令和4年度 徳島インターハイ

 8月3日から7日にかけて、徳島県鳴門市のポカリスエットスタジアムで令和4年度全国高等学校総合体育大会陸上競技対校選手権大会が開催されました。今年もコロナ禍の中での開催となりましたが、本校生徒はもちろん、全ての参加選手は、ここに至るまで数多の困難を乗り越えてこの時を迎える事が出来ました。選手はもちろんの事、大会の開催・運営にご尽力された全国高体連、日本陸連、徳島陸協含め関係者の皆様へ厚く御礼申し上げます。

 さて、本校からは県予選及び地区予選を勝ち抜いた男子7名、女子4名の合計11名が参加させていただきました。

 

 長いインターハイにも関わらず、大会期間中は大きく天候が崩れることがなく、ほぼ毎日抜けるような青空のもと選手達は熱戦を繰り広げました。そのような中本校選手たちは全力を尽くして戦ったのですが、やはり全国の壁は厚く高いものであり、この場において十分に戦わせて貰う事が出来ませんでした。

 そのような中、本チームとして最終日となった6日、女子キャプテンである古川楓奈選手が女子やり投において見事6位入賞を果たし、有終の美を飾ってくれました。大会前のランキングでは7位でしたので十分入賞の可能性があったのですが、予選は力みからか本来の投擲をすることが出来ず、予選通過記録こそ突破出来なかったものの、かろうじて全体の12番目で何とか決勝に進出することが出来ました。決勝では予選の緊張から解放され、あこがれであった決勝の舞台を楽しんで挑めたようでした。12位での決勝進出でしたが、決勝ではのびのびとやりを投げ、徳島の青空にまさしくビッグアーチを描ききりました。度重なる故障や女子キャプテンの重圧にも負けず、ここぞという場面で力を発揮できたのは本当の強さがあったからだと思います。また、投擲を担当する吉野先生にとっても、指導2年目にして初の全国入賞のプレッシャーがかかる中、コーチとしてその重責を果たせた事は、ホッとしたとともに大きな自信になった事だと思います。両名おめでとうございました!

 また、1年生ながら八種競技に参加した(混成競技において1年生で参加するのは非常に困難)三森選手は、初日を7位で折り返し、総合12位(5305点)でした。この5305点は高校1年生歴代6位であり、今後が非常に楽しみであります。今回八種競技で優勝した選手は昨年も1年生ながら優勝しており、当然来年は3連覇を目指していることでしょう。相手にとって不足無しです。最終種目の1500mまで優勝争いがもつれ込むような戦いを期待します。

 

今回は個人種目のみでの参加となり人数も少なく、宮工陸上競技部としては寂しさもありました。

来年も古川先輩の活躍に続くとともに、来年は今年の悔しさを倍にして返します!!