学校の様子

学校の様子

雨でも楽しい お別れ遠足

 先週の金曜日、お別れ遠足がありました。晴れていれば隣町の公園に行く予定でしたが、あいにくの雨。今年度のお別れ遠足は校内遠足となりました。雨で残念な気持ちだったのですが、子どもたちは校内遠足でもとても楽しみにしていました。この大切な1日を全校児童で楽しく過ごし最高の思い出を作るため、様々な企画が用意されていました。
 まずは1・2年生教室でお別れの会が行われました。ここでは、各クラスの発表がありました。1・2年生は6年生それぞれのクイズを出しました。「○○くん クイズ!○○くんが好きなスポーツは次のうちどれでしょう?①野球②サッカー③バスケット」というような内容です。そして、「正解は①野球です。それではその野球が好きな理由はなんでしょう?」とつながります。これも3択でクイズが出されました。

【ボールを投げることが好きなようです】  【好きな教科は社会!】


   【好きな花はペチュニア】

 子どもたちは、誰が何を好きなのかはよく知っていましたが、なぜそれが好きなのかまでは知りませんでした。好きな理由を聞くとその人のことをもっと知ることができて嬉しくなりますね。その後、けんばんハーモニカで「あの青い空のように」を演奏しました。フラットがある曲ですが、みんな上手に弾いていました。

 次に3・4年生です。3・4年生は6年生にありがとう賞という賞状を渡しました。そこには、短歌なども一緒に記されていました。「かがやくよ スーパースター ○○くん」、「花の世話 心が見える 優しさの 笑顔とともに 忘れません」、「優しいね 声大きいね 元気だね そのパワーは あなたの宝」このような素敵な表現で6年生に感謝を表しました。


 【心のこもったメッセージでした】

 次に5年生です。5年生はこの日のために、昼休み時間を使って一生懸命練習をしていました。心がほっこりするような歌に振り付けをつけ、曲の合間合間に6年生にプレゼントを渡していました。手紙やミニアルバム、そして指先を温めるためのカイロも歌詞に合わせてプレゼントし、教室の中は笑顔でいっぱいになりました。


 【とーっても可愛い振り付けでした】 【最後は1~5年生みんなで歌いました】

 最後に6年生から、1~5年生にプレゼントが贈られました。それは折り紙で作ったくす玉です。色鮮やかなくす玉、これにはしかけがありました。くす玉をもつと「ん?重い」と話す子どもたち。くす玉の中には消しゴムなどが入っていました。当たりの人(11名中4名)のくす玉には紙飛行機が入っており、その人たちには特別なプレゼントが用意されていました。このしかけに子どもたちはワクワクどきどきしていました。そして、くす玉を入れる袋も1人ずつ前に出て手渡しをしました。1~5年生にわざわざ前に出てきてもらい、ビニール袋を渡すという
ことにも理由がありました。そのビニール袋には6年生からのメッセージが添えられていたのです。一人一人と向き合い、自分の思いをしっかりと伝えた6年生でした。


 【くす玉の中に何が入ってた?】     【1年生コンビで当たりをゲット】

          【5年生も当たり~!】

 午前中だけでも盛りだくさんの内容の校内遠足でした。お昼は教室でみんなで食べて、午後からは体育館でレクリエーションをしました。社会福祉協議会からお借りしたわなげやフリスビー等で遊び、大満足の様子でした。


    【穴にはいるかな】             【的をねらって】

     【わなげ えいっ】

 この他にも、宝探しがあったり全力かくれんぼをしたり、映写会があったりした校内遠足でした。下校指導の際、教頭先生が「お別れ会の様子を見てみんな兄妹のように仲がよくて、心がぽかぽかになりました。」と話されていました。教頭先生のおっしゃった通り、とっても仲のよい荒谷小の子どもたち、これからも仲間を大切に1日1日過ごしていきましょう。

Peach Boy!

