校長より
先輩
昨日の新聞で、山中智郎さんが紹介されていました。
山中さんは須木中学校の卒業生で、小林高校・大学へ進学された後、アーティスト・イラストレーターとして活動されている方です。
私もつい先日の須木中央保育園の運動会に伺った時に、山中さんが今回の新聞記事にも載っている有名な歴史小説の装画を手掛けられていることをご紹介いただき、初めて知りました。
山中さんのサイトでは、たくさんの作品が紹介されていますので、ぜひご覧になってください。
どのイラストも独自の世界観にあふれ、強いエネルギーを感じさせる素晴らしい作品ばかりです。
須木中の卒業生の方がこのように活躍されていることは生徒達の励みにもなり、目標にもなります。
今後もさらに活躍されることを楽しみにしています!
朝活
3年生の実力テストが無事終了しました。
昨日が国・理・英、今日が社・数でした。
3年生にとっては、今週末は生徒総会があるため、生徒会や議長団の担当はさらに忙しい状況です。
さらに、来週は校内テスト(定期テスト)と、波のように次々と息をつく間もない感じで重要行事がやってきます。
そのような中で、生徒も先生方もよくやってくれています。ありがたいです。
その週末に行われる生徒総会の議題に、「朝活動(始業前に行っているボランティア活動)をテスト前や受験前はしないようにできないか」という内容が出されています。
3年生はテスト日の今日も朝活に一生懸命取り組んでいました。
朝活は、中身10分、準備と片付けまで含めて約20分の活動で、数年前の生徒会で決めた取り組みです。しかし、その頃を知る生徒は当然いません。
生徒が入れ替わるので、決めた当時の意義や意識はなかなか受け継ぐのが難しいようです。
決めた当時も今回の議題に関することについて多少は議論されたのだろうとは思いますが・・・。
今回の生徒総会では、生徒達がどのような意見を出し合い、どのような形で決着がつくのか楽しみです。
活発な議論をして欲しいと思っています。
活躍
今日の午後は、高校説明会があり、県立高校3校、私立高校2校の先生方が説明に来てくださいました。
私は最初に生徒・保護者への挨拶を行い、その後は校長室で来校される高校の先生方のお迎えを担当しました。
説明会の最初の挨拶では、すでに行きたい高校がはっきりしている生徒もいるが、それとは別に様々な高校・学科の特徴について知って欲しいこと。そして、自分が知らないだけで、知ることで興味が持てる場合もあるかもしれない。そういう視点で聞いて欲しいと生徒達には伝えました。
さて、ある高校は先生と一緒に須木中の卒業生が来ていました。高校はどうですかと聞くと「楽しいです!」という返事が返ってきました。また、ある高校の案内チラシは、須木中の卒業生が製作に関わって作り上げたとのことでした。
卒業生がいろいろな場面で頑張っている様子や活躍する様子は在校生の励みにもなりますし、良い刺激にもなったのではないかと思いました。
本日お世話になった高校の皆様ありがとうございました。
InBody
6月15日(土)のミニバレー大会の合間にInBodyによる測定をしてみました。
InBody(インボディ)とは、人間の体を構成する水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪などの体成分を定量的に分析する体成分分析装置のことです。
筋肉の付き方やバランス、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、身体のどこに体脂肪が多いのかなどを測定でき、結果がグラフ等で表示され、改善点が一目でわかります。
測定したところInBodyスコアは100点中79点でした。
InBodyスコアは80点が基準となります。80点は体重・筋肉量・体脂肪量が「すべて100%に揃った状態=健康的な体成分の状態」だそうで、ぎりぎり1点足りませんでした。
BMIと体脂肪率が標準をやや超えていた程度でしたので、今後の努力次第では1点はクリアできそうです。
それにしても、数分もかからずに各種測定ができる凄いマシンです。
測定する機会を作ってくださった、小林市保健センターの皆様ありがとうございました。
切替
3年生は地区中体連大会も終わり、いよいよ受験に向けて気持ちを切替える時期となりました。
素晴らしいことに、現在、須木中では放課後の職員室前の廊下で勉強する3年生の姿があります。
ぜひ、3年生全員で志望校合格に向け頑張ってほしいです。
再会
今日は、2,3年生が着物の着付けを体験しました。
講師の先生と生徒さんは、遥々宮崎市から1時間を超える時間をかけて来てくださいました。
校長室で、授業開始前の10分間程お話をしましたが、生徒さんは3年生で、近々美容師の国家試験を受けるとのことでした。
