学校の様子

2023年9月の記事一覧

西南戦争と日之影町

西南戦争と日之影町

 宮崎県埋蔵文化財センターによる出前授業(西南戦争と日之影町)を2年生が行いました。
【学習内容】
 明治10(1877)年に起こった西南戦争において、日之影町は、敗走する薩軍とそれを追う政府軍(官軍)の激戦地となったため、町内に多くの台場(防御陣地)が築かれ、現在も数多く残っています。地元で語り継がれてきた大楠大台場は、薩軍が政府軍からの攻撃に備えた拠点でした。ここでは、大規模な戦闘が行われ、最終的には政府軍が占領しましたが、両軍ともに多くの死者を出すに至りました。政府軍は、大人・宮水方面などから大台場へ向け攻撃したという文献の記録を裏付ける遺物等(銃弾や砲弾片)が多数発見され、当時の状況をとどめた貴重な戦跡であることが判明しました。その大楠大台場における戦跡の実態を中心に、西南戦争が日之影地域にもたらした影響について学習しました。

 

 

  学校から大楠大台場を見ている様子です。大楠大台場から旗を振っていただき、その場所を確認することができました。

 

 

  大楠大台場における戦跡と学校をオンラインでつなぎ、臨場感あふれる学習となりました。

 

 

  大楠大台場で発見された銃弾や薬莢(やっきょう)を見ています。

 

 

  「ふるさと日之影」の歴史や文化をより深く知る機会となりました。宮崎県埋蔵文化財センターの皆様、本当にありがとうございました。

本校生徒 UMKテレビに出演します!

 本日、午前中に、テレビ宮崎の撮影スタッフが、来校され、撮影が行われました。

 

 

 本校生徒が、テレビ宮崎の「26市町村 みやざき元気プロジェクト」日之影町ウィーク(9/25~9/30)に出演するためです。

 

 体育館に全校生徒が集合しました。

 生徒会長の甲斐 恋奈さんの合図のもと、みんなでメッセージを発表し、それを撮影しました。

 

 

 
 
 
 元気いっぱいの本校生徒のテレビ出演となっています。放送日が楽しみです!

ようこそ先輩!

 

 ようこそ先輩!

 

 

 ※町役場に掲げられています、本校卒業生 倉本さんの「第70回NHK杯全国高校放送コンテスト」全国大会 テレビドキュメント部門 最優秀賞受賞(日本一)を祝う垂れ幕です

 

 9月4日、本校卒業生の倉本小雪(延岡県立星雲高校3年生)さんが、本校を訪れ、「卒業生 先輩からの夢を聞く会」として、全校生徒に話をしてくださいました。

 

 

 これは、倉本さんが、7月末の「第70回NHK杯全国高校放送コンテスト」の全国大会におけるテレビドキュメント部門において、最優秀賞を受賞し、優勝したことを受けて、本校生徒のために依頼をして、実現したものです。

 

 

 倉本さんは、このコンテストが、放送部で言ういわゆる高校野球での「甲子園」のようなものであることや、受賞作品「私の家族」についてのこと、このコンテストの様子、現在所属している放送部について、高校生活について、将来の夢など、本校生徒後輩のためにたくさんの貴重なお話をしてくださいました。

 小雪さんが言われるには、もともとこのコンテストのことはご存じではあったものの、高校進学後の放送部入部時点では、初めから全国一という目標ではなく、放送部で取り組んでいくうちに自分のぜひ叶えたい目標となってきたこと。今回、全国大会へ出場して倉本さん自身、自分が変わったと思うこととして、自分で努力を続けたらこのような結果になるということや、今回の経験がこれからの自分の目標につながるよい経験になったこと等、コンテストでの受賞について、作品での内容や作成するまでの過程とともに話をしてくれました。
 

 高校生活についても、高校入学時は、初めは不安しかなかったこと。そこから、自分から話をして、視野を広げていくことで楽しくなったこと。自分の目標とする先輩を見つけて努力してきたこと。誰かの姿を見て学ぶことはとても大事であること等、これから高校進学等を志す本校生徒後輩にとって、貴重なアドバイスをいただきました。
 倉本さん自身の将来についても話をしてくださり、大学に進学し、日本語を勉強してアナウンサー等、メディアの道に進んでいきたいと熱く語っていました。

 まとめに、本校後輩へのメッセージとして、「自分で、自分の力はこうではないか・・・と一方的に決めずに、可能性を信じ、自分から話をして、チャレンジをして、視野を広げてがんばってほしい。」とエールをいただきました。

 倉本先輩からの熱いメッセージいっぱいの50分間でした。しっかりと本校生徒後輩へ伝わったことと思います。これからは、倉本さんが、本校生徒や高校の後輩たちからの目標となられるんだろうと感じました。
 倉本先輩、ありがとうございました!これからもご活躍ください!

SOS出し方教室

SOS出し方教室

 9月1日の4校時に、全校生徒に向けて「SOS出し方教室」を行いました。
講師に日之影町役場 町民福祉課より保健師である伊山さんにお越しいただきました。

 
 講話の中では、人体の仕組みからはじまり、成長期における体の変化、プライベートパーツのはなし、男女交際の話や、思春期における悩みについて丁寧に話してくださいました。

 
 そして「悩みをもつことや、それに対してイライラしてしまうことはなにもおかしいことではなく順調に体が成長している証拠だから安心していいんだよ。」ということもおっしゃっていました。また、自分ではどうしようもないイライラの対処方法や、不安の解消方法を教えてくださったり、生徒に「実際にみんなはどのような方法でストレスを発散しているか。」と聞いてみたりもしました。

 生徒を代表して、保体給食委員長の梅田大虎くんが「友達が何か困っていたり、助けを求めていたりするときには話を聞いて、一緒に解決してあげられるような存在になりたいと思いました。」と感想を述べました。
 自分の心の声に耳を傾けて、「助けてほしい。」「悩んでいる。」というときにはしっかりとSOSを出すこと。また、まわりに悩んでいる子がいたときはしっかりと話を聞いてあげて、自分たちで解決できないときには信頼できる大人にちゃんと相談をすることが大切だということ。
 生徒一人一人が、自分自身の命の大切さを実感することはもちろん、相手の命や気持ちを考える尊さをあらためて真剣に考えていました。