 今日は、今年度最後のALTの先生との英語活動が行われました。朝、5・6年生の担任の先生から「今日の12時から劇をするので、他のクラスのみんなもよかったら見に来てください」とお誘いがありました。英語活動の時間に劇をするようです。一体どんな劇なのか、わくわくしながら12時を待ちました。
 5分前に教室行くと、他の学年ももう5・6年生教室の前に来ていました。そして、5・6年生教室に入ると、ハッピを着た子や、てぬぐいをかぶった子、くちばしがある子たちが立っていました。

    【おや?1人足りない】
 5・6年生は7名いるはずなのに、なぜか6人しかいません。それでも、劇は始まりました。劇は「Peach boy」です。これは、古くから伝わるお話「ももたろう」のお話です。子どもたちは、おじいさんやおばあさん、犬、猿、キジ、そして桃太郎に扮していたのです。この劇はセリフが全て英語でした。


         【子どもたちの手づくりの劇がはじまりました】

 全て英語での劇ですが、「ももたろう」は誰もが知っているお話です。そのため、1~4年生は、誰がどんなことを言っているのかも分かっているようでした。


      【5・6年生の演出がとても工夫していました】

 Peach boyが犬や猿、キジを引き連れて鬼が島へやってきました。すると、突然用具入れの中から鬼役の子どもが現れました。あまりの勢いに、子どもたちはびっくりすると同時に「わあ!!」と歓声があがりました。


 【一瞬にして場面が変わりました】

 ALTの先生も鬼役になり、Peach boyたちと戦いました。5・6年生は英語のセリフをただ読むのではなく、自分の言葉として言っていました。そのため、見ている側は劇の世界に入り込むことができて、大変楽しく見させてもらいました。


    【鬼と戦うシーン:小道具にもしっかりと英語が書かれていました】

 「ももたろう」のお話のとおり、「Peach boy」でも鬼が降参をし、鬼が島を後にしました。しかしこのPeach boyでは、戦いの後、鬼たちも仲良くなり、みんなでおじいさん・おばあさんの住む村へと帰って行きました。5・6年生らしいお話だなぁと思いました。


        【どの子どもも英語のセリフで役を全うしました】

 この劇を見て、1~4年生からは「英語で話しているところと、日本語をまぜているところがよかった」、「動きがおもしろかった」等の感想が出てきました。先生たちからは「英語活動は英語に親しむことが目的です。この劇を通して英語に親しんだと思います。これからも、どんどん英語に触れてください」とのお話がありました。

 いつもは学級ごとに行う英語活動ですが、今回は少しの時間、全校児童で英語に触れることができました。5年生は「来年何を英語の劇でしようかな?」と話していたり、4年生は「次は私たちがする番だ!」とやる気満々でした。
 ALTの先生、毎回授業の中で、子どもたちが英語を話したいと思えるような工夫をしてくださりありがとうございました。次年度もどうぞよろしくお願いいたします。

3月の全校朝会

 今日の朝の時間に全校朝会がランチルームで行われました。まずは、校長先生からお話がありました。今年度最後の全校朝会でしたので、これまでの全校朝会で校長先生が話されたことをみんなでふりかえりました。「千里の道も一歩から」、「笑顔」、「当たり前の中に宝がある」等、校長先生のお話をきっかけに、今では子どもたちの生活に根付いているものが出てきました。そして、「当たり前を続けると(    )になる」ということを子どもたちに問われました。これは「当たり前を続けると(特別)になる」だそうです。これをしないと落ち着かない、自分ではないような気がするなど、当たり前のことを続けていると、それが自分自身の一つになり、性格・人柄の一部になるそうです。その「当たり前」はあいさつでも姿勢でも笑顔でもよいのです。当たり前のことを継続すること、それによって自分の宝になるものが一つでも多くあるといいなと思います。


