学校の様子

学校の様子

「土木の日」に関する出前授業

 11月17日(金)に5年生を対象に、日向土木事務所の皆様、建設業協会の皆様、測量設計協会の皆様、造園協会(緑風会)の皆様が3~5校時に来校してくださり、土木の日に関する出前授業を行ってくださいました。キャリア教育の1つである職業観・勤労観を育む授業でした。

 まず、体育館にて道路・河川などの社会基盤の整備や災害時などの「地域の守り手」としての建設業の役割・重要性などの講義がありました。その中で、「土木の日」が11月18日である由来の説明がありました。「土木」の「土」を分解すると、「十」と「一」になります。「木」を分解すると、「十」と「八」になります。よって、土木の日は、十一月十八日だそうです。

 体育館の講義が終わると、屋外での活動でした。

 測量設計協会の皆さんからは、実際に目で見て測量する方法とGPSを利用しての測量方法を体験させていただきました。遠くの目印までの距離や高さが瞬時に分かったり、運動場に打ち込んで土でかぶせていたピンの在処がぴったりと分かったりして、児童は驚いていました。

 

 建設業協会の皆さんからは、レンガアーチ橋作り体験や重機への試乗体験、ドロンによる撮影観察をさせていただきました。

 レンガを担当の方が言われるように組んでいくと、児童が1人ずつ渡ったり、4人が1度に乗ったりしても崩れない丈夫な橋ができあがりました。児童は恐る恐る橋の上を渡っていましたが、その頑丈さに驚いていました。

 重機への試乗体験では、ドライバーの方が横におられて一緒にレバーを動かして、重機を走らせたり回転させたりして、楽しんでいました。

 ドロンによる撮影観察では、まず、ドローンの大きさや形状に興味をもちました。その後、ドローンを飛ばして運動場にいる児童を撮影し、モニターに映る自分たちの姿を見て喜んでいました。

 造園協会(緑風会)の皆さんは、北校舎と南校舎の間や運動場にある樹木の剪定を3時間ずっとしてくださっていました。近くを通ると、児童は「ありがとうございます。」としっかりとお礼を言うことができました。

 ご来校してくださった日向土木事務所の皆様、建設業協会の皆様、測量設計協会の皆様、造園協会(緑風会)の皆様、日頃のお忙しいお仕事の最中、本校の5年生のために、土木の仕事の大切さを楽しく学ばせてくださり、本当にありがとうございました。

むかばき宿泊学習(5年生)

 11月15日(水)~11月16日(木)に、5年生が宮崎県延岡市にある宮崎県むかばき青少年自然の家で宿泊学習を体験しました。目的は、次の3つでした。

(1) 自然に親しみ、自然の中で心や体をたくましくしましょう。

(2) 仲間をいたわり、互いに助け合って友情を育てましょう。

(3) 集団生活のきまりを守り、創意工夫しながら活動しましょう。

(4) 自分の身を自分で守り、他の人の安全にも気を付けましょう。

 

 青少年自然の家に到着すると、「はじめのつどい」がありました。所長さんによる歓迎のあいさつや研修生(児童)代表のことば等がありました。研修生(児童)代表のことばは、以下のとおりでした。聞きやすいスピードで、はきはきと立派に述べることができました。

◆私たちは、門川小学校の5年生です。門川小学校は、海の近くにあり、わたしたちの教室からは、美しい太平洋が見えます。海風は気持ちがよく、毎日元気いっぱいに勉強したり、運動したりしています。

 私は、この宿泊学習をとても楽しみにしていました。特に、滝トレッキングと創作活動が楽しみです。なぜなら、山を登った先に見える滝を見てみたいし、創作活動で思い出に残るものを作りたいからです。友達と2日間、一緒に活動できることもうれしいです。

 むかばきの「規律」「協同」「友愛」「奉仕」をしっかりと学ぶ2日間にしたいと思います。特に、「規律」を学びたいです。10分前行動、5分前集合・整列をがんばります。そして、成長して帰りたいと思っています。

 むかばきの先生方、2日間、どうぞよろしくお願いします。

 「はじめのつどい」が終わると、滝トレッキングのオリエンテーションでした。令和4年度まで本校の職員だった方が、所員さんとして歩き方や休憩のとり方、ヘビやハチが出たときの対処の仕方等を丁寧に説明してくださり、とても児童は安心していました。

