学校の様子

学校の様子

C学習発表会(森の学習フェスティバル)

 今日は、諸塚中でC学習発表会が行われました。このC学習発表会の目標の一つに「地域の自然や行事、人との関わりの中から、地域を再認識し、そのことで諸塚を愛し誇りに思う豊かな心情を培う」があります。各学校の発表を聞いて、様々な視点から諸塚を学べる貴重な日です。

 諸塚中に到着すると、大きな声で中学生があいさつ運動をしていました。とっても大きな声であいさつをしてくれる姿から、中学生が私たちを歓迎してくれているように感じてとても嬉しくなりました。教室に入ると、すぐにリハーサルをしました。3年生は初めてC学習発表会で発表をするので、ドキドキしているようでした。5・6年生は、一見淡々とリハーサルに臨んでいるようにも見えますが、内に秘めた熱い気持ちや自信が頼もしさ・安心感として4人の雰囲気から見て取れました。


【3・4年生 自分の思いが伝わるよう何回もリハーサルを重ねました】


【5・6年生 とっても落ち着いていました】


 リハーサルを終え、いよいよC学習発表会のスタートです。開会行事では、児童代表あいさつで6年生があいさつを述べました。練習の成果もあり、お腹から出る大きな声と堂々とした姿であいさつをしました。あいさつの後、観客席からは「素晴らしい!」という声も聞こえてきました。とても立派なあいさつだったと思います。


【落ち着いてていねいにできました】

 その後、中学年の発表です。中学年はポスターセッションを行います。4年生は1人で8分の発表、3年生は2人で8分の発表をしました。

   【たくさんの人が見に来てくれました】

 3年生が考えた植林の機械「なえぎうえーるくん」について、中学生から「危険を察知するとありましたが、どんな時に危険を察知するのですか?」と質問がありました。すると「土砂崩れが起きそうな時には音が鳴ります」と答えていました。また、木と人とのつながりをテーマにしている3年生には、中学生から「インタビューの結果を出すことで、説得力があっていいと思います」との感想がありました。
 4年生の発表では、インタビューの中で「林業がなくなると諸塚村がなくなる」という言葉から「林業をなくさないためにどうすればいいと思いますか?」との質問がありました。すると「将来林業を仕事にして働けばいいと思います」と答えていました。また「将来林業の仕事をしたいと思いますか?」、「林業でどのような仕事をしたいと思いますか?」との質問には、「林業の仕事に就きたいです。そして、ぼくのおじいちゃんがしているような植林や伐採をしたいです」と答えていました。
 今回の発表では、主に荒谷小出身の中学生が質問をしてくれていました。後輩の学びを認めてくれること、応援してくれることは、子どもたちにとって大変心強いことだと思います。

 次に、体育館で中学生の発表と5・6年生が発表が行われました。中学生は修学旅行で干ししいたけを配って諸塚をPRするまでの過程を発表していました。5・6年生は「つながり」をテーマにそれぞれが学びを深めたい内容について発表しました。学びの過程で悩んだことや解決の仕方、参考にしたこと、そしてこれからの方向性がよく分かる発表でした。


【中学生:諸塚のPRをこれからも継続するそうです】


【6年生:シンプルで分かりやすく、奥が深い内容でした】

 このC学習発表会では、他校の学習内容を知ることができます。クヌギ地蔵を切り口に諸塚のよさを学んでいる学校、食べ物や諸塚村内の施設を調べて学びを深める学校、ワールドカフェを用いて諸塚について語り合う取組をしている学校など様々でした。きっとどの学校の子どもたちも、諸塚をもっと知りたい、諸塚に貢献したい、諸塚を発信したいという思いで学習を進めているのだと思います。今回のC学習発表会で、他校の発表に刺激を受けたと思いますし、自分たちの学びに対して自信をもったと思います。

 そして、今回ポスターセッションを陰で支えたのは手作りのイーゼルでした。雨の中持ち運ぶのは大変で、バスに乗せるのにも一苦労でしたが、地元の交通会社の方のご協力のおかげで無事に運ぶことができました。ありがとうございました。


   【どうにかバスに乗り、雨の中運び】


【ポスターセッションで大活躍しました】

鬼を探せ!

