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2021年2月の記事一覧

水永さんによる特別授業がありました



2月9日(火)

水永正憲さんによる特別授業がありました。

 

1年生は今、総合の時間では郷土の歴史や地形、文化などを調査し新聞にまとめたり、
帰りの会の時間では自分が興味を持ったことを調べ発表したりと、
授業の時間以外にも自主的な探究活動に力を入れています。

今日は、今後の探究活動への更なる気づきになればと、
元旭化成延岡支社長の水永様をお迎えし講話して頂きました。




水永さんは旭化成で人事や、社員教育、延岡支社長などを勤め上げられ、

地域貢献などにもご尽力されてきました。

現在は旭化成をご退職され、県キャリア教育支援センタートータルコーディネーターとして、
宮崎のこども達の未来作りのために様々な場所で講話などを精力的に行っておられます。


はじめに校長先生から創造力や好奇心を育てるには積極的に探究活動をしていくことが大切であり、
「仮説」が大きなポイントになるというお話を頂きました。


仮説を立てそれを検証していくことの大切さ。

仮説を確かめていく中で答えは変化し、また新たな仮説が生まれてくること。


そこに興味を持ち自分なりに考え、また問いを立て、
学びを深めていく楽しさを話してくださいました。



また、探究のテーマは決して難しければ良いわけじゃない。

身の回りの身近な事でも良いし、自分が興味を持ったことなど
「伝え方」を考える事も大切であるとプレゼンテーションの手法についてアドバイスをして下さいました。



1年生の代表で黒田蓮人君が、日頃自分たちがどのような探究活動を行っているのか発表してくれました。






発表を見られた水永さんは「探究内容についてネットで調べ、自分で更なる疑問や、
課題を持つところ、ただ調べただけで終わらないところが凄いね。」ととても感心してくださっていました。




水永さんからは、「いかに新しいことに挑戦できるかどうかが大切。」とお話をして頂きました。



「大抵の人は今まで通りのことをしていくだけ。失敗を恐れずなんでもやってみよう
新しいことをしてみようとする好奇心を大切にしてほしい」


「新しいことに挑戦してみるからこそ無駄や排除する部分も分かるし、
そうすれば本当に今やらなければいけない集中することも見えてくる。」








多くの生徒達がうなずきながら、たくさんメモを取り、
いつにも増して真剣な眼差しでお話を聞いていました。




講話後の質疑応答の時間では次々と手が上がり、質問内容についても
「凄い視点を持っているんですね。」「とても良い問いを立てるんだね、凄い!」と、
ひとつひとつの質問に丁寧に答えて頂きました。


 



最後に、今後どのような力が必要になるかについて

「これからの時代、どんなにAIが優秀だとしてもロボットは過去のデータから分析して、
それを元にしないと作れない。何か新しいものを0から産み出せるのは人間だけ。
だから今までとは違うことでも心配せず、失敗を恐れず次々と発想し挑戦してみてください。」


水永さんからの力強いお言葉を頂き、
更にエンジンのかかった様子の1年生。

たくさん経験を重ねて、来年度どのような2年生になるのかが今から楽しみです!