学校の様子

学校の様子

大家族?

 今日は6年生が子どものための音楽会に参加をしているため、荒谷小の子どもたちは8名しかいません。給食の時間、いつもなら2つのテーブルに分かれて食べるのですが、今日は1つのテーブルで給食を食べました。「家族みたいやね」と話す子どもたち。「おそ松さんで言うと、◯◯くんがおそまつで、◯◯くんがとどまつ、◯◯くんがじゅうしまつ・・・」等と言いながら給食を食べました。その他にも「◯◯くんは腕の振りを変えればもっと速くなる」とか「◯◯くんは足が速くなりそう。だって身体を前に傾けて走るから」とか、「去年まで保育所にいた◯◯ちゃんは足が速かったよね。身長も高かったし」等色々な話題が出てきました。
 今日の給食は、子どもたちの給食の様子を見に来てくださった校長先生に写真を撮ってもらい、大家族のような賑やかな時間を過ごしました。
 
【6年生が帰ってくるのをみんなで待っています】

社会福祉学習

 今日の4校時、諸塚村の特別養護老人ホームの職員の方々が荒谷小にお越しくださいました。荒谷小の子どもたちは、毎年春の遠足で特別養護老人ホームを訪問して、入所されている方々との交流をしています。その遠足の事前学習として、職員の方々が子どもたちにお話をしてくださるためにわざわざお越しくださったのです。
 まずは特別養護老人ホームと学校、そして家との違いや同じところを教えてくださいました。
【同じところ】
◯ 施設長のお仕事をしている方がいる(学校でいうと校長先生のお仕事)
◯ 厨房がある(学校では給食室)
◯ 寮母室がある(学校では職員室)
◯ 医務室がある(学校では保健室)
◯ おふろやトイレがある(家と同じ)

【違うところ】
◯ 特別養護老人ホームに入所されている方々は家族と離ればなれに暮らしている。
◯ 学校では子どもたちにとって色々なことを教えてくれるのは先生だが、特別養護老人ホームでは入所されている方々から色々教えていただく。


【職員は仲間だとお話しされていました】

 その後、栄養士の方や看護師の方、介護福祉士の方のお話がありました。栄養士さんからは「昔は栄養士という漢字を営養士と書いていたんですよ。日々の営みを司るという意味でこのような漢字が用いられていました」とお話がありました。


【朝昼晩3食の献立を作成する栄養士さん】

 看護師さんからは実際に使用する聴診器や血圧計、また身体の中の酸素を測る機械などを見せていただきました。「日頃から入所されている方々とコミュニケーションをとって元気な姿を見ていないと、身体の具合が悪い時に判断が難しくなる」と話されていました。看護師さんだけでなくその他の職員の方々も、入所されている方々とたくさんお話をしているそうです。そのことが、入所されている方の心の安定にもつながるとお話しくださいました。


【体調管理を行う看護師さん】 

 介護福祉士さんからは「衣服の脱ぎ着や食事、トイレ等のお手伝いをします」とお話がありました。「でも、全てを手伝うのではく自立ということを意識して、できることはしてもらい、見守りだけすることもあります」と話されていました。


【身の回りのお手伝いをされる介護福祉士さん】

 1つの施設の中にたくさんの職業の方がいることや、どのような思いで入所されている方々に接しているのか、また仕事内容を分かりやすく教えてくださいました。今回学習したことを、遠足の時に見たり聞いたりすることで、より深く理解できるのだと思います。本日はお忙しい中、荒谷小までお越しくださりありがとうございました。5月12日(木)の遠足の日もどうぞよろしくお願いいたします。


【最後には認知症のお話を紙芝居で見せてくださいました。】

雨のグランドゴルフ

 先週の金曜日に寿会の方々とグランドゴルフを行いました。この日はあいにくの雨。晴れていたら運動場で行うグランドゴルフですが、今回は体育館や校舎の中にコースを作ってグランドゴルフを行いました。寿会の方々が学校にお越しくださることはありますが、主に体育館や運動場でのふれあいが多く、校舎の中に入ることはほとんどありません。そのため、今回は校舎の中を見てもらう絶好の機会になると考え、校舎の中にコースを作りました。また、ルールも少し変えました。例えば、ボールが転がりすぎる時は足や手で止めてもよい、旗の下にタオルが敷いているところは、旗の下でボールが止まらないといけないが、タオルが敷いていないところは旗の下をボールが通過すればよい等です。


