◆「サイエンス・リサーチ・プロセス(SRP)」
学校設定科目「サイエンス・リサーチ・プロセス(SRP)」とは、科学者に必要な資質・能力や科学的探究プロセス(テーマ設定→仮説→実験・観察→考察) を「理数探究基礎」の教科書を活用しながら,体験活動を中心に身につけることを目的としています。テーマ設定に繋がる単元「問いの構造化」や実際にものづくりを行うことで失敗,改良を繰り返す単元「マニュファクチャリング」等,後に本格的に行う科学的探究活動で辿るべきプロセスを獲得する科目です。
理数科1年生を対象に2単位で実施する。ただし、1単位はまとめ取りの形にし、霧島ジオパークや地域企業訪問,サイエンス合宿を実施します。本科目の柱である「体験」の機会を充実させています。
1年次に週1回,SE理数地学の1単位と2時間連続で実施し,弾力的な運用を可能としています。1学期は,ものの見方・考え方を学んだ後にマニュファクチャリングで探究のプロセスを体験し,それらをフィールドワーク,サイエンス合宿の中で深化させます。2学期からは,問いの構造化を学び,気づきや疑問を「問い」へ変換していきます。2回目のフィールドワークで問い作りを実践しながら,次年度実施されるSSRへ向けてSRMと連動しながら研究テーマの設定や仮説設定までを行う計画です。また,3学期には連携協定校である鹿児島県立国分高等学校とオンラインで研究テーマについてのディスカッションや,2月には校内で実験計画発表を行い,他学年からのアドバイスを受けることで更に研究テーマのブラッシュアップを行っていく計画です。単元ごとにプレゼンテーション発表を行い,発表スキルの育成も図ります。金曜日,第6限目に実施中。
第Ⅰ期4年次には普通科1年への拡大も視野に入れて開発を行います。