2016年12月の記事一覧

今年もお世話になりました

 クリスマスが終わり、荒谷小でもお正月の準備が整いつつあります。12月23日に教頭先生が寿会の方々と一緒に作ったしめ縄は、学校の玄関に飾ります。

     【手作りのしめ縄、温かみが感じられます】

 また、昨日は校長先生と事務の先生で、学校の門松(竹ではなくなば木)の飾り付けをしてくださいました。ゆずり葉に南天、松にウラジロなどを飾っています。寒風吹きすぶ中でも力強く立って、学校の顔として立派に役割を果たしてくれています。


 【なば木だけだった門松が豪華になりました】


【存在感のあるオリジナルの門松、ぜひご覧ください】

 今年も残り4日となりました。いつも荒谷小学校を応援してくださる皆様、本当にお世話になりました。3学期は、学習発表会やお別れ遠足、卒業式など節目の行事がたくさんあります。日々の学習や行事等を通して、子どもたちが更に成長していけるよう職員一丸となって努力していきます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 よいお年をお迎えください。

2学期終業式

 早いもので今日は2学期の終業の日です。3校時には、体育館で終業式を行いました。
 まずは、子どもたちの一言発表です。1・2年生は、がんばったことと楽しかったことをそれぞれ発表しました。
【1年生】
◯ 一輪車でその場乗りができるようにがんばった。運動会でお弁当を食べたり、応援をしたりしたのが楽しかった。
◯ 長距離走大会で、目標の3分50秒台を切ることができた。また、運動会でもがんばった。体育の時間で、跳び箱やハンドボールをしたことが楽しかった。ハンドボールでは、仲間と一緒にパスを回してシュートを決めることができた。
【2年生】
◯ 一輪車でアイドリングができるようにがんばった。M2学習では他の学校の友達と仲良くなれた。
◯ とびばこをいっぱい練習して、できるようになった。M2学習で、他の学校の友達と積み木やブロックをして遊んだり、勉強をしたりしたのが楽しかった。


【言葉で表現するのも上手になりました】

 3・4年生は、知・徳・体に沿って発表しました。
【3年生】
◯ 知:ていねいな字で書けるようになった。
  徳:長距離走大会ではあきらめずに走ることができた。
  体:ジョギングをしようと計画したが、計画通りにできなかった。
◯ 知:わくわく学習で地域の方に質問をしたり、国語で友達と協力しながら問題を解いたりしたことで問題を解決する力がついた。
  徳:寿会の方々とのふれあいや、学習で話合いをすることでコミュニケーション力がついた。
  体:昼休みに外で遊んだり、剣道をしたりして体力がついた。まだまだ体力をつけたいので、3学期は積極的に体を動かしたい。

【4年生】
◯ 知:計算ミスが多かった。じっくり見直す習慣をつけたい。
  徳:様々な場面でリーダーシップを発揮できた。
  体:5年生とアドバイスをし合いながら一輪車のバックの練習をした。3学期はなわとびで、前二重跳びを連続でできるようになりたい。


【友達と協力し合いながら過ごしました】

 6年生は、今年1年をふりかえって漢字一文字で表しました。

◯ 「壁」:むかばきで友達とトラブルになって、それを解決した。話し合って解決することで、それまでよりずっと仲良くなれた。また、運動会の白団の応援練習で課題が出てきた時に、赤団から協力をしてもらった。

◯ 「成」:家族や友達、先生や周りの人たちのおかげで、あいさつや返事ができ、真剣に取り組むことができる自分ができた。何事にも真剣に取り組む大切さが分かった。

◯ 「選」:運動会の練習で「いやだな」と思うマイナスの心と「もっとしたい」というプラスの心が出てきた。長距離走大会の練習でも「きつい」というマイナスの心と「いくぞ」というプラスの心が出てきた。どちらの時もプラスの心を選んで、運動会を大成功に導き、長距離走大会では完走できた。プラスとマイナスの心が出てきた時はプラスの心を選択して毎日を楽しみたい。

 
【2学期の生活から自分をしっかり見つめました】

 その後、児童代表の言葉です。5年生が代表で作文を読みました。題名は「2学期で学んだこと」です。①進んで動くことの大切さ②くやしい気持ち③話す力というキーワードが出てきました。
 ②くやしい気持ちでは、長距離走大会と剣道のことが書かれていました。長距離走大会では、どうしても1位になりたかったのになれなかったくやしさ、目標タイムを切ることができなかったくやしさが表れていました。このくやしさは、練習の時に目標をもって真剣に取り組んだからこそ感じられる気持ちだとふりかえっていました。
 ③話す力では、朝のスピーチや学習で話合い活動をすることで、話す力が身に付き放送でもそれを生かすことができたようです。そしてそれを6年生が認めてくれたことがこの児童の自信につながっているようです。


【次のリーダーを見据えています】

 その後、校長先生からお話がありました。校長先生は、子どもたち一人一人が色々なことに真剣に向き合ってきたことを認めてくださいました。そして、真剣に向き合わないと自分の成長を感じられないとおっしゃっていました。また、いくらがんばってもできないこともあると話され、それでも頑張っていることがすごいとほめてくださいました。きっと子どもたちは、自分の体験と校長先生の言葉が結びつき、とても嬉しい気持ちになったのではないでしょうか。最後に、冬休みの間はおうちでできることをしましょうとお話がありました。しかし、それはお手伝いでもボランティアでもありません。家族の一員として自分にできる仕事を見つけましょうと話されました。


