学校の様子
門川小学校職員への心肺蘇生法講習会
5月30日(火)の15:30~16:30は、日向市消防署予防課から2名の講師の方に来校していただき、心肺蘇生法の講習を職員に向けて行っていただきました。
突然の事故や病気で、けが人や急病人が発生した場合、バイスタンダー(その場に居合わせた人)が、応急手当を速やかに行うと、助かる可能性が高くなり、けがや病気の治りもよくなります。
以前は、胸骨圧迫と人工呼吸がセットでしたが、新型コロナウイルス感染症拡大以降は、胸骨圧迫を優先させてくださいとのことでした。それは、胸部圧迫をすることにより、絶え間なく血液を心臓のかわりに全身に送ってあげるためだそうです。学習した胸骨圧迫の方法の概要は以下のとおりです。
①最も大切なことは、十分な強さと、十分な速さで、絶え間なく圧迫すること。【強く・速く・絶え間なく】
②圧迫の位置は、胸骨の下半分。目安は、胸の真ん中。
③一方の手の根元を圧迫位置に平行に当て、もう一方の手を重ねる。
④胸が約5㎝沈むまで、1分間に100から120回のテンポで圧迫する。
⑤両手を使い、地面に対して垂直に、体重を利用して圧迫する。
まずは、1人1人が人形を使って、実技を行いました。しかし、救急車に乗った救急隊員が来るまで1人で行い続けるのは、けっこうきついです。そこで、胸骨圧迫の途切れない方法を、隣から交代する方法と対面から交代する方法の2種類を学びました。その後、AEDの使用方法も学びました。
門川小学校では、プールでの学習前に心肺蘇生法講習会を毎年行っています。今回も、万が一の場合の命を助ける学びができた有意義な1時間でした。
プール清掃
5月29日(月)は、5年生と6年生がプール清掃を行いました。
先週の26日(金)の15:00からプールの水を抜いたばかりのプールの底や壁、その周辺、更衣室、トイレ等は、教職員で行いましたので、今回は、その仕上げを5年生と6年生が行いました。途中休憩をとりながら、5年生は2・3校時、6年生は5・6校時を使ってがんばりました。それぞれ掃除する場所ごとに役割分担がされており、丁寧に磨いたり掃いたり拭いたりしました。
下の写真は、プールの底やプールサイドを水を流しながら一生懸命磨いている様子です。おかげでヌルヌル感がなくなり、滑りにくく、ピカピカになりました。きっとプールを満水にしたとき、きらきらと水面が美しく輝くことでしょう。もちろん、更衣室やトイレもきれいになり、清潔感を取り戻しました。
もうすぐ体育科では、プールでの学習が始まります。1~4年生は、プールをきれいにしてくれた5・6年生に感謝しながら、プールでの学習を真剣に、そして楽しんでほしいです。
全校朝会
5月29日(月)は、全校児童が体育館に集合して、全校朝会が行われました。今回は、学習指導部長と生徒指導部長の2名が、児童に話をしました。
まず、学習部長の話でした。「学ぶ」「準備」をキーワードに話をしました。児童は、学ぶために学校に来ています。学ぶためには、準備が必要です。準備には2つあって、「心」の準備と「体」の準備です。心の準備とは、たとえは、「漢字を正しく覚える。」「今日1日たし算ができるようになる。」「友達とけんかせずなかよくする。」「友達に迷惑をかけない。」等の目標です。体の準備とは、たとえば、「きちんと睡眠をとって登校する。」「早寝・早起き・朝ご飯ができている。」「グー・ピタ・ピン(正しい姿勢)ができている。」等です。新しい学年になっておよそ2か月がたとうとしています。準備の大切さをきちんと理解して、これまでの自分を振り返り、今後の学びを自分自身で高めていってほしいと思います。
次に、生徒指導部長の話でした。趣意説明をしながらきまりについて話しました。学校のきまりは、児童の生命を守ったり家族や身の回りの方々を心配させたりしないためにあるということを話しました。「①夕方5時までには、家に帰り着いておくこと。(不審者からの危険低減のため、心配させないため)」、「②児童だけで、川・海・池に行かない。(生命の安全のため、心配させないため)」「③子どもだけで校区外に行かない。(不慣れな土地でのケガ・事故防止や生命の安全のため、心配させないため)」です。きまりは、児童を不自由にさせるものではなく、自分の生命の安全や周りに迷惑をかけないためであることが分かったと思います。
門川町一斉避難訓練
門川町では、大規模災害時に町民が迅速に避難できることを目的に、県防災の日(5月第4日曜日)に合わせて、町の防災訓練を毎年実施しています。
今年度の訓練は、5月28日(日)午後9時から、地震・津波(南海トラフ巨大地震時の浸水想定エリア内)時の避難訓練が行われました。
午前9時00分に大地震発生が防災行政無線を使って放送され、次いで町内全域に「避難指示」が発令されました。それを受けて、近隣の高台や一時避難所等、地域の実情にあった場所に避難しました。
本校の北校舎屋上も避難所になっておりますので、地域の方々が、屋上に上られてきました。屋上にいち早く上ると、他の高台に登っておられる方々やそこに向かっている方々の姿が見られました。また、海に近いということも実感できました。
交通安全教育
昨日5月24日(水)は、交通安全協会の方を2名お招きして、全校児童を対象に交通安全教室を行いました。
去年1年間で宮崎県で起こった交通事故は3798件で、その内ケガをした人は4245人、無くなった方は32人だったそうです。児童は、その多さに大変驚いていました。
3~6年生対象の学習では、「自転車の安全な乗り方(右折・左折・発車・停止・交差点の乗り方など)について理解し、安全に留意する態度を身に付けることができる。」「自転車の点検の仕方を知り、自分の自転車の点検を怠らないように留意することができる。」を目標に学習しました。
自転車の安全な乗り方に関するDVDを視聴した後、万が一交通事故にあったときに頭に大けがを負わないためヘルメットの着用は大切であること、停車中の車の横を通るときには急にドアが開くかもしれない、交差点を通るときには車が突然出てくるかもしれないという危険の予想を立てることも大切であることを学びました。最後は、自転車点検の仕方として「豚は喋るか」の合い言葉を知りました。「ぶ…ブレーキ、た…タイヤ、は…反射材、しゃ…車体(ハンドル・ライト・サドル)、べる…ベル、か…鍵」のことでした。
1~2年生対象の学習では、「歩道や横断歩道の安全な歩行・渡り方を実践し、その技能と安全に留意する態度を身に付けることができる。」を目標に学習しました。
横断歩道の渡り方や横断歩道がない場合の渡り方に関するDVDを視聴した後、交通ルールは命を守る大切なお約束、道路は基本的には右側を歩く、道路を横断するときには手をあげて右・左・右を見る、「横断禁止」の表示があるところは絶対に横断しない、歩道を歩いていてもできるだけ車道から離れた所を歩く、横断歩道の信号が点滅しているときには渡らない等を学びました。最後は、仮設の横断歩道を設置し、グループをつくって、正しい渡り方の実践を行いました。
3~6年生、1~2年生の学習とも一番最後には、代表児童による感想とお礼のことばでした。45分間の学習の中で何を学んだか想起し、特に心の中に残った場面や学習内容をお礼の言葉の中にきちんと入れて発表ができました。
交通安全協会の皆様、お忙しい中、児童自身が自分の命を守るための大切な指導をしていただき、本当にありがとうございました。
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