学校の様子

学校の様子

職員室の春

 荒谷小の職員室の床の上を歩くと、床がペコペコと沈みます。そこで今年の夏、床の張り替えをしていただくことになりました。職員はそのことがとても嬉しく、張りきって職員室内の棚やコピー機等を大移動しました。床の張り替えは20日(水)からのようです。いつもの場所にいつものものがないという不便さもありますが、今までの便利な職員室の有難みも分かります。今は、窓やドアも取り払ったため、そこをお花畑のクロスで覆っています。立秋はすぎましたが、ちょっとだけ「春」気分の職員室です。
 
【ビフォー:職員室の大きな荷物を移動中です】      【アフター:お花畑登場】
 
 直前まで、机やプリンタ等は置いておきます。床の張り替えが楽しみです。何色の床になるのかな。

最後の登校日

 長い夏休みもあと10日程になりました。今日は8月最後の登校日でした。全校児童元気に登校し、午後からのふれあい映画祭を楽しみにしているようでした。
 1時間目は体育館で全校朝会が行われました。そこで校長先生から2つのお話がありました。
 1つ目は、「千里の道も一歩から」です。校長先生は、8月13日~14日にかけて運動場の草刈り・苔取りをしてくださいました。お一人での作業だったため思うようにはかどらなかったとおっしゃっていました。しかし「千里の道も一歩から、千里の道も一歩から」と念じるように作業をすると、終わってみるとあっという間だったとのことでした。今年のお盆は湿度が高く蒸し暑い日となりました。その間の作業、とても大変だったのではないでしょうか。これから実施されるPTAバレーボール大会や運動会がよい環境で行われることと思います。子どもたちにとっての「千里の道」は夏休みは宿題です。2学期に入れば、その「千里の道」は2学期の目標になります。その目標を明確にして、ゴールがはっきり見えている目標を設定してくださいとお話がありました。
 

【運動場の手前側と右半分がきれいになっていました】
    【「千里の道も一歩から」  何においてもこの言葉は教訓となりますね】
 
 2つ目は命のお話でした。夏休みが残り10日となり、気が緩みがちな時期になります。最初と最後が危ないということを子どもたちに指導されました。特に水の事故には気をつけるようにお話がありました。最近はゲリラ豪雨といって、局地的に大雨が降ることがあります。川に遊びに行っていて、自分のいる場所で雨が降っていない場合でも、上流では大雨が降っていることがあります。そのため、上流の天気にも気を配っていないと、時に突然たくさんの水が流れてきて川のそばで遊んでいる人たちが激流に巻き込まれることもあります。
 また、石並川の事故の話にも触れられました。川は、深くなればなるほど水温が低くなります。通常では川に入っても身体的な不調が現れなくても、水温の低い所に入ると足がつったり、心臓の動きに異変がおきたりすることもあるそうです。くれぐれも、川や海でのレジャーは、自分の体調と相談しながら楽しむようにとお話がありました。もちろんそのような場所に行く時には、保護者の方や大人の方と一緒にいきましょう。
 
 次に生徒指導主事の先生から、夏休みの過ごし方の指導がありました。これは、毎回毎回繰り返し指導しているもので、①計画的に②健康で安全に③家族のためにというキーワードを子どもたちもしっかり覚えていました。このキーワードの中で、今の段階でどれが課題かと尋ねてみると、一番多かったのは①計画的にだったように思います。夏休みの宿題もラストスパートに入るころです。計画的に過ごして、夏休みの後半を有意義に過ごしてくださいね。
【全員が元気に登校してくれて何よりでした】
 
 最後に養護教諭の先生が、「歯ぴねすごよみ」(歯みがきカレンダー)についての説明をしました。2学期に向けて生活リズムを整えるためにも、生活の中にきちんと歯みがきをする時間を組み込み、規則正しい生活を送るように心掛けましょうとのお話がありました。
 
【それぞれみがき残しの多いところも確認しました】
 
 今日は、子どもたちの元気で明るい顔を見て、思わず笑みがこぼれました。子どもたちの力はすごいなぁと改めて思った登校日でした。
 

ひと筆ひと筆 心を込めて

 7月24日に諸塚村水泳教室が行われました。この水泳教室に向けて、どの学校も一生懸命水泳の学習をしてきていました。当日は村の新記録が出る等、とても盛り上がりました。
 本校では、その水泳教室でがんばった子どもたちに贈る賞状・記録証の準備をしています。賞状は1位~3位の児童に、記録証はそれ以外の児童に贈られます。
 今回、賞状に名前や記録を書く作業を、本校の体育主任の先生がしてくださいました。たびたび登場する、体育主任(3・4年生担任)の先生の素晴らしい「書」。暑い中、賞状が飛ばないように図書室の窓を閉め、静かな空間でひと筆ひと筆、心を込めて書いてくださいました。
 

