学校の様子

干し柿づくり

 今年の冬、1・2年生は干し柿づくりをするそうです。先日、その干し柿づくりのために、2年生の保護者の方がご自宅からたくさんの渋柿を持ってきてくださいました。そして、今日の3・4時間目にその柿の皮をむきました。始めは包丁を使ってむこうとしましたが、ピーラーの方が簡単に皮がむけると考え、ピーラーを使いました。たくさんの渋柿を約2時間かけてきれいにむきました。1・2年生の担任の先生が「○○先生は干し柿10個くらい欲しいらしいよ~!」と言うと、「いいですよ~」と優しい言葉が返ってきました。その後「でもそれってすごい食欲ですね」と本音をポロリと言っていました。
 
 柿の皮をむいたら、それらをお湯にさっと入れて干し柿の下準備ができました。
  
【楽しい~!!と言いながらみんなで皮むき】【この黄色いカゴにたくさんの柿が入っていました】
 
 清掃の後、渋柿の枝をひもで結んで吊るす準備ができました。そして、下校指導の時間には1・2年生教室の前には、干し柿が吊るされていました。オレンジ色の柿に紫色のひもを見て、2年生の女子は「ハロウィンの色みたい」と話していたそうです。虫よけにネットをはり、鳥よけにCDを吊り下げていました。寒風にさらされた1・2年生の干し柿、おいしくおいしくおいしくなあれ!
 
        【できた!】             【落ちないようにしっかり結んでね】
 
 【全部で40個くらいはあるそうです】       【冬の風物詩になるかも】

2年生のどうぶつクイズ

 2年生はこれまで、国語で「ビーバーの大工事」を学習していました。今日はその最後の時間です。今日は「どうぶつひみつクイズを考えよう」というめあてでした。2年生2人は、キタキツネとムササビ、キツツキのことを調べて、クイズをそれぞれ5問作っていました。子どもたちが自分の好きな動物を選び、その動物に関する本を図書室で選んでクイズを作成したそうです。そのどうぶつクイズを1時間目に1年生に出しました。
 
【どうぶつのこと、たくさん調べましたね】
 
 まずはキタキツネについてのクイズです。第1問は、「キタキツネのメスの親が巣にいるのは何分でしょう?」という問題です。この問題はすぐに正解がでました。正解は「10分」だそうです。
 
 【2年生も回答者に加わりました】
 
 第2問は、「メスのキタキツネの親が巣にいる間、コギツネは何をしているでしょうか?」でした。「エサを探しにいく」、「逃げるための練習をする」、「泳ぐ練習をする」などと答えが出ましたが、どれも不正解でした。そこで出題者の児童がヒントを出してくれました。ヒントは「外ですること」だそうです。そこでピンとひらめいた2年生の女子は「一輪車!!」と自信満々に答えました。なるほど、荒谷小の子どもたちは毎日のように外で一輪車に乗って遊んでいますね。しかし、キタキツネは一輪車では遊ばないようです。この問題は、1年生が「友達と遊ぶ」と言って正解しました。キタキツネの子どもにとっても遊ぶことは大切なことなのですね。
 
 第3問は「メスのキタキツネは○匹~○匹の赤ちゃんをうみます。さて、何匹~何匹でしょう?」という問題でした。「2~4匹」、「3~4匹」、「3~3匹」などと答えが出ましたが、なかなか難しいこの問題。3匹というのは正解しているようです。そこで、ヒントが出されました。ヒントは「休み時間の2分前です」というものでした。?が頭に浮かびましたが、子どもたちはそのヒントを聞いて「はい!」と勢いよく挙手していました。そして、「3匹~8匹です」と答えて正解をしていました。
【休み時間は10分だから、10-2=8ということですね】
 
 第4問は「キタキツネは傷口をなめる時に目をどうするでしょう」でした。この問題、1年生が「閉じる」と答えて正解しました。傷口をなめる時のキタキツネの様子をすぐに想像できたようでした。
 
