入り 歯みがき

 6月4日はむし歯予防デーです。そして6月4日~6月10日は歯と口の健康週間です。この期間に合わせて、本校の保体給食委員会(ほたきゅう)が歯みがき指導を行います。今回は重点的にみがく場所を曜日ごとに決めて、担当の子どもが指導を行います。今日は前歯のみがき方です。


【歯みがきの時間の半分はいつも通りみがきます】

 いつもは音楽をかけずに歯みがきをするのですが、今回は子どもたちが選んだ曲を日替わりでかけてリズムよくみがこうと話し合いました。今日は「ロミオとジュリエット」という曲でした。子どもたちが想像していた曲と違い、しっとりとした曲だったので「あれれ?」という表情の子どもやニコニコしながらみがく子どももいました。

 前歯は歯ブラシをくるくる回しながら2~3本ずつみがくことや、歯並びは個人差がありでこぼこしている場合もあるため、歯ブラシの向きを変えながら歯に合わせてみがくことを指導しました。「みんなのみがき方はどうかな?」とほたきゅうの子どもがひとりひとりチェックしていました。


【6年生はいつもていねいにみがいています。みんなのお手本です】


  【歯のみがき方チェック!】

 ほたきゅうの歯みがき指導は明日からも続きます。この機会に正しい歯みがきの仕方を習得して、毎日ていねいな歯みがきができるようにしましょう。歯みがきの時に流れる音楽も楽しみにしていてください。

梅雨の時期の過ごし方

 昨日は朝の時間に6月の全校朝会が行われました。まず、校長先生からのお話がありました。
 梅雨の時期は雨が多く外で遊ぶことができません。そこでこんな時こそ読書をしようと話をされました。昨年度から子どもたちにプレゼントをしている校長先生お手製のしおりも、今年度新たに新調してくださり、新しいしおりをプレゼントされました。そこには子どもたちの写真と「なせば成る なさねばならぬ何事も」と記されています。職員も年度当初、このしおりをいただいています。


【荒谷小全員がこのしおりを持っています】

 今回校長先生は「星の王子さま」という本の内容を、子どもたちに分かりやすく伝えてくださいました。その本の中に出てくる「大切なものは目にみえない」という言葉。「目に見えないものってなんだろうね?」と問いかけられました。子どもたちはじっと考え、「幸せ」や「仲良し」等意見がでました。子どもたちにまだまだある「目に見えないもの」を自分で考えるよう促されてお話が終わりました。先日、図書委員会の児童が、「5月は1年生の子が一番本を読んでいました」と発表していました。梅雨の時期ならではの楽しみを見つけ、読書にも励んでほしいです。

 次に養護教諭の先生から6月の月目標についてお話がありました。6月は「歯を大切にしよう」です。荒谷小では5月25日に歯科検診が行われました。その結果の詳細を子どもたちそれぞれに見せて、自分はどの歯がむし歯になりやすいかを確認させました。また、毎日口の中をチェックすることで、歯の変化を見つけることができるため、チェックを欠かさずしましょうとお話がありました。


【むし歯がなくても、歯垢がついていると指摘されている場合もあります】

 今年度の歯と口の健康週間(6月4日~6月10日)の標語は「おくりたい 未来の自分に きれいな歯」です。今の時期に歯みがきを習慣づけたり、歯や口への興味関心を高めたりすることで、子どもたちが大人になった時に健康な歯を保てることにつながると思います。子どもたちの歯の健康を保持増進するためにも、保護者の皆さまにもご協力いただけると有難いです。よろしくお願いいたします。

晴天のもと プールそうじ

  荒谷小は6月9日(火)がプール開きです。そこで、今日の2~3校時にプールそうじを行いました。13名の子どもたちはプールの床の泥をブラシでゴシゴシみがきました。太陽の光が降り注ぎ、気温も高くなりそうでしたので15分ごとに水分補給をしてプールをきれいにしていきました。

 プールサイドや更衣室前の通路にはたくさんの落ち葉が落ちていたり、溝には泥が溜まっていたりして、それらのそうじも大変でしたが、子どもたちが役割分担をしてテキパキと行動していたため、子どもたちが行うそうじは早めに終わり、その他の箇所まですることができました。


