学校の様子

学校の様子

花の苗植え

 今週は、清掃時間を拡大して花の苗植えを行っています。先週、教頭先生が棚を作ってくださっていましたが、今週のはじめに新たに出来上がった棚は、真新しい板を使った明るい棚でした。この板は、以前本校の保護者の方が持ってきてくださった板だそうです。長さもちょうどよく、頑丈な棚が出来上がりました。


【教頭先生お手製の棚です】 【予定通りすのこも設置しました】


 花の苗植えの前に、教頭先生から植え方の説明がありました。まず、ぼら土を入れ、その後半分まで土を入れて苗を置きます。その後、土をかけ、表面を平らにしてできあがりです。


【ぼら土をネットに入れます】【さらさらの土、慎重にポットに入れました】


      【黙々と作業をしていました】


【できた苗を種類ごとに置きます】

 およそ30分間、花の苗植えをしました。子どもたちの手際がよく、ぼら土を入れたポットがどんどん無くなり、追加のポットを出して作業を進めました。しかし、まだまだ花の苗は残っています。残りの苗は教頭先生が引き受けてくださいました。これらの花の苗は、太陽の光を浴びながら寒さに耐えて大きくなってくれるでしょう。今後、花の苗のお世話は5・6年生がリーダーシップを取りながら全校児童でしていくようです。全員で成長を見守り、大切に育てていって欲しいと思います。


【まだまだこんなに花の苗があります】

春への準備

 今日の昼前、校舎の外から「ギュイーン、ギュイーン」という音が聞こえてきました。外に出てみると、教頭先生がチェンソーで板を切り、花のたな作りをしていました。来週には、たくさんの花の苗が届くため準備をしているそうです。たなを置く場所は、少し斜面になっているため、支えになるコンクリートの下に薄い板を挟み水平にしていました。


   【よいしょ】       【1つできあがり】

 たなの下にすのこを敷いて、すのこの上にも花を置く予定だそうです。春に色とりどりの花でいっぱいになる荒谷小、その準備が着々と進んでいます。


【地面に直接置くより、すのこの上に置いて水はけをよくします】

すこやか授業(1・2年生)

 今日の2校時は1・2年生のすこやか授業(算数)が行われました。すこやか授業とは、いじめ未然防止の取組の一つで、「授業の場で児童に居場所をつくる。」「わかる授業を行い、主体的な学習態度を養う。」「共に学び合うことの意義と大切さを実感させる。」「言語活動を充実させ、言語力を育てる。」「学ぶことの意義を理解させ、家庭での学習習慣を確立させる。」「学習規律を徹底させる。」という授業づくりの視点をもって授業公開を行うものです。このような授業を行うことが、自尊感情や自己有用感を育て、学力を高め自己実現につながります。そのことがいじめの要因を減らすことになると考えます。
 1年生は「ずをつかってじゅんばんをかんがえよう」、2年生は「色紙をならべて、長方形や正方形、直角三角形をつくろう」というめあてをもって学習をしました

 1年生は、「ひとりずつ じゅんに くるまに のります。けんたさんの まえに 7にんいます。けんたさんは まえから なんばんめの くるまに のりますか。」という問題を解きます。この問題を読んで、「2番目!」と答えたり、「けんたさんってどれですか?」と質問をしたりする1年生、何を使えば分かりやすいかを担任の先生と話し合いながら問題に挑戦していました。


     【2人とも積極的に考えを発表します】
 
 2年生は、まず色紙を三角形や四角形に切りました。そして、切り取った色紙を2枚ならべて長方形や正方形、直角三角形を作ります。その後、できあがったものを見せ合うと、2人とも同じ形の長方形と正方形ができていました。しかし、直角三角形ができていません。そこで、2人で力を合わせて直角三角形を作りました。

 【2年生は静かにじっくり考えて答えを見つけます】

 1年生は、1学期の頃よりも自分たちで解決しようとする姿が見られるようになりました。また、たった2人だけれど、色々な考え方や答えが出てきていました。色々な答えが出る度に、問題文に戻って何を問われているのかを確認したり、問題文から分かることを図で確認したりしていました。そして、答えが分かった時の嬉しそうな表情がとても印象的でした。
 2年生は、根気強く考える姿が見られました。先生が1年生の指導をしている間も、黙々と作業に取り組み集中力を切らすことがありませんでした。先生にアドバイスをもらって、難しい問題に挑戦する時の生き生きとした表情から意欲的に学んでいることが分かりました。

