学校の様子
またいつか会いましょう
今日は、一人ずつALTの先生に別れの言葉を言いました。「英語をたくさん教えてくださってありがとうございました。英語が好きになりました。」「◯◯先生の口の動きを見ながら発音することができるようになりました。」「これからもたくさん英語を学習して、大きくなったらカナダに行きます。」等、一人一人気持ちを込めて言葉を贈りました。中には目に涙を浮かべる子どももいて、ALTの先生との別れを淋しく思っているようでした。
【思い出が甦りました。】
ALTの先生からは「僕はあまり日本語がうまくないから、気持ちを伝えることがができませんでしたが、今日は伝えます。荒谷小のみんなのことが大好きです。」とお話しくださいました。ALTの先生の真っ直ぐな言葉のプレゼントが嬉しくもあり、別れを考えると淋しくもありました。ALTの先生との英語活動を通して、英語の面白さや外国の方と触れ合う楽しさ、そして気持ちが通じ合う喜びなどを学習したと思います。
【ALTの先生の一つ一つの言葉をかみしめました。】
まじめに子どもたちと向き合ってくださったALTの先生、諸塚を離れても元気でいてください。そして、またいつかお会いしましょう。ありがとうございました。
【みんなALTの先生が大好き!】
わくわく学習応援隊発足式
昨日、午後からわくわく学習応援隊発足式を行いました。今年度、現時点での応援隊の方々は7名(地元の林業会社の方々や、耳川広域森林組合の方々、諸塚村役場の方々)です。
【林業のプロたちと学習できる貴重な時間です】
まず、子どもたちが5月24日の森林体験学習やその後の学習を通してまとめた内容を発表しました。
はじめに3・4年生です。3年生は「林業が作る生活の豊かさ」を学習したい子どもと、「林業と機械」を学習したい子どもがいました。「林業と機械」では、林業界で機械化が進む中、大変な作業の一つである植林は機械化に至っていません。そのため、苗木を簡単に植えられる機械を発明したいと発表しました。応援隊の方々からは、「林業が作る生活の豊かさ」では、「林業の中身を具体的に見ていくといいのでは。」とか「集落の成り立ちを学習してみては。」等のアドバイスをいただきました。「林業と機械」では、「植林のための機械ができればすごい発明だ。」「コンテナ苗というものあるから見てみては。」等のアドバイスをいただきました。
次に4年生です。4年生は「林業と人」というテーマです。具体的には、諸塚の人々が木と語らっている様子や、木へのこだわりを見たり聞いたりしたいと発表していました。応援隊の方々からは「林業関係者以外からも意見を聞いてみた方がいい。」「家や木工など木を使ってできるものにも注目してみては。」等のアドバイスをいただきました。
【3年生が学習しようとしている内容につながるものがあるようです】
それから5年生の発表です。5年生はまず、諸塚の文化を受け継ぐものは何かを考え、「神楽」が浮かんだそうです。「神楽」の歴史を調べたり、「神楽」と木との関わりを調べたりして、「南川神楽ニュース」(VTR)を作成しようと考えています。また、昨年度5・6年生が学習発表会で「弓の唱経(しょうきょう)」を朗読しました。今年度の学習発表会ではその「弓の唱経」を神楽で舞いたいとの思いがあるようです。応援隊の方々からは「おじいちゃんに話を聞いたり、観光協会の方に話を聞くのもいい。」「神楽のことが詳しく載っている雑誌もあるので参考にしてみるといい。」等のアドバイスをいただきました。
【林業からスタートした学習に広がりが見えてきました】
最後に6年生の発表です。6年生は、自分の夢との関わりから、おじいちゃんおばあちゃんに焦点を当てた学習をしたいと考えている児童がいます。今の諸塚村があるのは、おじいちゃんやおばあちゃんのおかげであると考え、お年寄りの活躍を知ってもらうために、「林業に関わるじいちゃん・ばあちゃん」を発信したいそうです。取組の一つには、3世代家族に取材をして、受け継がれているものを見つけたいとのことでした。それらを「じいちゃんばあちゃんはヒーロー」というCMにまとめるという計画です。このCMを村内の方々に見ていただくことで誇りをもって欲しいという思いと、村外の方々に見ていただき諸塚村に関心をもって欲しいという思いがありました。応援隊の方々からは「夢がでてきていることや、今でもおじいちゃん・おばあちゃんのために何か貢献したいという思いに感動しました。」「敬老会に行ってみると色々なお話しがきけると思う。」等のご意見やアドバイスをいただきました。
【自分の計画に自信アップ!】