【旗の下にタオルがあるコース】 【タオルがないコース】

 運動場と違って、体育館や校舎の中はボールがコロコロ転がります。また、真っ直ぐ進んでいたはずのボールが次第に斜めに転がったり、机の脚にぶつかったりする等、屋内ならではのボールの動きに楽しそうな笑い声があちらこちらから聞こえてきました。「体育館よりこっち(校舎の中)の方が面白いわ」とか「ゲートボールより面白いね」とか、校舎の中を見て「あ~懐かしい」等と話をしながら楽しんでおられました。子どもたちは「ナイスショット!」、「ナイスイン!」等と声をかけたり「◯◯さん打っていいですよ~」等と言ったりして積極的に寿会の方と関わっていました。


【初めてのグランドゴルフ】【こちらは図書室前から放送室前までのロングコース】


  【ここに入れてね~】  【ショーケースの下にボールが入り込むことも】

 給食は、寿会の方々と体育館で食べました。ここでもグランドゴルフのことが話題になり、「あの折れ曲がったコースが難しかった」、「こんなグランドゴルフ初めてじゃった」等と話されていました。


    【この日はいわしの生姜煮が出ました】


【おじいちゃんやひいおばあちゃんも来てくださいました】

【1年生も初挑戦ながら好プレーが出ました】
 
 その後、終わりの会では表彰が行われました。表彰はホールインワンの表彰と順位の表彰です。ホールインワンは寿会の方々だけでなく子どもたちも出していてたくさん表彰されました。1年生の中には2回もホールインワンを出し、賞状を2枚貰った子どももいました。


【ホールインワン記念写真】

 それから成績発表です。小学生の部、寿会の部それぞれ1位から3位が発表されました。小学生は1年生も3位以内に入るといった健闘を見せました。また、これまで1位は上学年が多かったのですが、今年度は3年生が1位でした。寿会の方々もホールインワンを出された方が3位以内に多く入っており、接戦だったことが分かります。

        【優勝おめでとうございます】


 【1位~3位 記念写真】

 子どもたちは、このグランドゴルフに対して色々な目標を立てていました。例えば「おじいちゃん、おばあちゃんの昔のことを知る」です。目標を意識しながら取り組むことで、寿会の方々との会話のきっかけが生まれたり、積極的に関わろうとする態度がでてきたりしました。また子どもたちの中には健康の秘訣を聞いた子どももいて、「体を動かすことと野菜を食べること」と紹介してくれました。
 寿会の方々からは、「楽しかった」、「普段孫とあまり話をしなくなっていたけれど、これをきっかけに話ができた。これから家でももっと話をしたい」等と感想をいただきました。

 グランドゴルフを通して、子どもたちも寿会の方々も楽しい時間を過ごし、お互いの姿から学んだり発見したりすることがあったのかもしれません。天気は雨でしたがそれをマイナスと捉えず、どのように楽しむことができるか工夫ができたグランドゴルフでした。

全校朝会

 今日の朝の時間に全校朝会が行われました。今年度初めての全校朝会です。
 まずは校長先生からお話がありました。「始業式に話をした続きを話します」とおっしゃって、まず1年生に夢を尋ねました。1年生の男の子の夢は「お山の仕事をすること」だそうです。ウッジョブの学習をしている子どもたち、職員にとって嬉しい言葉でした。その後、子どもたちに「今、夢を叶えるために何かしていることはありますか?」と問いかけられました。その問いにうなずく子ども、考えこむ子どもなど様々な反応がありました。「自分の夢と、今自分がしていることをつなげて欲しい」と子どもたちに話されました。始業式の日には、夢を叶えるために目標を立てることの大切さを話してくださった校長先生。子どもたちにとって、夢が遠い存在になることなく、自分の努力の延長上にあるものだと意識して欲しいなぁと思いました。

【「夢」それを意識して生活することが「夢」を実現する一歩かもしれません】

 それから「感謝」についてのお話をされました。「人は一人では生きていけません。家族、友達、地域の方々・・・色々な人に感謝の気持ちをもって夢に向かって歩み続けてください」と話されました。最後に、校長先生が書かれた「夢」という字を子どもたちに見せてくださいました。一見「夢」と見えますが、よくみると「ありがとう」という平仮名を組み合わせて夢という字ができていました。「夢を忘れないこと」、「ありがとうの気持ちをもつこと」この2つを校長先生は子どもたちに伝えられました。「この『夢』の字は、各教室に掲示してくださいね」と各学級の代表児童に渡されました。


【「夢」と「ありがとう」 常に心に置いておいてください】


【早速教室に掲示していました】

 その後、学習指導部の先生のお話です。今日は2つのお話でした。
 1つ目は「学習の姿勢」です。立腰や一分前黙想、挙手する時は真っ直ぐ挙げる等、4月にはできていたことが、少しできなくなっているところもあるようです。もう一度初心に返り、「学習の姿勢」を確認しました。
 2つ目は「聞く姿勢」です。相手の目を見る、うなずきながら聞く等、昨年度も取り組んできた「聞く姿勢」を今年度もしっかりと継続して欲しいと思います。


