2016年7月の記事一覧

ある夏の風景

 「校長先生に用があって来ました。入ってもよいですか?」校長室を訪ねてきたのは、1年生の男の子でした。手に何か持っていたので、「それは何ですか?」と尋ねると、「せみの抜け殻です。」と答えてくれました。見ると、木の枝に抜け殻がくっついていました。「ほう~、きれいについているねえ。」と、二人でしばらく観賞していました。男の子にとっては、大きな発見、私にとっては夏を感じさせてくれる出来事でした。「家に持って帰ります。」と言って部屋を出て行く後ろ姿を見ながら、思わず笑顔になりました。1年生も生き生きと学校生活を送っています。