続いては、「人と人、人と自然のつながりを持続する諸塚村」をテーマに、「この村が未来を支える」という内容でポスター製作をしようと計画している児童の発表です。この児童は青年団に注目し「つながり」を学習していくようです。青年団に着目した理由は、青年団と自治公民館とのつながり、そこから派生する人と人とのつながりがあると考えたからだそうです。また、婦人会の方にも話を聞いて、山の恵みを生かした料理等も知りたいと発表していました。応援隊の方々からは、「青年団の取材はいつでもできます。」「この村は人と人とのつながりで成り立っています。」等のお言葉をいただきました。
【力強い言葉をいただいてやる気アップ!】
最後の児童は「女性の活躍を村の魅力として発信し、人材確保」というテーマでリーフレットを作成する計画です。その名も「女性が輝く村 諸塚村」です。森林体験学習での女性作業員の方々との出会いがこの児童に刺激を与えたようです。応援隊の方々からは「婦人会があるのは諸塚村くらいです。この組織があるから、主張や意見を出すことができます。」「女性作業員がいる他の班にも声をかけてみましょう。」「林業について学習をしているグループがあります。」等のアドバイスをいただきました。
【女性の世界が広がりわくわくアップ!】
子どもたちが考えた計画に対して、応援隊の方々が専門的な立場からご意見やアドバイスをくださったので、今後どのような方法で学習を進めていけばよいかが分かったと思います。子どもたちの意見に真剣に耳を傾けていただき、子どもたちの考えを生かした方法を考えていただき、本当にありがとうございました。その真っ直ぐな姿勢を見て、子どもたちも職員も身の引き締まる思いでした。これからも、ご指導よろしくお願いいたします。
【子どもたちが下校後、応援隊の方々と職員でこれからのわくわく学習の在り方について話し合いました。】
ARATANIサマーキャンプ
夕方から5・6年生は夕食作りをしました。夕食のメニューは、カレーライス、サラダ、フルーツ白玉です。保護者の方々にも手伝っていただきながら、手際よく作っていました。
また、あいにくの雨だったため、体育館の中にテントを張りました。テントがあると一気にキャンプの雰囲気が出てきました。
【カレーは甘口と中辛の2種類作りました】【もりもり食べました】
【テントの中にはマットを敷いて寝床づくり】
夕食が終わったら、きもだめしや花火をしました。きもだめしでは、まず図書室で先生から怖い話を聞きました。その時点で怖くなった子どもたち(保育所生)は、図書室から出て体育館で遊びました。小学生は、グループごとに学校の中できもだめしです。途中で涙が出る子どもや、あっけらかんとした表情で帰って来る子どもなど様々でしたが、みんな無事に帰ってきました。
夕方降っていた雨はやみ、外で花火をしました。赤や黄色に変わる花火を見て「きれいだな~」と言ったり、「線香花火が最後にぼわっと広がりました!」と驚いた表情をしていたりして、夏ならではの楽しみを満喫していました。最後は打ち上げ花火を見ました。ヒューンヒューンと飛んでいく花火をキラキラした目で追い続けていました。
2日目は宝探しや水泳特練を行った後、子どもたちが楽しみにしているそうめん流しを行いました。そうめん流しに使う竹は、保護者の方々が朝取ってきてくださって組み立ててくださいました。気持ちよさそうに流れてくるそうめんを箸でつかみ、ツルツルと食べる子どもたち、あっという間にそうめんが無くなりました。また、子どもたちが持っている竹の器も手作りで、口元がまるくしてあります。「まるくした方が食べやすいかなぁと思ってやってみました」と保護者の方が話されていました。
【ときどきウインナーも流れてきました】
【竹の器づくり、小学生全員分作ってくださいました】
【保護者の方々もそうめん流しを楽しみました】
お腹いっぱいになったら、最後の楽しみスイカ割りです。保育所生は目隠しをせずにスイカ割りに挑戦しました。小学生は、目隠しをして友達の言葉を頼りにスイカのところまでたどり着いていました。しかし、子どもたちだけではスイカ割ることができず、保護者の方にも加勢をお願いしました。すると、ラストを務めた保護者の方が見事スイカを割ってくださいました。
【そのスイカを思いっきりたたいてね】【こっちじゃないよ~】
【こっちでもないよ~】 【この後、スイカが割れました】
その後、みんなで割ったスイカを外で食べました。種飛ばし競争をしたり、無心にスイカを頬張ったりして、とってもおいしくいただきました。
【いくらでも食べられそうです】
終わりの会では、子どもたちがふりかえりを発表しました。「このメンバーでしかできないキャンプができました」、「規律・協働・友愛・奉仕を意識してキャンプに参加できました」、「中学生になったら、きもだめしでみんなを全力で驚かせたいです」等、子どもたちの胸の中に大切な思い出としてARATANIサマーキャンプが刻まれたことが分かる発表でした。