 オリエンテーションが終わるといよいよ出発でした。みんなで拳をあげ、気合いを入れて出発しました。初めは砂利道や土の道で歩きやすかったのですが、次第に大きな石がゴロゴロしていたり、木の根が地表に出ていたりしてきました。また、づづら折りの道もありました。木の橋や吊り橋が架かってあるところもありましたが、そこは、怖がりながらも山の中の景色とともに楽しんでいました。

 誰一人リタイアすることなく滝に着くと、一枚岩の上から落ちる水流にマイナスイオンをもらいながら、その雄大さに感動していました。

 滝を満喫して、青少年自然の家へ戻ると、昼食(弁当)でした。ご飯とおかずが分かれている2段弁当で、体力を使った児童は、ほとんど残すことなくパクパクと食べていました。食後は、その弁当の入れ物や割り箸、ふりかけの袋、お手拭きとその袋、梅干しの種等の分別回収についても学びました。

 昼食(弁当)が終わると、創作活動「杉焼板細工」でした。1人1枚の杉板が配られ、まず、友達とその4つ角をヤスリで丸くしました。次に、引率の先生にガスバーナーで全面を焼いてもらいました。焼き終わると、水道に持って行って、たわしてゴシゴシ洗いました。すると、いい感じで表面の炭がとれて、美しい焦げ目が残りました。最後に、水気を拭きとって絵の具でイラストや文字をかいていきました。滝トレッキングで見た滝やむかばきに棲むシカやムササビの絵を描いたり、自分や家族の名前、名字を書いて表札風にしたりして、とても楽しく取り組みました。

 創作活動「杉焼板細工」が終わると、いよいよ青少年自然の家の各部屋に入室しました。生活班の班長さんは、談話コーナーに集合し、引率の先生とともに、これからの予定や部屋での過ごし方について再確認をしました。

 入浴を済ませると、いよいよ夕食でした。盛り付けの見本で確認し、必要な個数や量を取り、おいしくいただきました。給食の時には食が細い児童も、この夕食ではもりもり食べていたり、おかわりをしたりしている姿にたくましさを感じました。片付けでは、生活班のメンバーで手分けをして食器を種類ごとに集めて返却したり、台拭きをしたりしました。

 夕食が終わると、「天体観測」でした。まず、研修室にて星の種類や明るさの違い、星座について学びました。次に、テラス出て実際に星々を観察しました。周りはとても真っ暗でしたが雲は出ていなく、天体観測には最適の夜でした。満天の星空でした。3台の天体望遠鏡が置いてあり、土星や木星、プレアデス星団(すばる)を見ることができました。また、天体観測ドームもあり、交替で大きな天体望遠鏡を覗きました。望遠鏡をとおして生で見る土星の輪っかや木星の衛星、プレアデス星団(すばる)のきれいな星々の集まりに、歓声をあげて感動していました。

 天体観測が終わると、この日1日の振り返りをしおりに書き、就寝準備をして、午後10時には消灯・就寝しました。

 

 2日目(16日)も天気に恵まれました。

 午前6時に起床しました。寝具の整理、着替え、洗面・トイレを済ますと、まず、屋外で「朝のつどい」がありました。国旗・県旗・校章旗の掲揚やラジオ体操、児童代表朝のことば等の内容でした。児童代表朝のことばは、以下のとおりでした。少しひんやりとして澄み切った気持ちのよい自然の中で、今日の活動のめあてをきちんと発表することができました。

◆今日は宿泊学習2日目です。

 私は、今日のイニシアティブゲームをとても楽しみにしていました。班の人と協力して励まし合いながら、活動したいです。

 この宿泊学習も終わりに近づいてきました。最後まで規律を守って楽しい思い出をつくりましょう。

 むかばき青少年自然の家のみなさん、今日も1日よろしくお願いします。

 「朝のつどい」が終わったら、朝食でした。班ごとにまとまって座り、一斉に「いただきます。」をすることができました。

 朝食が終わると、退所準備でした。荷物をまとめて部屋の掃除を行い、シーツや枕カバーを所定の場所に出し、敷き布団・毛布、まくら等を元あったとおりに丁寧に片付けました。

