学校の様子

学校の様子

しいたけで元気!

 昨日、表現集会が行われました。表現集会では、1・2年生が生活科で学んだことを劇「しいたけで元気」にして、しいたけのことを楽しく分かりやすく発表しました。この日は、学校評議員の方々、学校評価推進委員の方々が荒谷小にお越しくださっていて、1・2年生の発表も見てくださいました。
 
       【お客さんが多ければ多いほどパワーが出る1・2年生】
 
 「しいたけで元気」では、「お仕事で疲れている校長先生を元気にしたい」と子どもたちが考え、しいたけが大きく育つための方法をクイズ形式で紹介しました。
 「しいたけを大きくするにはどのようにしたらいいでしょう?」という問題では①日光に当てる②水をやる③なば木の上と下を入れかえるという3択でした。3~6年生はさすがによく知っていて、③なば木の上と下を入れかえるに手を挙げていました。
 第2問は「なぜ、なば木の上と下を入れかえるのでしょう」という問題でした。これも3択で、①下の方に水がたまっているから②下の方は日光があたっていないから③下の方に虫がたくさんいるからの中から選びます。正解は②下の方に水がたまっているからでした。
 
【2問目は難問でした】【ALTの先生や保育所の先生も授業参観してくださいました】
 
 そして、しいたけを収穫する時のコツも教えてくれました。それは「しいたけさ~ん、もう取っていいですか~?」としいたけに尋ねるのだそうです。すると小さな声で「まだですよ~」とか「いいですよ~」と聞こえるそうです。いつかしいたけを収穫する時に試してみたいと思います。
 
 最後にふりかえりをしました。今日発表した内容は、これまで1・2年生が学習してきた内容のほんの一部だそうです。しいたけはの原木はクヌギからできていること、日光を当ててはいけないこと、水のやりすぎもよくないこと、江戸時代からしいたけが栽培されていること等、たくさんのことを学んできたようでした。そして、お世話をした分だけ、大きくておいしいしいたけが育つこと、しいたけを栽培されている方々の苦労や収穫の喜びが分かったことなどを発表していました。
 結びの言葉では、「ぼくたち・私たちが諸塚を支えるビッグな大人になります!!」と力強く言っていました。頼もしく嬉しい言葉です。
 
 今回、1・2年生が楽しそうに発表している姿を見て、この学習に意欲的に取り組んだのだろうと感じました。毎日欠かさず校舎の裏にあるしいたけの観察をして、しいたけの成長を見守り、お世話をしていた1・2年生。その1・2年生のしいたけへの愛がよく伝わってきた発表でした。
 
 給食時間は、学校評議員さん・学校評価委員さんも一緒に給食を食べました。日頃お世話になっている顔見知りの方々ばかりですので、色々な話をしながら給食を食べていました。
 
        【今日は秋の香りがする「きのこごはん」でした】
 
               【楽しい時間になりました】
 
          【学校を支えてくださって、ありがとうございます】
 
     【また来てくださいね】
 
 学校評議員さん、学校評価推進委員さん、ご多用の中、朝から子どもたちの様子を参観してくださりありがとうございました。

5・6年生のいない日

 今日は、NHKの出前講座が行われるため、5・6年生は1日諸塚小にお世話になっています。そのため、朝の放送では「5・6年生がいないので4年生がリーダーシップをとりましょう」と4年生が元気に言っていました。10月にもこのような状況がありました。それは5・6年生が青島青少年自然の家に宿泊学習に行っていた時です。その時も4年生が中心となり、下級生のお世話もしてくれていました。その経験があるせいか、子どもたちは5・6年生がいない1日でも落ち着いて行動していました。そして、給食も1~4年生だけの給食です。2~4年生が給食当番をして、1年生が台ふきや配膳をしました。荒谷小の子どもたちは1年生から給食当番を経験しているので、このような時でも臨機応変に対応できます。テキパキと配膳を終わらせ、いつもより早い時間に「いただきます」をすることができました。
 
【今日は窓際に集まって食べました】【5年生の代わりに献立紹介をしました】
 
 5・6年生だけで児童の半分がいるので、1~4年生7名だけの給食は淋しいだろうなぁと思っていたのですが、和気あいあいと給食を食べていていつもよりも賑やかなのではないかと思うくらいでした。会話の中には、1・2年生がしいたけの料理をしたことや、明日の1・2年生の表現集会の話、「今日の献立のにくだんごの甘酢あんかけはハンバーグの味がします」などと、話題が尽きない給食時間でした。その中でも、「明日、子ども対先生でサッカーをするとしたら、5・6年生にはエースが4人もいるから先生には負けないかもしれません」とここにはいない5・6年生の話も出てきていました。やっぱりみんな一緒が一番いいですね。
 