     【40枚以上ある賞状をおよそ2時間かけて書いてくださいました】
 
 きっと、この賞状を貰った子どもたちは、嬉しさで顔がほころぶことでしょう。

幼小中合同研修会と教職員球技大会

 8月1日に、中央公民館で幼小中合同研修会がありました。そこで、宮崎県東臼杵農林振興局の所長さんが「諸塚村の林業における人材育成について」というテーマで講演をしてくださいました。本校は、子どもたちや職員がわくわく学習(諸塚ウッドジョブ)で林業のことを学習しているので、とても興味深く聞かせていただきました。
 講話の中に、第一次世界大戦前、村内の森林は焼畑で利用されていたこと、戦後は焼畑にスギ・ヒノキ・クヌギを植栽(戦後の拡大造林)したこと、現在はそれらのスギ・ヒノキの7割以上が収穫可能な森林になっていること等のお話がありました。また、森林資源が一層充実するためには、「資源の充実」、「伐採面積の増加」、「再造林の増加」、「労働力の増加」がある等、初めて知る内容がたくさんありました。
 諸塚に住み、諸塚の子どもたちに教育をする立場として、諸塚の歴史を知ることや現状を知ること、今後どのような取組をしていけばよいか等、考え学ぶことが大切だと感じました。
 
 
 その後、本校の3・4年生担任の先生が村内の教職員の方々に向けて「立腰指導」のお話をされました。諸塚村内はどの学校も「立腰指導」をしています。その指導を全ての教職員が共通理解するための時間となりました。
 授業が始まったら「正座」ではなく、「立腰」と子どもたちが声をかけます。その時に、必ず教師が子どもの姿勢を見とり、誉め、教師も淡々と「立腰」の姿勢を保ち、心を整えてから授業に入るというお話をされました。また、「『立腰』をする時には、背中を3センチあげるような気持ちで」とも話されていました。3センチ伸ばすだけでも、凛とした気持ちになりますね。

       【腰骨を立ててね】
 
 研修後は、諸塚中学校で教職員親善球技大会(玉入れ)がありました。荒谷小は保育所の先生も参加をしていただき「ウッジョブ荒小」というチーム名で参加しました。先生方が一丸となって必死に必死に必死に玉入れをし、子どもたちが大きな声で応援してくれた結果、なんと準優勝をいただきました。みんなもろ手を挙げて喜びました。
 
         【来年は優勝かな】

肉をつけたスローガン

 1時間目は、全校児童で運動会のスローガン作成をしました。今年のスローガンは「荒っ子の 全力見せろ 最後まで!」です。体育主任の先生が「全力」とはどのようなことかと子どもたちに投げかけると、「自分の中の全ての力を出し切る」ということと答えが返ってきました。それに加えて「全ての力を集める」という視点も加え、「全力」という言葉の意味を全体で確認しました。
 
 【少しずつ運動会の準備をしていきます】
 
 そして、スローガンの作成方法についてのお話がありました。このスローガンは一体どなたが見られるのかということを子どもたちに考えさせました。すると、「お父さん」、「お母さん」、「おじいちゃん」、「小さい子どもたち」等の意見がでました。それらの地域の方々が見やすいスローガンを作るには、「大きい字(画用紙いっぱいの字)」で書くことが大切です。それを念頭において、上学年と下学年のペアを組みスローガン作成に取りかかりました。
 
    【ぼくは小さい「つ」の係!】
 まず始めに、自分の担当の字を直接書こうとしていた子どもたち。すると体育主任の先生から「全体のレイアウトを書いてから文字を書きましょう」との指導がありました。
 
  【レイアウトを書くと、どれくらいのバランスで文字を書けばよいか分かります】
 
 その後、子どもたちはレイアウトを書いてから文字を書き始めました。
 
      【上級生が下級生の様子をみて、アドバイスをしてくれました】
 
 先ほど指導があった、文字を書いていく時に気をつけることを念頭に置いて熱心に取り組む子どもたち。指導する先生からは「肉をつけるんだよ~」と声をかけられ、とても健康的な元気な字が書けていました。
 下書きが書けたら、次は色塗りです。黄色の絵の具を使って色を塗りました。
【5・6年生担任の先生がたくさん筆を用意してくださいました】
 
 そして約1時間後、全員がスローガンを書き終えました。次回は、この文字をふちどる作業をします。
 
     【力強い字が並びました】
 
 
 最後に、 全員で円陣をくんで気合いを入れました。運動会に向けて子どもたちの気持ちが一つにまとまってきたように見えました。
 
                     【がんばるぞ~!!】