【いつも、子どもたちのがんばりを見届けてくださいました】

 終業式の後は、多読賞の表彰です。今学期は89冊を読んだ6年生が表彰されました。ここでもみんなのお手本になった6年生、満面の笑みで賞状を受け取っていました。


   【おめでとう】

 今日で無事に2学期を終えることができました。2学期は、運動会や寿会のふれあい、長距離走大会やもちつき大会などたくさんの行事で保護者の方々や地域の方々にご協力いただきました。また、わくわく学習では林業関係者の方や婦人会の方々、青年団の方々、寿会の方々にもお世話になりました。お陰様で子どもたちは充実した毎日を送ることができ、自分自身の成長も実感しています。本当にありがとうございました。来年も荒谷小をどうぞよろしくお願いいたします。

花の苗植え

 今週は、清掃時間を拡大して花の苗植えを行っています。先週、教頭先生が棚を作ってくださっていましたが、今週のはじめに新たに出来上がった棚は、真新しい板を使った明るい棚でした。この板は、以前本校の保護者の方が持ってきてくださった板だそうです。長さもちょうどよく、頑丈な棚が出来上がりました。


【教頭先生お手製の棚です】 【予定通りすのこも設置しました】


 花の苗植えの前に、教頭先生から植え方の説明がありました。まず、ぼら土を入れ、その後半分まで土を入れて苗を置きます。その後、土をかけ、表面を平らにしてできあがりです。


【ぼら土をネットに入れます】【さらさらの土、慎重にポットに入れました】


      【黙々と作業をしていました】


【できた苗を種類ごとに置きます】

 およそ30分間、花の苗植えをしました。子どもたちの手際がよく、ぼら土を入れたポットがどんどん無くなり、追加のポットを出して作業を進めました。しかし、まだまだ花の苗は残っています。残りの苗は教頭先生が引き受けてくださいました。これらの花の苗は、太陽の光を浴びながら寒さに耐えて大きくなってくれるでしょう。今後、花の苗のお世話は5・6年生がリーダーシップを取りながら全校児童でしていくようです。全員で成長を見守り、大切に育てていって欲しいと思います。


【まだまだこんなに花の苗があります】

春への準備

 今日の昼前、校舎の外から「ギュイーン、ギュイーン」という音が聞こえてきました。外に出てみると、教頭先生がチェンソーで板を切り、花のたな作りをしていました。来週には、たくさんの花の苗が届くため準備をしているそうです。たなを置く場所は、少し斜面になっているため、支えになるコンクリートの下に薄い板を挟み水平にしていました。


   【よいしょ】       【1つできあがり】

 たなの下にすのこを敷いて、すのこの上にも花を置く予定だそうです。春に色とりどりの花でいっぱいになる荒谷小、その準備が着々と進んでいます。


【地面に直接置くより、すのこの上に置いて水はけをよくします】

すこやか授業(1・2年生)

 今日の2校時は1・2年生のすこやか授業(算数)が行われました。すこやか授業とは、いじめ未然防止の取組の一つで、「授業の場で児童に居場所をつくる。」「わかる授業を行い、主体的な学習態度を養う。」「共に学び合うことの意義と大切さを実感させる。」「言語活動を充実させ、言語力を育てる。」「学ぶことの意義を理解させ、家庭での学習習慣を確立させる。」「学習規律を徹底させる。」という授業づくりの視点をもって授業公開を行うものです。このような授業を行うことが、自尊感情や自己有用感を育て、学力を高め自己実現につながります。そのことがいじめの要因を減らすことになると考えます。
 1年生は「ずをつかってじゅんばんをかんがえよう」、2年生は「色紙をならべて、長方形や正方形、直角三角形をつくろう」というめあてをもって学習をしました

 1年生は、「ひとりずつ じゅんに くるまに のります。けんたさんの まえに 7にんいます。けんたさんは まえから なんばんめの くるまに のりますか。」という問題を解きます。この問題を読んで、「2番目!」と答えたり、「けんたさんってどれですか?」と質問をしたりする1年生、何を使えば分かりやすいかを担任の先生と話し合いながら問題に挑戦していました。


     【2人とも積極的に考えを発表します】
 
 2年生は、まず色紙を三角形や四角形に切りました。そして、切り取った色紙を2枚ならべて長方形や正方形、直角三角形を作ります。その後、できあがったものを見せ合うと、2人とも同じ形の長方形と正方形ができていました。しかし、直角三角形ができていません。そこで、2人で力を合わせて直角三角形を作りました。

 【2年生は静かにじっくり考えて答えを見つけます】

 1年生は、1学期の頃よりも自分たちで解決しようとする姿が見られるようになりました。また、たった2人だけれど、色々な考え方や答えが出てきていました。色々な答えが出る度に、問題文に戻って何を問われているのかを確認したり、問題文から分かることを図で確認したりしていました。そして、答えが分かった時の嬉しそうな表情がとても印象的でした。
 2年生は、根気強く考える姿が見られました。先生が1年生の指導をしている間も、黙々と作業に取り組み集中力を切らすことがありませんでした。先生にアドバイスをもらって、難しい問題に挑戦する時の生き生きとした表情から意欲的に学んでいることが分かりました。

 授業後のふりかえりでは、1年生は「問題の文章を先生が読んだらしっかりかけました。」、「図を書くと簡単になりました。でも、先生が来てから分かったので、自分たちだけで分かるようになりたいです。」と発表していました。2年生は「楽しくできました。」、「しっかりできました。」とふりかえっていました。問題文をよく読むことの大切さ、図を書いて分かりやすくすることの大切さは、どの学年にも通じることだなぁと思いました。そして、分かることで楽しさを味わえることが、学習の意欲につながるのだと思いました。