          【みんなで力を合わせてがんばろう】


 【泥を落とすには力がいります】

 しかし、コンクリート部分のぬるぬるした所はデッキブラシでいくらみがいても取ることができませんでした。本日のプールそうじで取れなかった汚れは、明日の奉仕作業で保護者の方々のお力をお借りすることになります。お忙しい中申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。


   【プールそうじ前】             【プールそうじ後】

命を救う 救急法講習会

 参観日、最後の時間は救急法講習会でした。昨日は日本赤十字社宮崎県支部の方が、わざわざ宮崎市からお越しくださいました。
 今回は、保護者の方9名と職員6名が参加して講習を受けました。まずは心肺蘇生の方法を教えていただきました。意識を確認する時の声の大きさは、始めは小さく、その後やや大きく、最後は大きな声にするという3段階だということや、胸骨圧迫は手のつけ根(手掌基部:しゅしょうきぶ)で少なくとも5㎝圧迫することなどていねいにご指導くださいました。実際に演習で胸骨圧迫をしてみると、心臓の位置が分かりにくかったり、身体が斜めを向いて圧迫しているため、しっかりと胸骨圧迫ができなかったりしました。


【肩を叩きながら意識の確認をします】

 その後、AEDの使い方も教えていただきました。ショックを与えるボタンを押す時には、周りを見ながら、傷病者に周りの人が近寄らないように手で制止しながら押すなど、傷病者も救い、周りの人の安全も確保することの大切さを学びました。

 時間をかけて演習まで行う救急法講習会は1年に1度です。毎年参加することで忘れていたことを思い出したり、新たな情報を知ることができたりする貴重な機会になると思います。次回は約30分という短い時間ですが、8月に行われるPTAバレーボール大会で救急法講習会を計画しています。地域の皆さまにもぜひご参加いただき、急な対応が必要な時の対処法を知り、命を救う手助けを身に付けていきたいものですね。


【のどに物が詰まった時の対処法もご指導いただきました】

おいしいな、給食試食会

 昨日の参観日では、保護者の方の給食試食会も実施されました。これは毎年行っているもので、普段の子どもたちの給食の様子を知ってもらったり、一緒に給食を食べていただき会話を楽しんでもらったりしています。
 今回も11名の保護者の皆さまがご参加くださいました。昨日の給食は「むぎごはん、牛乳、高野豆腐の卵とじ、和風サラダ」でした。「お父さんの小さいころは牛乳はビンやったとよ」とか「土曜日に出る三角の形のみかんジュースが嬉しかったがね」等、給食にまつわる話もたくさんしてくださっていました。
 野菜たっぷり、栄養たっぷりの給食に会話も弾み楽しい給食試食会になりました。


   【赤ちゃんも来てくれました】   【ALTの先生も一緒で一層賑やかでした】

警察署の方々と情報モラルの学習

 昨日の参観日に、日向警察署生活安全課少年係の方々にお越しいただき、情報モラルについて授業をしていただきました。全校児童と保護者の方々を対象に行ったこの授業は、「携帯電話の使い方を知ろう」というめあてを立てて進められました。
 まず、「携帯電話は何をするもの?」と警察の方が子どもたちに尋ねると「音楽を聞くもの」、「ゲームをするもの」、「動画をみるもの」、「メールをするもの」と意見が出ました。そして最後に「電話をするもの」という意見が出ました。携帯電話本来の電話という機能よりは、その他の機能で携帯電話を利用している子どもが多いようでした。


【私たちが思っていたより頻繁に携帯電話に触れているようです】

 スマートフォンの使い方では、メール等ですぐに返事が返ってこない時には「無視した」と思うのではなく用事があるのかなぁと相手の都合も考えることをご指導くださいました。これからインターネット上で顔の知らない人と知りあっても、その人とは会わない・信用しないということもご指導くださいました。

 また、ゲームについてもお話がありました。ゲームソフトの箱の裏面には年齢制限を示すマークがあることに触れられました。初めて見るマークだなぁと思っていると、多くの子どもたちはそのマークのことを知っていました。小さい頃からゲームをしていると、自分の世界とゲームの世界の境目が分からなくなることもあるそうです。そのため、年齢に合ったゲームを選ぶことが必要だとご指導くださいました。

 その後、おうちの方と子どもたちでにっこりトークを行い、家庭でのきまりを作りました。


【ゲームの時間やスマートフォンの使い方を話し合いました】

 おうちの方々と話し合った結果、「スマホを使う時は親がいる場所で使う」、「ゲームは1日30までにする」、「アプリを開く時は両親に相談する」等の約束事が発表されました。正しい知識をもって、上手にスマートフォンやゲームと付き合っていきましょう。

ハテナのひよこが生まれた!