【ろうか側の席はガラーンとしていました】【今日もおかわり!!もりもり食べてね】
 
        【とっても元気がいい1~4年生です】
 
 給食の途中、雨が強くなってきて運動場のイチョウの木がたくさん落ち始めました。それを見て「掃きたーい」という2年生の女の子。このイチョウの木の葉っぱが一斉に落ちてしまったらいよいよ冬の到来ですね。
 
【5・6年生、担任の先生、気を付けて帰ってきてくださいね。待っています。】

読書集会

 今日の朝、体育館で読書集会が行われました。まずはじめに、図書委員会全員で紙芝居を読みました。その紙芝居は「ゆっくり ゆっくり」というお話でした。
 
 身体に障がいがある女の子のことを、始めはよく分からなかった周りの子どもたち。でも、実際にその女の子と話したり、遊んだりすることで、女の子の大変さを知ることとなります。そして、その女の子と一緒に遊ぶためにはどのような工夫をすればよいかを考えるようになります。十人十色という言葉があるように、人それぞれ個性・特性があります。それらを知り、認め、寄り添うことで、他者との関わりを大切にでき、相手を思いやることができるようになるのではないかと思います。
  【紙芝居を見る時、子どもたちは一言も口を開かず見入っていました】
 
 その後、おすすめの本の紹介がありました。今回は病気等で身体が不自由な方の本の紹介でした。「ヘレン・ケラー」や「さっちゃんのまほうのて」、「暗やみのなかのきらめき」、「禎子の千羽鶴」、「野口英世」を委員会の児童がそれぞれ紹介しました。本の内容を大まかに話したり、「漫画で見やすいです」等と、低学年でも手に取ってみたくなるような紹介でした。
 
【図書室にはいい本がたくさんありますね】
 
 読書集会では、図書委員会の児童が本の魅力を十分に伝えてくれました。1人でも多くの子どもが、図書室に足を運び新たな本との出会えるといいなと思います。
 
 その後、先日全校児童会で話し合った赤十字活動の内容の発表がありました。今回、自分以外の人のためにできることを考え①ゴミ拾い②プルタブ・ペットボトルキャップ集め③募金活動の3つを行っていくそうです。
 ①ゴミ拾いは登校中に通学路のゴミを拾う計画です。荒谷・野谷川・中の又それぞれの班にゴミ袋を渡し、ゴミを拾ってその袋に入れます。そして、そのゴミを学校に持っていき、燃やせるゴミと燃やせないゴミに分別します。
 ②プルタブ・ペットボトルキャップ集めは、各家庭から持って来てもらう計画です。ペットボトルキャップをリサイクルすることにより、世界の子どもたちに届けるワクチンの購入に充てられます。
 ③募金活動は各家庭から募金をお願いし、集まった募金は社会福祉協議会へ提出します。
 
【ゴミを拾ってピカピカにしましょう】  【プルタブ・ペットボトルキャップお家を探してね】
 
 【募金、よろしくお願いします】
 
 担当の先生から「この活動を通して、自分にできることを考えるきっかけになるといいと思います」とお話がありました。この期間だけ活動をするのではなく、日常的にこれらの活動ができれば、とっても素敵な学校になると思いました。
 それから、「子どもの詩」の表彰がありました。今回は3年生と4年生が表彰されました。賞状をもらった3年生は、自分の座る場所に戻った後もニコニコしてとても嬉しそうな表情でした。
 
        【とってもすてきな詩が書けていましたね】
 
 今日は、朝の時間には雨がザーザー降っていて、体育館での子どもたちの声は少し聞こえにくかったです。最後に教務主任に先生から「相手に伝わらない声は失礼にあたります。相手意識をもって、大きな声で発表しましょう!」と元気よく指導されました。晴れた日なら聞こえる声でも、雨の日には聞こえないこともあります。その時々に合わせて声の大きさを変える工夫をしていけるようになるといいと思います。