 授業後のふりかえりでは、1年生は「問題の文章を先生が読んだらしっかりかけました。」、「図を書くと簡単になりました。でも、先生が来てから分かったので、自分たちだけで分かるようになりたいです。」と発表していました。2年生は「楽しくできました。」、「しっかりできました。」とふりかえっていました。問題文をよく読むことの大切さ、図を書いて分かりやすくすることの大切さは、どの学年にも通じることだなぁと思いました。そして、分かることで楽しさを味わえることが、学習の意欲につながるのだと思いました。

窓をピカピカに

 今週は清掃時間に学期末清掃を行っています。昨日は体育館、今日と明日は窓ふき、木曜日は教室、金曜日はトイレの掃除をします。
 今日は1階の窓を全校児童で拭きました。ある班では、上学年と下学年がペアになり、窓の拭き方を上学年の児童が教えていました。清掃時間の5分前に集合し、清掃終了のチャイムが鳴るまで一生懸命拭きました。おかげで、窓がピカピカになりました。清掃後のふりかえりでは、「今日は校舎に感謝の気持ちをもって拭くことができましたか?明日は2階の窓ふきなので、今日のように感謝の気持ちをもってふきましょう」と6年生が呼びかけていました。


       【すみずみまできれいにしました】

 今日は、正月準備の事始めの日だそうです。荒谷小でもお正月を迎える準備が着々と進んでいます。


【長距離走大会の時に設置してくださった門松(竹の代わりになば木)も、今後飾り付けをします】

今年最後の読み聞かせ

 今日は、今年最後の読み聞かせが行われ、保護者の方が3冊の本を持ってきてくださいました。1冊目は「のせてのせて100かいだてのバス」、2冊目は「しんでくれた」、3冊目は「ここからだしてくれー」でした。
 「のせてのせて100かいだてのバス」では、毎日毎日同じ時間に起きて、同じ時間にバスを出発させ、同じ路線を走るバスの運転手が、同じことの繰り返しにうんざりしていました。そんな時、見たことのない細い道が見えました。運転手はわくわくしてバスのコースを外れて進んでいきました。その先には、初めての町、初めてのバス停など、見るもの全てが初めての場所が広がっていました。どんどんバスを走らせていくと海につきあたりました。「ここまでか」と思ったバスの運転手ですが、乗客からフェリーに乗って海を渡ったらいいと言われ、バスごとフェリーに乗りました。すると、船の乗客がバスに乗りたいと言い始め、船員がバスを3階建てにしてしましました。しかし、船の乗客がバスに乗りきれないので、力を合わせて4階建てにしました。2ヶ月後、南の国に来たバスは30階にプールができるほど高くなっていました。そして、6ヶ月後は超高層ビルよりも高く、1年後は100階建てになりました。このバス、一体どうなるのでしょう。


【こんなに高い100階建てのバス】

 2冊目は「しんでくれた」です。人間が生きていくために欠かせない食事、それらは動物や魚などの命をいただいているありがたいものです。「いただきます」という言葉に思いを込めて毎日の食事を食べていきたいと思いました。保護者の方からは、「ごはんは動物などの命を使ってできています。残さず食べるようにしてください」とお話がありました。

 3冊目は「ここからだしてくれー」です。深い穴に落ちたオオカミが「ここからだしてくれー」と叫びます。絵本を横に傾けたり、斜めにしたりしますが、オオカミはよろけて出てこられません。そのオオカミの動きに子どもたちは大きな声で笑っていました。


  【絵本を動かすことでお話が進む楽しい絵本でした】

 読み聞かせの後、1年生は「ここからだしてくれー」を見せてもらいながら、「これ面白い!また読みたいです」と保護者の方にお願いしていました。すると、今日1日貸してくださることになりました。今日は雨が降っているので、読書をする時間がたっぷりあると思います。色々な本を手に取ってみてください。


【自分で絵本を動かしてみたいね】

 今日で、今年の読み聞かせは終了です。保護者の皆様や地域の皆様には、楽しい絵本や少し立ち止まって考える絵本、昔から伝わる絵本などを読み聞かせしていただきました。毎回、様々なジャンルの絵本に出会えるこの読み聞かせの時間が子どもたちの1日の元気や想像の世界につながっています。来年もどうぞよろしくお願いいたします。