日誌

2023年7月の記事一覧

理数科講演会

7月12日(水)に中3生~高3生を対象にした理数科講演会が行われました。本校卒業生の末吉孝一郎先生から救急医学とは何か?についてのお話を聞きました。先生は、学生時代に剣道に熱中しており、物理・生物の面白さを研究しながら、医学にも興味をもっっていったそうです。生命の危機に瀕している最重傷患者から軽傷患者までを対応する救急医であるとともに外科医でもある先生は、同時に研究も行っており、幅広く活躍されています。救急医の仕事内容も細かく教えてくださり、生徒達は熱心に聞いていました。救急医の未来像にもふれながら、AIの間違いを見つけるために、我々は上回らないといけないこと、そしてそのために、より高い学力を身につける必要があることを力強く話されました。これからの時代を生き抜くために、Passion(情熱)Confidence(自信)Resilience(回復力・しなやかさ)を大事にしてほしいというキーワードも教えてくだりました。

 

1年生、「科学」と「理科」を考える

1年生は、ここのところ特別な授業が続いています。7月12日(水)6・7時間目に、自然科学探究の出前授業が行われました。「『科学』とは何か?『理科』とは何か?〜探究を始めるにあたって〜」というテーマです。授業をしてくださったのは、宮崎大学野添生(すすむ)先生です。ひとくちで「科学」と言いますが、さて、その本質は…と考えていきます。「科学者の絵を描いて。」の先生の投げかけから、私たちがどんなイメージで「科学」を捉えているかも浮き彫りに。世界的視点で科学者同士が協力し、日々新しい知識が蓄積されている「科学」について考えることができました。また、ともに「サイエンス」と英語で言う「科学」と「理科」がいかに違うかもよく分かりました。自然と共に生きてきた東洋ならではの考え方が「理科」に息づいていることに生徒たちは驚いていたようです。最後に、生徒を代表して原田竣乃介さんがお礼の言葉を述べました。今回の授業で、これから自然科学探究を生徒それぞれが進めていく中で、礎としてもっておきたい考え方や価値観をたくさん学ぶことができました。

お忙しい中、授業をしていただいた野添先生、派遣くださいました宮崎大学に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

1年生、新聞づくりを学ぶ

7月11日(火)4時間目1年生「学校に宮日がやってくる」という出前授業で、新聞づくりについて学びました。講師としておいでくださったのは、宮崎日日新聞社黒木友貴様です。生徒たちは国語の単元「情報を整理して書こう~わかりやすく説明する」の授業で、情報を集め分類・整理して「出身小学校紹介新聞」を作成することになっています。そこで、新聞社の方から新聞づくりについての出前授業をしていただくことになり、この日を迎えました。

授業では新聞の仕組みや取材の方法、写真の撮り方、記事の書き方、レイアウトの基本といった内容を、実際の新聞を見ながら教えていただきました。新聞のアタマ・カタ・ハラといった名称や、記事の内容の順番、見出しの付け方など、初めて知る内容が満載でした。新聞をめくってじっくり読む姿もあり、よい勉強になりました。最後に生徒を代表して安藤結貴さんがお礼の言葉を述べました。昨今、Web上の新聞を利用する人が増え、紙の新聞を手にする機会が減ってきています。しかし、こうして実際の新聞を手にし、その仕組みや工夫などを学ぶと、紙の新聞のよさもよく伝わってきます。生徒たちが作るのも紙の新聞です。今回学んだことを生かし、わかりやすい新聞を作っていきましょう。

お忙しい中、授業をしてくださった黒木様、授業を提供くださった宮崎日日新聞社に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

2年生、職場体験学習に臨む

ここ3年間、実施を見送ってきた2年生「職場体験学習」ですが、今年度、7月10日(月)~11日(火)の二日間の日程で実施することができました。本校の「職場体験学習」は「自分で体験したい職場を探す」というところから始まります。1年生の終わりにアンケートをとり、2年生になって本格的に職場を探し、交渉し、挨拶に行き、事前準備を整え、ようやく当日を迎えました。

体験させていただく職場は原則として生徒一人一人異なる職場となります。病院、薬局、学校、図書館、幼稚園・保育園、美容室、ホテル、新聞社、警察署、役所など、多岐にわたっています。多くは8時過ぎから16時前後まで。仕事によっては朝早いところもやや遅くまでのところもありました。

体験する職場によっては、先生方も様子を見に回られました。いくぶんか緊張した面持ちで、それぞれの職場で任された仕事に取り組んだり、教えていただいたりと、頑張っていました。

今回は、二日間という短い期間でしたが、「仕事」「働くということ」は一生に渡って自分の身のまわりにあるものです。働くことでお金を得て生活していくということ、技術・スキルを身に付け自分自身の生きがいとすること、目的や目標をもち社会に貢献していくこと。もっと多くのことが「仕事」「働くということ」には見つけられると思います。今回の経験は、生徒たちのこれからの人生にとって大きな価値あるものとなるに違いないと思います。

今回の体験学習のために、時間を割いてくださりご協力いただきました各職場の皆様、担当くださった皆様、本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。

 

   

   

   

      

   

   

   

   

   

   

   

  

 

第2回参観日・第3学年進路説明会がありました

7月7日(金)午後に、1・2年生第2回参観日・学級懇談3年生進路説明会・学級懇談がそれぞれ行われました。1年生の参観授業は国語。今回は「『好きなもの』を紹介しよう~スピーチをする」という単元の最後となる「スピーチを発表する」時間でした。生徒たちは、自分の「好きなもの」を実際にもってきたり、写真を用意したりと、さまざまな工夫をして全員スピーチをすることができました。最後に各班の代表者となった人は全員の前で堂々とスピーチし、保護者の皆様も含め大きな拍手を浴びました。2年生は理科の授業でした。「化学の元素の特徴」でとして、生徒たちが一人一つの元素を担当し、その特徴を1分以内でプレゼンテーションする、といった生徒主体の学習でした。プレゼンテーションソフトの扱いも手慣れたもので、みんな分かりやすく説明をしていました。最後にまとめを発表した生徒も、しっかりと発表できていました。3年生は進路説明会が行われました。あと1年足らずで高校理数科に進学する中学3年生に、理数科の特色、高校での学習、大学進学、部活動など、理解しておきたいこと・確認しておきたいことを主に高校の教務・進路・理数科担当の先生方からお話を聞く会です。中高一貫校ならではの会で、はやいうちから高校生としての心構えを学ぶことができます。生徒たちはもちろん、保護者の方々も引き締まった表情で耳を傾けておられました。

授業・説明会のあとには、全学年学級懇談が行われました。4月からこれまでの生徒たちの様子・学級の様子、学習について、夏休みの過ごし方などについて話がありました。学級によっては動画や映像などで生徒の活動を紹介するシーンもあり、保護者の方々から笑みがこぼれていました。

短い時間ではありましたが、制限のない形での久しぶりの参観日・懇談会となりました。お忙しい中、出席くださりありがとうございました。また、7月後半を中心に三者面談が計画されておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。