 キタキツネについての最後の問題、第5問は「渡り鳥が飛ぶ時、キタキツネはどうする?」でした。この問題には「捕まえる」、「巣に戻る」、「キツネがジャンプして渡り鳥を食べる」という答えが出ました。残念ながらこれらは不正解でした。そこで、またまたヒントをもらいました。「みんなが空を見上げる時と同じです」というヒント、これで「空を見上げる」という正解が出ました。
 
【クイズに大盛り上がりの解答者たちでした】
 
 次に2年生の女子児童がクイズを出しました。この児童はキツツキとムササビについてのクイズを考えてきていました。
 第1問は「キツツキは秋になるまでは昆虫を食べていますが、秋になると他のものを食べます。それは何でしょう」という問題でした。「木の実」、「木のみつ」、「果物」等と答えがでました。惜しい答えもあるそうですが、正解がでていません。そこでヒントが出されました。「秋になるとたくさんなります」というヒント。このヒントから「ぎんなん!!」と答えていた1年生。荒谷小には大きなイチョウの木があり、秋になると銀杏がたくさん落ちてきます。それを思い出して答えたようです。その他にも「どんぐり」、「みかん」と秋によくみられる木の実や食べ物が出てきました。ところが、なかなか正解がでません。この問題は時間切れになり、正解を教えてもらいました。正解は「熟した木の実」だそうです。「熟した」というところがポイントだったのですね。
 
  【誰も正解者が出なかった時はみんなで本を見て正解を確認しました】 
 
 第2問は「キツツキの巣は完成するまでにどれくらいかかるでしょう?」でした。この問題は1年生が「1ヶ月」と正解を答えて、周りの子どもたちがびっくりしていました。
 
 第3問は「キツツキがヒナに与えるえさは1日何回でしょう」というものです。この問題は①10回②20回③30回の3択でした。子どもたちは①と②に手を挙げ、職員は③に手を挙げていました。正解は③の30回だそうです。1日に何回もエサを探しに行って、ヒナを育てようとするキツツキ、その一生懸命さは人間と同じなのですね。
 
    【元気に「はい!!」】
 
 キツツキについての第4問は「キツツキはエサの昆虫をどのように探すでしょう」という問題でした。これは2択でした。出題者によると3つ目の答えを考えるのが難しかったから2択にしたそうです。この問題は①木に穴を開けて取り出す②空でキャッチするという2つの答えから選びました。これも解答が分かれて、半分半分でした。正解は①の木に穴を開けて取り出すだそうです。
 
 そして、次はムササビの問題です。「ムササビ?」とキョトンとする子どもたちに、2年生の児童は「むかばきでいたよね」と話して、ムササビの写真も見せていました。さて、その問題は「ムササビは、冬が来ると森に残っているある食べ物を食べます。その食べ物は何でしょう」でした。「虫」、「柿」と答えましたが、これらはではないようです。そこでヒントを出してくれました。ヒントは「1月~2月に学校に咲きます」というものでした。学校に咲くという部分から「桜」と答える子どももいましたが、なかなか正解がでません。そして更にヒントを出してもらいました。はじめの言葉は「つ」だそうです。頭の中で「つぼみ?つつじではないなぁ」などと考えていると、「つばき!!」と子どもたちの中から正解が出ました。ムササビは冬の間、椿を食べるなんて初めて知りました。
 
 とっても盛り上がった今回のどうぶつクイズ、1年生の児童が感想を発表しました。「ムササビやキタキツネ、キツツキのことがよく分かりました、「知らなかったことをクイズで知って、動物の勉強になりました」と発表していました。今回子どもたちが選んだ動物は、イヌやネコのように身近にいる動物ではなく、「名前は聞いたことがある」、「見たことがある」というくらいの動物でした。だからこそ、その動物たちの新たな発見がたくさんありましたし、前より身近に感じることができました。2年生が調べた動物たちの本を読んでみたいなぁとも思いました。
     【楽しみながら多くのことを学べました。ありがとうございました】
 