保護者の皆様には1学期のはじめから計画を立てていただき、当日の運営もスムーズにしていただきました。本当にありがとうございました。
【今年も夏の始まりにステキな思い出ができました】
七夕の給食
【星形コロッケ、サクサクでおいしかったです】
荒谷小には、1・2年生が作った七夕飾りもあります。「じかたびをかってもらえますように」、「家族ともっとなかよくくらしていきます」、「いちりんしゃにのれるようにがんばります」等様々な願い事、意気込みが書いてありました。みんなの願いが届きますように。
ふせこみ
【軽快に運びました】【崩れないように組みました】
できあがった後、「原木に水をかけたーい!」と言う子どもがいました。この原木に水をかけてもいいのかどうか、明日しいたけ博士に聞いてみようと話していました。しいたけ博士、これからもご指導よろしくお願いいたします。
【全部で4つ組みました】
学校保健委員会で歯みがき
まず、校長先生が今年は去年よりもむし歯になっている人が少ないようですが、今日正しい歯みがきの仕方を学んで、健康な歯を保っていってください。」と話されました。
【子どもたちが保護者の方と一緒に学べる貴重な時間です】
次に、村の保健師さんから諸塚村の「歯科保健統計」の説明がありました。それには、幼児でも年齢とともにむし歯になる子どもが増えていることや、小学生でむし歯がある児童が他の地域と比べて多いことなどがありました。「わ!多い」と子どもたちもビックリした表情をしていました。
学校歯科医の先生のお話では、むし歯を放っておくと身体全体に影響が出てくることや、仕上げみがきの必要性をお話しくださいました。小学生までは、保護者の方が仕上げみがきや歯みがき後のチェックが必要とのアドバイスもいただきました。
【永久歯のむし歯も学年があがるごとに増えていっていました】
その後、カラーテスターを使ってみがき残しをチェックしました。歯と歯の間が赤く染まっている子どもや、第一大臼歯が赤く染まっている子ども、全体的に赤く染まっている子ども、あまり赤く染まっていない子どもなど様々でした。みがき残しが多い部分が分かったら、歯科衛生士さんに歯みがきの方法を教えていただき、歯みがきのスタートです。
【鏡を見ながら、どこに汚れが残っているか確認】
【一本一本ていねいに】 【きれいにみがけているかなぁ】
子どもたちがみがいた後、保護者の方がチェックをしてくださったり、みがき残しがあるところをみがいてくださったりして、みんなきれいな歯になりました。全部の汚れを落とすにはかなり時間がかかりましたが、みがいた後は「あーすっきりした!」と爽快感を感じている子どももいました。
【力を入れすぎないようにみがきます】
最後に、歯科衛生士さんから第一大臼歯のみがき方を指導していただきました。第一大臼歯は、「一番ぼこぼこしていて、みがきにくく、歯の溝も深いから、歯ブラシを色々な方向から当ててみがいてください。」と教えていただきました。また、歯ブラシを必ず濡らして使うことや、舌で歯を触ってツルツルしているか確認する方法も教えていただきました。
【むし歯になりやすい第一大臼歯、大切にして欲しいです】
子どもたちのふりかえりには、「きょう、みがきのこしがあったからもっとしっかりみがきたいです。」(1年生)、「カラーテスターを使うと、奥歯や前歯などみがき残しの多い歯がたくさんありました。でも、歯ブラシの向きなどを気をつけてみがくと、色が取れました。だから家などでも歯ブラシの向きに気をつけて歯みがきをしたいです。」(4年生)、「一番みがき残しが多いと思った第一大臼歯がきれいでした。でも、前歯がよごれていたので、これから前歯を意識してみがきたいです。また、赤いところが多かったので、これから念をいれてみがきたいです。」(6年生)などがありました。それぞれ、自分の歯みがきのいいところや課題が分かり、正しいみがき方を学びました。
昨日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。これからも毎日の歯みがき指導の時間を大切にして、健康な歯を保てるようにしていきたいです。
むし歯がないで賞
また、保健体育給食委員会(通称:ほたきゅう)が、健全歯の児童に「むし歯0のひみつ」を取材していました。今回その結果を発表しました。
【これからも健康な歯を保ってください】
〈むし歯0のひみつ〉
◯ おやつの回数を1週間に1回にしている。
◯ 仕上げみがきをしてもらっている。
◯ 幼稚園の頃から、歯科医院に通院して歯みがきの方法を教えてもらったり、歯を強くする薬を塗って貰もらったりしている。
荒谷小の児童は、年々むし歯保有の人数が減ってきています。毎日の歯みがきに友達の工夫も参考にして、健康な歯を保てるようにしていって欲しいです。
