2025年1月の記事一覧

【報告】令和6年度 前期技能検定合格者

令和6年度 前期 技能検定の合格証書 が届きました

 本ブログをよくご覧になっている方は、「おっ、またきたね!!」と思われるかも知れませんが、個人の「技能(実技)」をどう評価してもらうかは大変難しいものです。そこで有効なのが技能検定ということです♪。

 技能検定は、その人の技術力がどの程度身についているかを国が認める国家検定です。工業高校で学ぶ生徒の皆さんにとっては、国が認める「保証書」がついた!といったところです。

 今回は、シーケンス制御3級に3年生1名、電子機器組立て3級に2年生1名。電子機器組立て2級に3年生1名。が合格しました。電子機器組立て2級の女性はその技術力を認められ、宮崎県を代表して「技能五輪予選会」に出場しました。

 

 来年は自ずと写真に写る現2年生が2級を取得して「技能五輪予選会」に出場することと思います。

 折角の自分の技術を証明できる制度ですので、もっともっと受検してくれると嬉しいのですが・・・

 「右手に卒業証書。左手に資格。」電情に入学したら卒業までにたくさんの資格を取得してほしいと願います。

半導体の基礎について学びました

 20日(月)の6時間目に、2年電子情報科の生徒を対象とした、「半導体の基礎講座」を開催しました。今回の講師は、

宮崎大学 副学長(産学・地域連携担当)

工学部 教授  淡野 公一 さま

 今、隣県「熊本県」と言えば「半導体」というぐらいに半導体産業が活発化していますが、宮崎県においてもその波は徐々に大きくなりつつあります。宮崎県における半導体製造の動きや、宮崎県独自の傾向など、半導体の創世記から続く宮崎での半導体製造について様々なことを教えていただきました。

 話を聞いた生徒も、日頃の学びがそのようなところまで繋がっているのかぁ・・・と深く感心していました。皆さんの周りの電子機器にも案外 Made in Miyazaki の半導体が搭載されているんですよ。それぐら身近で大事なものが宮崎で作られ、世界の人たちの生活をより便利にしているんですね。

 電子情報科は、本県で唯一と言っても良い「電子」の名のつく学科であり、「半導体からそれを搭載したコンピュータの仕組み」について、「コンピュータを活用したAI技術」へと学びを深めています。

 現代社会を動かす小さな石「半導体」についてさらに学びを深め、宮崎県における半導体人材となり、本県における半導体関連事業がさらに活気づくように育ってほしいと願っています。

ICT体感塾

 今日(16日)は「令和6年度 企業との協働型人材育成事業」の一環で宮崎県ソフトウェアセンターさんにお越しいただき1年電子情報科の生徒を対象に「ICT体感塾」を実施しました。

 今回のテーマは物体検出。画像認識技術について学びました。

 1年生では主にC言語で学習をしていましたので、今回python言語やアルゴリズムYOLOなど、新しい言語等にも取り組みましたが、生徒の皆さんはすんなりと慣れていました。

 これからは自動運転や危険予知などAIによる画像解析が重要になってきます。今回学んだことを糧に、より安全で便利な世の中を作るために貢献できる技術者になってほしいと願います。

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静止画像解析をすると、人が何人いる、パソコンが何台ある、椅子が何脚あるということが一瞬でデータ化されました。

企業見学&産業技術専門校見学

 15日(水)は「(株)ウイント」さまの工場見学と「宮崎県産業技術専門校」の学校見学を1年電子情報科の生徒を対象に実施しました。

 ウイントさまでは、整然と並ぶマシンで様々な商品の試作品を作られていました。素材も様々なものに対応し、小さなモノから大きな車まで試作品を製作する技術を持った企業になります。

 生徒も、「本物みたい」と目を丸くしていましたが、まさにその通りで、本物の外観をココで試作し、やがて量産化となります。世の中に出る前の段階のモノを作っていくって素敵ですね。

 産業技術専門校では4つの学科を巡り、「モノ」として目に見えて触れられる形で作り上げる機会の少ない電子情報科の生徒からすると、金属加工も、木造建築も、電気設備も、建築設備も、形が見える新鮮さがあるようでした。

 電子や情報の基礎を学んだあとは、関連する電気や、CADを使った設計など、専門校でも活かせる学びがあります。進学をし、これまでと違うことを学ぶことで、自分自身の知らない一面が見えてくるかも知れませんね。

 ウイントのみなさま、専門校のみなさま、御協力ありがとうございました。

修学旅行

 14日(火)より関東地方への修学旅行に出発しました

 初日は10:40の飛行機に乗り、お昼ごろに東京に到着。午後から企業見学・浅草散策・スカイツリーを巡りました。

 「情報」を取り扱う企業はたくさんありますが、セキュリティの関係で見学ができる企業はそうありません。そこで、電子情報科では修学として、将来への様々な選択肢を一気に見学できる場所として、日本工学院専門学校蒲田校を見学させていただきました。

 「学ぶ」ということについてや、本校卒業生であり、メディアの現場から日本工学院の先生になられた先輩による「宮工から夢をかなえる」ことについてのお話もありました。

 様々な施設がある中で、コンサート照明の操作体験や、演者体験、ホールの調整室操作卓席へ座らせていただいたり、様々な体験をさせていただきました。興味は人それぞれ。自分に合った将来へ向けてより専門的に学ぶ場所があるということを知ることができたと思います。日本工学院専門学校の職員並びに学生の皆さんに感謝いたします。

 前夜に大きな地震に見舞われ色々な心配がありましたが、聞く範囲では地震の影響並びに体調不良者もなく、全員が参加することができています。周囲の皆さんにも感謝ですね。

 これから金曜日までの4日間、様々なことを学んで帰ってくることと思います。元気に帰ってきてくださいね!