 教頭先生との国語の学習を楽しみにしている2年生、いつも元気に意欲的に学習に励んでいることが分かりました。残り約4カ月、2年生の勉強を楽しんでくださいね。

木の絵本になる木材をいただきました

 ウッジョブ諸塚で諸塚の林業発展のために貢献できることを考え、実際に活動している子どもたちの中で、地球温暖化をテーマに木で作った絵本を作成しようとしている子がいます。現段階では、ストーリーが完成し、絵本の下書きに入っています。絵本の表紙もページも全て諸塚産材で作るため木が必要です。その木を地元の林業の会社の方が、昨日わざわざ学校に持って来てくださいました。その木とは厚さ36mm×幅140mm×2mを4本です。
【早速準備してくださった木材、ありがとうございます】
 
 この児童は、この木材がA4の木の紙20枚になることに驚いていた様子でしたし、木に顔を近づけて「いい香り~」と嬉しそうでした。
 
 今回、地元の林業の会社の方々のご協力を賜り、子どもの考えている林業を発展させるための活動がまた1つ前に進むことができました。この木材を学校に届けてくださるまでの過程をひとつひとつふりかえり、多くの方々の支えのおかげで現在の恵まれた状況にあることを再確認していきたいと思います。当たり前ではなく、感謝すべきこと、感謝すべき人が周りにたくさんあったり、いらっしゃったりすることを常に頭に入れて、これからも活動を進めていきたいと思います。
 
 地元の林業会社の方々、お忙しい中、子どもたちのために木材の準備をしてくださり本当にありがとうございました。
 
  【う~ん、いい香り】
 

C学習発表会リハーサル

 11月18日(火)にC学習発表会があります。それの発表に向けて、今日の3校時リハーサルが行われました。
 まず、3・4年生の発表から始まりました。3・4年生は「ウッジョブ諸塚~もっと林業~」というテーマで学習を進めています。3・4年生は1学期の森林体験学習を通して、調べたいものを決めています。3年生はプロセッサー、4年生は苗木袋についてです。
 3年生は、プロセッサーを実際に作る過程の発表をしました。段ボールを使ってプロセッサーを作っていたのですが、どうしてもうまくいかない部分がありました。そこを林業に携わっている本校の保護者の方に学校に来ていただき、アドバイスをもらいながら制作したことや、この学習を通して学んだことを3つにまとめて発表していました。
 
【写真や実際制作しているものを準備して発表しました】
 
 この発表を聞いて、校長先生から
 
 ① 発表が始まってすぐに詳しい内容を話していたので、始めに「○○について話します」と  
  テーマを伝えるとよい
 
 ② 写真を紙芝居風に使ってみると、自信をもって発表できると思う。
 
 ③ 作ったプロセッサーを実際に動かして見せると効果的である
 
 という発表をする際の工夫をご指導いただきました。
 
 
【3つの工夫、今度の発表に生かしていきましょうね】
 
 次に4年生の発表です。4年生は2名います。2人とも、林業で使う苗木袋について学習を進めています。今回、1つの発表内容をそれぞれ表現方法を変えて発表しました。学習を進めていく中で苗木袋の工夫を調べたいという気持ちから、ある気持ちに変化していったそうです。それは、林業に携わっていらっしゃる方々への思いにもつながります。発表を聞いている人たちにより分かりやすい内容となるよう、実際の動きを取り入れたり、身ぶり手ぶりを大きくしたりする工夫を考えているようでした。
 