【「むし歯0のひみつ」、今日からすぐに始められそうなものもあります】
読み聞かせ
「ぼく あぶらぜみ」では、あぶらぜみが卵から土の中で何年も過ごし、ようやく大人のあぶらぜみになるまでの様子が描かれていました。かなぶんやカブトムシは土の中に1年いたら大きくなるのですが、あぶらぜみは土の中で5年もの月日をかけて大きくなります。そして、地上に出たら2週間くらいしか生きられません。その2週間の間に、子孫を残すために一生懸命鳴いています。あぶらぜみの長いようで短い一生です。今日も聞こえるセミの鳴き声、いつもとは少し違う鳴き声に聞こえるような気がします。
【「だるまさん」シリーズも子どもたちに大好評でした】
「今日も1日にっこり笑顔でがんばりましょう」と給食調理員の先生から言葉をいただき、みんな笑顔で教室に帰って行きました。本日はありがとうございました。
FSC認証を通して村の未来を考えよう
FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)は、木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関です。その認証は、森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材に与えられます。(WWFジャパンHPより)
この世界規準のFSCの認証を自治体としては初めてFSCを認証されました。子どもたちは、「FSC認証のための10の原則」があることを学習しています。しかし、その内容を理解することが難しいため、今日の学習で一つ一つの原則を分かりやすい言葉に置き換えていきました。
【事前に既習事項を生かして自分なりにFSC認証を解釈して、今日、講師の方々に質問をしました】
「FSC認証のための10の原則」の中の、「3 昔から森に暮らす人々の伝統的な権利を尊重している」では、伝統を残し、昔ながらの生活を守るということと解釈をしました。そして、伝統には神楽やモザイク林なども含まれるということを学びました。「7 調査されたデータに基づき、森林管理を行っているかどうか定期的にチェックしている」は、この言葉がどのようなことを指しているのか分からなかったようでした。そこで、産業課の方や森林組合の方が実際の管理についてお話しくださいました。諸塚村には、スギが植えられている所にモニタリングポイント(村内で10箇所)があるそうです。そのモニタリングポイントを1年に2箇所をチェックし、どれだけ木が成長したか、いつ間伐をしたらよいか等を継続的にチェックしているそうです。また、森林経営計画というものもあり、これらの森林管理が違法伐採を防ぐことにつながるとお話しくださいました。
今回子どもたちは、FSC認証を通して諸塚村の森林への取組を学ぶことで、諸塚のすごさを感じたようでした。生物を守る保護活動、FSC認証に沿った作業、天然林を残す取組等、新たに学ぶことがたくさんありました。お話を聞けば聞くほど諸塚村の方々の山に対する愛情が伝わってきました。
本日は、お忙しい中お越しくださりありがとうございました。
【FSC認証って面白い!】【持ってきていただいた積み木に夢中】
【4校時は3・4年生の質問にも答えてくださいました】
めざせしいたけはかせ!(ウッジョブ:1・2年生)
この時間のめあては「しいたけのはなしをきいて、ぎもんをかいけつしよう」です。まずは、しいたけ博士からしいたけの作り方を教えていただきました。紅葉したモザイク林相の写真を見せてくださり、緑色の木はスギやヒノキで、茶色い木はクヌギであることを教えてくださいました。あらかじめ子どもたちは13個の質問を考えていました。
それから、葉枯らし乾燥のことや、「ふせこみ」の仕方や「ふせこみ」をする理由、しいたけの原木を置く「ほた場」のこと、「散水・浸水」等を教えてくださいました。その中で、荒谷小の子どもたちが、去年と一昨年にこまうちをした原木2種類を見せてくださいました。去年の原木は、菌が木の半分くらいまで回っているのが分かりました。一昨年の原木は木全体に菌が回っているのがよく分かりました。それぞれの原木を臭ってみると、「なばのにおいがする!」とビックリした様子でした。
【木からしいたけの臭いがするなんて不思議ですね】
また、菌床しいたけの話をしてくださいました。菌床を使えばどのようなきのこでも作ることができるそうです。そして、今大人気の乾燥きくらげを持ってきてくださり、子どもたちにプレゼントしてくださいました。
しいたけの作り方を聞いた子どもたちは、その後事前に考えた質問をしいたけ博士に聞いてみました。
Q なぜこまを打った後、ねかせるのですか?
