2024年6月の記事一覧
by校「ミクロ視点で見えるもの」013
マクロ(巨視的)視点:物事を大局的に大雑把に見ること。
ミクロ(微視的)視点:物事を細かいところまで丁寧に見ること。
マクロ的に見つめると何も見えないことが、ミクロ的に見つめるとすごい秘密が分かることが、あります。
ある日の運動場。
そろそろボランティアが動き始めます。
生活委員さん。
一人でも頑張り始めます。
運動場に、ポツンと、人影が。
5年生の担任先生です。
祝吉手では、5年生には、ボランティアは呼び掛けられていません。
なのに。
なぜか、5年生ボランティア、草むしり。
じわじわと増えていくのです。
一人、また一人。
おはよう!と挨拶して。
黙々と、草をむしりを始めます。
登校班を引率して、学校に到着した子どもさん。
残り時間が少ないと感じると。
みんなダッシュで、仲間のところへ、駆けていきます。
みんな、みんな、駆けていくのです。
待っててね。遅れてごめんね。今行くからね。
そんなふうに、校長には見えました。
今では、5年生ボランティア、全学級から参加。
40名ほどが、毎日頑張ってくれています。
校長が、5年生に、声をかけます。
「ありがとうね、5年生!」
すると、5年生は、元気よく。
「どういたしまして!」
と答えてくれます。
涙が出るような、素敵な反応です。
そして。
たくさん溜まった草を。
はい、集めるよ。
お疲れさん、入れて!
という回収作業のあと。
彼は、走って、草捨て場に持っていってくれるのです。
仲間と、嬉しそうに、仲間が集めた草を背負って、走り出す、
その子どもたちの後ろ姿が。
校長には、とても眩しくて。
祝吉っ子って、すごいな、と心から感心させられるのでした。
マクロ(巨視的)視点で見ていては、
決して見えない、
5年生の、ボランティア活動に隠された、
「担任先生のある思い」
ミクロ視点で見つめると、
こんなに素敵な
5年生の姿が見えてくるのです。
by 校長
by校「勇者お二人」012
なぜか、シーズン前のプールに人影が・・・。
体育主任先生が、熱く語っています。
結構キツく回さないといけません。
ふむふむ。
お二人は、実は、今年初めて生まれた、
プールボランティアのお二人なのです。
実は、プールの水入れは、深夜10時からしか開栓できません。
日中に放水すると、ご近所の水が出なくなるからです。
これまで、体育主任先生は、毎週深夜に学校に来て、開栓作業を行っていたのです。
とても負担感の強い作業だったのです。
校長、どうにか、地域の方のお助けができないものか、PTA会長に相談しました。
「誰かボランティアで開栓してくださる方はおられないでしょうか?」
すると、
会長の呼びかけに、
ご近所のこのお二人の方が、
「いいですよ。子供たちのためにやりますよ。」
と、手を挙げてくださったのです。
(°_°)
これは、祝吉小にとって、奇跡的な出来事でした。
史上初のプールボランティアの誕生です!
大きなハンドルを回す作業は、力も必要です。
豪快に放水!
開栓の説明・練習は熱く続けられました。
まさか見つかるとは思えなかった、プールボランティア。
祝吉という地区の皆様の、子どもを大切に思う、お志の高さを実感しています。
祝吉小の歴史を塗り替えた、プールボランティアの勇者お二人。
どうぞ、
祝吉っ子の笑顔のために、
よろしくお願いします!
了解です!
頼もしいお二人の後ろ姿に、校長は、涙が浮かびました。
さて。
深夜10時。水入れ開始の連絡が入りました。
そして。
翌日。
早朝6:00。
なんてことでしょう!
まるで、測って止めたかのような。
見事な、水量。
プールの上限、ぴったしに溜まっていました。
そして、その3時間後。
プールに1年ぶりに歓声が上がりました。
祝吉っ子は、みんな、プールが大好き!
冷たいお水で、プール開き。
この子どもたちの幸せの全ては。
この
お二人の勇者!
プールボランティアのお陰
なのです。
祝吉地区には、
皆さんが唱える、
大切な言葉があります。
それは、
「地域の子どもは、地域で育てる」
という言葉なのです。
祝吉地区。ありがたや。ありがたや。
٩( 'ω' )و
by 校長
by校「祝吉小の二刀流プレーヤー」011
祝吉小の給食準備の時間。
400名を超える給食当番が、訪れる、コンテナ室前。
ここも、「ザ無言の場」
徹底して決められた見事な動線。
徹底された、右一静歩。
重たい物を持っても、黙礼。
この約束事の中、400人超えの当番、整然と動きます。
この当番の動線は、長い歴史の中で構築されたものです。
部分的に子供が偏っても、綺麗に、滑らかに、はけていくよう、考慮されています。
しかし。
最近、この動きを仕切るのは、給食委員会のメンバーであることに気づきました。
毎日、準備時間終了後には、担当先生から、「今日もありがとう。君たちのおかげで、準備が滑らかに進みました。」と、慰労の言葉掛けがあります。
なんとも誇らし気な、給食委員会です。
彼らは、教えてくれます。
無言指導実現のためには、
無言指導が必要であることを。
これらの指示を声を出して言う子供はいません。
だから、みな、静かに動けるのです。
だから。
帽子から髪がはみ出す子供さんもいないのです。
さて。
さらに、校長は、あることに気づきました。
これだけ溜まった、入り口前。
しかし、これ以上の渋滞は発生しません。
自然に流れます。
???(°_°)???
