学校の様子

学校の様子

M2学習

 先週の金曜日に、荒谷小で中学年のM2学習(集合学習)を行いました。諸塚小・七ッ山小・荒谷小の3・4年生は合わせて26名です。
 1校時は目の保健指導を行いました。10月10日は目の愛護デーです。それを前に、涙やまばたきの大切さについて学習しました。涙は目を元気にするものであること、そしてその涙はまばたきによって目に届けられることを学びました。


【テレビやゲームをする時はまばたきが少なくなります】


  【1分間に6回のまばたきを体感してみました】

 2~3校時は体育で、ミニ運動会をしました。時折小雨が降る天候でしたが、徒競走や大玉ころがし、綱引き、リレー等全力で取り組んでいました。応援では、それぞれの学校の応援を紹介しあい、初めてする応援にも見よう見まねで一生懸命声を出し、身体を動かしていました。

【選手宣誓は荒小の3・4年生】


  【それぞれ団長・リーダーを決めて応援開始!】


【息を合わせて大玉を転がします】 【接戦の徒競走】

  【ゴールまで全力疾走】【保育所生も応援に来てくれました】

 終盤の綱引きでは、圧倒的に赤団が強く赤団の2連勝でした。荒谷小の秋季大運動会でも赤団は強かったのですが、諸塚小の運動会でも赤団は綱引きに強かったそうです。

   【安定した強さの赤団と引きずられる白団】

 綱引きでは赤団の優勝でしたが、最後にもう一度対戦をお願いしました。最後の1回は教頭先生に白団に助っ人として入って貰いました。


 【さあ、どっちが勝つ?】

すると、じわりじわりと白団が綱を引き寄せ、赤団が引きずられていきました。


   【白団優勢!】

そして、白団が一気に畳みかけて最後の1回は白団が勝ちました。教頭先生の力を借りて1勝できた白団の子どもたちは、はにかんだ笑顔で喜んでいました。

 それぞれの学校の特色を出して行ったミニ運動会は無事に終わりました。臨機応変に対応ができる3・4年生の子どもたちの姿に頼もしさを感じることができました。


 

「こめかり」

 先週の木曜日に全校児童で稲刈りを行いました。諸塚では稲刈りのことを「こめかり」と言います。「こめかり」、お米への愛情を感じられる言葉だなぁと思い、「こめかり」と聞くと諸塚にも秋が来たなぁと感じます。
 さて、今回も田んぼを貸してくださっている地域の方ご夫婦がお手伝いをしてくださいました。「こめかり」をする時の注意点としてはけがをしないこと、一本一本を大切にすることをご指導くださいました。

    【刃物が一番切れる角度は35度だそうです】

 今年は雨が多く、土がぬかるんでいて機械を入れることができませんでした。そのため、初めて全てのお米を手刈りすることになりました。地域の方も、全て手刈りで「こめかり」をするのは初めてだそうです。


【田んぼの端の方はあまりぬかるんでおらず、快調に進みました】


    【自分で「こめかり」ができた~】

 しかし、田んぼの中に行くにつれてだんだん足下がぬかりはじめて、田んぼから足を抜くのが大変になりました。そこで、子どもたちは履いていた長靴と靴下を脱ぎ、裸足で田んぼの中に入っていきました。「うわ~、この感触気持ちいい~!」と行って田んぼの土の感触を楽しみながら「こめかり」をしました。そんな子どもたちに、「田んぼの土はきめが細かいから、洗うときにしっかり洗いないよ~」と地域の方が声をかけてくださいました。

 【裸足になって、おもいっきり「こめかり」ができる!】

 「こめかり」をしている最中に、「刈った米は投げたらだめよ。ものは何でも投げたらだめ」、「速く、ていねいにするとよ」、「刈った米は揃えて並べててね。後で米ふみをする時に楽なようにね」等、と地域の方が子どもたちに教えてくださっていました。これらの言葉は「こめかり」の時だけに大切なことではなく、日常生活の中でも大切なことだなぁと思いました。ものを大切に扱うことや、雑な作業をしないこと、後のことを考えて作業すること等、「こめかり」を通して大切なことを学んだと思います。



       【6年生は最後の「こめかり」】


  【ずっと笑顔でした】

 手刈りでの作業は体力のいるものでしたが、1年生も最後まで作業をしました。刈り取った後の田んぼを見るとすがすがしい気持ちになりました。
 ふりかえりでは、「感謝の気持ちをもって刈ることができました。もちつき大会ではおもちをたくさん頬張りたいです」、「今回の学んだことを、家での稲刈りにも生かしていきたいです」、「ばあちゃんは、膝が痛くてもこのような作業をいつもしています。改めてばあちゃんはすごいなぁと思いました」等、「こめかり」を体験して新たに芽生えた感情もあったようです。
 最後に万歳三唱をして、地域の方の母校でもある荒谷小の校歌を歌って田んぼでの「こめかり」が終了しました。

 
  【全員で校歌斉唱】

 学校に戻って手足を洗い、その後に道具の後始末をしました。「きれいに洗わんとさびるよ」と地域の方もおっしゃっていたので、5・6年生がピカピカになるくらいきれいに鎌を洗ってくれました。10月の全校朝会で生徒指導主事の先生が話された、「後始末」を5・6年生が率先してしてくれたことで、来年の「こめかり」にもつなぐことができたと思います。


【泥をていねいに落としました】

 「こめかり」の後は、乾燥、脱穀等まだまだ作業があります。それを地域の方が子どもたちに変わって担ってくださいます。これからも感謝の気持ちをもって、これからの行事にも臨んで欲しいと思います。