A しいたけ菌を原木全体にのばすため。2年くらい経たないと菌が全体にまわらない。また、地面の近くに「ふせこみ」をするのは、地面には適度な水分があり、それをしいたけは喜ぶ。しいたけはジメジメしたところが好き。
Q なぜ原木をたたくのですか?
A 原木をたたくと、しいたけがびっくりしてたくさんはえるから。
Q なぜしいたけの茶色いところにひびが入るのですか?
A しいたけの肉が盛り上がってきてひびのようになる。見た目がきれいだから、ひびが入ったものは高い値段がつく。
最後にしいたけ博士からアドバイスをいただきました。昨年度こまうちをしたしいたけの原木についてです。その原木は「ふせこみ」をして、ブルーシートで覆っています。そのブルーシートを取ってあげて欲しいとのことでした。気温が高くなり、しいたけにとっては苦しい環境だそうです。ブルーシートを取って、雨に当てることでしいたけの原木は喜ぶのだそうです。
次の日、早速子どもたちはブルーシートを取って、じょうろで水をあげていました。この原木は今の1年生が3年生になったころにしいたけがニョキニョキでてくると思います。これからもしいたけ博士に色々と教えていただきながら、しいたけのお世話を楽しんでして欲しいです。
【たくさんの原木がでてきました】【お水をちょろちょろ】
昨日は大変お世話になりました。ありがとうございました。
ウッジョブ(5・6年生)
明治時代に諸塚には「戸主会」というものがあり、それが今の公民館制度にあたるものだったそうです。しかし、戦後その「戸主会」が解散せざるを得なくなりました。それまでの組織を守るため、「青年部会」、「婦人部会」、「壮年部会」等を申請し、自治公民館制度を継続できたとのことでした。
諸塚村では、昭和26年から納税完納であること、行政や農協、公民館の方々と話をして造林などの様々な計画を立てていること等をお話しいただきました。また、自立した子どもたちを育てるという役割も担ってくださっているそうです。このような活動が継続できている理由には、諸塚の方々の気持ちの根幹に「諸塚を末永く残したい」という思いがあるからだとお話しくださいました。
これらのお話を聞いて、子どもたちはいくつか質問をしました。
Q 役場と公民館の協力体制とはどんなもの?
A 公民館長から役場へ、役場から公民館長へ互いに意見を言ったり、依頼をしたりする。
Q 村議会と公民館活動との関わりは?
A 村議会は、選挙で選ばれた議員さんであり、予算がかかるものを話し合って依頼をする。公民館活動では自分たちの生活を守るための活動をしている。どちらも方法は違うが、「諸塚をよくしよう」という目的をもって活動をしている。
Q 納税完納ができているのは、公民館活動と関係がある?
A 義務を達成したことが自分たちの中で誇りになっているのではないかと思う。
Q どのように自立した人を育てるのか?