 片付けが終わると、所員さんが来られて、部屋のチェックを受けました。「敷き布団は、S字のようにたたんであるか。」「毛布は、角と角を合わせ、ずれないようにたたんであるか。また、垂直に規定の枚数ごとに重ねられてあるか。」「枕は、きれいにそろえられているか。」など、厳しく点検をしていただきました。不合格の部屋はやり直しで、部屋の仲間と部屋に貼ってあるたたみ方や置き方の掲示物を再度見ながら丁寧に行いました。

 部屋のチェックで、全ての班が合格したら、「イニシアティブゲーム」でした。すべて、活動班のメンバーで協力するゲームでした。ジェスチャコーナー、バケツの水をこぼさないコーナー、新聞紙を破ってそれを復元するコーナー、ボールを転がしていきながら運ぶコーナー等を、時間を区切って順番に回っていきました。下の写真は、半分に切ったパイプを1人1個持ち、ボールを転がしていきながら、所定の場所までボールを運ぶ「パイプライン」というゲームでした。パイプの傾きの調整、自分がメンバーにボールを引き継いだら再びパイプのラインを作っていくという要領と協力が大切なものでした。

 「イニシアティブゲーム」が終わると、プレイホールにて、「むかばきレコード」にチャレンジしました。長縄を回す人、中で跳ぶ人に分かれて、1回のみのチャレンジで何回連続して跳ぶかの記録測定でした。活動班ごとに行ったり、とても長い長縄を使って学級全体で行ったりしました。とても緊張感のある長縄跳びでした。

 「むかばきレコード」が終わると、最後の青少年自然の家での食事(昼食)でした。もう3回目の利用なので、盛り付けやお茶(水)の配膳、片付けの分担は慣れたもので、テキパキとできました。

 昼食が終わると、「奉仕作業」を行いました。プレイホールや研修室、靴箱をぞうきんを使い、心を込めて磨きました。

 「奉仕作業」が終わると、名残惜しいですが青少年自然の家での生活も最後、「終わりのつどい」でした。その中での体験発表では、つぎのことを代表児童が述べました。この2日間での学びや成長を感じる素敵な内容でした。

 ◆今日で宿泊学習が終わりました。この2日間を振り返って、滝トレッキングや創作活動、天体観測等、たくさんの思い出ができました。

 私は、滝トレッキングや食事をとおして、頑張ればできるということと、むかばきの楽しさを学びました。そして、「規律」、「協同」、「友愛」、「奉仕」の中で、私は特に「協同」を頑張りました。布団のたたみ方やシーツの敷き方等、班のみんなで力を合わせてやりました。この経験をこれからの日常生活や学校生活に生かしていきたいです。

 むかばきの先生方、2日間ありがとうございました。

 児童は、寝具のたたみ方や絵の具セットの使い方、10分前に行動して5分前には集合・整列をすることなどをとおして「規律」を学んだと思います。イニシアティブゲームや食事の準備・後片付けなどをとおして「協同」を学んだと思います。滝トレッキングでの励まし合う声かけやむかばきレコードなどをとおして「友愛」を学んだと思います。奉仕活動やトイレのスリッパ並べなどをとおして「奉仕」を学んだと思います。

 宮崎県むかばき青少年自然の家の所員の皆様、この2日間、児童が安全・安心で楽しく過ごせるよう、細かい配慮やご指導、本当にありがとうございました。1人1人に、すてきな思い出ができたとともに、高学年としての自覚と、次年度は最高学年の6年生になる心づもりができたと思います。

火災からの避難訓練

 11月14日(木)の2校時は、火災からの避難訓練を行いました。

 ねらいは、以下の3つでした。

 〇 火災発生に対し、迅速かつ安全に避難する方法を理解し、避難行動を身に付ける。

 〇 訓練をとおして、冷静に行動できる態度、能力を養う。

 〇 火災に関する知識及び諸注意を理解し、実践力を身に付ける。

 

 「訓練です。訓練です。火災報知器が鳴っています。調べていますので、静かに待っていてください。」…(少し時間をおいて)…「訓練です。訓練です。理科室から火が出ています。運動場へ避難して下さい。先生の指示に従って、落ち着いて避難してください。」という教頭からの非常放送で訓練がスタートしました。児童は、ハンカチやマスク等で口をふさぎ、煙を吸い込まないように避難しました。また、「お」:押さない、「は」:走らない、「し」:しゃべらない、「も」:もどらない、にも気を付けながら避難しました。