ウッジョブ諸塚 チームワークも備えて

 今日は3~4校時にわくわく学習(ウッジョブ諸塚)を行いました。まず始めに校長先生が、何のために今の学習を行っているのかという確認をされました。今、子どもたちは色々な製品づくりをしたり、リーフレットやポスター、絵本の作成を行っています。それらを「完成させること」が目的なのではなく、「林業のことを発信し、林業に貢献すること」が目的であり、その過程で苦労したことや困ったこと、工夫したことを大切にしていくださいとお話がありました。そして、どのように課題をクリアしていったかということも振り返っていけるとよいとお話されました。また、C学習発表会のリハーサルでも指導をしていただいたチームプレイについても子どもたちに指導されました。自分のことだけではなく、周りの友達の作業を手伝ったり協力したりすることの大切さを子どもたちも再確認したと思います。
 
 
 
                  【初心に返りました】
 
 
 今日のめあては「今日の課題は何かを考え、解決方法、今後の見通しをもって活動に取り組もう」です。めあてを頭に入れ、それぞれのグループに分かれて作業を始めました。
 リーフレット作りをしている子どもたちは、リーフレットのレイアウトや内容を考えていました。「村の文化祭で掲示してあった産直住宅の資料が欲しいとよね~。役場にあるかなぁ。」
等と2人で話しながら取り組んでいました。
 
【相手に思いを伝えるために最良の資料が欲しい】
 
 製品づくりのグループは、木の定規にデザインを書いていたり、シーソーにプリントする神楽の絵を書いていたりしました。オンリーワンの作品を作るために真剣でした。
 
【ペンが滲まないか試し書きをしてデザイン中】【神楽の写真を見ながらデザイン中】
 
 絵本を作成する児童には、今日は強力な助っ人が登場しました。それは、林業やりがいポスターを制作中の6年生の女子児童です。12月12日必着で絵本のデータを、大分県の会社にお送りすることになっています。そのため、下書きを絵本担当の児童が書き、色ぬりを絵本担当の児童はもちろん、他の5・6年生や職員で一緒に取り組むことになりました。今日は、下書きをした絵本の文字をなぞってもらったり、色ぬりをしてもらったりして、ずいぶんとはかどりました。
 
【絵本のプランを説明します。これからは司令塔の役割も担います】
 
 あっという間に2時間が終わり、ふりかえりの時間になりました。リーフレット作りの子どもは、「インパクトのある題名を考えたい」、「見る人を惹きつける内容を考えたい」と発表していました。また、シーソーを作っている児童は「木にねじが刺さらず難しかった。けがをしそうになったので、校長先生に教えていただいた方法で次回は安全にやりたい」と発表していました。絵本作りの児童は「この3連休で下書きを完成させたい」とやる気満々でした。
 
 
 制作の時間が長くなると、それを完成させることばかりが頭にあるかもしれませんが、常に何のために作るのか、これを見て、使って、相手がどのように思うのか等考えながら取り組むと、自分たちの思いが真っすぐに表れたものができると思います。
 ウッジョブ諸塚、これからも林業発展・貢献のために邁進します!
 

「みらい みやざき まなび隊」の取材

 昨日、mrtの「みらい みやざき まなび隊」の取材が本校で行われました。荒谷小に来られた理由は、今年度本校が指定を受けた「校内研修活性化モデルプログラム開発事業」の取組の取材のためでした。校内研修は、通常であればその学校の職員だけで行うことが多いのですが、この事業は宮崎大学の先生方や研修センターの先生方と一緒に校内研修に取り組み、より一層充実した研修を実施できるようにするための開発事業です。
 
 朝早くから取材に来られたmrtの方々、休み時間には子どもたちにインタビューをしたり、給食時間には一緒に給食を食べたりしました。大学の先生や研修センターの先生方も一緒に給食を食べ、とっても賑やかな給食時間になりました。子どもたちは「私の宮日に載った作文がろうかに貼られています」とか「昼休みは野球をします。あまりサッカーはしません」など、日頃の学校生活の様子を嬉しそうにお客様に話していました。
 
   【たくさんの人に囲まれての取材はドキドキしたようでした】
 
【いつものおいしい給食が、今日は2倍も3倍もおいしく感じられました】
 
 5校時には5・6年生で研究授業が行われました。教科は国語で、5年生は「森林のおくりもの」6年生は「未来に生かす自然のエネルギー」という単元でした。5年生のめあては「資料の要旨を読み取ろう」、6年生のめあては「資料の要旨を読み取り自分の意見をまとめよう」でした。この研究授業には宮崎大学の先生が2名、研修センターの先生2名、取材の方3名と本校職員が参加し、5年生はやや緊張した面持ちでした。6年生は緊張感はあるものの自分の意見をいつものように発表したり話したりすることができていました。テレビカメラもあって、いつもの研究授業とはまた違う雰囲気でしたが、授業に一生懸命取り組む姿勢はいつもと変わりない5・6年生でした。
 5・6年生の担任の先生は、この日のために校長先生、教頭先生、研究主任の先生と何度も何度も話し合い、それを全体で話し合い、試行錯誤しながら授業の中身を考えていきました。その甲斐あって、この研究授業では子どもたちのハテナの部分を的確に捉え、思考が停滞しないように適宜助言をされ、新たな問いを見つけることができるよう支援していました。
 