 4月からわくわく学習が始まり、以前わくわくのたまごを作っていた3・4年生。このわくわくのたまごはわくわく学習(ウッジョブ諸塚)をがんばる人しか作れないものであり、林業のことを考えながら作成したそうです。そして、このたまごをうむ→あたためる(学習する)→ひびが入る→?をもったひよこが生まれる→?のひよこを育てる→何かが生まれるという過程をイメージしているようです。

 そのわくわくのたまご、とうとうひびが入り生まれました。「ひよこが生まれましたー!!」と嬉しそうに来た3・4年生。その日の1時間目に講師の先生からハテナの答えをたくさんもらい、自分たちの中でもっと学習したいこと(課題)が見つかったのです。


【「教頭先生!ひよこが生まれました-!」と職員室にも見せに来てくれました】

 校長先生や給食室の調理員の先生、そして授業をしている他の学年には邪魔にならないようにひよこを見せながらそーっとろうかを歩いて披露したそうです。このハテナのひよこには名前もついていて、自分たちの名前を1文字とって命名していました。子どもたちのわくわくが手に取るように分かり、楽しんで学習をしているんだなぁと嬉しくなりました。これらからの3・4年生のウッジョブにも期待が膨らみます。

 【ハテナのひよこの中身】

 ○ 木材について(種類や使われ方)
 ○ 林業のやりがいについて(選んだわけ・続けるわけ)
 ○ 安全について(安全ベルト・スパイク)

3・4年生のハテナを解決!

 今日の1校時に、森林体験学習(植林・挿し穂)でお世話になった講師の先生が荒谷小に来てくださいました。今日は3・4年生の林業に関するハテナに答えてくださるそうです。3・4年生が準備していたハテナは大きく2つのカテゴリーに分かれていました。それは①苗の植え方について②仕事のことについてです。

 1つ目の苗の植え方についてでは、「畑に2万本挿し穂するのに何日かかるんですか?」というハテナが出されました。


【質問は見える化で伝わりやすくしました】

 この「畑に2万本植える」とは、前回講師の方が学校に来てくださって話をしてくださった内容のひとつです。この挿し穂は2人体制で行い、1日1000本植えるそうです。2万本植えるためには2人で20日かかるとのことでした。その他にも、「林をする時に足で押さえてすぐ引っ張るのはなぜ?」や「挿し穂した苗は5月の暑さになぜ弱い?」などの質問が出されました。


【実際にスギの苗を持ってきてくださり、分かりやすく説明してくださいました】

 次に2つ目の仕事についての質問が出ました。子どもたちは、自分の質問の順番が今か今かと首を長くして待っており、自分の質問を講師の先生に聞ける順番になると目を輝かせて聞いていました。まずは「植林は雨の日でもするんですか?私の予想は雨の日はしないと思います。理由は危ないからです。」と話す子どもに講師の先生は「雨の日の方が苗が乾燥せずに枯れにくいので、少しの雨ならします。また、天気予報を見て次の日雨だと分かったらその日は植林をします。晴れの日は苗が乾くので、苗木袋に入れて苗が乾かないようにしています。」などと答えてくださいました。


【初めて知ることがたくさんで、子どもたちはとっても嬉しそう】

 その後「植林する時に危険なことはありますか?」とか「暑さで倒れることはないのですか?」、「山の中で迷子にならないのですか?」等たくさんの質問がでてきました。

 今回、たくさんのハテナを講師の先生にぶつけて、ひとつひとつていねいに答えていただきました。その時の子どもたちの表情は驚き、喜び、納得・・、様々な表情が1時間で出てきました。
 振り返りの時間では「植林をする時は、雨が降った方がいいということが分かった」、「地ごしらえの時には、植林をする時のことを考えて木を残しておき日陰をつくるということがびっくりした」、「山に慣れていれば迷子にならないのはなぜなんだろうと思いました」等、子どもそれぞれに振り返っていました。

 今回も子どもたちのハテナに真摯に向き合ってくださりありがとうございました。子どもたちは宝物をいっぱい見つけたようです。