校長室から

学校日記

連日の猛暑、いつまで?

全国的に猛暑、いや酷暑が続いています。西日本豪雨で被災された方々やボランティアの方々には、特に厳しい暑さが身に堪えることと察します。くれぐれもお身体にはご自愛されていただきたいと思います。

ここ高千穂は内陸の山間部で、近頃は、県内の海岸沿いの市町と比べて3~4℃高い気温になっており、連日昼間は35℃近い気温となっています。

心配しているのは、子どもたちの熱中症です。教室はエアコンが入っていますので大丈夫ですが、屋外での学習や昼休みの遊びなどには、こまめで十分な水分補給と帽子の着用、日陰での休憩などの指導、また、養護教諭が毎日朝・昼の定時に運動場の気温・湿度を測り、暑さ指数を出し、子どもたちや先生方に警戒を呼びかけています。家庭にも朝食での塩分補給や十分な睡眠などの協力をお願いしています。

更に、保健体育委員会の子どもたちが「熱中症」について調べ、一人一人が調べたことを保健室前に掲示したり、給食時間の放送で発表したりして、全校児童に熱中症予防の啓発活動をしています。

おかげで子どもたちは、熱中症に罹らず、暑さにも負けずに毎日学校生活を送っています。1学期も残り2日。最後まで元気に登校してほしいと願っています。

 しかし、この暑さ、いつまで続くのでしょうか?とにかく早く、猛暑日や真夏日の日が減ってくることを祈る今日この頃です。
  

☆ 保健体育委員会の皆さん、熱中症についてとても詳しく調べましたね。全校のみんなも熱中症にかからないよう、気を付
 けてくれていますね。ありがとう!

☆ こんなに暑い日は、やっぱり冷たく気持ちよいプールが一番ですね!

互いに学び合い、授業力の向上を!

本校では、本年度も職員研修として算数の授業改善に取り組んでおり、5月末から今日までにかけて、学級担任の授業力の向上を図るために、研究授業及び授業後の研究会を行ってきました。

教師一人一人が自分自身の授業の課題をはっきりとさせた上で参観授業を行い、全員で授業を参観した後には、授業の流し方や子どもたちの活動のさせ方、準備物、発問など、それぞれの教師の課題をもとに細かな点まで意見交換をします。そうして、教師同士よさや改善点など互いに学び合います。

  私たち教師の一番の仕事は、子どもたちに確かな学力を付けてあげることです。そのためには、日常の授業を大切にし、全員が「分かる・できる」授業を目指して、日々自分自身の授業を振り返りながら、授業力を伸ばしていかなくてはなりません。今回の各教師の授業課題が改善されたかどうか、2学期にもう一度、全員が研究授業・授業研究会を行う予定です。ビフォー・アフターで教師の授業がどう変わるか、期待しているところです。
 
 
☆ 全員が「分かる・できる」授業にするため、先生方も試行錯誤しながら、真摯に子どもたちと向き合っています。その思
 いは、子どもたちにも伝わっているようで、みんな一生懸命学習に取り組んでいました。


学校支援訪問

今日は、本年度の学校支援訪問でした。北部教育事務所から2名の先生方、高千穂町教育委員会から濵田教育長、佐藤教育委員をはじめ6名の方々が来校され、学校経営の状況や各学年の授業を見ていただきました。

4年生は、養護教諭と担任による学級活動、他の学年は、昨年度から研究を進めている算数科の授業を参観していただきました。

本年度、本校では、子どもたちの学力向上を図るため、教師一人一人の授業改善に向けて県教育委員会が提唱しているチェックポイントを意識した授業づくりを職員研修としても取り組んでいます。今日の参観授業でも、教師自身の授業改善における課題を明確にした上で、それを意識しながら授業を行いました。

教育事務所や町教育委員会の方々に参観される中、指導する教師は恐らく緊張の連続だったに違いありませんが、子どもたちは、集中してしっかり学習できました。

授業後、参観された指導主事の先生方から教師一人一人に授業のフィードバックがありました。細かく丁寧なフィードバックに、本校教師も多くの学びがあったようです。

 本日ご示唆いただきましたことを今後の授業改善や学校経営に反映させ、「やかたの子」の更なる成長や向上を目指して、チーム押方全職員で取り組んでいこうと、改めて意を強くした学校支援訪問でした。
  
  
☆ 子どもたち全員が「分かる・できる」授業にするために、日々自分の指導を振り返りながら授業改善に努めている本校の
 職員。互いに授業を見合いながら、更に授業の技量を高めていきます。

梅雨の時期、たっぷりと「心に栄養」を!

