校長より
令和7年度 始業の日
こんにちは。
新しく須木中学校の校長として赴任しました、末原 幹大(すえはら みきひろ)です。よろしくお願いします。(詳しい自己紹介はPTA総会で致します)
さて、みなさん、令和7年度がスタートした昨日、桜舞い散る中、気持ち新たに新2・3年生が登校してきました。生徒の決意表明では「勉強が好きになると成績が上がるから頑張りたい。」や「勉強と社会に必要なマナーを身につけていきたい。」など、やる気に満ちた立派な発表に感心しました。
また、6名の新しい先生方も迎え、これからの生徒や先生方の活躍により、須木中学校が盛り上がっていくのがとても楽しみです。
今年の須木中学校は「生徒も先生も笑顔あふれる楽しい学校」「共に伸びゆく須木中学校の生徒」を目指していきます。
どうぞ今年度も須木中学校をよろしくお願いいたします。
3/28 御礼
このたび、須木中学校を離れることとなりました。
在任中の2年間、素晴らしい生徒たちと共に過ごした日々は、かけがえのない宝物です。生徒の皆さんの成長をそばで見守ることができたことを、心から幸せに思います。
また、保護者の皆様、地域の皆様には、温かいご支援とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。皆様のお力添えがあったからこそ、須木中学校がより良い環境となり、私自身も多くのことを学ばせていただきました。
須木中での経験を胸に、新たな場所でも精一杯努めてまいります。
今後とも須木中の発展と、保護者の皆様、地域の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
校長 中屋敷一幸
※本日をもちまして、「校長日記」は最終回となります。これまでご覧いただいた皆様、拙い文章にもかかわらずお読みいただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
3/26 修了
今日は、本年度最後の授業日となりました。
この1年間、特に重大な事故・怪我・病気等もなく、生徒達が元気に学校生活を送ってくれたことを何よりうれしく思います。
生徒達は、トップページでご紹介したとおり、いつものように朝からボランティア活動に取り組み、大清掃で教室を中心にピカピカに磨き上げ、1年の終わりにふさわしい態度で修了式に臨んでくれました。
もともと生徒達が素晴らしいのはもちろんですが、生徒と日々かかわっていただいている先生方の細やかな対応にも本当に感謝です。
修了式での礼も、手を抜くことなく最後までしっかりとした所作で取り組む姿勢がすべてを物語っています。
1年間を振り返ってみると、須木中学校の素晴らしさは生徒と先生方に支えられてきたのだなあとつくづく感じます。
先生方に感謝感謝です。
3/11 成長
3月10日の英語の時間は全校英語でした。その中で3年生の生徒が発表した内容が素晴らしかったので、日本語で紹介します。
これまでの自分と向き合い、自分の新たな気づきを大切にしながら、気持ちが切り替わり、行動が変わっていく様子を綴っています。
EntranceExam × My Strength
最初、私は入試をなめていた。
私はよく、勉強をするのは面倒くさいと言っていた。
でも本当は、勉強をするのはダサいと思ってた。
私は普段5時間ゲームしていた。
なぜなら、大会に出ていたからだ。
6年間大会に出続けた。
中3の夏休み、1週間ずっと大会の日が続いた。
1週間過ぎた後、気付いたことがある。
「僕、大会向いていないな。」
私はゲームが好きだった。プロになろうと思っていた。
でも実際に1週間プロの人とプレイしていると、大好きなゲームを楽しめていない自分に気付いた。
そしてゲームから離れた。
プロ…言葉を考えて発言しなければ ⇒ 制限がある。責任、世間体を考える。
私…考えず、ただ楽しみたい。
今しないといけないことは何か考え始めた。
とりあえず、目の前にあるものに手を付けることにした。
まずは目についた本。
分からない漢字に出会った。
それでも読み続けた。けど分からん。
漢字の意味を調べてみた。
意味が分かった。
そうすると、物語の話がもっとよく分かり。楽しくなった。
違う本を読んでみた。
自分みたいな登場人物。
その登場人物は、ただ学校に行くという作業を毎日繰り返していることにつまらなさを感じていた。
私は、その子に共感した。
私も、毎日がつまらないと感じていたから。
しかし、その子はつまらない毎日を面白くするために、いじめを始めた。
その結果、何百万円という賠償金を請求された。
この人物の教訓から、今の行動によって人の未来は決まっていくと学んだ
だから、今から違う行動を始めれば、違う未来になるかも知れないと思い始めた。
今のうちに楽しいことを見つけようと思った。
とりあえず、好きだった計算力をもっとつけようと勉強を始めた。
数学の点数が上がり始めた。
それが嬉しかった。
その反面、国語の点数が下がった。
悔しかった。だから、国語にも力を入れ始めた。
国語も一部分かるようになってきた。
頑張っただけ、力がついていくことに楽しさを感じた。
そういえば、ゲームでもやっただけ力がつくことが楽しかったことを思い出した。
その後も、苦手だった教科も逃げずに取り組むようになった。
嫌いな勉強に対して「まあ、頑張るか」と前向きになっていた。
入試までの日々は本気で勉強に向き合おうと思った。
自分の部屋がゲーム専用の空間になっていたから、ゲームをすべて片づけた。
苦手な教科の参考書を買って、分からないところは、積極的に友達に聞いた。
入試本番。ベストを尽くせた。
入試が終わった今、時々ゲームをしている。が、昔みたいになりたくないと思っている。
暇なときは好きな本を読むようになった。
今の私の強みは、苦手なことも含めて、いろんなことに手をつけてみる。そして、自分のレベルアップを図ること。
あきらめない人でありたい。
3/6 道具
日本の企業が世界で最も正確な次世代時計「光格子時計」の国産商用機の販売を始めるというニュースが出ていました。1台5億円!