 運動場に全校児童が避難し終わったら、反省でした。「お」・「は」・「も」は守れていましたが、「し」しゃべらないが今回も課題でした。訓練でしっかりできないと、いざ本当に火災で避難することになったときには、パニックになってきちんとできるはずがありません。避難訓練後の各教室で、再度指導を行いました。

 今回も日向市消防署の署員3名に来校していただきました。

 まず、お話でした。これからますます寒くなり、火を扱う機会が多くなるけれど、絶対に火遊びをしないことを厳しく言われました。「マッチやライダーで遊ばない。」、「ストーブやファンヒーターのまわりを走らない。」、「たき火を子どもだけでしない。」等です。実際に門川町内において、火遊びと思われる火災で、消防車が出動したケースがあったそうです。

 お話が終わると、消火器の取扱訓練でした。教職員から1名、6年生から2名が代表で、消火器の扱い方を習いました。初めに、「火事だ!」と大きな声をあげること。次に、自分の足先をほうきで掃くよう消火器の中身を噴射しながら火元に近づいていくこと。最後に、炎ではなく燃えている物に向かって集中的に噴射することでした。3名とも「上手にできました。」と消防署員の方から褒められ、全校児童から大きな拍手をもらいました。

 3名の消防署員の皆様、日頃の訓練や業務でお忙しい中にご指導くださり、本当にありがとうございました。

門川小学校防災会議を行いました

 11月10日(金)の15時30分から、校区内の区長の皆様、民生委員児童委員の皆様、そして、門川町の消防防災係様、防災教育担当者様をお招きして、門川小学校防災会議を開催しました。

 門川町は、海に接している土地ですので、地震が起こったときには、真っ先に津波を想定して行動しなければなりません。そのため、門川小学校でも、地震に対する避難訓練を1年間に複数回行っています。

 そこで、今回は、12月7日(木)に行う下校時避難訓練について、区長の皆様や民生委員児童委員の皆様にその内容や方法を周知させていただくとともに、避難する児童の見守りをしていただいたり、一緒に避難していただいたりすることのお願いをしました。

 下校時避難訓練の説明が終わると、児童が避難する際に気を付けなければならないことを話し合いました。とても 熱心な話合いの中で出された意見としては、「どこが避難場所になるのか、一人一人の児童がきちんと知っておかなければならない。」「橋を渡ったのか、渡っていないのかによって、避難場所が全然違ってくる。」「今いる場所から一番近い避難場所に避難しなければならない。遠い避難場所しか覚えていないのはいけない。」等でした。また、人工物の避難場所がいいのか、小高い丘などの自然物の避難場所がいいのか等については、門川町の消防防災係様から詳しいアドバイスをいただきました。

 今回いただいた意見については、12月7日(木)の本番までに、各学級や各地区で指導を行います。

 ご参加いただいた皆様、お昼のお忙しい中、下校時避難訓練に対する熱心は話合いにより、貴重なご意見をくださり、どうもありがとうございました。

鑑賞教室

 11月9日(木)の午後は、児童が待ちに待っていた鑑賞教室が行われました。

 名古屋市の「オフィスパフォーマンスラボ」さんが、来校してくださいました。

 「マジカル☆トイボックス」という演題で、歌や製作、マジック(手品)等の内容が交互にあり、まるでおもちゃ箱のようなコミカルショーでした。

 歌では、出演者のラッキーさんと一緒に童謡を歌ったり、振り付けをしながら流行の歌を歌ったり、絵描き歌でどんな絵が描き上がるのか集中して見たりしました。児童は、ノリノリで手を振ったり、拍手したり、体を動かしたりしていました。

 製作では、細長い風船を自由にねじったり組み合わせたりして何ができあがるのか楽しんだり、代表児童が、大小さまざまな風船のリングを、ドライヤーやブロアーを使ってくるくる回したりしました。演者に指名された3人とも、上手に風船のリングを空中で回し、大きな拍手をみんなからもらっていました。

 マジック(手品)では、透明な箱に入っているハンカチが生きているように動いたり、横になっている人が空中に浮いたり、手錠をかけられた人が入れ替わったりしました。テーブルマジックではなく、大がかりな道具を使ったマジックで、一つ一つの技に迫力があり、児童の大きな歓声が上がっていました。

 

 あっという間に60分が過ぎてしまいました。おかげさまで児童は、心躍る素敵な時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。