台風14号ボランティア活動を体験して ⑪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学3年生 夏田 怜季

活動場所 川水流地区 おちゃめ

  まず、浸水した店内、ご自宅を見て声が出ませんでした、壁には水で流れてきた泥の跡があり、自分の腰くらいまで水が上がってきていたと知って怖くなりました。活動中も災害当時のことを思うと少しでもお手伝いをしたいという気持ちになりました。

 活動の終わりに沢山お話をしていただき、その中で特に印象に残っているのが、

「まずは被災者の方の気持ちを考えること。」

という言葉です。改めて被災者の方のことを考えるとアルバムや写真、思い出の品もすべて一瞬で消えて行きます。現実では決して受け入れられないことですが、店主さんは

「それを受け入れるしかないよね?」

とおっしゃっていました。店主さんはどれだけ我慢しているだろうか、改めて災害の恐怖を肌で感じた瞬間でした。沢山学ぶことがありました。僕はこれからも、まずは被災者の方に寄り添う、そして自分のできる範囲でお手伝いをしていこうと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------

 台風災害後の復旧作業で大変お忙しい中、ご協力いただきました雑貨屋「おちゃめ」の田邉様、北方町社会福祉協議会の皆様、誠にありがとうございました。実際に店舗にお邪魔させて頂き、被害を受けた家屋を実際に拝見させて頂きました。一部写真にて掲載させて頂きます。※田邉様の許可を頂き掲載しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畳が全て被害を受けて、交換が必要になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この部屋は一階窓まで浸水しました。泥水の跡が窓に残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご自宅の1階駐車場が完全に冠水されたそうです。最大156cmまで水位が上がったことが分かります。

道路のがれきや泥などはある程度片付けられ、元の町に戻りつつあるように見えますが、まだまだ建物の内部は大きな被害を受けているご家庭が非常に多いことを実感しました。これからも活動を通して、北方町に貢献していきます。