 今日の3校時、3・4年生はALTの先生と英語活動を行いました。今日は小さな鬼のお面を使ってかくれんぼです。まず、鬼を探す人を一人決めます。そして、その他の子どもたちは鬼のお面を教室内のどこかに隠します。鬼のお面を探す人が隠し場所の近く来たら英語でヒントを出します。例えば、隠し場所の近くに来たら「hot」と言い、遠くにいたら「cold」と言います。またある時は、近くに来たら「happy」と言い、遠くにいたら「sad」というように、対になる言葉を使ってヒントを出します。隠し場所を見つめながら英語でヒントを出す子どもや、思わず「その下!」と言ってしまう子どももいて、楽しみながら取り組んでいました。


【鬼を隠している間、鬼を探す人はろうかで待機です】

【さあ、鬼はどこに隠れてるかな?】

 担任の先生が鬼を探す番になると、「難しいところに隠そう!」と言って、3人で話し合っていました。


 【ここがいいかなぁ】  【担任の先生、見つけられるかな?】

難しいところに隠しても、何とか鬼を見つけてもらおうと要所要所で英語でヒントを出すので、回数を重ねる度に鬼を見つけるのが早くなっていきました。


【黒板のチョーク入れの中にも鬼が隠れていました】

 今回は対になる言葉を用いてゲームをしました。他にも対になる言葉はどのようなものがあるのか調べたくなるような英語活動の時間でした。

干ししいたけ作り

 今日の2校時、1・2年生は生活科でしいたけのお世話をしました。今日は、しいたけを収穫した後、薄くスライスをして干ししいたけ作りをしました。なば木置き場に行くと、たくさんのしいたけがニョキニョキと顔を出していました。「これは取ってもいい」、「これはまだ取らない方がいい」などと言いながら、しいたけの成長具合を判断して取っていました。今日は全部で52個のしいたけを収穫しました。


【肉厚のしいたけがいっぱいでした】


      【しいたけさん こんにちは】

 その後、なば木に水をあげて、いよいよ干ししいたけ作りです。目標は厚さ5㎜で切ることです。猫の手のように手を丸めて、しいたけを切っていきました。「あ、これはちょっとぶ厚いかな~?」と言いながらも、どの子どももとっても上手に切っていました。


【指を切らないように気をつけてね】【あっという間に切ってしまいました】

 スライスをしたしいたけは、1・2年生教室で干しました。スライスをしなかったしいたけは、職員にお裾分けをしてくれました。1年生が5・6年生の担任の先生にしいたけをプレゼントすると、「おすすすめの食べ方は何ですか?」と質問がありました。すると、「う~ん」と悩んだ末に「しいたけプリン!」と答えていました。食べたことはないそうですが、食べてみたいような気もします。
 毎日しいたけのお世話をしている1・2年生、おかげでしいたけがたくさん出てきました。これからも、たっぷり愛情を注いでくださいね。


  【光を浴びておいしくなってね】

C学習発表会リハーサル

 今週の金曜日は、C学習発表会(森の学習フェスティバル)が諸塚中で行われます。それに向けて、今日の5校時にリハーサルをしました。
 まずは児童生徒代表あいさつです。本年度は荒谷小が担当します。C学習発表会の目的や、発表を聞く時の心構えを大きな声で述べました。


【にこにこ笑顔のあいさつでした】

 次に5・6年生の発表です。5・6年生はこれまでわくわく学習で学んだことの途中経過を報告しました。例えば、それぞれのテーマや悩み、学び方、今後の計画など簡潔に、それでいて聞き手が「次の展開はどうなるのだろう?」とわくわくするような発表でした。5・6年生の発表を聞いた1~4年生は「大きな声で言ったり、大きな画面で写真をみることができたりして分かりやすかった」、「去年のわくわく学習を生かしていた」、「セリフを覚えていたところがすごいと思った」等の感想を発表しました。


