行事

令和6年度 職場体験学習

第2学年が、職場体験学習を実施しました。

目的は、

〇 実際に働く大人と接することで、働くとはどういうことかを学び、自分自身のキャリアデザインを描く一助とする。

〇 あいさつや言葉遣いなどの礼儀をはじめ、コミュニケーション能力など、社会人として生きていく上での必要な資質を高める。

〇 高千穂町で生活を営む大人から、高千穂町で生きていく魅力を学ぶ。

〇 高千穂町ならではの職業について理解を深める。

本校担当の地域学校協働活動推進委員が中心となって、受け入れ先を開拓しました。第2学年職員は、夏季休業中から、受け入れ事業所を訪問し、依頼と趣旨説明を行ってきました。各事業所には、あえて「求人票」をご記入いただき、就職活動本番さながらのシチュエーションを設定し、生徒一人一人の体験先が決定しました。その後の事業所との連絡は、原則として生徒が行い、今回に至ります。事前準備や当日に様々な失敗もありましたが、すべては経験。受け入れてくださった事業所の方々、本当にありがとうございました。今後、『高千穂のしごと体験記』を作成していきますので、楽しみにしておいてください。

第1学年総合的な学習の時間 第2弾 国際交流

2月29日(木)に実施した国際交流。ザンビアと高千穂の自然、伝統文化、産業を比較することでザンビアについて理解を深めるとともに高千穂を見つめ直す。また、ザンビアの中学生と交流することを通して、生徒のグローバル感覚を養うことを目的として実施しました。本校職員のザンビア在住の経験が縁となり、実現することができました。

ザンビアの生徒へ質問したり、反対にザンビアからの質問に答えたりしました。

最後の質問で、神楽を見せてほしいという要望があり、下野神楽を習っている2名が披露してくれました。

オンライン授業のため、時折接続が不安定になることもありましたが、慌てることなく、実施することができました。お互い「またやりたい」という気持ちが強く、次回の計画を立案中です。

流域治水学習

 12月4日(月)の5,6校時に第2学年において、「流域治水学習」を実施しました。

これは、五ヶ瀬川流域における治水に関心を高め、中学生としてできることを考えることを大きな目的としています。背景として、現在気候変動による激甚化・頻発化する水害・土砂災害に備えるためには、従来の河川管理者だけで行う治水対策だけでは対応できない状況になってきており、国土交通省では、流域みんなで自然や産業も絡めて治水に取り組む「流域治水」を推進していることがあげられます。

今回、宮崎大学や国土交通省九州地方整備局より講師をお招きし、宮崎大学教授による流域治水の説明とその重要度に関する講話及び河川工学に関するグループディスカッションを行い、現在の問題点やこれから私たちにできることを考えました。今後、継続的に研究が進められるということで、本校でも3年生での総合的な学習である「高千穂に貢献する」にうまく接続していけるよう取り組んでいきたいと思います。

令和5年度 輝く高千穂町町づくり会議

 11月30日(木)に高千穂町役場の 会議室にて、「第3回高千穂町町づくり会議」を実施しました。この取組は、3年前コロナ禍で様々な総合的な学習の時間の取組が縮小もしくは、中止されてきた中、中学生として、高千穂町に何かできないかということがきっかけとなり始まりました。そして、本町では、そういう中学生のアイデアを単なる発表にとどまらせず、前向きに受け止め、実現に向けてご協力いただいています。これまで、地域の活性化事業として「高千穂バーガー」や「ガパオライス」等の提供、地域高齢者訪問等が実現できました。今年度も、学校全体で 「高千穂プロジェクト」と称し、1年生で、高千穂町を再確認し、2年生で高千穂町の産業について学習し、3年生では、高千穂町に対してどのような貢献ができるか、様々なアイデアを出し合い、選出された代表者5名がプレゼンをしました。はじめに、町長より「緊張せずに、落ち着いて発表してください」という言葉をいただき、中尾咲楽さんが「町全体でできる自然維持活動」、田﨑凛桜さんが「神話を調べて」、佐藤璃乙さんは「メタバースを利用した魅力発信と仕事紹介」、池田悠希さんは「高千穂の交通整備」、最後に藤寺弥香子さんが「これからの高千穂の『定住style』」というテーマでプレゼンをしてくれました。講評では教育長が、生徒のプレゼン 力が年々高くなっているとの言葉をくださいました。内容ついては、発表者のアイデアになりますので、詳細は紹介できませんが、どのプレゼンも本町が抱えている課題の解決に役立つものであり、SDGsの視点を取り入れた、すばらしいものになっていました。アプリ、アバター、メタバース、二次元コード等のワードがたくさん使用されていたのも、社会の急激な変化を物語っていると思います。

 ところで、この「プレゼン」とは、主に民間企業などにおいて、企画を会議や人前で、口頭で提案することを意味します。提案内容には説得力も必要です。そのため、提案理由に はいわゆる「根拠」が必須となります。予測困難な社会を生き抜くために必要な資質として、「思考力」「判断力」「表現力」が求められていますが、そういう基礎的な力が、「他者を巻き込み、説得する力」や「論理的に伝え、相手を理解させる力」の育成につながっていくのではないかと思います。

 11月17日(金)に実施された学年発表会から、およそ2週間弱で、発表内容もグレードアップしており、プレゼンに対する審査委員の方々の質問も活発になされ、興味・関心の高さがうかがえました。主催者として、出席した私も子供たちの可 能性の高さに感心するばかりでした。

 どのプレゼンも実現するためにはまだまだ多くの課題が残されていますが、現在の高千穂町が抱えている課題に対し解決の一助となればと思います。

【総合的な学習の時間】地域伝統芸能活動

 総合的な学習の時間を活用し、地域伝統芸能活動を実施しています。全学年を「えりもの」「民謡」「神楽」「しめ縄」「棒術・薙刀」のコースに分け、活動しています。以前は、紅葉祭(高千穂中文化祭)において披露していたようですが、会場が狭小であるということと併せて、コロナ感染症による紅葉祭の見直しにより、プログラムからはずしておりました。しかし、今年度コロナによる制約が解除されたこともあり、せっかく指導していただいた地域伝統芸能活動を披露したいという思いから、会場を変更し、町武道館にて実施することにしました。9月11日(月)付けで連絡しましたとおり、10月6日(金)に実施します。会場が広くなることから、地域伝統芸能活動についても披露させていただきます。時間に限りがありますので、十分ではないかもしれませんが、精一杯発表させていただきますので、ご期待ください。なお、えりものやしめ縄等の作品については、10月30日(月)から11月10日(金)のフリー参観期間において、学校内に展示しますので、お気軽にお越しください。