学校の様子

学校の様子

心電図検査

 今日の午後、諸塚小で心電図検査が実施されるため、荒谷小の1年生2名はタクシーに乗って諸塚小まで行きました。心電図検査前の緊張はあまりないようで、「年長さんのころはももぐみでした」とか「ぼくはさくらぐみ」など話をしているとあっという間に諸塚小に着きました。

 諸塚小に着くと、外に校長先生がいらっしゃいました。「荒谷小はどうね?」と話しかけてくださる校長先生に「体育があるから楽しい」と答えていました。全校児童で行う体育が1年生にとっては楽しみなようです。

【諸塚小に向かうタクシーの中】【諸塚小も楽しいよとお話しくださいました】

 その後、保健室に行きました。すると検査の準備が着々と進められていました。1年生は興味津々で廊下からじーっと見ていました。


【ここで検査をするのかぁ】 【諸塚小の保健の先生にもごあいさつ】

 そして、いよいよ検査が始まります。荒谷小の子どもたちを最初にさせてくださいました。ベッドに横になると、大きな洗濯ばさみのようなものや吸盤のようなものを体につけていきます。「つめたい!」と言いながらも、目をつぶって静かに横になっていました。「上手だね~」と検査をする方に誉めていただき、心電図検査は終了しました。

 帰りのタクシーの中でも、「好きな動物は、ライオンとトラとチーターと、コアラとゾウとキリンとイノシシ・・・」と言う1年生に、「めっちゃあるやん!」と言うもう一人の1年生。すっかりリラックスモードでした。あいさつも上手でしたし、話を聞く態度も上手でした。100点満点の心電図検査でした。


【荒谷小に帰ります】

「エンジョイ 荒谷」

 今週の水曜日、職員研修(主題研究)を行いました。この日の主題研究の目的は「現時点での教師としての課題等について協議し、研究の方向性をもつ」ということです。本校は完全複式であるため、どの先生も複式指導に携わります。今まで複式指導の経験がない先生も、経験をしている先生もその指導の方法については課題をもっておられます。また、総合的な学習の時間(わくわく学習:ウッジョブ諸塚)の取組についても協議が必要です。子どもたちが夢中になれるような楽しい学校を目指すために、主題研究の時間にこれらのことを話し合っていきます。

 
【課題を類型化し、キーワードを考えます】

 教師が日々の授業を進めていく中で、よりどころとする理念に「教師が授業を楽しめているか」、「子どもが夢中になっているか」、「日々の生活と子どもたちの学びがつながっているか」等が出されました。常に自分自身をふりかえり、子どもの姿を通してふりかえり、教師も子どもも夢中になる学校を目指しています。それが今年度の荒谷小のスローガン「エンジョイ 荒谷」という言葉に込められています。

 校長先生は「主題研の時間を特別な時間と捉えず、日常の延長と思って欲しい。そして、この時間に話し合ったことを日常に戻していって欲しい」と話されました。率直な意見や疑問点などが出し合えるこの時間を大切にして、次の日には昨日よりも少し自信をもって子どもたちに接することができるといいなぁと思います。


【教師がこの時間も楽しめるように】

一輪車デビュー

 今日の朝の時間は「のびのび」という時間でした。この時間は体力向上のために運動をする時間です。今日は一輪車の練習をしました。1年生は一輪車デビューの日です。一輪車があちらこちらに動き、思うようにサドルにお尻を乗せることができません。そんな1年生に「失敗してもやり続けてごらん」と担任の先生が言葉をかけると、やる気を出して一輪車の練習を続けていました。

  【まずは一輪車にまたがることから練習します】


【鉄棒を使ってバランスを取ります】

 2~6年生は、昨年度自分が使っていた一輪車より少し大きめの一輪車を使っています。そのため、高さが合わなかったり、思うように乗れなかったりしていました。


     【高さを調節してもらって乗ってみました】


    【5分間走やアイドリングの練習をしました】


【これから少しずつ技を習得していきます】

 初めて一輪車に乗った時は誰も乗れませんでした。今の2年生も3年生も、毎日のように練習して1メートル、5メートル、30メートルと少しずつ乗れるようになりました。今ではスイスイ乗ることができます。そんな子どもたちの様子を見ていると、諦めずにコツコツと練習することが一輪車に乗れる一番の近道だと思います。1年生の成長、そして2~6年生の飛躍を楽しみにしています。

