新体制スタート

 県高校総体、南九州大会、県選手権と前半の主要な大会も終わり、3年生の多くが進路実現に向けて一線を退く時期がきました。まだインターハイや国体、県高校駅伝など一部の3年生が出場する大会はありますが、陸上競技部は毎年この時期にキャプテンを中心に新しい体制がスタートします。

 本陸上競技部のキャプテンは1年生から3年生までの全員投票で選出されます。部員同士の話し合いや3年生からの指名、指導者側からの選出など他にも方法はあると思いますが、自分たちのチームですので、全員投票により自分たちで責任持って選出しています。

  新キャプテンの発表の前に、現両キャプテン(3年生)が退任の挨拶を行いました。伝統ある本陸上競技部のキャプテンという重責によく耐え、個性豊かで一騎当千の強者たちをよくまとめ上げてくれた二人には感謝の気持ちしかありません。またキャプテンとともに各ブロックをまとめてくれたブロック長にも心から感謝しています。リーダーとして仲間をまとめ後輩を育ててくれた君たちは、今後の人生では競技成績以上に人としての活躍をしてくれることでしょう。

 陸上競技者としての人生より、人としてこれから歩む人生の方が圧倒的に長いものです。一線を退く3年生は陸上競技をとおして学んだ事、本陸上競技部で培った力を自信に変え、まずは進学・就職試験に堂々と臨んでください。県内外の企業の皆様、大学関係の皆様、本校陸上競技部を3年間やり遂げた生徒たちは、競技成績に関わらず皆自信を持って送り出せる生徒ばかりです。暑い日も寒い日も、朝早くから日が暮れるまでこの3年間、プレッシャーに耐え、自分と向き合い、誘惑に打ち克ち、仲間と励まし合い、切磋琢磨しながらより高みを目指してきました。やり遂げた生徒たちは間違いない者ばかりです。これから本格的に就職・進学試験が始まりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 そしていよいよ新キャプテンの発表、新体制がスタートしました。

皆の投票で選ばれた両キャプテンです。キャプテンやブロック長など、一部のものだけに負担を強いるのではなく、皆でフォローアップし協力して先輩たちの代に負けない良きチームを目指して欲しいと思います。

 監督と肩書きはありますが、私のチームではなく皆のチームです。それぞれがチームを形成する一人という自覚を深め、高校生活や陸上競技がより楽しく充実したものになるよう、皆の手で更によきチームを作って欲しいと心から願います。