           【2学年とも、要旨についての学習でした】
 
 
 
【子どもたちのつまづきをホワイトボードにメモし、その後、助言をして軌道修正します】
 
【結論を書くのが難しいなぁと悩みました】
 
 授業が終わって子どもたちが下校した後に、5・6年生教室で職員研修が行われました。先ほどの授業を見て、子どもたちの姿から成果や課題、解決策などを出し合いました。ここで出していただく、宮崎大学の先生方や研修センターの先生方の意見がとても貴重で、学校の職員だけでは考えつきもしないような発想や指導方法を提案してくださいます。それら1つひとつの言葉が授業を改善するヒントになり、子どもたちに還元することができています。ありがとうございます。
 
 昨日はお忙しい中、荒谷小にお越しくださりありがとうございました。子どもたちは、取材をされるという貴重な体験をさせていただきましたし、研究授業・事後研によって授業改善のための方策を学ぶことができました。本当にありがとうございました。
 
             【事後研は授業形式で行われました】
 
    【子どもたちも職員もたくさんの笑顔がみられた日でした】
 
 

保育所生も参加 長距離走大会練習

 今日の業間、運動場で長距離走大会の練習を行いました。
 まずはじめに、運動会で踊ったダンスで準備運動をします。毎回、このダンスを準備運動として取り入れているので、子どもたちがどんどん上手になっているとダンス担当の先生が話していました。
 
   【楽しそうに踊ります】        【校長先生も校長室でダンス】
 
【パイナップルカラーの体育主任の先生もダンス】【保育所生ものりのりでダンス】
 
 準備運動で身体が温まったら、いよいよ運動場を走ります。保育所生はトラックの内側を走り、小学生はトラックを元気に走りました。(5分間)
 
     【レッツゴー!!】            【まだまだ平気】
 
  【あとちょっと、がんばれ~】   【校長先生も応援に出て来てくださいました】
 
 今日は風がなく、外に出ると太陽の光が暖かく気持ちのよい日でした。練習の後、校長先生が「何周走った?」と子どもたちに尋ねると「6周です」とか「7周です」と答えていました。2年生の児童も「4年生について行ったら6周も走りました」と満足げな表情でした。長距離走大会まで1カ月を切りました。この練習を積み重ねて、本番では自分の力が最大限に発揮できるよう努力していきましょう。

C学習発表会

 今日は、諸塚中学校でC学習発表会が行われました。この日に向けて、子どもたちはずっと前から準備や練習をしていました。
 今朝は7時30分に学校を出発するためいつもより早く登校してきた子どもたち、出発式では校長先生から「今日のC学習発表会、頑張ってください。この発表会で学んだことを、2月にある学習発表会に生かしてください」とお話がありました。
 
【昨日も納得がいくまで練習をしたようでした】
 
 諸塚中学校に着くと、中学生が大きな声で「おはようございます!!」とあいさつをしてくれました。その声に負けないように、子どもたちも元気な声であいさつをしていました。控室に着くと、3・4年生の担任の先生から「あいさつは人と人との間で生きていると意識できるものです。今日のめあてはあいさつです。あいさつができればしっかりと発表ができます」とお話がありました。
  【あいさつ、とても大切ですね】
 
 C学習発表会が始まるまで約1時間あったので、5・6年生は体育館でリハーサル、3・4年生は学習室でリハーサルをしました。リハーサルが終わるとみんなで円陣を組んで、発表の成功を祈り、声を掛け合いました。
 
【頼もしい応援団1・2年生も一緒です】
 
 そして、いよいよC学習発表会が始まりました。出入り口には素敵な装飾がしてありました。これは中学生が昨日の前日準備の時間に作ってくれたそうです。この秋の雰囲気満載の通りを抜けると、5・6年生の発表の舞台です。
 
