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2025年10月の記事一覧

放課後ライブラリーカフェ”哲学対話”を行いました。

10月17日(金)の放課後、初の「哲学対話」を行いました。

興味のある人(生徒・職員等)10名が集い、「聴き合う場」を作りました。

日常のなかの「わたし」のとなりに転がる小さなモヤモヤを掬い上げて、そのことについて考えていること、感じたこと、発見したことを言葉にし、互いに聴き合う場が哲学対話。

ルールは…                       

*じぶんのことばで語る

*最後まで聴く(聞く)

*「人それぞれだよね」であきらめないこと

*聴く(聞く)だけでもOK

以上のルールと、さらにこの対話の時間は、学校生活という日常から自分を解放し、「ひとりの私」としてこの場にたたずむことを共有しました。

 そのうえで、一人ひとりこのときのためにつけたニックネームと今気になっているモヤモヤについて紹介し合い、その中から今回のテーマを決め、対話を始めていきました。

 静かな、それでいてそれぞれの思考がグルグル周りはじめるなか、誰かがポツリポツリと言葉を置いていく、その言葉一つひとつに耳を傾け受け取る、話し終えてしばしの沈黙が流れる…そうしてまた、誰かが言葉を紡ぐ。対話は、こんな感じで広がっていきました。

 哲学対話の忘れてならないルールの中に、「時間がきたらパッと終わる」があります。

今回も、パッと終了。参加者一人ひとりが何かしらのモヤモヤを抱えながら帰ったことでしょう。その小さなタネのようなモヤモヤをまたどこかの瞬間に思い出し、自分なりに考え続けるのもまた、哲学対話の贈り物。

 次回も11月のどこかの金曜日に対話の時間を開きたいと思います。

図書委員による文豪コーナー第二弾&本を通した国際ボランティアコーナー

10月27日から11月7日は全国秋の読書週間になっています。

毎年、本校もこの時期から読書月間。今回は、2つのテーマ展示をしています。                  文豪第2弾展示として、高2「夏目漱石」、高1「志賀直哉」について紹介。もうひとつは、9月に実施した古本市の収益を募金した団体の活動を調べ、関連図書とあわせて紹介。

この展示コーナーを足がかりに、それぞれの関連分野の本に興味を持ってもらいたいものです。

 シャンティ国際ボランティア会は、長年発展途上国

の教育支援を行っています。具体的には、その国の母

語に翻訳した絵本を届けたり、図書館を建設し、そこで働く図書館員や教員の養成を行っています。これまでに支援した国は、ラオス、カンボジア、タイ、ミャンマー、アフガニスタンなど。また、国内では震災地への支援を実施しています。

 

 

 

 

                           

 夏目漱石は、高2の文学国語で『こころ』が取り上げられて

います。漱石の人となり、生み出した作品、年譜など、また担当者が1冊ずつPOPで作品紹介をしています。毎年、『こころ』の単元を学び、まるごと1冊読む生徒も多いです。

 高1が紹介するのは、志賀直哉。『小僧の神様』や『清兵衛と瓢箪』という短編小説から『城の崎にて』、『暗夜行路』があります。

10代の今だからこそ、近代の文豪との出会いを大切にしてほしいです。