日誌

ホタル飼育

カワニナ採取


 ホタルの前に、カワニナ! ということで、1年生で清流橋にカワニナを採取に
行きました。

 
 大小合わせて、30匹採取しました。


 これから学校で育てて、カワニナを増やし、川に放流してきたいと思います。 
 
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ホタル観測。


 今年も恒例のホタル観測を始めました。
 人数の減少で、今年は4ヶ所でしか観測ができません。現在は1週間に2回の観測を行っています。
 
 
 今、一番多く見られるのは清流橋付近です。全体的に例年よりも出現が遅いように感じました。
 
  
(↓拡大)
 
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放流。

 
 上陸装置作りを始めたものの、今後問題になる点が浮かび上がってきました。
 エサであるカワニナの不足です。
 ホタルの幼虫を育てるのに絶対に必要であるカワニナの養殖も行っていましたが、とうとう与える
カワニナがいなくなってしまいました。ホタルの幼虫は絶食に強く、2ヶ月間も耐えた観察結果があ
る(ホタル百科より)ということで、1ヶ月あまりエサを与えずにいたのですが、今後産卵してふ化
した幼虫を育てるのに、まったくカワニナがいない状態ではどうしようもありません。まずはカワ
ニナが大事であることを痛感しました。
 

 
 最終的に、育った幼虫の数は、44匹となりました。

  
 この幼虫を学校裏の小川に放流することにしました。
 
 
 無事上陸して、5月頃に三川内を飛び回って欲しいです。
 
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上陸装置づくりの準備。


 今日は雪が降りました!

 
 そんな中、2年生は上陸装置に敷く石を焼いています。


 

 
 焼いた土は倉庫の中で熱を冷まします。
 
 その頃ホタルは、寒さのせいかだんごのようにみんなで丸まっていました。
 
 
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ホタルの食事の様子


 餌であるカワニナを捕食しています。
 水槽で増やしているカワニナですが,小さい個体がほとんどいなくなり,どうしても大きな親を
ホタルの幼虫に与えるしかありません。かなり大きいのですが,それに対して数匹群がって食べて
います。
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統計グラフコンクール結果


 統計・グラフコンクールの結果が出ました!
 パソコンの部に出品して、「教育長賞」を頂き、全国コンクールにも出品されることに
なりました。
 12月20日(水)には県庁で表彰式が行われます。
 
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幼虫の住み替え。


 夏場、大きい水槽にうかべて冷やしていたホタルの幼虫のトレイを、きれいなトレイに移し替えました。
 それにあわせて幼虫の数を数えたところ、145匹確認することができました。生存率32%です。この
まま放流せずに学校で育てたいと思います。


 また、体長をはかってみると、大きいものが15mmになっているようです。
 掃除をすると、よく抜け殻が浮いています。
 
 
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統計グラフコンクールへ出品


 長年ホタルの研究をしていて、毎年の観測データが揃っているので、2年生で県の統計・グラフ
コンクールへ出品しました。
 中学部のホタル育成へのチャレンジが、たくさんの人に伝わることを願っています。
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3連休を乗り越えて。


 この3連休、暑い日が続き、ホタルの幼虫の入ったトレイをどう温度を上げずに過ごすかが課題でした
が、次のようにしました。
 

 
 トレイを水に浮かべるという方法です。
 実は、水槽の中に、ホタルを隔離する水槽を入れてはどうかと、小さな目の水槽を購入して準備
したのですが、浮かべようとするとどうやっても傾いてしまいました。完全に沈めてしまえば問題
はないのかもしれませんが、そうなると今度はホタルの体長などの観察が難しくなります。流れて
いかないように仕切りをつけたり、バランス良く浮くように石の位置を変えてセットしました。


 無事、三連休を乗り越えたようなので、お盆中もこのような形で管理していきたいと思います。
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水、循環システム。


 夏を乗り切るために、1台あるクーラーを活用しようと、水の循環ステムを構築中です。
 昨年度は、60cm水槽2台。クーラーが来るまでは、ペットボトルで作った氷を入れて水槽の
温度を下げたり、小型扇風機で水の気化(蒸発)を利用して温度を下げたりという方法を取ってい
ました。今回は最初からクーラーはあるものの、90cm水槽を購入したので、水槽は合計3つ。
これらをどう冷やすかが課題です。

 そこで、大型水槽からクーラーへ移した水を、3つの水槽に分岐させる方法を考えました。ナフコ
さんでそれを相談したところ、クーラーにその力があるか…という問題を指摘いただき、最終的に
は、ポンプで大型水槽の水を、残り二つに送るという方法をとることにしました。
 

①大型水槽の水をポンプでくみ上げ、冷却水を濾過装置に戻す。



②大型水槽の水をポンプでくみ上げ、60cm水槽に移し、別のポンプで60cm水槽から大型
水槽へ水を戻す。

 
 同じ力のポンプを使っているのに最初は大量の水が小型水槽に流れ込みました。原因は水面
の高さではないかと考え、学校にあったすのこで3つの水槽の水面の高さを揃えました。
 