これは、「1秒」の長さを定義している現行のセシウム原子時計よりも100倍以上精度が高く、100億年で1秒ほどの誤差しか生じないそうです。
例えば、この時計を複数利用すれば、標高によって時間の進み方が異なるという理論に基づき、数㎝単位で地面の隆起などの計測も可能となり、地震や火山噴火の予兆を早期検知できる可能性があるということでした。
AIもそうであるように、この時計の仕組みも、簡単に理解できるものではありません。しかし、生徒達が大人になる頃には普通に使われるようになり、生活の中に自然に溶け込んで利用されるようになるのだろうと思います。
その時、それらの「道具」を使いこなすことができる力を身に付けておくことが重要で、それが今の学校での学びにもつながってくるのではないかと思います。
3/5 プログラミング
南校舎1階の渡り廊下から管理棟に入ってすぐの正面に、テーブルがあり、タブレットが置いてありました。
近づいてみると、画面にはゲームのような画像が出ています。
また、横には説明の紙が置いてありました。
技術の時間のプログラミングの学習をとおして作った対戦ゲームでした。左側のキャラクターを移動させながら弾を撃ち、右側のキャラクターを倒します。
授業で学習した内容で、シンプルながらシューティングゲームを作ることができるとはすごい時代です。
3/4 分析
1月に行った、2年生の実力テストの結果が出ました。
1年前にも実施しており、1年間の変化を見ることができます。
実際に学級全体の平均点は、昨年と比べて10点以上がり、個別に見ても多くの生徒が力を伸ばしていることが分かりました。
今年は、朝学習の時間に、自分に合った学習の仕方見つけて身に付ける取り組みをしてきましたが。今後、今回の結果が、それぞれの生徒が取り組んできた内容と、どのような関連があるかを細かく分析し、見ていきたいと考えています。
1年次とは問題内容も難易度も違うので、単純に比較はできないところはありますが、三年時の取り組み方に参考にできると良いなと思います。
なお、生徒への結果の返却は明日以降になる予定です。
3/3 巣立ち
3月1日に小林高校の卒業式に出席しました。
母校の体育館に入るのは卒業して以来でした。
体育館の様子は在校当時とそれほど変わってはいませんでしたが、大きく違っていたのは、卒業生の少なさです。
当時よりずいぶん減っているのはわかっていましたが、いざ目にすると思っていたよりも少なく感じますね。
卒業証書授与では、担任が一人一人の生徒の名前を呼ぶ際、どの生徒もとても良い返事をし、凛とした姿勢で立つ姿が印象的でした。
また、送辞も答辞も素晴らしく、特に答辞は読んだ生徒の3年間の友人への思い、保護者への思い、先生方への思いがじんわりと伝わってくるとても心に残る内容でした。
小林高校の先生方、素晴らしい卒業式に参加させていただきありがとうございました。
2/28 自信
今日の昼休み、2年生の生徒と英語の先生が校長室前の廊下で何やらやり取りをしていました。
様子を覗いてみると、3月2日に行われる英検3級の二次試験に向けた準備でした。
男子生徒が先生の発問に答えたり、具体的な説明やアドバイスを受けたりしています。
担当によると、本番に向けて練習を重ねるごとに良くなっているとのことでした。
緊張するとは思いますが、本番は自信をもって試験に臨んで欲しいです。
2/27 初心
84歳になる母が、最近ガラケーをスマホに変えました。
ガラケーの頃は、電話はもちろん、メールを見たりするのも難なくできていました。
ところが、スマホだと画面にタッチする操作のためどうもうまくいきません。どこをどのくらいのタイミングでどう触ってよいか感覚がつかめないようです。
一生懸命に試しながら「むっかしがよ・・・」を繰り返す母。
「いやいや、ポンとふれるだけなのに・・・なんで?・・・」と心の中で思いつつも、何度も繰り返し説明し実践を繰り返すことで、何とか操作できるようになりました。
「それそれ、できたがね!、すごい」と私が言うと、母は嬉しそうな顔をしています。
と同時に「ハッ」としました。
自分が初めてスマホを触ったときはどうだったろうと思うといたたまれない気持ちになりました。
自分も着信履歴から連絡先に登録しようとした際、どう操作して良いかわからず思わず誤発信してしまい、慌てたことがあるのを思い出しました。
始めて手にする機器を操作ときは緊張するし、どうして良いかわからないのは当たり前ですよね。物理的なボタンがないスマホの画面はなおさらです。
恐る恐る触ってしまう母をもう少し暖かく見守ってやればよかったと猛省したところでした。
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何事にも最初の頃の自分の未熟さを忘れず、相手の立場に立って考えないといけないと思い出させてくれた出来事です。