  【当たり前の中に宝がある】

 次に生徒指導主事の先生からお話がありました。3月の目標は「最後まできまり正しい生活をしよう」です。その「きまり」についてのお話でした。
 まず、「『きまり』を別の言葉で表すと何でしょう?」と子どもたちに問いかけられました。「きまり」には①約束ごと②当たり前のことという2つの言い方があるそうです。「当たり前=宝」という考えが子どもたちにも浸透しています。その宝は守らなければならないものであると話され、「きまり」という言葉の強さが「宝」というかけがえのないものに変わり、子どもたちの胸にも響いたと思います。
 そして、これから卒業までに6年生は宝物(お手本)を伝えることを意識すること、1~5年生はそれを受け継ぐ(学ぶ)ことを意識して過ごすようお話をされました。残り約1ヶ月、6年生から色々なことを学んでくださいね。6年生、よろしくお願いします。


 【宝、伝え、受け継いでいってくださいね】

ひなまつり

 今日は3月3日、ひなまつりです。荒谷小には7段飾りのひな人形があります。そこで、今日の3時間目に1・2年生にも手伝ってもらいながら、ランチルームにひな人形を飾りました。
 「この刀はどこにさすんですか?」、「これはどこに置くんですか?」など、ひな人形の小道具の飾り方に四苦八苦しながらも、豪華で繊細なひな人形の放つ春の雰囲気を感じながら楽しく飾ることができました。


【一気に華やかな雰囲気になりました】

 今日は学級給食の日でしたので、給食を学級に持っていく前にみんなで「ひなまつり」の歌を歌いました。今日の天気は雨でしたが、子どもたちはポカポカとした気持ちになったのか、にこにこしながら学級に戻っていました。

             【灯りをつけましょ ぼんぼりに】

 そして、今日の学級給食は何かが違いました。1・2年生の教室にはなぜか6年生が1人入っていて、3・4年生の教室にも6年生が1人入っていました。その理由は・・・・。


                【スペシャルゲストの6年生】

卒業を控えた6年生が、学級給食の日には1人ずつ各クラスで給食を食べる計画のようです。一緒に給食を食べながら色々な話をして、6年生との時間を大切に過ごす時間です。卒業式まであと22日、6年生が学校に登校する日はあと16日です。残り少ない日数となりましたが、6年生といられる幸せをかみしめて、楽しく過ごしましょう。

ウッジョブ諸塚のふりかえり

 今日の1・2時間目に、今年度最後のわくわく学習(ウッジョブ諸塚)が行われました。今日は全校児童がランチルームに集まり、全員でふりかえりの時間をもちました。
 まず、1時間目は1・2年生、3・4年生、5年生、6年生の4グループに分かれ、わくわく学習を振り返るため、1年間どのようなことがあったかを月ごとに書き出し、その時のわくわく度(気持ち)やお世話になった方々、考えたことを書き、模造紙に貼りました。わくわく学習発表会で発表をする時に、1年間の学習の流れをまとめていたため、いつ何があったか、どのような気持ちだったか、そして考えたこと・学んだことをスムーズに書くことができていました。


   【自分たちで作業を進めていく力もしっかり身についています】


【1・2年生も、自分たちの言葉で1年間をふりかえりました】

 このように1枚の模造紙に1年間の活動の記録をまとめることで、自分たちが何をしてきたのか、どのような気持ちの変容があったのか、そしてどれくらいの方々にお世話になってきたのかを実感することができたようでした。