雨の昼休み

 今日は朝からずっと雨が降り続いています。運動場には霞が出てきたり消えたりしています。

【雨が降り続くとこのような景色が見られます】

 雨の日の昼休み、子どもたちは全校児童で体育館で遊びます。今日はドッヂボールをしている子どもたちとバスケットのシュートの練習をしている子どもたちがいました。ドッヂボールでは1年生は2回当たったら外野に行くという特別ルールを設けて、みんなが楽しめるように工夫していました。バスケットでは、何度も何度もシュートの練習をして技を磨いていました。


    【雨の日には雨の日の楽しみ方がありますね】


       【バスケットのシュート練習】

 しばらく天気の悪い日が続くようですが、読書をしたり体育館で遊んだりして、昼休みを楽しく過ごして欲しいです。

読み聞かせ スタート!

 本日、今年度初めての読み聞かせが朝の時間に行われました。先日のホームページの記事にも載せておりますが、この読み聞かせは家庭教育学級の取組の一つです。保護者の方9名に加え、荒谷小を卒業したお子さまの保護者の方々10名もご協力くださり、19名で1年間の読み聞かせを行ってくださいます。

 今日は1年生にとっては初めての読み聞かせだったので、来てくださった卒業生の保護者の方が自己紹介をしてくださいました。また、1年生も自己紹介をして名前と顔を覚えてもらいました。


【昨年度卒業をした卒業生のお母さんです。よろしくお願いします】

 今日は2冊の絵本をお持ちいただきました。
 1冊目は「コんガらガっち ぬきあし さしあし すすめ!の本」です。この絵本の主人公は「いぐら」。イルカともぐらがこんがらがってできた生物だそうです。この絵本は3つのストーリーから構成されていました。「『いぐら、にんじゃに なって ぬきあし さしあし すすめ!』のまき」と「『いぐら、どうぐを つかって すすめ!』のまき」と「『いぐら、いいにおいを さがせ!』のまき」です。
 「『いぐら、にんじゃに なって ぬきあし さしあし すすめ!』のまき」では、悪者が盗んだ「ひでんのまきもの」を探しにでかけます。途中、道が分かれていて、上の道に進むか下の道に進むかを自分で決められます。それぞれの道で「いぐら」を待ち構えているものが違っています。また、「わるもののこぶんたち」に見つからないように道具を選んで忍術で隠れます。その道具には「まるた」や「しろいかみ」、「いわ」、「ダンボール」等があり、何を選ぶかは読んでいる子どもたちの自由です。「これ、おもしろーい!」と聞きながら感想を言う子どもたち。子どもたちの心をグッとつかむ絵本だったようです。


【「私は上の道、僕は下の道」等口々に言いながら聞いていました】

 2冊目は「小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。」です。インパクトのある題名と絵に「どのようなお話なのだろう」と思ったのか、先ほどまでの雰囲気とは違う雰囲気に包まれました。このお話は、今から約30年前に四国の徳島県阿波市土成町という町とその周辺であった本当のお話だそうです。「ボク」が生まれたのはお母さんが40歳、お父さんが50歳くらいの時だったそうです。このお家は農家でナスビを作っていました。決して裕福ではないけれど、お母さんの笑い声がいっぱいのお家です。しかし「ボク」が10歳くらいのころ、お母さんが鬼の形相で、市場で売れないナスビを「これひとりでひとふくろ100円で売ってきなさい!」と言いました。それまでいつも笑っていたお母さんが、急に鬼のようになってしまった理由は・・・。親が子どもを思う気持ちと、子ども時代の切ない気持ち、大きな壁を目の前にした時の気持ち等、心にじーんとくるお話でした。

 本日は、朝早くからお越しくださりありがとうございました。2冊の絵本で色々な気持ちが教室中にめぐった時間になりました。また、この2冊の絵本は荒谷小に寄贈してくださいました。本当にありがとうございました。

 【大切に読ませていただきます】