【体育館の後ろにまで声が届くよう意識して発表したそうです】

  【聞く方も真剣です】

 次に3・4年生の発表です。3・4年生もこれまでの学習の途中経過を発表しました。3年生は、林業をする人の作業の負担を軽くするための機械を考えています。その機械を設計するまでの過程や、設計してからの改良など見所いっぱいです。4年生は、「林業と人」というテーマから、インタビューの内容をまとめていました。そのインタビューの中でその児童の琴線にふれるキーワードがあったのではないかなぁと思うものがありました。これからどのように学びが進んでいくのか楽しみな発表でした。発表を聞いた1・2年生と5・6年生からは「地域の方にインタビューをしたのがすごいと思った」、「インタビューをした意見はどのように扱うのか?」等の感想や質問が出されました。


  【自分たちの学びを自信をもって発表しました】

 1・2年生にとっては2年後・3年後の姿を見ることができる貴重な時間でしたし、3・4年生にとっても質問から自分の考えを再構築できるきっかけになる時間でした。5・6年生にとっては、発表の中で意図していたことが、1~4年生の率直な感想に反映されていて、自信につながった時間だと思います。当日は、今回のリハーサルを受けて改善した発表内容を諸塚村内の小・中学生、そして保護者の皆様、地域の皆様に堂々と発表をしてきて欲しいと思います。

読み聞かせ

 今日の朝の時間は読み聞かせの時間でした。今日は本校児童の保護者の方がお越しくださり、3冊の本を読んでくださいました。
 1冊目は「とってもおおきなさんまのひらき」です。ある日、「またやさん」が、市場でとってもおおきなさんまのひらきを買ってきました。それをみんなで食べようとすると、さんまが大暴れしてみんなを驚かせます。そして、また誰かを驚かせようと他の市場に逃げて行ってしまいました。またある日、今度は市場でとってもおおきなスルメを見つけて買いました。それをみんなで食べようとすると、そのスルメは足をぎゅーっとねじって、スクリューのように大暴れし始めたのです。そのスルメは、さんまのひらきと同様、誰かを驚かせようと他の市場に逃げて行ってしまいました。大きな食べ物にはこりごりしていた「またやさん」ですが、今度は市場でおおきなたいやきを見つけました。買おうかどうか迷っていた「またやさん」、またしても買ってしまいました。このたいやきも、さんまのひらきやスルメのように暴れるのでしょうか。「お菓子だから大丈夫じゃない?」と言う子どもたち、ドキドキしながら見ていると・・・。やはり暴れ始めました。しかも、中のあんこをぷしゅーっと出しながら暴れる始末です。「お金がもったいない!」、「たしかに」等と口々に感想を言いながら楽しく見ていた子どもたち。「またやさん」の行く末が気になるようでした。


【次の展開はどうなるのか、わくわくしながら聞いていました】

 2冊目は「まくらせんにん そこのあなたの巻」、3冊目は「おみくじ」でした。「まくらせんにん そこのあなたの巻」では、読んでいる人が自分で絵本を操作しながら楽しむ、楽しい絵本でした。「おみくじ」では、おみくじの箱の中で行われているおみくじたちの騒動を垣間見ることができました。「お正月におみくじをひくよね」と読み聞かせをしてくださる方が声をかけられ、今年も残り1ヶ月半くらいだなぁと時の流れの早さを感じました。
 読み聞かせの後、「あ~面白かった!」と行って満足そうに教室に帰っていく3~6年生、元気を注入してもらったようです。また、読み聞かせの会場だった1・2年生教室では、1・2年生が「とってもおおきなさんまのひらき」をパラパラめくりながら「これが面白かった~」と話していました。「たいやきはお菓子なのに動いたよ~!!」と興奮しながら話す子どももいました。絵本が子どもの心を大きく刺激したようでした。


【色々な絵本を読みたくなりますね】

 本日はお忙しい中、朝早くからお越しくださりありがとうございました。今回の絵本は、お子さまと一緒に諸塚村の中央公民館で選んでくださったそうです。みんなが楽しめて、心にパワーが充満するような読み聞かせの時間でした。ありがとうございました。