      【秋らしい飾りでした】
 
今回は開会行事、閉会行事を通して、荒谷小の6年生児童が進行をします。この児童は、終始はきはきとした声で堂々とした進行をしていました。とても立派な姿でした。
 
  【落ち着いた進行をしました】
 
 開会行事では七ツ山小学校の校長先生からごあいさつをいただきました。その中でC学習の「C」の意味についてお話がありました。C学習の「C」は「community:地域」という意味です。諸塚村は、地域の中で人と人が助け合ったり、支え合ったり、協力し合ったりしていて、深い人と人とのつながり=絆があるとお話されました。その地域の中の諸塚小、七ツ山小、荒谷小、諸塚中を「C」で表しているそうです。
 
【C学習発表会の「C」、分かりやすく教えてくださいました】
 
 次に、副村長さんからごあいさつをいただきました。お話の内容は「森林と水について」でした。山は緑のダムと呼ばれており、雨を山の中に溜め、しみ出した水は沢となり川となり流れていくとお話されました。上流にある諸塚村の川は、日向市までつながり海に流れていきます。諸塚村の川が汚れないようにし、下流にある日向市にきれいな水を流そうという取組の1つに汚水処理施設の普及の推進をされてきたそうです。施設の整備だけではなく、きれいな水を生み出す森林を大切にすることを一人ひとりが考えることの必要性もお話しくださいました。また、子どもたちには将来諸塚に帰ってきて、諸塚村を継承していって欲しいとも話されていました。
 
【諸塚を大切に思うお気持ちが伝わってきましたね】
 
 開会行事が終わると、次は3・4年生の発表です。3・4年生は音楽室や美術室、視聴覚室、学習室でそれぞれ学校毎に発表を行いました。
 荒谷小は学習室の前と後ろを使って、3年生・4年生同時に発表をしました。3年生はプロセッサーづくりを通して学んだこと、4年生は苗木袋について学び、学びながら変容してきた気持ちを発表しました。
 
【プロセッサーへの熱意を発表しました】【6年生が、機械を動かす補助をしてくれました】
 
       【4年生も実際の苗木袋を見せながら元気に発表しました】
 
 
 その他の学校も工夫を凝らした発表ばかりで、じっくりと見たいなぁと思う内容でした。
 3・4年生の発表が終わると全員体育館に集まり、郷土芸能の発表の時間です。諸塚中の生徒による「チョイガマカ」と「七ツ山臼太鼓」を披露してくれました。披露してくれた生徒たちは、総合的な学習の時間で3つのコースに分かれ、その1つの伝統芸能を選んだ生徒たちだということでした。その中で小原井出身の生徒が多かったので、七ツ山臼太鼓を披露したと話していました。
 
【息の合った鐘、迫力ある太鼓の音、軽やかな動き、どれも素敵でした】
 
 次に、5・6年生児童の発表です。荒谷小はトップバッターでした。これまで学習してきたウッジョブ諸塚での内容をスライドを用いて発表しました。林業の現状、それに対する対策(自分たちが貢献できること)を実物のものを見せながら発表しました。この6分間の発表にそれまでの子どもたちの苦労やがんばりを思い返しました。これからもこの学習は続いていきます。今回はその学習の途中経過を発表しています。これから子どもたちはゴールに向けてますますやる気を出していくと思います。2月の学習発表会ではそれぞれ完成したものや、ウッジョブ諸塚を通して学んだことが発表できると思います。
 
【ゆっくりと大きな声で発表できました】
 
 中学生も自然環境や福祉についての発表をしました。自然環境のグループでは「ロールしいたケーキ」というロールケーキを開発したそうです。これはしいたけの粉末としいたけをみじん切りにしたものを生地に混ぜてロールケーキにしたそうです。試食をした教育長先生も北部教育事務所の先生も「おいしい」とお誉めの言葉をくださっていました。
 
 閉会行事では、諸塚中の生徒会長からのあいさつがありました。「このC学習発表会をとおして、疑問に思ったことや興味をもったことを調べるともっと諸塚が好きになるのではないかと思います。今日無事に発表できたのも、協力してくださった地域の方々や先生方の支えのおかげです。これらの方々に恩返しするためにできることは、私たちが日々を楽しみ、諸塚に住んでいることを誇りに思い、あいさつで諸塚を元気にするということです」と話していました。子どもたちが楽しく学校に通い、意欲的に学習に取り組み、諸塚が好きだと思ってくれる、そして「あいさつ日本一」を掲げる村内の小・中学校に元気なあいさつが響き渡るだけで、周りにいる大人たちは自然と笑顔になります。それを子どもたちもしっかり理解しているのだと感心しました。
 