A 困難に負けずに乗り越えて、未来を切り拓くようにして欲しいと思う。
そして、その後ふりかえりを発表しました。
◯ 諸塚では大変さを支え合っている。私もこれから支えていきたい。
◯ 諸塚の先輩から後輩まで村をよくしようと考えている。私も、このような子どもにしようと考えられるようになりたい。
◯ 納税完納や諸塚方式の自治公民館制度を誇りに思う。
今回のお話を聞いて、自分たちの村の仕組みを知ることができたと思います。
本日はお忙しい中お越しくださり、ありがとうございました。
【新たな出会いに感謝です】
ウッジョブ(3・4年生)
Q 林業を始めたきっかけは?
A 林業をする前は別の仕事をしていた。平成15年くらいから林業を始めた。林業は山を「好き」にならないと思うようにいかない。人と人とのつながりも「好き」があるからつながるもの。
Q 木は水やりをしないで育つのはなぜ?
A 山が水分をもっているから枯れることはない。
Q 林業の仕事で大変なことは?
A 地ごしらえや下刈りが大変。下刈りは歩かないとできない仕事だからきつい。
Q 林業は人と人とをつなぐものだが、どのようにつないでいる?
A 昔は機械がなかったため、重い物を代わりに持って山に登るなど助け合って造林をしていた。また、年長者が若い人に仕事を教えていくつながり、励ましの言葉を掛け合うつながりもある。
Q 木を植える時のこだわりは?
A 雑な仕事をすると枯れてしまうため、時間がかかってもいいからていねいに深く植える。
Q 林業のやりがいは?
A 1年1年木が育つこと。立派な木に成長したものを見ると喜びに堪えない。
Q 仕事が終わった後の楽しみは?
A 労務班で話合いをすること。例えば「今日はこれだけ作業ができた」、「今日は作業が少し残った」、「次はこの山をしよう」等、仕事の成果や課題、見通しを話し合う。
Q 林業は何のためにある?
A 諸塚村にとって林業は生活のもと。林業をしていると生活が豊かになる。
など、3人で16個の質問を講師の先生に答えていただきました。また、講師の先生からは、昨年植林した木を見てみるのもいいのでは?とアドバイスをいただきました。
【どんな質問でもていねいに答えてくださいました】
今回の学習で、森林体験学習で行った植林の手順の意味が分かったり、林業そして、山に対する愛情が伝わってきたり、諸塚村にとって林業はなくてはならないものだということが分かったりしたと思います。「『わくわくたまご』にひびが入った」と話していた子どももいました。
毎年、子どもたちのためにご協力くださりありがとうございます。これから、子どもたちがどのようなことに興味をもつのか楽しみです。
【「わくわくたまご」から何が生まれてくるかな】
ウッドピア諸塚の学習
まずは、ウッドピア諸塚の概要を説明してくださいました。ウッドピア諸塚は諸塚の4大基幹産業である、「林業」、「椎茸」、「畜産」、「お茶」の仕事をしているそうです。
森林環境部門(林業・椎茸等)では、造林や椎茸原木の搬出をされたり、昨年度は幹線道路(国県道除く)の除草(諸塚では道切りという)を84.3㎞もされたりしたそうです。この距離に、子どもたちからは「すごーい!」との声が上がりました。また、高齢により自分では山の手入れや田んぼの仕事ができない方の代わりに山の手入れや田んぼのお世話をすることもあるそうです。
その後、畜産振興部門、資源開発部門、茶業振興部門のお話がありました。その中の、資源開発部門では、子どもたちにもなじみのある「もろっこはうす」の紹介がありました。村内の椎茸は宮崎県内に留まらず、関東・関西・中国・四国地方等と取引があること、更に、干し椎茸をイタリアのミラノでPRしたことや、アメリカ・デンマーク・シンガポールにも輸出していること等を聞き、子どもたちの目はキラキラしていました。また、乾燥キクラゲの需要が高まってきていること等も知り、村内で生産されるものの価値に気付いた子どもたちでした。
【話を聞いてもう少し詳しく聞きたいことを質問しました】
最後に子どもたちはふりかえりを発表しました。
◯ 高齢になって、自分ではできない部分をウッドピア諸塚の方々がカバーしていることがすごい。また、女性も林業に携わっていて、女性も活躍できる村だと思う。祖父は山師をしていて、けがをして帰ってくることがあるが、どのような気持ちで山を守ろうとしているのかを知りたいと思った。
