2025年3月の記事一覧
別れの朝 旅立ちの時
2027.3.1
【卒業式】
暖かな春の日に第49期生 普通科231名 理数科119名 計350名の卒業式が挙行されました。
谷口校長は式辞で
『これからの社会で経験するであろう「板挟み」と「想定外」をたくましく乗り越えて自らの道を進んでいってほしい。そのうえで忘れてほしくないのは「板挟み」や「想定外」に、柔軟に対応できるのは、機械やAIではなく、心がある人間であること。他者の価値を尊重しつつも自分の存在をよりたくましくしたいものです。その存在を危うくするのは「戦禍と紛争」です。宮崎西高の卒業生は世界のいずこにあろうとも、自らの存在の前提となる日本や郷土の存在を支える人であってほしいと強く願います。皆さんが、これから踏み出す新しいステージが希望ある未来につながることを信じています。』
と述べられました。
在校生代表の日高洸城さんは
『私たち後輩にとって先輩方は常に憧れの存在でした。この西高の至る所に先輩方の軌跡が刻まれています。その一つ一つが私たちの目標となってきました。私たちはそんな先輩方を見て「次は私たちが引き継ぐ番だ」と決意を新たにしたものです。これから歩んでいく世界は予測不可能なものです。しかし、その変化を恐れることなく受け入れ、一歩ずつ進んでいくことがこれからの成長へとつながるはずです。西高での日々を胸にこれからも諦めることなく、挑戦を続けてください』と送辞を送りました。
卒業生代表の久保田美空さんは
『在校生の皆さん、私たちを支え励ましてくれたこと、心から感謝しています。西高で過ごす日々は多くの苦悩を経験すると思います。しかし自分の経験と力を信じ、時には周囲を頼ることで、きっと困難を乗り越えられると思います。三年間私たちを見守り、支えてくださった先生方。先生方への感謝の気持ちは言葉では言い表せません。どんなに忙しくても手を止め優しく話を聞いてくださいました。厳しい言葉の裏にはいつも、私たちのためを思う愛がありました。誰よりも近くで支えてくれたお母さんへ。十八年間、私たちのことを一番に考え、たくさんの愛を注いでくれてありがとう。この感謝を伝えきれるまで、どうか元気でいてください。西高が新制服とともに新しい時代を紡いでいくように、私たちはこれからも変わりゆく時代を生きていきます。どんな困難が待ち受けていたとしても、ここで得た経験や出会った仲間たち、恩師の言葉を糧に乗り越えていきます。西高で過ごしたすべての時間を力に変え、私たち四十九期生は、胸を張って進み続けます。』
と答辞を述べました。
四十九期生の今後の健闘を祈ります!