今朝、6月の全校朝会を行いました。

本校では、6月を「読書推進強化月間」として取り組むため、今日は、「読書」についての話をしました。

まず、私自身が小学生の頃、出会った本に触れると共に、「小学生の頃から、もっと読書をする習慣を付けておけばよかった。」と今になって反省や後悔していることを伝えました。

そして、読書のすばらしい力について話しました。「読書は、よいことばかり!」と、言葉の力や表現力、思考力、集中力、想像力などが付くことに加え、人の気持ちが考えられるようになり、人と上手にコミュニケーションが取れるようになったり、ストレス解消にもなったりすることを話しました。

宮崎県が「日本一の読書県」を目指していることも紹介し、押方小も「宮崎一の読書校」ひいては「日本一の読書校」を目指そう、と、学年別の月の読破目標冊数の達成や家での読書の推進について話したところでした。

校長の話の後にも、図書委員会の子どもたちからの「読書推進強化月間」の取組の説明や、図書館教育担当の先生からの話もあり、更に子どもたちの読書意欲向上のために力を添えてくれました。

 短い時間で構いませんので、ご家庭でも「家読(うちどく…親も子も一緒に読書)」に取り組んでいただき、ますます読書が大好きな子どもたちを育てていきましょう!ご協力、よろしくお願いいたします。
 
☆ これから梅雨の時期を迎えます。雨で、外で遊べない日も増えてきますので、読書でたっぷりと「心に栄養」を注ぎま
 しょう!

心肺蘇生法研修の実施。

今日、西臼杵広域消防本部から2名の講師を迎え、職員研修として「心肺蘇生法」の訓練を受けました。例年、プール学習が始まる前に行っています。

はじめに、救命処置の必要性や、傷病者の命を救い社会復帰に導くために必要となる「救命の連鎖」と現場に居合わせた者の重要な役割などについて話を聞きました。傷病者の生存率は、救急隊が到着するよりも早い町民の協力によって高まるということです。

その後、傷病者を発見してから、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使用までの一連の流れを確認していきました。訓練用の人形やAEDを使って練習しましたが、胸骨圧迫する強さや速さ、人工呼吸における気道確保や息の吹き込みは、なかなか難しいものでした。

最後に、アナファラキシー・ショックを防ぐ補助治療剤エピペンの使い方も教えていただきました。

年に1度しか実施しない訓練ですが、毎年行うことが大切で、救命処置の仕方を体が少しずつ覚え、いざと言う時には処置が行えるものだと信じています。しかし、一番は、「絶対に子どもたちの命に関わるような事故を起こさない。」そう改めて誓いを固める機会にもなっています。

  消防本部の講師の皆様、講習ありがとうございました。
 
☆ プールに限らず、学習や活動の中では、いつ、どのような事態が発生するか分かりません。また、学校外でも家族や一般
 の方々に処置を施さなければならない状況に遭遇する場合も考えられます。率先して、また落ち着いて救命処置ができるよ
 うに、これからも毎年訓練を重ねていきます。


日本一「やさしい子」がいっぱいの学校に!

学校周辺の山々も新緑の息吹に包まれ、清々しい季節を迎えました。今日から風香る5月。新学期が始まって約1ヶ月経ちました。

今朝は、5月の全校朝会を行いました。本年度も学校経営の柱として子どもたちに、「『い・の・ち』で輝く『やかたの子』」を掲げています。今日は、その『い・の・ち』の「い」(いじめはゼロに!)について、子どもたちに話をしました。

押方小「やかたの子」は、素直で優しい子どもたちばかりですが、時として相手の気持ちを考えない言動やいじめにつながりかねない言動もみられ、ゼロではありません。

そこで、校長の第1の願い「押方小を日本一やさしい子がいっぱいの学校にしたい!」を示し、まず言葉づかいから見直し、普段の言葉に「ふわふわ言葉」(相手がうれしく、元気になるような温かい言葉)が増えるよう、そして、「やかたの子」一人一人の心の風船を思いやりややさしさでいっぱいに膨らませ、みんなで押方小を「いじめゼロにしよう!」という内容の話です。

学校では、「学校いじめ防止基本方針」を年度末に改定し、本年度職員で再確認するとともに、PTA総会で保護者の方々にも改定の概要を説明し周知を図ったところです。(本ホームページに基本方針はアップしております。)

  思いやりのある豊かな人間関係は、学校経営・学級経営の基盤です。そして、すべての教育活動の充実は、その上に成り立ちます。「いじめゼロ!」に向けて、子どもたち、教職員、保護者や地域、みんなで真摯に取り組み、教育目標「やさしく、かしこく、たくましく生きる児童の育成」を目指していきます。
 

☆ 「ふわふわ言葉」であふれる、日本一やさしさや思いやりいっぱいの押方小をみんなで創りましょう!