【どろんこになった「こめかり」、貴重な体験でした】

読み聞かせ

 今日、朝の時間に読み聞かせが行われました。読み聞かせをしてくださるのは、一昨年度本校を卒業した子どもの保護者の方です。
 はじめに、「こめだしえびすさま」という紙芝居を読んでくださいました。昔、働き者で正直者のおじいさんおばあさんがいました。2人が畑仕事をしていると、土の中からえびすさまが出てきました。それを大切に神棚にかざったおじいさんとおばあさん。不思議なことに、そのえびずさまの鼻の穴からお米が出てきました。それを見た隣の欲深いおじいさん。さてさて、えびすさまをどうするのでしょうか。本校は今日の5・6時間目に稲刈りがあります。今日の行事にピッタリな紙芝居でした。

【荒谷小のもち米も黄金色に色づいているはず】

 2冊目は「ほしじいたけとほしばあたけ」です。これは、諸塚村の中央公民館に9月1日から貸し出している本で、ほとんどの子どもたちが読んだことのない絵本でした。「絵がとってもきれいな本なので、絵をしっかり見て欲しいです」と話されて読み聞かせをしてくださいました。しいたけのお世話をしている本校の子どもたちは、干ししいたけがどのようなものかを知っています。そのため、絵本に出てくる「ほしじいたけ」と「ほしばあたけ」にすぐに気持ちが入ったようでした。きのこ村のほだぎの里に住んでいる「ほしじいたけ」と「ほしばあたけ」は、日なたにいるのは好きだけど、水につかることが大の苦手です。仲間のきのこたちと楽しく過ごしていたのですが、ある日突然ピンチが訪れます。その時に「ほしじいたけ」と「ほしばあたけ」がとった行動は。子どもたちは、「ほしじいかけ」の勇気ある行動と「ほしばあたけ」のたくましい姿に歓声をあげていました。

 今日は荒谷小にぴったりの紙芝居と絵本をお持ちいただきました。面白い絵本がある中央公民館にも足を運んでみたくなるような読み聞かせの時間でした。本日は、朝早くからお越しいただきありがとうございました。稲刈り、がんばります!


【今日も元気に一日がスタートできました】

しいたけはかせたち

 今日の4校時に、1・2年生がしいたけ原木の選り分けをしました。しかし、どれを残したらいいのか、処分したらいいのかが分かりません。そこで、荒谷小のしいたけはかせたち(3・4年生)に協力をしてもらいました。判断のコツとして①蹴ったり叩いたりしたら原木が崩れるものは処分する②原木の皮が剥がれるくらいだったら残す③原木の上も下も確認すると教えてくれました。

   【見分け方を伝授】     【足でコンコン】


【慣れた様子で原木チェック】   【よーし、運ぶぞ~】

 1・2年生が原木チェックをしている間に、担任の先生は草取りをしました。


【緑のじゅうたんのような草でした】

 3・4年生は低学年の頃から、「しいたけ博士」にしいたけ作りの術を教わっています。そのため、しいたけに関しては知識も豊富で、それらが子どもたちの力になっています。3・4年生のおかげで、原木の選り分けが順調に進みました。ありがとうございました。



   【平成26年度 しいたけ博士のしいたけ講座】


【平成27年度もしいたけを学び続けました】



 

「頑張った先にあるもの」

 今日の朝の時間は、体育館で10月の全校朝会を行いました。
 校長先生からは「頑張った先にあるもの」というお話がありました。運動会が終わってから1週間が過ぎ、改めて運動会を振り返りました。「頑張った先に何があったか」を子どもたちは考えました。1年生は「(できることがふえて)うれしかった」、6年生は「運動会を成功することができて達成感を感じた」と振り返りました。そのように感じることができたのは、子どもたち一人一人が全力で頑張ったからだと話されました。そして、これからも子どもたちに「挑戦」をして欲しいと話されました。この「挑戦」は「習字をがんばる」、「そろばんをがんばる」等の身近なことでもよいそうです。大切なのは、「挑戦」をするために、自分がどうなりたいか「決意」し、それを「継続」することです。「継続」するためには、きつい時でも諦めずに「絶対にできる」という「自信」をもつことが大切だそうです。これからもたくさんの行事が子どもたちを待っています。コツコツと努力を継続して、「頑張った先にあるもの」に再び出会えることを願っています。


【頑張った人にしか見えないもの、それは大きな宝になります】

 その後、生徒指導主事の先生からのお話がありました。今月の目標は「物を大切にしよう」です。そのために、特に記名と用具の後始末を頑張ります。後始末では、図書室を使った後の様子や水道や手洗い場の使い方の様子を写真で見せてくださいました。それらの写真の共通点は「やりっ放し」でした。後始末という課題を全員で認識し、これからはそのことでも成長した姿を見せてくれると思います。


【終わりよければ全てよし】

 3時間目は、1・2年生が運動場で一輪車の練習をしていました。今週行われるM2学習のミニ運動会に向けて必死に頑張っていました。途中で一輪車から落ちたり、転んだりしても、また立って一輪車に乗っている1年生。運動会では上級生にリードしてもらって一輪車に乗っていましたが、今回は大きな声を出してリードする2年生。上級生がいない分、難しいところもあるかもしれませんが一輪車の演技を成功できるよう、1・2年生の挑戦が続いています。がんばれ!1・2年生!!


     【心をひとつに練習を積み重ねています】