◆スーパー・サイエンス・リサーチ(SSR)
学校設定科目「スーパー・サイエンス・リサーチ(SSR)」とは,これまでの「課題研究・理数探究」の代替科目で、内容をさらに専門的に深める科目として設定しました。
科学者を育成するための中核的指導として,1年次に実施した「SRM」「SRP」において培った科学的探究スキルをもとに,物理・化学・生物・地学・数学・情報の6領域(現時点。R6は情報分野なし)における課題研究を実施し,実践的な科学的探究を実施する科目です。
理数科2年次に3単位,3年次に1単位で実施する予定です。これまで2単位で実施していた課題研究がSSRとなり、3単位に増えたことで,先行文献調査や検証実験の回数増加など,科学的探究がさらに深まると考えられます。また外部機関との連携も充実し,校外に出ての実地調査など,活動の幅も広がります。全国、世界に通用する研究が生まれることを期待します。
1年次に実施するSRMとSRPにつながりを持たすことで,約1年間の研究期間の確保と週3時間(170分)の連続(3年次は毎週1回1時間(50分))による研究時間の確保をします。それにより多く観察・実験を繰り返すことでレジリエンスを身につけながら,よりよい科学的探究が行えるよう環境を整備。科学的探究を実施する6領域では,宮崎県総合博物館や地震火山観測研究センター等の外部研究機関や宮崎大学や九州大学・鹿児島大学・熊本大学等とも連携し,実験室の利用や共同実験・研究を行いながら実践的に研究を深めていく計画です。中間発表会を2年次10月,連携校との合同発表会を2年次1月,3年次6月には分野別の代表班を決定,各分野の代表班が10月の最終成果発表会で中学生から高校2年生の前で発表を行うことで,多くの発表を経験させる予定です。また,高校での課題解決型研究の集大成として,論文作成を最終ゴールとする。2年次は水曜日,第5・6・7限目,3年次は金曜日,第6限目に実施する予定。