☆ 女子バレーボール少年団の皆さんの表彰もしました。すばらしい成績でしたね。優勝おめでとう!!

熊本地震、本震発生から2年。

2年前の4月14日夜、熊本県を中心に最大震度7を記録する地震が発生し、2日後の16日未明には、本震と思われる2度目の震度7の地震に見舞われ、人的・物的に甚大な被害をもたらしました。今日は、本震発生から2年目を迎えました。改めまして犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。今なお、約3万8千人の方々が仮設住宅などで避難生活を強いられているということです。一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

この高千穂町でも2年前の本震では震度5強を記録し、本校も校庭のアスファルトや校舎の木材の梁にひびが入ったり記念碑が倒れたりなど、施設への被害が見られました。子どもたちも、その時の大きな揺れに怖い思いをした経験をしています。

 近い将来、宮崎県では確実に南海トラフ巨大地震が発生すると予想され、その確率は少しずつ高まっているとも報じられています。日頃からの地震への備えと共に、身を守る避難行動、家族や地域の方々との連携・協力など、大地震を教訓に、「いのち」や「思いやり」、「助け合い」などについて子どもたちと考える場や機会を、本年度もできる限り設けたいと考えています。
  
☆ 2年前は、学校施設にも被害が見られました。昨年度は、「シェイクアウト訓練」も2回行い、地震時の避難行動を確認
 しました。

本年度もよろしくお願いいたします。

本校は、神話と伝説の町高千穂町の西部に位置し、校区内には、美しい雲海で知られる国見ヶ丘があり、学校からは、神話伝説の残る二上山(男岳、女岳)を臨み、周囲を日本の原風景を思わせるような野山に囲まれた自然豊かな中にあります。

本年度で創立144年を迎える歴史と伝統のある学校で、平成11年に建て替えられた校舎は、木材がふんだんに使われ、「『森の学校』押方小」の愛称にふさわしい素敵な作りになっています。

豊かな自然と美しい学校環境、素晴らしい地域の中で、本年度は、47名の素直で明るく元気な子どもたちがこの学び舎で学びます。この子どもたち一人一人が「やかたの子(やさしい子・かしこい子・たくましい子)」としてさらに輝き、成長していけるよう、13名の教職員でスクラムを組み、「チーム押方」として一丸となって教育活動の充実に努めて参ります。家庭や地域との絆もより一層深め、一体となって「高千穂の宝・押方の宝」である子どもたちの育成に取り組んで行く所存です。

本年度も、ご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

                                   高千穂町立押方小学校 校長 川越鉄郎

  


本年度のご協力、ありがとうございました。

連日、春の陽気に包まれ、校長室の目の前の桜や運動場周辺の桜も満開を迎え、とても華やいでいます。

そのような中、平成29年度の学校業務も今日で最後となりました。

この1年間、「やかたの子(やさしい子・かしこい子・たくましい子)」の育成を目指し、教職員一同、チーム押方として精一杯力を注いで参りました。

それに応えるよう、子どもたちも「やかたの子」目指して学習や様々な活動に全力で頑張り、心も体も健やかに成長してくれました。

教育は学校だけでは成し遂げることはできません。これも一重に、この1年間の保護者や地域の皆様の日頃からのご理解・ご支援・ご協力の賜と、学校長として衷心より厚く御礼申し上げます。そして、平成29年度を無事に終了できますことを、皆様と共に喜びたいと存じます。本当に、ありがとうございました。

                                  高千穂町立押方小学校 校長 川越鉄郎

 
☆ 来る平成30年度も、変わらぬご支援・ご協力をいただきますよう、重ねてお願い申しあげます。


 

また少し、安全な通学路に。

昨夕、PTA生活環境部員の皆さんと職員で、通学路の側溝にグレーチングを設置しました。

子どもたちが毎日学校に通う通称「1.3Kmウォーク」の通学路は、峠道で狭くてカーブも多いのですが、側溝の蓋がなく危険なため、生活環境部の事業として年次的に毎年グレーチングを設置し、少しずつその距離が延長、改善されてきました。

今年度も高千穂町建設課より70枚のグレーチングが届き、蓋がない箇所2箇所、約70mにグレーチングを設置しました。設置の際には、側溝の溝さらいや道路の清掃もしてくださいました。また、学校入り口付近の運動場の側溝にも設置していただきました。

 新学期が始まったら、子どもたちは、また少し安全になった通学路を登校してくることができます。生活環境部の皆さん、ありがとうございました。
  
☆ グレーチングが設置されると道路も広く感じます。子どもたちが自動車と接触する危険が減り、より安全に登校できるよ
 うになります。ありがとうございました。