学校日記
明けまして、おめでとうございます。
2018年が穏やかにスタートしました。新年、明けまして、おめでとうございます。
今年は、「戌年」。「戌年」には、「物事が実を結ぶ年」、「新しい出発や誕生の年」、「次のステップへの準備の年」などの意味があるようです。
これまでの先輩方、先生方が築き上げてきた押方小の教育が、目指す子どもたちの姿となって現われる年であることを願いつつ、今年も「やかたの子」が笑顔あふれる充実した学校生活を送り、さらにワンステップ成長するよう、「チーム押方」教職員一丸となって、気持ちも新たに教育活動に尽力いたします。
保護者の皆様、地域の皆様のご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。☆ 神々しく輝き、押方小を照らす初日。今年も、押方小にかかわる全ての皆様が、健康で幸多く、実り多き一年となりますように!
2学期を振り返ると・・・。
今日で2学期も終業。2学期は、授業日数が81日でした。運動会までは、欠席もほとんどありませんでしたが、運動会後は体調を崩したり、胃腸炎やインフルエンザなどの感染症にかかったりして欠席する子どもが増え、42人全員が登校した日は40日でした。
それでも、1学期からのトータルでは96日と、素晴らしいです。
さて、今日の終業式では、はじめに、「い・の・ち」を振り返って、次のような話をしました。
「い」は、①欠席は増えてきたけど事故や大けがをする人もおらず、自分の命は自分で守れた。②いじめにつながるような言動が少し見られたので、3学期はみんなでもっともっと思いやりあふれる学校にしよう。とのことで90点の評価。
「の」は、①読書まつりの取組を通して、本を借りる人が増えた。②大きな行事や校外学習などでしっかりと学びの力を付けてきた。評価は95点。残り5点は、3学期、忘れ物しない、全員がもっともっと本を読む、に期待します。
「ち」は、①運動会、持久走大会、音楽フェスティバルなどの大きな行事を通して、苦手なことや新しいことにしっかりチャレンジしてできるようになったこと、②体力のみならず、心を一つにして協力することや最後まであきらない粘り強さなど、心の成長も見られたことで、100点を付けました。
最後に、3つの「冬休みの宿題」も出しました。①お手伝いをする、②目標を立てる、③お年玉を大切に使う、です。
17日間の長い冬休み、年末年始で、各ご家庭とも大変慌ただしい日々を迎えられることと存じますが、家族団らんされ、子どもたちにいろいろとお話していただきますよう、よろしくお願いいたします。☆ 2学期の締めくくりも、あいさつや話を聞く態度、校歌、どれも立派でした。校長先生からの冬休みの「3つの宿題」、そして、えつ子先生からの大事な冬休みの生活のきまりをしっかり頑張って、よい新年を迎えてくださいね!
「みんなちがって、みんないい。」
12月に入り、師走の寒さが続いていますが、今日は、時折冷たい風に雪が舞うこの冬一番の寒さとなりました。
ところで、12月4日から10日まで「人権週間」です。そこで、今朝は、全校朝会で子どもたちに「人権」に関する話をしました。
はじめに、人は、一人一人、お日様(太陽)の見え方は違う(色や形、大きさなど)、という内容の「お日さんってなに色」というお話の読み聞かせをしました。
そして、「人には、それぞれの見方や考え方があり、自分と違っていることが当たり前であること」、「自分と比べて友だちを下に見るような『差別』につながる考えや心はなくすこと」が自分や他人を認める心や思いやりの心につながる、という話をし、その後、金子みすゞさんの詩「私と小鳥と鈴と」も紹介しながら、「みんなちがって、みんないい。」ということに触れました。
最後に「人権週間」や「人権」について説明し、「思いやりの心」で自他の人権を守ることの大切さを伝えて、話を終わりました。
「やかたの子」は、みんな心優しい子どもたちばかりです。しかし、時には、友だちとのトラブルがあったり、「自分のことがあまり好きじゃない」と思っている子どもがいたりします。自分、そして他人を認め、みんなの人権が尊重できるもっともっと思いやりあふれる「やさしい子」に育ってほしいと願い、人権週間の機会を捉えて話をしたところでした。
☆ 人はみんな平等で、一人一人が大切な存在です。「友だちと自分は違う」ことをしっかり理解し、「思いやりの心」で、みんなの人権を大切に守りましょう!