試験前の貴重な学習の時間を須木中の生徒のためにいただいて感謝しかありません。ありがとうございました。
授業中も、生徒一人一人に丁寧に対応していただき、慣れた手つきで手際よく着付けをしていきます。
まだ高校生ですが入学して2年間でこんなに成長するんだと感心しました。
3人の生徒さんに出身を聞いたところ、一人が以前勤めていた中学校出身でした。
授業後の帰り際に「あなた、バドミントン部だったよね!」と声をかけると「はい!」とマスクをしたままでしたが嬉しそうな返事が返ってきました。
まさか、こんな形でお世話になるとは思ってもおらず、うれしい再会でした。
飾り棚
玄関を入って右側奥に、これまでにいただいたトロフィーや盾が飾ってある飾り棚があります。
平成3年4月に上九々瀬地区の 今重友行 様から寄贈いただいたものです。ありがとうございます。
今も大切に使わせていただいています。
最近は、新たなトロフィーや盾を追加することができなくて大変申し訳なく思っています。
そこで、せめて古くなったリボンだけでも交換したいと思い立ちました。
現在は以下のような状況です。ちょっと寂しげです。(右側の2つのトロフィーはリボンを試しに換えてみたものです)
すべて付け替えたらまたご紹介したいと思います。
自分自身の言葉
過去に勤めた学校で、普通科高校希望のある生徒の面接練習を担当したことがあります。
この生徒は、高校卒業後専門学校に入り、最終的に美容師になりたいという夢をもっていました。
練習で様々な質問をしましたが、学校生活や部活動のことなど、一般的な質問には的確にしっかりと答えることができていました。
しかし、希望する高校の志望理由を言ってもらったところ、他の質問に比べてどうもすっきりしません。
それは本人も感じていたようでした。
そこで、本人と次のような雑談をしてみました。
私:「どんな美容師になりたいの?」
生徒:「・・・ お客さんがたくさん来てくれる美容師?・・・かな?」
私:「お客さんがたくさん来てくれるためには何が必要だと思う?」
生徒:「・・・ カットが上手?」
私:「カットが上手になるためにはどうすればいいの?」
生徒:「・・・ 練習?」
私:「ということは、カットが上手い美容師になりたいということかな?」
生徒:「・・・まあ、そうですが・・・」
~(省略)
私:「今、いろいろな思いを話してくれたけど、結局まとめてみると、あなたがなりたいのはどんな美容師ということかな?」
生徒:「お客さんを笑顔にできる美容師です。」
私:「そうだよね。お客さんを笑顔にできるって素晴らしいよね。』
生徒:「はい」
私:「じゃあ、具体的にお客さんを笑顔にするためには何が必要なんだろうね。」
~(省略)
というような感じの会話でした。
この生徒は美容師になるという夢はあっても、目的の部分が自分の中ではっきりしていなかったのです。
その職業で何をしたいかという目的が明確になれば、高校では何を経験し、何を学び、どう過ごしておく必要があるかが見えてきます。
そうすると自分自身の言葉で明確な志望理由を語れるようになります。
教師はその目的の部分を引き出してやることが大切だと思います。
お詫び
皆様にお知らせです。
本日の記事を完成させたのですが、PCのトラブルですべて消えてしまいました。
明日、改めて掲載します。
面接
今日は入試の面接についてです。
昨年度は、3年生の面接の指導に何回か加わえてもらいました。
生徒達が一生懸命に取り組んだ結果、入試までにはとてもしっかりと話ができるようになったと思います。
入試前の最後の面接練習では、落ち着いた対応ができていてすごいなと思っていました。
しかし、担任によると、本人たちはとても緊張していて、内心ドキドキして大変だったらしいです。
私としては、緊張させないように言葉遣いは丁寧に、笑顔で、和やかな雰囲気になるように気をつけていたのですが・・・
それまでの練習で、面接で聞かれそうなことはもちろん、あまり聞かれないようなことまで、とにかくあらゆる質問をしたのが原因かもしれません。
生徒達は、「また予想外のことを聞かれたらどうしよう」「うまく答えられなかったらどうしよう」などと考えて緊張しますよね。
高校によって違うと思いますが、面接の目的は書類や点数からは見えない部分にあるのではないかと思います。
受験生の目的は自分をどれだけ知ってもらえるか、アピールできるか。
そのためには何が必要なのでしょうか。
そこに求められるのは、アナウンサーのような資質(良い発音でなめらかに、よどみなく正確に原稿を読む)ではなく、自分を自分自身の言葉で語れるかどうかだと思うのです。
その「自分自身の言葉で語る」ためには、昨日書いた「柱」が重要になってくると考えます。
(つづく)