         【4年生の発表:今日は少し緊張気味だったかな】
 
 発表後、教頭先生から「実際に苗木袋を背負ったことはある?」と質問がありました。4年生は苗木袋を見たことはありますが、背負ったことはありませんでした。「苗木袋を背負ってみると、林業に携わっている方の苦労や工夫がもっと分かると思います」とアドバイスをいただきました。
 また、校長先生からは「声の大きさがとても良かった」とほめていただきました。「せっかくいい発表をしても、声が小さくて聞いている人に届かなければもったいない」と話され、相手意識をもつ大切さをご指導いただきました。そして、発表を聞いている他の学年の姿勢についても大切なことを教えていただきました。発表を聞いている子どもたちは、ただ聞くのではなく応援する気持ちをもって聞いて欲しいとのことでした。応援とは具体的に①発表をしている時にうなづく②質問や感想を積極的に発表するということです。1人でも、このような人がいると、発表をする時に勇気をもらえるし、嬉しい気持ちになります。発表を聞いている人も、一緒に発表をしているというような気持ちで臨んで欲しいと思います。
 
 最後は5・6年生の発表でした。5・6年生は諸塚の林業を発展させるために自分たちが貢献できることを考えて、活動を進めています。その内容(思い)と途中経過を報告しました。
 
【スライドを用いて、すっきりとした分かりやすい発表でした】
 
 この発表を見た1~4年生はたくさんの感想を発表しました。これが見ている人の応援ですね。最後に校長先生から、これらの発表をどのようにチームプレーで作り上げるかという課題を示してくださいました。C学習発表会では、助け合ったり、協力し合ったり、積極的に意見や感想を発表したりする荒谷小の子どもたちのよさを、発表者以外の児童も発揮できるといいなと思います。

第2回 P1グランプリ開催!

 今日、朝の時間に表現集会が行われました。今日は、第2回のP1グランプリです。第1回は5・6年生が撮った写真のP1グランプリでしたので、今回は1~4年生が撮った写真のP1グランプリです。めあては「フォトコンテストでP1グランプリを決定しよう」でした。
 
 1~4年生は「自分の写真を選んでくれるかな?」、「他の学年のお友達の写真はどんな写真かな?」などと考えていたのでしょうか、ドキドキしているような表情を浮かべる子やニコニコしている子もいました。早速1~4年生が撮った写真を見せてもらいました。共通していることは、荒谷小周辺で撮ったということですが、神秘的な写真、ほのぼのとした写真、生命力を感じる写真など、様々な表情の写真がありました。
 
 そして、自分の好きな写真を1枚決めて、その写真の下に投票カードを貼りました。
 
     【どれもステキだね】
 
 全校児童・全職員が投票カードを貼り終え、いよいよ結果発表です。「じゃじゃーん」と言って5・6年担任の先生が黒板を返すと、「おお~」という声が上がりました。
 
  【結果発表直前・・・どきどき】
 
 一番多く票が入ったのは、3年生の男子が撮った写真でした。その児童は、みんなの前に出て、写真の説明をしました。「写真を撮る時には、虫の目で撮りました。工夫したところは、背景に石の山が写るようにしたところです」と発表していました。その後、その他の児童から、この写真についての質問が出てきました。「どうやってこの写真を撮ったのですか」という質問には「石の上にカメラを置いてとりました」と答え、「場所はどこですか?」という質問には「学校にある大きな池の所です」と答えていました。
 
【8人の人が「この写真がすき」と言ってくれました】
 
 そして、今回はこの写真を選んだ人からも選んだ理由を聞きました。すると「固いもの(石)から草が生えているところがすごいと思ったから」や「冬の季節を感じたから」、「虫の目で撮ったと話していたが、虫の目でも見えるし鳥の目でも見えるような写真だから」などの意見がでてきました。一瞬で目を引くこの写真、子どもの感性はすごいなぁと思いました。
 
 その他にも「すきとおる葉っぱ」や「荒谷のたからもの」、「荒谷の山とのんびりしている1・2年生」、「荒谷のきれいな水」、「虫たちの遊具」というテーマがつけられた写真があり、どれも荒谷の自然の豊かさ、子どもたちの雰囲気を表現しているいい写真でした。
 
【写真を選んだ根拠も明確で分かりやすかったです】