【荒谷小出身の生徒会長、みんなのお手本になりますね】
 
 最後に北部教育事務所の先生から講評をいただきました。
 3・4年生の発表では現物を見せながらの発表、寸劇・クイズ・解説を織り混ぜた発表、紙芝居やニュース形式の発表、3校それぞれの発表形式を誉めてくださいました。そして「はきはきと堂々とした発表ができていたのは、それまでの勉強が自信になっている証です」ともおっしゃってくださいました。
 5・6年生の発表では、「何に視点をおいて発表をしているか」ということをみてくださったそうです。林業の移り変わりと課題、それに対して自分たちにできることや、何気なくみていた黒岳の素晴らしさ、どんぐり材に着目したところやふるさとの歌を作ったところ、学習を通して自分たちに何ができるかを考え行動にうつしたところ等3校の取組を分かりやすく誉めてくださいました。子どもたちも、自分たちが学習していることは素晴らしいことなのだと実感したと思います。
 中学生の発表は「態度」をみられていたそうです。中学生の落ち着き、真剣さ、礼儀正しさを発表を通して感じられたとお話されていました。また、先ほどのロールしいたケーキについても「素朴な味で、ほどよい甘さもあってまた食べてみたいです」と話されていました。
 諸塚村は村づくりもモデルとも呼ばれている村だそうです。なぜ、そのように呼ばれているのか。それは①豊かな自然②自然を生かした暮らし③人と人との絆があるからとのことでした。実体験から、ふるさとを離れて初めてふるさとの有難さが分かると話され、15の春を迎える中学3年生にもエールを送られていました。
【1つひとつのお言葉が嬉しかったですね】
 
 今回、これまでに学習してきた内容を発表という形でまとめた子どもたち。また1つ経験を積んで大きくなったことと思います。これからもこれらの学習は続きますので、今学習している内容をさらに深めて、林業についてもっともっと理解していけるといいですね。そして、林業で諸塚を元気にするという一役を担えるといいと思います。

冬支度

 今日は冬の訪れを感じさせるような冷たい風が吹いていました。日が当たるところはポカポカして暖かいのですが、外に出るととっても寒く身体が震えそうでした。
 寒さの厳しい冬に備えて、今日は荒谷小でも冬支度をしました。清掃時間に、体育館に片付けておいたストーブや囲いを出して各教室に運びました。
 
【ストーブが点く日はいつになるのかな】
 
  広い教室に数人しかいないので、ストーブが無いととても寒い教室です。火が点いていないストーブでも、置いているだけで少し暖かさを感じるのは不思議です。

また一歩前進 ウッジョブ諸塚

 今日の朝、地元の林業会社の社員の方が、わざわざ学校にお越しくださいました。その方は、子どもたちがウッジョブ諸塚で進めている活動に必要な木材を持って来てくださいました。
 その木材とは、諸塚産材で定規を作ろうと考えている児童に、三角定規の形に加工してくださった木や、松葉づえに装飾できそうな小物も木で作ってくださっていたものでした。また、木の絵本を作る児童のために、表紙として使えるホオノキを2枚、準備してくださっていました。
 
【これは絵本の表紙になる木です】
 
 これらを校長先生が5年生児童に手渡すと、突然のプレゼントに子どもたちはびっくりしていました。
 
      【思いもよらなかった今日のプレゼント、嬉しいね】
 
 おかげ様で、子どもたちの活動が目に見えるものとしてまた一歩前進しました。地元の林業会社の方々には、多くの時間や労力を子どもたちのために使ってくださり、本当にありがとうございます。これからも、子どもたちの活動を見守っていただけると大変有難いです。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ALTの先生と授業

 今日の3校時、3・4年生は体育館で英語活動を行いました。今日は、カードを用いて、公園(park)や動物園(zoo)、駅(station)や学校(school)、博物館(museum)、バス停(bus stop)、警察署(police station)、病院(hospital)を英語で発音した後、ゲットゲームをしました。これは、子どもたちが「What's this?」と声を揃えて尋ねると、ALTの先生が先ほど学習した場所を英語で言います。子どもたちはそれを聞きとり、ALTの先生が言った場所を走って探しにいきます。これがゲットゲームです。
 
【クリス先生との英語活動楽しみにしていました】【ゲットゲーム、カードを見ないように後ろを向きます】
 
【「museum」はどこにあるでしょう?】
 
 正しい発音に触れ、楽しみながら英語に親しんでいる子どもたち、これからも英語が分かる楽しさや、英語でコミュニケーションが図れる喜びなどを感じていって欲しいです。