 
 まだ不具合があるものの、これでどうにか水温の調整ができそうです。
 ちなみにこの日は、気温が30℃を超え、ホタルの幼虫を入れているトレイも28℃を超え
ました。
 


 

 次は、このトレイの温度をどうするかを考えなければなりません。
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1年目のホタル。


 昨年度は、たくさん幼虫が産まれた7月とさらには放流会を行った11月、と2回に渡って
ホタルの幼虫を川に還しましたが、その時に確保し損ねていた幼虫が、すっかり大きくなって
水槽の中にいました。水槽の水替えを行っていたときに、小石の間から姿を見せた1歳になる
幼虫です。

 

 
 この後すぐ砂の中に潜ってしまい、見えなくなってしまいました。
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2年生


 ホタルのふ化が始まってはいるのですが、「ぼちぼち」といった感じです。去年のような圧倒的な
数にはなっていません。(去年は一気にふ化しました。今日は35匹回収しました。)
 さて、ホタルのチェックは昼休みに中学生全員で分担して行っています。
 見つけたら数えながら水槽に移す、というのを繰り返して記録をしています。


 ホタル百科(東京ゲンジボタル研究所 著/丸善株式会社)によると、幼虫は餌となるカワニナに
向かっていって攻撃するわけではなく、水中を歩いていて偶然出会った場合にのみ食らいつくのだそ
うです。
 今回は、毎日カワニナの稚貝を毎日5~10匹ずつ投入することにしました。


 
 幼虫は昼間は岩の下に忍び、夜出歩いているようなのですが、ちゃんとカワニナに出会えているの
でしょうか。

 ところで、毎日の気温や水温、気圧・湿度の測定は、やはり同じ時間でないと意味がないと思い、
出勤してからいつも担当教員が記録をしていました。ところが、昨日から美技術室に足をむけると
すでに電気がついていて2年生が自主的にホタルの幼虫を移す作業をしているのです!

 
 ノートへの記録の仕方を教えると、今日も自分たちできちんとやっていました。
 すごいなー、2年生!
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ホタルふ化!


 昨年のホタルのふ化は、記録によると6/13です。
 確認された今年のホタルの卵もそろそろふ化の頃かと、毎日コケタワーに水をかけながらトレイを
観察していたところ、本日ふ化が確認出来ました!


 卵が確認できていたのは中央のコケタワーのみだったので、今年はあまり産卵していないのかもしれないと
心配していましたが、羽化が確認されたのは左のトレイでした。
 現在13匹!
 まだまだ細く、小さい幼虫たちですが、また頑張って育てたいと思います。
 

 
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ホタルの産卵。


 ホタルの観測を始めて1ヶ月。今週で観測は終了します。
 来週あたりから天気も悪くなるようです。まだホタルを見ることはできますが、最盛期
よりも随分と減ってきました。今見るなら、大井地区の竹之下橋あたりです。月曜の観測
では80匹ほど確認できました。清流橋は、昨日は雨上がりだったこともあってか、70
匹ほどにとどまりました。もうホタルの時期も終了です。

 学校で羽化したホタルは、メスの方が多かったです。メスは体長も大きいです。


 このところメスばかり羽化して、オスがいない状態では子孫を残せないので、今日は
2年生で2匹のメスを川の近くに逃がしてきました。



 無事卵を産んでくれるといいです。
 (この後、さらに2匹のメスが見つかり、そちらも逃がしました。)

 さて、学校のコケタワーですが、こちらでは卵が確認されました。

 どのくらいふ化するのか、楽しみです。
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ホタルは昼でも、光らないことはない!

 
 地域の川でのホタルはあまり確認されていませんが、学校育ちのホタルがGW前から
見られています。オスばかりが羽化しているのですが、今日、やっとメスの姿が確認さ
れました! これで無事交尾してくれれば…! と2年生で祈ったところです。

 さて、羽化するホタルですが、ほぼほぼ上陸装置のふたの隙間から逃げ出してしまい
ます。今日も2匹、逃げているところをみんなで追いかけました。
 すると、生徒が光っていることに気づいて、「光ってる!」と叫びました。
「捕まえると光るんですよ」
 とのこと。危機を感じて光るのでしょうか。
 さらに霧吹きで水をかけても光り、息を吹きかけても光り、水槽を叩いて震動させても
光りました。唯一音だけには反応しませんでした。とにかく刺激に対して反応するようです。

                  (写真は息を吹きかけたもの)

             (こちらは霧吹きで水をかけたものです)

  発光器が1個の個体がメス、2個の個体がオスになります。
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ホタル観測。


 今週からホタルの観測が始まりました。
 もうそろそろと思っていたのですが、どの地区もなかなか姿を確認することが
できませんでした。8日(月)は唯一清流橋で2匹。ですが、昨日は渡瀬橋で
3匹、清流荘で15匹確認できています。
 やはり、5月中旬が最盛期になるのでしょうか。

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