☆ 先日の校内持久走大会や、校外のいろいろな作品展などで入賞した人たちの表彰も行いました。みんな素晴らしい成績でしたね。おめでとう!
「宮崎県学校関係緑化優秀校(知事賞)」受賞!
11月25日(土)、宮崎県並びに県議会森林・林業活性化促進議員連盟、みやざき木づかい県民会議主催の「第12回『水と緑の森林(もり)づくり』県民ボランティアの集い」が、宮崎市のみやざき臨海公園周辺で開催されました。
その式典で、緑化優秀校(知事賞)の表彰が行われました。県内から12校の小学校が優秀校に選出され、押方小もその中の1校として表彰を受けました。
「森の学校」の押方小。学校周辺は、緑豊かな林や森に囲まれ、子どもたちも恵まれた自然環境を題材として生活科や総合的な学習などで自然について学んだり、学級園の除草や花の栽培、清掃活動など学校環境美化に取り組んだりしています。今回、その取組が評価されたようです。
授賞式では、12校を代表として押方小が表彰状を受け取ることになり、河野俊嗣宮崎県知事から直接私が受け取るという、誠に光栄な受賞となりました。
この表彰を励みに、より一層、押方地域の森林や自然環境を生かした環境教育に取り組んでいきたいと、新たな決意を固めた今回の受賞でした。
☆ これまでの押方小の先輩たち、そして、保護者や地域の方々の環境整備へのご協力など、地域の皆様のお陰もあっての授賞です。感謝いたします。
☆ 表彰状と、記念品として「壁掛け時計」、観葉植物の「アグラオネマ」もいただきました。校内で有効活用し、大切にし
ていきます。こちらもありがとうございました。
受け継がれる伝統「夜神楽」
北の地方では、雪便りも届き、一気に冬への足音が聞こえてくる季節になりました。この時期になると、いよいよ、ここ高千穂では、国の重要無形民俗文化財に指定されている「夜神楽」のシーズンに入ります。夜神楽は、秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願して、夜を徹して三十三番の神楽が氏神様に奉納されます。
押方地区でも、皮切りに先週の18日(土)、中畑神社の夜神楽が、五ヶ村西活性化センターを神楽宿として行われました。(※19日付け宮崎日日新聞の一面に掲載されました。)
その神楽で、押方小の子どもたち6名(3年生1名、5年生3名、6年生2名)が、奉仕者(ほしゃどん)となって舞いました。いつもの学校生活で見せる笑顔とは打って変わって、真剣な眼差しで堂々と舞う姿は、凜々しく、まさに「神の子」と化していました。また、20分ほどの長い時間、動きがいろいろと変わる舞を、笛や太鼓に合わせて間違えずに舞う姿には、感動を覚えました。舞が終わると観衆から大きな拍手を浴び、子どもたちの表情にも安堵感と満足感からか、ほっと笑顔が戻っていました。
高千穂の夜神楽も、近年、高齢者や人口減少の波に、ほしゃどんとなる後継者などの不足で開催が困難になってきている地区もあるようです。そのような中、この押方地区五ヶ村では、しっかりと昔からの伝統が守られ、後世へ受け継がれている様子を見ることができました。実は、今回も子どもたちの保護者もほしゃどんとして舞い、笛や太鼓を響かせておられました。先祖から子や孫へ代々伝えられている貴重な民俗文化財を目の前にし、この素晴らしい伝統芸能が、永代続くことを願うばかりでした。そして、改めて、押方小の子どもたちが、地域に育てられていることを実感した一夜でした。
☆ 「神の子」たちの真剣な舞は、とても凜々しくかっこよかったです!長い時間、いろいろと変わる舞をよく覚えているなあ、と感動しました。
☆ 将来、大人になったら、自分の子どもや地域の子どもたちにもしっかり伝統を引き継いでほしい、と願います。
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方561-1
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