◯ 後継者を増やす、女性の活躍、機械化、森林組合と協力していることから、ウッドピア諸塚は村の未来に貢献していると思う。
◯ ウッドピア諸塚には若者も仕事をしていることを知った。キクラゲが大人気ということを知り気になり始めた。もっと調べたい。
◯ ウッドピア諸塚の名前は知っていたが、詳しい仕事内容は今まで知らなかった。また、森林組合とのつながりも初めて知った。ウッドピア諸塚と森林組合が助け合っていることが分かった。
今回の授業で、ウッドピア諸塚の方々が人とつながり、助け合って山を守っていることを知りました。また、特産品のPRや新たな資源の開発など、諸塚のよさをもっとたくさんの方々に知ってもらえるようなお仕事をされていることも分かりました。諸塚の4大基幹産業を支え、諸塚を元気にしてくれるウッドピア諸塚、その魅力をたくさん知ることができた時間になりました。本日はありがとうございました。
【新たなつながりができました】
民生委員児童委員の皆様の学校訪問
たくさんの方々の前で学習をする子どもたちは、いつもより声が小さくなったり、表情が変わったりして少し緊張した様子でした。後にその時の様子を聞いてみると「ドキドキしました」と言っていました。
【学校経営説明】 【授業参観:1・2年生】
授業参観の後、民生委員児童委員の皆様から複式指導についての質問をいただいたり、春の遠足で訪問する特別養護老人ホームへの訪問を継続して欲しいというご意見をいただいたりしました。また、林業に関する取組にお褒めの言葉もいただきました。荒谷小には、地域の皆様のバックアップによってできる学習がたくさんあります。少人数、そしてこの地域だからこそできる教育があり、子どもたちもそのよさを実感していると思います。
本日は、お忙し中お越しくださり、温かいお言葉、励ましのお言葉をいただき大変嬉しく思いました。本当にありがとうございました。
M2学習
2校時は水泳学習でした。今日は水温が26℃で、プールの中に入ると「あったか~い」という声が聞こえてきました。少し雨が降っていましたが、それに負けることなく平泳ぎの練習をしました。今日は他の学校の先生にも指導をしてもらえる貴重な日です。先生からのアドバイスをしっかり聞いて、熱心に練習をしていました。
【たくさんの友達の泳ぎを見ることができて刺激になります】
【教室も賑やかでした。(ALTの先生と英語活動)】
給食時間には、どの子どもも荒谷小のおいしい給食をモリモリ食べていました。それぞれの学校の給食を味わえるのもM2学習の楽しみだと思います。
【さすがは6年生、食べ終わるのが早かったです】
M2学習では、たくさんの友達と学び、仲良くなって欲しいと思います。
読み聞かせ
「はなのあなのはなし」は、人間の鼻と動物の鼻の違いや、鼻の役割等が描かれており、鼻のことが楽しく学べる絵本でした。どの絵本も読んだことがない子どもが多く、身体をテーマにした絵本の面白さを感じたようでした。
【自分の鼻の穴やおへそを見てみたくなったり、背筋をピンとのばしてみたくなったりしたのではないでしょうか】
昨日は、お忙しい中読み聞かせにお越しくださりありがとうございました。これからの指導でも使ってみたい絵本でした。
読み聞かせ
1冊目は「おやつのじかん」です。「ぽこちゃん」がおやつに牛乳といちごを食べようとすると、牛乳がおばけになって「手を洗ってこないとだめだよ~」とぽこちゃんに言いました。ぽこちゃんが手を洗っている間に、次はいちごがおばけになって牛乳のおばけと何やらもめています。「ぽこちゃん」のおやつたちは、この後どうなるのか。子どもたちはおもしろそうに笑いながら読み聞かせを楽しんでいました。
2冊目は「おかあさんだいすきだよ」です。「ぐずぐずしないで」、「はやくはやくいそぎなさい」等、日頃つい口に出してしまう言葉があります。そんな言葉を違う言葉に置き換えて、例えば「はやくはやくいそぎなさい」を「今日はいっぱい楽しいことがあるといいね」と言ってくれたらいいなぁと考える子どものお話の絵本でした。言葉ひとつで、子どもの気持ちを高めることができたり、沈ませてしまうことになったりすることが学べる絵本でした。
