学校の様子

あの諸塚村消防団第4部と命の学習

 先週の金曜日の5校時、荒谷小では火災の避難訓練が行われました。今回は給食室から火が出たという想定での訓練です。事前に避難の仕方を学び、緊急の放送が鳴ると口と鼻を隠して、低い姿勢を保って避難をします。この避難訓練は保育所とも合同ですので、保育所生は給食室の前を通って避難をせずに村道を回っての避難になります。運動場のイチョウの木に避難をすると、校長先生からお話がありました。火事の時は窓を閉めること、電気も消すことを教えていただきました。また、昭和51年に起こった荒谷小の火事のことにも触れ、火事を起こさないように日頃からの注意が必要だとお話くださいました。

 【大切な命の学習です】

 その後、この日のためにお集まりいただいた諸塚村消防団第4部の方のお話がありました。この第4部消防団、先日の出初め式では各部門での優勝、そして総合優勝をしている素晴らしい方々です。子どもたちの中には、「第4部ってすごいんですよ。諸塚で優勝してるし、日向でもかなう相手はいないんですよ」と誇らしげに語っていた子どももいました。
 部長さんのお話では、一昨年度は宮崎県のヘリコプター「あおぞら」に乗っての訓練もあったとのことでした。火事への対応だけでなく様々な災害が起こった時も消防団の方々の力が必要とされています。今年も11月に美郷町にヘリコプターが来て、中を見せてもらうこともできるそうです。

  【12名の消防団の方々がお越しくださいました】

 その後、行進を見せてくださったり操法を見せてくださったりしました。行進では、指先まで揃った一糸乱れぬ動きでとても美しかったです。子どもたちは「すげ~!」と驚きの声を上げていました。操法では、大きな声と敏捷な動きで放水までの過程があっという間でした。

    【子どもたちは憧れの眼差しで見ていました】


   【重いホースを持って全力で走ります】


【一刻を争う火事の現場ではスピードが必要なのだと思います】

 このチームワーク抜群の諸塚村消防団第4部、その「強さのヒミツ」を探ることも校長先生から出された課題でした。そこで、子どもたちは消防団の方々とにっこりトーク(話合い活動)を行い、強さのヒミツを話し合いました。


【どのような言葉を引き出せるか、質問の内容を考えながらインタビューです】

 その後、子どもたちは諸塚村消防団第4部の「強さのヒミツ」を発表しました。

◯ 週に2回の練習では緊張感をもって練習をしている。
◯ 普段の生活からけじめをつけている。
◯ 目標をもつことが大切である。(目標は全国大会出場)
◯ いい緊張感をもって大会に臨んでいる。
◯ 練習の時から、みんなが同じ気持ちをもって取り組んでいる。

 このような「強さのヒミツ」を知り「6年生になったら仲間を引っ張っていきたい」、「仲間との団結力を高めたい」と発表する児童もいました。

 この時間に見せてくださった消防団の方々の表情は、地域の中で会った時に見る表情とは違ったものでした。消防の訓練を行っている時の消防団の方々の集中力は鬼気迫るものがあります。命を守る大切なお仕事をされている消防団の方々、その姿を追いかける子どもたちが荒谷小にはたくさんいます。お忙しい中、たくさんの方々にお越しいただき本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


【最後は握手でお別れです】


  【第4部消防団はヒーロー】

ウッジョブ正念場

 今週の5・6年生のウッジョブの学習では、林業貢献のために考えてきたことが形になってきています。
 5時間目のウッジョブでは、パンフレット作りをしている子どもたちのために、日向から印刷会社の方がお越しくださいました。この印刷会社は昨年度もお世話になった会社で、昨年度のパンフレット作成時の様子もお話しくださり、子どもたちの計画をていねいに聞いてくださいました。


【子どもたちにとってプロの方に自分の意見を話すいい機会です】

 その他の児童は、農林振興局や観光協会に行ってお話を聞いたり、12月に行われたツアーのお礼に行ったりしました。また、学校で作業をする子どもたちは、メッセージツリーの製作をしたり、CMのデータを発送する準備をしました。CMの発送では、定形外の封筒を使用し、CDを入れたり文書をたくさん入れたりするので、切手が普段見る切手と違うようで「(100円切手や10円切手を見て)こんな切手があるんですか?」と驚いていました。
 この1週間が子どもたちにとって正念場となります。子どもたちの表情はとてもいきいきとしています。明日もウッジョブがあります。がんばりましょうね。