 2時間目はワークショップ型の授業でした。1年間のウッジョブ諸塚の学習を通して、①わくわくしたこと②もっと知りたいこと③もっとしたいこと④自分が成長したこと⑤役に立ったことの5つの項目を付箋に書き出し、別の模造紙に貼っていきました。その後、話合いをして、それらに見出しをつけ、最後にグループごとに発表をしました。それぞれの見出しは以下のとおりです。
 ① わくわくしたこと
  ○ 色々なことを知って(1・2年生)
  ○ 形、伝(3・4年生)
  ○ 出きあがった時より一番は作っている時(5年生)
  ○ 手づくりとプロのすご技(6年生)
 ② もっと知りたいこと
  ○ もっと知りたい(1・2年生)
  ○ つなげる(3・4年生)
  ○ もっと工夫して作りたい(5年生)
  ○ ウッジョブの続き(6年生)
 ③ もっとしたいこと
  ○ 未完成(3・4年生)
  ○ もっと作りたい、アピールしたい(5年生)
  ○ 林業PR(6年生)
 ④ 役に立ったこと
  ○ 学んだことが生かせた(1・2年生)
  ○ 目的の喜びを味わった(5年生)
 ⑤ 自分が成長したこと
  ○ それぞれ(5年生)・・・

 1・2年生の発表ではしいたけの学習を通して、しいたけの料理を家でも作ってみたり、作文にして新聞社に送ったりもしました。この学習を経て、2年生はしいたけから林業へという、更に広い世界を見てみたいと発表していました。
 3・4年生は、学習を始めた当初の林業への関心が、林業に携わる方々の命を守りたいという気持ちの変容があったこと、そしてまだ未完成の部分があるきけんおまもリュックへの思いを発表しました。
 5年生の発表では、「もっと、もっと」という言葉がよく出てきていました。もっとこんなことをしたい、もっと工夫したい等、6年生になってやってみたいことがたくさんあるようです。その理由として、今年度の活動で達成感を味わえたことや、周りの方々が喜んでくれたことが嬉しかった、製品を作る過程がわくわくして楽しかったなどの体験がこのような気持ちに表れたようです。子どもたちは、林業の貢献のために行った活動が自分のためにもなっていることを感じていました。
 6年生は、人とつながることは相手のことを考えるということ(相手意識をもつということ)、人前で発表をするという経験をするともっと伝えたいという思いが芽生えるということを学んだようでした。そして、発表をすることで、自分に自信がついた・夢とのつながりが感じられたと発表をしました。

 どの学年もスラスラと発表をしていて、プレゼンテーションをする力が身に付いているなぁと感じました。


 【練習なしでの本番でしたが、話し合ったことがしっかりと伝えられました】


  【3・4年生も1・2年生も、学習のまとめを分かりやすく伝えられました】


  【さすがは6年生の発表でした】

 最後に、ふりかえりを行いました。今日は6年生がふりかえりを発表した後、先生たちも全員ふりかえりを発表しました。その中で、人前で発表することで自信がついたこと、建築士になりたいという思いが強くなったこと等のふりかえりがありました。林業の学習を通して、様々な体験・様々な疑問・問題を一つ一つクリアすることで、子どもたちが自分なりの学びが実感できることにつながっていることを感じました。それが、もっと林業に貢献したいという思いにつながったり、夢を実現するための足固めになったりしていることが、大変うれしく思いました。
 先生たちのふりかえりでは、本物に触れることの大切さや、できないことや分からないことから向き合うことで、協力してくださる方々と出会うことができたこと、プラスになることをたくさん言うと物事はそちらの方向に進んでいくことを実感した等の発表がありました。


       【職員もたくさんの学びを得ることができました】

 最後に、先日宮崎日日新聞に掲載されたウッジョブ諸塚の記事を校長先生が読んでくださり、今年度のわくわく学習(ウッジョブ諸塚)は終了しました。ウッジョブ諸塚を応援してくれるような内容の記事で、子どもたちも嬉しそうな表情で聞いていました。


【結びにgood job!という言葉、思わず笑みがこぼれました】

 今年度のウッジョブ諸塚は終了はしましたが、子どもたちの心の中には林業に対する熱い思いがしっかりと残っています。次年度、ウッジョブ諸塚でどのような学びが得られるのかとても楽しみです。今年度、多くの方々にウッジョブ諸塚を支えていただき、本当にありがとうございました。子どもたち自身が、年間を通して体験することによって初めて学べることがあったのではないかと思います。次年度もどうぞよろしくお願いいたします。