【今日の「聞く姿勢」、上手でした】

荒っ子トレーニング

 毎週火曜日と木曜日は荒っ子トレーニングの日です。この荒っ子トレーニングは、子どもたちの体力向上を図るために行っています。トレーニングのメニューは、立ち幅跳び・うんてい・反復横跳び・タイヤ跳び・イチョウの木のロープ登り等です。これらのメニューが運動場に散りばめられており、運動場1周すると終了です。
 運動場を一周して、「終わった~」とホッとしている子どもたちに新たなメニューが発表されました。それは坂道ダッシュです。約10メートルの坂道を3回ダッシュします。順番を待つ子、走り終わった子たちは「がんばれー!」、「ラストー!」等友達の走りを応援していました。


       【2~3人1組でメニューをこなしていきます】 


【すいすい進む2年生に「すご~い!」と上級生がびっくりしていました】


【体育主任の先生から「懸垂に挑戦してみて」とアドバイス】【反復横跳びはリレーゾーンを使って】

 坂道ダッシュはきついようでしたが、荒っ子トレーニングが終わってからも「練習しよう!」と言って自主的に練習する子どももいました。久しぶりの晴れ間、外で体を動かしていい汗をかきました。


  【自主練をする6年生】

欠席ゼロ更新中

 荒谷小の子どもたちは、始業式から今日まで1日も欠席をしていません。今日で今日で連続欠席ゼロ16日目です。この欠席ゼロが毎日更新できるように、給食時間に子どもたちに話をしました。
 
 昨年度のこの時期の連続欠席ゼロは4月6日(始業式)から5月8日までの21日間でした。ゴールデンウィーク明けに体調を崩す子どもが何人かいたためです。4月の疲れとゴールデンウィークの疲れが出るのがこの頃なのかもしれません。お休みの間も1日1日を規則正しく過ごしましょうと話しました。ちなみに、昨年度の連続欠席ゼロの最高記録は9月4日~12月4日の60日でした。また、連続欠席ゼロの日を1年間で合計すると170日もありました。荒谷小の子どもたちは、全員がそろって学校に来ている日がこんなにたくさんあるのです。それだけ、みんなでたくさん勉強をしたり、遊んだりして学校の中で充実した時間を送ることができています。


【学校に来たらホカホカのおいしい給食もお腹いっぱい食べられます】

 金曜日からゴールデンウィークに入ります。お休みが続くと生活リズムが乱れがちになりますが、しっかり食べて、しっかり休養をとって欲しいと思います。

第1回表現集会

 今日は、今年度初めての表現集会が朝の時間に行われました。この表現集会のねらいは「手紙文、作文、詩、俳句、絵など国語や生活などの学習で学んだことを全体の前で発表し合うことにより、表現力を高めることができるようにする。また、それらの作品を宮日新聞などの作品募集に応募することで、表現する意欲を喚起することができるようにする」です。今日は表現集会のオリエンテーションを行いました。子どもたちには、表現集会を通して「友達のいいところを見つけたり、お互いの発表を見て学び合ったりすることが大切です」と5・6年生の先生からお話がありました。

【毎回、表現集会のテーマソングを歌って踊ってスタートします】

 その後、表現集会の担当の先生から1年間の見通しを教えていただきました。今日の表現集会を合わせて全部で9回表現集会が計画されています。内容は各クラスの発表が2回ずつとスケッチコンテストが2回です。スケッチは昨年度から取りくんでいるものです。昼休みの後にスケッチブックを持って自分の好きな場所に出かけてスケッチをしたり、時には図書室でモデルを模写したりすることもありました。このスケッチで絵のかき方を学んだり、色々な見方があることを学んだりしています。


【昨年度はフォトコンテストでしたが、今年度はスケッチコンテスト】

 それから、今年度の表現集会のスローガンを考えました。子どもたちでにっこりトークを行い、スローガンに入れたい言葉を考えました。
◯ 楽しく
◯ 協力
◯ 笑顔
◯ 仲良く
◯ 学び合う
◯ 元気
◯ 見つける

 これらの言葉が出てきた後、仲間分け(類型化)をして2つのスローガンが決定しました。
「みんなのいいところを見つけて学び合おう」
「笑顔で協力し合って元気にがんばろう」
です。表現集会を通して、知っているようで知らなかった友達の魅力を見つけられるといいですね。

