第2学年平和学習(その2) 『平和学習を通して「私が感じたこと・考えたこと」』

 今回は『平和学習を通して「私が感じたこと・考えたこと」』というテーマで、平和学習の2時間目を長崎県での修学旅行1日目に実施しました。子どもたちは、実際に被爆された方のお話を直接聞いたり、原爆資料館や平和公園に行き、自分たちの目で当時の戦争の爪痕を見ることなどを通して、戦争の恐ろしさ、悲惨さや平和の大切さを実感することができたのではないかと思います。

(生徒の感想の一部)

 僕は今回の長崎での平和学習を通して、戦争に巻き込まれた人たちの悲しみが分かりました。今までの授業では、原爆の怖さや何人の人たちが亡くなったのかなど全体的な被害についてしか知りませんでした。今回の平和学習では三田村さんの体験した具体的な話を聞いて、改めて戦争のむごさを感じました。特に原爆のせいで家族を失い、「原爆孤児」となってしまい、ごみの中から食べ物を見つけていた子が大勢いたことを初めて知り、とても心を痛めました。また、三田村さんがなったがんや病気はそのまま娘にも影響したという話を聞いて原爆の被害は続いているんだなと思いました。このような話を聞いて、戦争の被害を受けた人々は、なぜこのようなことに巻き込まれてしまったのだろうという「怒り」や家族が戦争により殺されてしまった「悔しさ」があったのではないかと思います。また夜に寝ていようが、空襲警報が鳴ったら逃げなければならない状況はとても辛かったと思います。三田村さんが今になっても原爆の光を覚えているということはそれほど壮大なものだったのではないかと思います。

 (平和学習の様子)