キャリア教育

失敗は成功のもと

 大学生の時、勢いで体育科の講義を受けることになった。
科目はスケート5日間の特別講義。
最終日にスケートの試験を受けて合否が決まる。
上級者から初心者までいる中でド素人の教科外の学生が一人紛れ込んでしまった。
滑る度に上達する友人たちをよそに手すりから手が離れない男が一人。
さすがに今日でやめようと思っていたところに、先生から「100回転んだら」「合格にしてやる」と声がかかる。
その後3日間で100回以上転んだ。
最後はハの字ストップとT字ストップをなんとかやれて合格できた。
先生から「100回転んだということは100回チャレンジしたということ」「上達しないわけがない」「合格!」と声をかけていただいた。
30年前のことだが忘れることはない。