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2025年7月の記事一覧

宮崎県 難聴・言語障がい教育研究会 第2回研修会

令和7年6月26日(木)に、新富町総合文化センターにて第2回研修会を開催しました。

【発表検討会】

第49回九州地区難聴・言語障がい教育研究会 熊本大会(8月7・8日) 第1分科会 構音

    「児童が学習意欲を持続することができる構音指導を目指して」

          ~サ行音とザ行音の指導を通して~

             日南市立南郷小学校 きこえとことばの教室 上村 聡子 先生

 熊本大会で発表提示する資料の内容について、これまで本会で検討を重ね、最終検討となりました。今回の上村先生の発表では、熊本大会事務局からの連絡により、提示資料の内容を変更する点や変更理由等の説明がありました。変更点については、本会でも再検討し、よりよい内容へと練る事ができました。上村先生が子どもの実態を把握して実践されたことが、さらに分かりやすいものに精選されました。私たち会員にとっても、今後の指導実践に役立てられる内容です。

 

【講話】

            「構音」  講師:箕輪 友英 氏(串間市民病院 言語聴覚士)

 箕輪先生から、構音する場合の口腔内がどうなっているのか、舌の位置や動きがどうなっているのか、「構音点や構音法」の図表を見せていただきながら、分かりやすく説明していただきました。実際に、自分たちも声帯の動きを感じたり、舌の動きを変えて声を出したりしながら、構音の状態を確認していきました。

  構音の改善には、発音明瞭度の向上を図ることが最終的な目標になります。その目標に向けて、子どもたちが安心して取り組める雰囲気や環境を作りながら、構音訓練を行っていくことが大切であることを再認識することができました。専門的で質の高い研修を受けることができ、大変充実した時間となりました。指導に生かしていきたいです。

 

【専門部会、全体会】

 各専門部で集まり、今年度の計画について、確認や共通理解を図りました。各部で、県内の「ことばやきこえ」に関わる担当者の知識や技能を高めていくためには、来年度以降、本会をどのように運営していくかということが話の中心でした。

 必要なことは、私たち通級担当者同士や他機関との連携を図ること、子どもたちによりよい指導・支援を行うことができるように専門性の高い研修を受けることであること等が出されました。

 来年度に向けて、本会の在り方をどのようにするかについて、少しずつ話が進んでいます。