【やるべきことをきちんと理解しています】【発送準備、宛名書きをがんばりました】

朝の読み聞かせ

 今日は朝の時間に読み聞かせが行われました。今日は、本校で給食を作ってくださる先生が読み聞かせに来てくださいました。今日の絵本は2冊です。
 1冊目は「十二支のしんねんかい」です。今年はさる年、本校でさる年の子どもは2名いました。この本は、十二支の頭文字から文章が始まり、それぞれの特徴を分かりやすく紹介している本でした。絵本の終わりには、「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」とみんなであいさつをしました。


【1月にぴったりの絵本でしたね】

 2冊目は「いくらなんでもいくらくん」という絵本です。何でも屋の主人の「いくらくん」、冬にお殿様に呼ばれ、「何でも屋ならブドウを出してみろ」とか「桜が見たい」等と難しい要求をされます。それでも「いくらくん」はお殿様相手に「あいよ」、「まあね」など素っ気ない言葉を返し、いくらで作ったブドウを出したり、いくらで作った桜を見せ、王様を満足させていました。「いくらくん」がいない生活は考えられない王様と「いくらくん」の行く末は・・・。読み聞かせをする先生の口調や間合いがこの本にとっても合っていて、笑いが耐えない読み聞かせの時間になりました。「あ~面白かった」と言いながら教室に帰っていく子どもたちでした。


【「いくらくん」に会ってみたいね】

 調理員の先生によると、「(読み聞かせの時間が)15分という時間が頭にあってドキドキするんです」と話されていました。胸のドキドキを抱えながら子どもたちの為に毎年読み聞かせをしてくださることを有り難く思いました。今日も朝早くからありがとうございました。

荒谷小のそうじのひみつ

 荒谷小のそうじの時間は13時45分~14時までの15分間です。しかし、13時38分くらいにはそうじの取りかかりの放送が鳴り、13時40分頃にはみんなそうじ場所に移動をしています。そのため20分ほどそうじの時間が確保されるため、少ない人数でもその日その日のそうじ場所をぴかぴかにすることができます。
 2階トイレ、手洗い場も今日は4人でそうじをしましたが、それぞれが役割分担をして、無言でてきぱきと行動をします。1年生は分からないことがあると、高学年に質問をします。教師がひとつひとつ指示をしなくても、自分たちで考えて行動できる子どもたちです。そうじの後はいつもふりかえりをします。1学期、1年生は「今日は◯◯をがんばりました」とふりかえりをしていましたが、今では「今日はすみずみまできれいにできてよかったです」と言えるようになっています。学校生活のあらゆる場面で子どもたちの成長を目にすることができ、とても嬉しく思います。


  【そうじは3グループに分かれて行っています】


【水が冷たいけど腕まくりをしてみがきます】【便器をいろんな角度から見てみがきます】

かぜ予防の合い言葉

 先週の金曜日、委員会活動が行われました。保健体育給食委員会(ほたきゅう)では、3学期の計画を立てました。そこで、冬の病気を予防するために手洗い・うがいだけではいけないと話し合いました。まずは基本的な生活習慣を定着させることが大事であることを確認し、子どもたちに意識させる活動を考えました。そこで出たアイディアが、かぜ予防のかけ声です。ほたきゅうのメンバーが「毎日お風呂に入るぞ!」、「早く寝るぞ!」等、合い言葉を言って他の子どもたちに「オス!!」と答えてもらうのです。これを毎日下校指導の時に呼びかけて、元気に過ごしてもらおうと考えています。そして、合い言葉の最後には「生活習慣を整えて・・・・元気ア~ップ!!」と言って終了です。
 インフルエンザが流行する冬場でも、荒谷小の子どもたちは不思議と感染をしません。今年度もインフルエンザの流行がないよう、日頃から生活習慣を整えていきましょう。


【まずは見本を見せます】  【「毎日お風呂に入るぞ!」「オス!」】