3冊目は「はかせのふしぎなプール」です。はかせは、入れたものが大きくなるプールを発明しました。例えばサッカーボールややかん等、そのプールに入れるとプールいっぱいの大きさになるのです。そのプールからちょこんと出ているものの形を見て「鹿の角かなぁ」、「カブトムシじゃない??」等と想像していました。大きくなったものを見て「このサッカーボールでサッカーできるかな?」とか「巨人ならできるやろ」と楽しそうに話していました。
【わくわくする気持ちが伝わってくる子どもたちの反応でした】
対話をしながら読み聞かせをしてくださり、子どもたちはみるみる絵本の世界に引き込まれていっていました。本の面白さを味わえた時間だったと思います。本日は、朝早くからお越しくださりありがとうございました。
いいお天気 プール開き
まずはじめに校長先生のお話です。「水は怖いものです。でも泳げるようになると楽しくなります。また、水泳学習中は無理をしないようにしてください」等と、水泳学習中の注意点や校長先生が小さい頃の水泳学習のお話をしてくださいました。
【校長先生が小さい頃、プールに潜って25m泳いでいたそうです】
その後、体育主任の先生からお話がありました。「水泳学習をする目的はなんでしょう?」と子どもたちに問いかけられました。子どもたちは、「川で溺れた時に泳げるようにするため」と発表をしていました。体育主任の先生は、「水泳学習をして泳げるようになると命を守れることにつながります。また、泳げると楽しいですね。その楽しさも味わってくださいね」と話されました。
それから、子どもたちが今年の目標を発表しました。
【1年生】
◯ 去年は少し泳げたので、今年は10m泳ぎたい。
◯ 去年は水に3回顔をつけられたので、今年は5回つけられるようにしたい。
【2年生】
◯ 去年は8m泳げたので、今年は15m泳ぎたい。
◯ 去年は5m泳げたので、今年は10m泳ぎたい。
【3年生】
◯ 去年は58m泳げたので、今年は100m泳ぎたい。
◯ 去年は25m泳げたので、今年はクロールで50m泳ぎたい。
【4年生】
◯ 去年は25mを泳ぎ切ったのは1回だったので、今年は25mをしっかり泳ぎたい。
【5年生】
◯ クロールでは20秒前半のタイムを出し、平泳ぎでは25m泳げるようになりたい。
【6年生】
◯ ノーブレスで15m、クロールで50m、平泳ぎは泳ぎ方を身に付けたい。
◯ クロールで20秒前半のタイムを出し、平泳ぎでは25m泳げるようになりたい。
◯ クロールで20秒前半のタイムを出し、平泳ぎでは距離とスピードをアップさせたい。そのために、水泳学習に全力で取り組みたい。
【1年生は初めての水泳学習。楽しみですね。】
その後、水慣れをしました。水に1回顔をつけ、次に3回顔をつけます。その後、3秒もぐり、5秒もぐる等して、少しずつ水に慣れていきました。
【気持ちいい~】
【けのびやばた足もしました】
【毎年恒例、水入れもしました】
【どっちが多く入ったかなぁ】
梅雨の間の晴れ間のおかげで、気持ちのいいプール開きになりました。これから、自分の目標に向かって水泳学習に一生懸命取り組んで欲しいです。
お誕生日
今日の給食時間、5・6年担任の先生のお誕生日のお祝いをしました。荒谷小では、お誕生日を迎えた人はかわいいバッチを付けることができ、写真付きメダルがプレゼントされます。そのバッチとメダルを昼休みもつけてくださっていた5・6年担任の先生、子どもたちと一緒に記念写真をパチリ。
【お誕生日おめでとうございます】
6月は子どもたちの誕生日はありませんが、職員は4名が6月生まれです。子ども・職員あわせて6月が一番誕生者が多い月です。普段一緒に給食を食べない先生方も、お誕生日の日はランチルームで一緒に給食を食べてくださいます。それを子どもたちは楽しみにしています。6月は、あと3回みんなで「牛乳かんぱい」ができます。これからのお誕生日給食を楽しみにしていてください。
田植え
八十八の手間をかけて作られるというお米、これから水の管理をしたり、稲が病気にならないようにしてくれたりするのは地域の方ですが、感謝の気持ちをもって、稲が大きくなるのを見守らせていきたいと思います。
【カッパを着て田植え】 【おいしいもち米になってね】
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