【進行の6年生がうまくまとめてくれました】

 次の表現集会は5月にあります。トップバッターは3・4年生です。どのような発表をしてくれるのか楽しみです。

嬉しい再会

 今日の3時間目に、昨年度まで荒谷小で教務主任をされていた先生が子どもたちに会いにきてくださいました。3時間目は全校体育のため、体育館で学習をしている子どもたち。◯◯先生がちょっとだけその様子を見て、すぐに姿を隠すと「え!?」、「いまの??」、「あれ?」と嬉しそうな表情で◯◯先生が立っていた方向を見ていました。


【「あれ?」と子どもたちが振り向きました。右側は姿を隠しているところ】

 その後子どもたちが駆け寄り、顔をほころばせて◯◯先生と話をしていました。


【もっと話がしたくてたまらない様子の子どもたちでした】

 4時間目は、それぞれのクラスで授業です。その様子も見てくださっていました。「◯◯、目が近いよ、立腰」とか「鉛筆の持ち方が違うがね」等、昨年度まで教えていた子どもたちに、指導をしてくださっていました。3・4年生の担任の先生によると、子どもたちは、朝「去年は◯◯先生とこんな面白い話をしてたよね~」等と今日来てくださった先生との思い出話をしていたそうです。今日◯◯先生が、荒谷小に来てくださることは誰も知らなかったのですが、子どもたちの中で何かを感じていたのでしょうか。


【2年生もすっかり頼もしく、3年生も下学年のリーダーです】

 予期していなかった◯◯先生の訪問に、子どもたちも職員も元気をもらいました。給食時間には「◯◯先生変わってなかったね~」、「髪型が変わってなかった?」、「めがねが変わっちょったよ」等と楽しそうに話していました。

 今週は週のはじめから嬉しい再会があり、1週間のエネルギーが満タンになりましたね。雨の中、わざわざ来てくださりありがとうございました。

心電図検査

 今日の午後、諸塚小で心電図検査が実施されるため、荒谷小の1年生2名はタクシーに乗って諸塚小まで行きました。心電図検査前の緊張はあまりないようで、「年長さんのころはももぐみでした」とか「ぼくはさくらぐみ」など話をしているとあっという間に諸塚小に着きました。

 諸塚小に着くと、外に校長先生がいらっしゃいました。「荒谷小はどうね?」と話しかけてくださる校長先生に「体育があるから楽しい」と答えていました。全校児童で行う体育が1年生にとっては楽しみなようです。

【諸塚小に向かうタクシーの中】【諸塚小も楽しいよとお話しくださいました】

 その後、保健室に行きました。すると検査の準備が着々と進められていました。1年生は興味津々で廊下からじーっと見ていました。


【ここで検査をするのかぁ】 【諸塚小の保健の先生にもごあいさつ】

 そして、いよいよ検査が始まります。荒谷小の子どもたちを最初にさせてくださいました。ベッドに横になると、大きな洗濯ばさみのようなものや吸盤のようなものを体につけていきます。「つめたい!」と言いながらも、目をつぶって静かに横になっていました。「上手だね~」と検査をする方に誉めていただき、心電図検査は終了しました。

 帰りのタクシーの中でも、「好きな動物は、ライオンとトラとチーターと、コアラとゾウとキリンとイノシシ・・・」と言う1年生に、「めっちゃあるやん!」と言うもう一人の1年生。すっかりリラックスモードでした。あいさつも上手でしたし、話を聞く態度も上手でした。100点満点の心電図検査でした。


【荒谷小に帰ります】

「エンジョイ 荒谷」

 今週の水曜日、職員研修(主題研究)を行いました。この日の主題研究の目的は「現時点での教師としての課題等について協議し、研究の方向性をもつ」ということです。本校は完全複式であるため、どの先生も複式指導に携わります。今まで複式指導の経験がない先生も、経験をしている先生もその指導の方法については課題をもっておられます。また、総合的な学習の時間(わくわく学習:ウッジョブ諸塚)の取組についても協議が必要です。子どもたちが夢中になれるような楽しい学校を目指すために、主題研究の時間にこれらのことを話し合っていきます。

 
【課題を類型化し、キーワードを考えます】

 教師が日々の授業を進めていく中で、よりどころとする理念に「教師が授業を楽しめているか」、「子どもが夢中になっているか」、「日々の生活と子どもたちの学びがつながっているか」等が出されました。常に自分自身をふりかえり、子どもの姿を通してふりかえり、教師も子どもも夢中になる学校を目指しています。それが今年度の荒谷小のスローガン「エンジョイ 荒谷」という言葉に込められています。

 校長先生は「主題研の時間を特別な時間と捉えず、日常の延長と思って欲しい。そして、この時間に話し合ったことを日常に戻していって欲しい」と話されました。率直な意見や疑問点などが出し合えるこの時間を大切にして、次の日には昨日よりも少し自信をもって子どもたちに接することができるといいなぁと思います。


【教師がこの時間も楽しめるように】