実は、この入り口には、門番当番さんがいます。
門番さんは、無言で、入場の指示を出します。
コンテナ室のはけ具合を確認し。
頷くとともに、ポンプスイッチを押し、消毒薬を噴出。
それが合図で、一気に、給食当番は前え進みます。
その流れが、素晴らしいのです。
左右に子供さんがいたら、
両方から噴射。
左のみだったら、左のみ、噴射。
その速さたるや、まさしく、新幹線のよう。
基(もとい)。
大谷翔平さんの、打球速度のよう!
そう。
この門番さん、こそ。
祝吉小の、二刀流プレーヤー!
♪( ´θ`)ノノ
だったのです。
by 校長
by校「4年生 UMK報道」010
青空の中、4年生を対象に。
市の環境業務課の皆さんによる、素晴らしい、環境学習が実施されました。
市役所から、6名もの方が講師として、来校。
大人気のパッカー車は、2台投入されました。
その模様が、UMK番組「LINK」にて報道されています。
1週間の限定報道です。ぜひ、ご覧ください。
【UMK LINK 報道 都城市の小学生が環境学習】
https://www.umk.co.jp/news/?date=20240613&id=23869
(6/20までのリンクです)
by 校長
by校「デジタルな協働学習」009
グループで意見を交流させるために、昔は、ホワイトボードや付箋紙などを使っていました。
今は、クロームブックが、協働学習を、強力にサポートします。
6年生、社会科。
一枚の絵を見て、気づいたことを、話し合います。
「この絵を見て、気づいたことを、まとめよう。」
さあ、昔なら、すぐに手を上げて、発表していくというスタイルが取られていました。
しかし、すぐに手を上げさせると。
発表意欲のある子どもだけの授業になってします。
自分の気づきが「教えられて」しまい、気づきにならない。
結果、面白くない受動的な授業になってしまう。
これからの授業は、誰一人取り残されない、授業を展開していなくてはいけません。
みんなが、参加して、みんなが、考える授業を実現させなくてはなりません。
そのためには、子供たちの同士の意見を「可視化」することが大切です。
例えば、こんな風に。
この友達の画面と隣の友達の画面は、同じものです。
グループの友達で、画面を共有して、気づいたことを書き込み。
それを、整理していっているのです。
子どもたちは大いに意見をやりとりしているのですが。
ほぼ、会話がない、画面上の協働学習が進められているのです。
例えば、この2名は、同じボード上で協働学習をしていますが。
その斜め後ろの子どもさんも、同じボード上で、意見交換をしています。
子どもたちは、カチャカチャと、キーボードを叩きながら、デジタル付箋紙を並べ直しているのです。
もちろん、中には、アナログな交流活動も出現します。
ねえ、これさあ、こっちに入るんじゃない?
こんなアナログな交流シーンが出てくるのも、
子どもたちが、真剣に、学習に取り組んでいるから。
見ていて、微笑ましくなります。
さて。
ほぼ、グループの意見はまとまりました。
先生が指示を出されます。
「では、グループで出された意見を発表してください」
協働学習でまとめられた、グループの意見は、
今度は、元気の良い声による発表で、
黒板に飛んでいきます。
グループみんなが、自分事として、この発表内容を誇らしく思うことでしょう。
先生は、あくまでも、子供の協働学習を整理する。
コーディネーター。
次の発表者。
徐々に、意見が発表され。
黒板が埋まっていき。
子供の意見で、黒板が、埋められていく授業。
これも、立派な、子供が主役の授業。
最後の、子供たちの気づきは、高床式倉庫。
なるほど、こんな家、今は見ないよね。
床が高くなっているよね・・・。
よく気づきましたね。
発表者に、大きな拍手が送られていました。
クロームブックのジャムボードという共同編集アプリを活用した授業。
デジタルな協働学習。
10年前に、こんな、とんでもない、グループ学習ができる日がくるって、誰が想像したでしょう?
そして、10年後の小学生は、何を使って、どんなお勉強をしているのでしょう?
by 校長
令和6年度 行事一覧(NEW!)
(予定です 変更も有りです)
9/5 by 校長
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